アットウィキロゴ

哀哭院刹那/宇宙刑事ギャバン・ブシドー

登録日:2026/03/01 Sun 00:00:45
更新日:2026/08/12 Wed 05:22:36
所要時間約 7 分で読まれよ。


タグ一覧
942 Bushido PROJECT R.E.D. お汁粉そうめん ふんどし もう一人の主人公 エモルギア ギャバリオントリガー ギャバリオンブレード ギャバン道 クール シルバーヒーロー ブシドー メタルヒーロー 二刀流 人造人間 令和のメタルダー 兵器 円月殺法 剣士 古風 古風口調 和装 和風 哀哭院刹那 壮絶な過去持ち 多元地球Λ8018 宇宙刑事 宇宙刑事ギャバン・ブシドー 寡黙 悲しみ 惑星ボレモス 早く人間になりたい 木刀 本編より先に立った項目 武士道 氷属性 治安維持本部特装部隊 濃すぎるキャラクター性 無表情 生体兵器 生物兵器 生真面目 着物 第二の人生を歩む男 米岡孝弘 結構暗い過去持ち 自己修復 自己再生 葛藤 親友との不和 赤羽流河 超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 銀河連邦警察 長寿 長生き 隊長




インフィニティに向けられる刃。

エモルギアの暴発。

開かれる魔空空間。

怜慈の怒りに呼応するかのように、銀のギャバンの双剣が轟く。

次回、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』


第2話

二つの刃


涙せよ、己の不始末。








某、哀哭院刹那と申す者。

何の感情も持たず、命令に従い、回復機能を備えた体で星から星を渡り歩いた……


出典:アニメイトタイムズ、2026年3月22日閲覧、https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=27141
© 2026 テレビ朝日・東映AG・東映

哀哭院(あいこくいん)刹那(せつな)とは、『PROJECT R.E.D.』シリーズ第1弾『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の登場人物である。

演:赤羽流河
テーマソング:「Bushido」(歌:大西洋平)


【概要】

多元地球Λ8018(ラムダハチマルヒトハチ)の出身で、銀河連邦警察治安維持本部・特装部隊隊長。
青い着物に灰色の羽織を纏った侍のような出で立ちで、後述するギャバンシステム関連のアイテム以外にも木刀を携帯している。

一見すると普通の人間だが、その正体は今からはるか昔に惑星ボレモスにて開発された人造人間で、型式番号は「942(ナインフォーツー)
戦争の兵器として生まれ、命令のままに星々を渡り歩きながら戦いに明け暮れていたが、最新モデルの人造人間が新たに完成・投入された事により型落ち扱いとして破棄されてしまう。
だが、自己修復機能を搭載していた事で生存し、その後は当てもなく宇宙を彷徨い続け、長い放浪の末に銀河連邦警察に入隊。
そこで出世し、ギャバンの称号を授けられた(なお、その時は今のような和装ではなく他の隊員達と同じ制服姿だった)。

Λ8018はエモルギアの研究・解明が他の次元の地球に比べて比較的遅く、当初はその効果や副作用についてあまり理解していなかったが、別次元の多元地球Α0073(アルファマルマルナナサン)からやってきた弩城怜慈と出会い、そのエモルギアをばら撒く黒幕との戦いに巻き込まれる事となる。


【人物像】

一人称が(それがし)、二人称が其許(そこもと)、三人称が彼奴(きゃつ)と時代がかった……どころかもはや前時代そのものな堅い口調と言葉選びが特徴。

戦争の兵器として生まれた故に感情を持ち合わせておらず、その起伏や表情の変化は皆無に等しい。
加えて、普段は私情を挟まず淡々と仕事をこなす為に融通も利かず、自分しか蒸着できないはずのギャバンの姿を見せた怜慈を不審者として扱い、本人の言動もほとんどお構いなしに逮捕しようとした*1

……と、ここまでだと冷徹一辺倒な人物に思われるが、その実生真面目故に自分の使命に良くも悪くも実直過ぎるだけであり、当初不審視していた怜慈に対しても窮地を救われた事や、その後の交流を経て悪意や敵対する意思がないと悟ると、それまでの言動を詫びて頭を下げている。
また「感情を持ち合わせていない」と書いたが、本人はそんな自分が持ち得ない感情───特に「悲しみ」に興味を強く持っており、涙を流す機能を持たないながらも「いつかは普通の人間のように泣いてみたい」と願っている。
この為か、決め台詞も「涙せよ、己の不始末」と治安が悪くなって自分が悲しいではなく、「不始末───即ち悪事に手を染めたが故に刹那に検挙される事に繋がった自分の判断を悲しがっているだろう」という趣旨のものになっている*2

怜慈と出会うまでは「某は戦う為に造られた人形…。ギャバンの称号に相応しくない」と考え、自分が手にした力や役目について密かに悩んでいたが、
怜慈の過去や出自を気にしない姿勢や、次元を越えて様々な場所で戦う使命を「俺は俺の為にやってんだ!!」と断言してのけた事、さらにそれが瀬織津の言葉と重なった事からギャバンの称号を誇り、その名に恥じぬよう使命を遂行するという彼なりの行動指針を見い出した。
また当初は戦争の兵器という自覚が抜けきれず、琉唯が囚われた際にも上層部の命令で待機命令を言い渡された際には内心歯がゆさを覚えながらもそれに従っていたが、これもまた怜慈との交流により、自分なりのポリシーを見つけた事で彼と共に琉唯を救い出している。

