登録日:2021/05/16 Sun 21:31:06
更新日:2024/10/27 Sun 21:10:26
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未視聴の方はお手数ですが、ブラウザバックすることを強くお勧めします。
キュウレンジャー、決別――
彼らの危機に、光を超えてあの男達がやってくる
『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』とは、2018年に東映Vシネマが立ち上げたレーベル「Vシネクスト」の記念すべき第1作である。
【概要】
2018年6月30日に劇場公開され、同年8月8日に東映ビデオから映像ソフトがリリースされた。
各種インタビューでは『
MCU』のようないわゆる「ユニバース」路線の作品作りを目指している事が示唆されており、メタルヒーローのリブートや多数の過去作品キャラの客演などもそれらを意識した演出の一環と思われる。
そもそも「同じチームの内戦」という内容自体、明らかにあの作品っぽいし。
なお、本作では巨大戦は一切無い。
主題歌はキュウレンジャー with Project.Rの「また君に会いたい」。
【あらすじ】
ドン・アルマゲとの激闘から4年――
平和な日常を過ごしていたキュウレンジャー達に激震が走る。ハミィが突如リベリオンを襲撃し、新たに開発された“ネオキュータマ”を盗み出したというのだ。
悪用を恐れ、事態を重く見た宇宙連邦大統領のツルギは、ハミィを全宇宙に指名手配することを決意する。
激昂したラッキーは、同じくハミィを信じる仲間と共にツルギらと対立。その埋めがたい溝は、彼らの袂を分かつ。
そこへ、宇宙を超えてやってきた2人の男――。
十文字撃、またの名を
宇宙刑事ギャバン――。烏丸舟、またの名を
宇宙刑事シャイダー。キュウレンジャーの前に現れた彼ら“スペース・スクワッド”の目的とは?
そして、“内部崩壊”したキュウレンジャーを待ち受ける、驚愕の結末とは!?
【登場人物】
○宇宙戦隊キュウレンジャー
ハミィ擁護派
お馴染みよっしゃラッキー。
「ハミィがネオキュータマを盗んだ」というニュースを見て久々に仲間達と集まるが、事情を聴きだしたいというツルギと意見が分かれ、やがて仲間同士で争うことになってしまう。
しかし、撃と舟に「仲間との絆を信じろ」「自分が面白いと思ったことをやれ」と諭されたことで、再び仲間たちと一丸となってハミィを助けに行く。
本作ではTVシリーズのツルギ登場直後の頃のように苛立っている場面が多い。
タイヨウシシレッド、シシレッドオリオン、ペガサスシシレッドにも変身する。
ラストでは改めて、撃からスペース・スクワッドに入らないかと誘われるも、「まだこの宇宙でやることがある」という理由からひとまず保留となった。
お馴染みラッキーの忠犬。
本作では既婚者で、子供まで授かっている。
良くも悪くもラッキーに従順なため、擁護派についた。
お馴染みスティンガーの元相棒にして、猪突猛進戦闘ロボ。
ラッキーと共にハミィを追っていた所、街で女性をナンパしていた舟と出会う。
- "ビッグスター" コグマスカイブルー/佐久間小太郎
お馴染みスティンガーの元弟分。
彼もまた、「今の兄貴は嫌だ」という理由からハミィ逮捕派と対立する。
ハミィ逮捕派
お馴染み俺様系伝説の救世主にして、二代目宇宙連邦大統領。
ネオキュータマの悪用を恐れ、ハミィを全宇宙に指名手配するが、それがラッキーの怒りを買ってしまい、対立することになる。
眩き冒険者と
凛子ちゃんにそっくりな2人の補佐官がいる。
中盤では今回の事件の責任を取って、大統領の辞任を宣言するも、ラストでは三代目宇宙連邦大統領への就任を宣言し、ハミィに先生になって罪を償うよう命じた。
お馴染み一匹狼なサソリのお兄ちゃんにして、現・キュウレンジャーの司令官。
良き相棒だったチャンプや、良き弟分だった小太郎とも戦うこととなる。
イッカクジュウアームも勿論使用する。
その他
- "トリックスター" テンビンゴールド/バランス
- "サイレントスター" ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ
お馴染み怪盗BN団。
今回は実質中立。仲間同士の戦いを止めたいが為に乱入する。
ナーガはヘビツカイメタルにも変身する。
お馴染み元ショウ司令にして、リベリオン総司令。
ネオキュータマを盗んだハミィと交戦した結果負傷というより、持病の腰痛を発症し、戦線離脱する。
そのため今回は"ドラゴンマスター" リュウコマンダーに変身して参戦出来なかった。
お馴染みキタコレ宇宙忍者。本作のキーパーソン。
デモストの命令で実験段階のネオキュータマ4つを盗み、ショウにも怪我を負わせたことで、全宇宙に指名手配される。
そして盗んだネオキュータマをデモストに献上し、その後もデモストと共に行動していたが……。
実は、ジャークマター襲撃の際に殺されたと思われていたカメレオン流忍法の師匠・
鶴菊(演:
広瀬仁美)の命を救う為に、鶴菊の兄弟弟子だと名乗るデモストに協力していた。