ちなみに自己修復機能を有しているが、戦場(いくさば)では効果がある。痛みも感じる*3という発言から痛覚が存在し、傷口からは血が流れるなど、ある意味本物の人間に忠実な造りをしている。

好物は行きつけの蕎麦屋で出されるお汁粉そうめんで、フォークとスプーンで食べる。
刹那が箸を使えないという事はなさそうなので、この宇宙におけるスープパスタ的なものなのかもしれない。
一緒に食べたアギは「おいしいです、これ!」と絶賛していたが、その様子を遠隔で見ていた伊達大佐は何とも言えない表情を浮かべていた*4
なお、この店では他にも「苺ジャムそば」に「チョコミントそば」、「クリームざるそば」、「マシュマロカレーうどん」、「メイプル肉うどん」、「完熟バナナせいろ」なるメニューも存在する*5……喫茶マウンテンかな?
そしてこのお汁粉そうめん、「PROJECT R.E.D. カフェ」の期間限定メニュー「『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』振り返りその1メニュー」の一つとして、お試しサイズで再現された。

ちなみに下着はふんどし派。ご丁寧にも自身の名前が刻まれており、洗濯板を使って自ら洗濯している。
宇宙旅行が一般的な世界で洗濯機が普及していないとは考えにくいので、彼のこだわりなのだろう。



【関係者】

  • 天羽琉唯
銀河連邦警察治安維持本部・特装本部長で直属の上司。
刹那がギャバン・ブシドーとなった際にギャバリオンブレードを授けており、刹那も彼女の「宇宙の希望、その象徴たれ」という言葉から自身の使命と責任を大きく感じている。

  • 瀬織津
はるか昔、まだギャバンになる前の刹那が出会った女性。
その顔は琉唯と瓜二つだが、服装は白を基調とした民族風のもので、大昔の人物故に既に亡くなっていると思われる。
刹那に「あなたは、あなたの為に生きてよいのです」という言葉を残したが、物語が始まるまでの刹那にとっては葛藤の種になってしまっていた。

  • 鴉麿
ネガエモルギアを流通させていた元掃除屋の死の商人。
逮捕された葛見仁志を口封じするべく、手下を率いて護送中の刹那達を襲撃。戦闘となるも救援にきた怜慈の援護もあり、刹那に敗北して逮捕された。
逮捕後は取り調べによる尋問に黙秘を貫き続けていたが、アザ・ゾルズによってルルギエと同様に脱獄する。

Λ8018とは別の多元地球Α0073からやってきたもう一人のギャバン。
当初はギャバンに蒸着した事やエモルギア関連の事象を理解していた事から不審視し、逮捕しようとまでした*6
しかし、鴉麿の逮捕を巡る一件で共闘した事を境にその人柄に感化され、一度は別れを惜しむほどの友情を結び、その姿勢から武士道ならぬ「ギャバン」の名を極めし者の道───「ギャバン道」と呼ぶに至った。


【宇宙刑事ギャバン・ブシドー】



何という男だ…。全宇宙にその身を捧げるのも、己の為だというのか。
其許の言葉、某に強く響いた。

某も誓おう。


ヒソオ!チャージ!


己の為に、この力を誇り、使うと……
蒸着。


ヒソオ!アクティベート!!


「蒸着」───それはギャバンシステム発動のコマンドだ。では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!

蒸着コマンドを受けて臨界点を越えたエモルギーが、トリガー内に凝縮されたギャバリオン粒子と融合。

わずか1ミリ秒でコンバットスーツへと投射成形され、蒸着を完了するのだ!


宇宙刑事ギャバン・ブシドー……参る!


出典:アニメイトタイムズ、2026年3月22日閲覧、https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=27141
© 2026 テレビ朝日・東映AG・東映

スーツアクター:米岡孝弘

哀哭院刹那がギャバリオントリガーとヒソオエモルギーを使って蒸着した姿。
コンバットスーツのメインカラーは本家宇宙刑事ギャバン、及び宇宙刑事ギャバンTypeGと同じ白銀で、ヒソオエモルギーが司る「悲しみ」の感情を思わせるマスクが特徴。
また、胸部や肩部・腰部に陣羽織を思わせるパーツやラインが入っており、変身前の装いと合わせて全体的に和のテイストが強く押し出されている。
加えて前腕や足先・腰回りにの差し色が施されている。

戦闘スタイルは二振りのギャバリオンブレードを用いた剣術がメインで、地に足をつけてゆっくりと敵に接近し、無駄のない剣捌きで斬撃を見舞う。
ギャバン・インフィニティを「動」とするなら、こちらはさしずめ「静」と言うべきか。
常に両手に武器を装備している関係で一度に複数人を相手取ったり、背後や離れた場所からの攻撃もギャバリオンブレードで防ぐなど、幾星霜を戦場で過ごしてきた刹那の高い戦闘センスも遺憾なく発揮されている。


《装備》

  • ギャバリオントリガー
ギャバンシステムの要となる銃型デバイス。
刹那/ギャバン・ブシドーが剣士という事で、専ら蒸着と必殺技の発動にのみ使用している。
詳しい機能は作品の項目を参照。

  • ギャバリオンブレード

右の刀で頸木(くびき)を断ち斬り、左の刀で大切なものを護る。

それが某の……二刀の意味。

白兵戦用の剣型デバイス。
銀河連邦警察手帳からギャバリオン粒子を放出して実体化させる点はギャバン・インフィニティと同じだが、こちらは二振りに分割する事が可能(なお、もう片方には銀河連邦警察手帳が装着されていない)。
二刀のうち一振りは刹那がギャバンと認められた際、琉唯から授けられた200年モノの骨董品で、刀剣マニアのエモルギー犯罪者・メデル・デ・カッターナも喉から手が出るほど欲しがっていた。
もう一振りはギャバンとなる前から携帯していたようだが、入手経緯は現時点で不明。
詳しい機能は作品の項目を参照。


《使用技》

  • 二度斬り(正式名称不明)

ギャバリオンブレード……!

涙せよ、己の不始末。

二振りのギャバリオンブレードの刀身をお互いに擦り合わせる形でエネルギーをチャージして発光させた後、二連続の斬撃を見舞う。
技の発動中はマスクも発光し、眉をひそめて口をへの字に曲げながら泣いているような表情が浮かび上がる(ギャバン・インフィニティと同じく、バンダイキャンディトイ公式ブログで呼称された「激光ver.」に相当すると思われる)。
発動後は銀河連邦警察手帳がない方のギャバリオンブレードを鞘に見立てて腰に装着し、そこに納刀するようにもう一振りを重ねて一つに戻す。
ギャバン・インフィニティの技と同じく、本家ギャバンの「ギャバンダイナミック」、及びギャバンTypeGの「ギャバン・ハイパーダイナミック」に相当する技と思われる。

  • 奥義・氷双月輪斬(ひそうげつりんざん)
二振りのギャバリオンブレードの刀身を重ね、エネルギーをチャージすると同時に雪の結晶を模したエフェクトを発生させた後、スーパー戦隊シリーズお約束の円月殺法で描いた満月を氷結させ、乱れ斬りと共に無数の氷塊にして相手を凍てつかせる。

  • エモーショナルバースト

○○!エモーショナルバースト!!

ギャバリオントリガーに各種エモルギアを装填し、発砲する事で発動。


【余談】

  • 演じる赤羽氏は2022年ミスターモデルプレス準グランプリを受賞した若手俳優。またテレビ神奈川(tvk)のローカル番組『猫のひたいほどワイド』の猫の手も借り隊の木曜レッドとしても活躍していたりする。

  • 名前の由来は「哀哭」と「切ない」だと思われる。姓と名、共に哀しみに関する言葉が含まれている。

  • 銀色のボディという事もあって、シリーズ発表当初は「主人公よりギャバンらしい」という旨の声が多く上がっていた。

  • 感情の薄い人造人間のはずだが、主題歌のダンスシーンでは笑顔を浮かべて踊っている事はよく突っ込まれる。
    とはいえ、他のメインギャバン2名が満面の笑みなのに対し、彼の場合は軽く微笑む程度なので、そこまで極端なキャラ崩壊は起こしていない。



何という男だ…。アニヲタWiki(仮)にその身を捧げるのも、己の為だというのか。
其許の言葉、某に強く響いた。

某も誓おう。己の為に、この力を誇り、追記・修正すると……


この項目がギャバいと思ったなら……\蒸着/

最終更新:2026年08月12日 05:22

*1 もっとも、この時はエモンズの出現に魔空空間の展開といった現地ではまだ解明されていない超常現象ばかり起こっていた為、それについて何か知っているような怜慈を一度確保した上で詳しく話を聞き出すのが目的でもあり、第三者から見れば行動は何も間違っていない。

*2 もっとも、これは怜慈も「お天道様を怒らせんな!!」と単に自分が怒った事を示すのではなく、それは誰もが激怒する行為であると悪に対して反論する内容になっている。

*3 明言こそされていないが、傷つき痛みに苦しむ姿を相手に見せて同情や動揺を誘う為と思われる。それを知った怜慈は「いい趣味してるよ、作った奴は」と皮肉を垂れていた。あとは自己再生が間に合わないほど連続でダメージを受け続けた場合、痛みがないとダメージを認識できず、撤退のタイミングを見失うという事情もあるのかもしれない。

*4 自身も見ながら宇宙カツ丼を食べようとしたが、デス・ギャバンとの戦いで右腕を負傷しており、左手でうまく箸を使えずに「食べ辛い……」と嘆いていた。

*5 一応、天ぷらそばやきつねそば、鴨せいろなど一般的なメニューもある。

*6 もっとも、持ち前のマイペースさのせいでろくに説明も弁解もせず、煙に巻くような態度を取った怜慈にも非があり、本人も後にそれを言及している。