自分の処遇を巡り争う仲間達を見て苦悩するも、メレの
「覚悟が足りない」という言葉を受けてデモストの元を去ろうとするが、デモストに
「自分は鶴菊の兄弟弟子ではなく、鶴菊を人質に取っている」ことを明かされ、さらにツルギ暗殺を命じられてしまう。
そして記者会見場にてツルギの暗殺を試み、キューレイピアを向けるが、やはり仲間であるツルギを殺すことは出来なかった。
そのため任務失敗と見たエスケイプによって始末されそうになるも、ツルギによって庇われるが、続けて現れたデモストに粛清されかける。
だが、割って入ったメレによって庇われ、デモストへの怒りを胸にもう一度キュウレンジャーの一員として立ち向かい、ハミリオンインパクトで分身体のデモストに勝利する。
戦いが終わった後、怪盗BN団に救出された鶴菊と無事再会するも、ドルギランに収監されるデモストを見て、自分も連行するよう撃に頼む。
しかし、撃たちはこの宇宙のことは管轄外であったため、最終的にツルギの命により、先生になって罪を償うよう命じられた。
○スペース・スクワッド
お馴染み光を超える男。
磁雷矢からデモストが別宇宙へ逃げたと聞き、さらにその宇宙がかつて出会ったラッキー達の宇宙だったため、一人喜んでいた。
さらにラッキーをスペース・スクワッドに入れようと考えていたが、いざ会いに行った所、肝心のラッキーが仲間達と争っているのを見て幻滅。
一度は「見損なった」とラッキーに吐き捨てるも、同時に舟と共に彼らに助言を与える。
お馴染みキメる時はキメるナイスガイ。
デモストを追ってラッキー達の宇宙へやってくる。
女性にナンパするなど軽いところは相変わらずであるが、それでも撃と共にラッキー達に助言を与えている。
本作では戸隠流三十六代宗家「天城闘真」がジライヤスーツを装着している。
舟と共にデモストと交戦するも、別宇宙へと逃げられる。
そして、デモストを追った舟の事を撃に報告し、自身の忍術でディメンションホールを繋げた。
オープニングではギャバン、シャイダーと共にカッコ良く映ってるが、活躍はあれどマトモな出番は殆ど無く、
冒頭と終盤、そして劇中での忍術で頑張ってディメンションホールを開け続けておく作業風景ぐらいのもの。
『ジライヤ』より登場。本作のメインヴィラン。
「十二使徒」の一人で、宇宙忍者暗黒団を束ねている宇宙忍。
スペース・スクワッドに追われており、ディメンションホールでラッキー達の宇宙へ逃亡。
ハミィにネオキュータマを盗ませ、それを触媒に宇宙暗黒忍法「天魔転生」でスーパー戦隊ヴィランズを復活させる。
さらなる詳細は、上記の
邪教団・幻魔空界の項目で。
スーパー戦隊ヴィランズ
宇宙暗黒忍法「天魔転生」によって、ネオキュータマを触媒に復活した4人の悪役たち。
オリジナルの記憶を引き継いでおり、各自の怪人体も披露する。
メレ以外はデモストが敗れた際に術が解け、全員消滅した。
『ゲキレンジャー』より登場。
『ゴーオンVSゲキ』『ゴーカイジャー』の時と違い、今回は悪役として復活……したが、
他のヴィランの面々とは違い、自身を復活させた宇宙忍デモストへの忠誠心はなく、事あるごとに反抗的な態度をとっている。
反抗的な態度を取る理由は勿論、自身が戦う意味の象徴たる
理央が居ないため。
愛する理央の為に戦って散ったという、かつての最期には何の未練も持たないので、今回の復活はメレにとっては「余計なこと」以外何者でもなかった。
一方で、師と仲間のことで苦悩するハミィに
「覚悟が足りない」と指摘するなど、同じカメレオンの戦士としてハミィを気にかける場面が多く、かなり協力的。
最後は
ハミィを庇ってデモストに致命傷を負わされ、
「後悔の無いよう生きなさい」とスーパー戦隊の先輩戦士としてアドバイスを残し、ハミィを力強く抱きしめて消滅した。
『シンケンジャー』より登場。
怪盗BN団を強襲する。
『ゴーカイジャー』より登場。
笑みと余裕、軽いノリは相変わらずで、ハミィを「ハミちゃん」と呼ぶ。
『ゴーバスターズ』より登場。
ツルギ暗殺に失敗したハミィを始末しようとするが、ツルギに庇われた為に失敗に終わった。
【アイテム】
リベリオンにて開発が進められていた次世代の
キュータマ。
復興途中の宇宙に役立つものとして期待されていたが、ハミィによって実験段階の4つが盗まれてしまう。
そしてデモストの手に渡り、スーパー戦隊ヴィランズを復活させてしまう。
追記・修正はネオキュータマを盗んでからお願いします。
デモストを逮捕して本部へ帰ってきた撃と舟。忍術をキープしたまま放置された磁雷矢にこっぴどく怒られた。
しかし、彼らの宇宙では最近、ビル火災が頻繁に起こっており、磁雷矢によると、このビル火災には幻魔空界が関与しているという疑いがあるらしい。
磁雷矢は引き続き、この火災事件について探ってみることにする。
しかし……この頻発する火災が、幻魔空界の仕業だとしたら……
救助隊とも連携したほうがいいな。
レスキューか……
ああ……
何か当てはあんのか?
……無い!
無いんかい!?
- 続編が製作されないのは人気があまりなかった?それとも坂本監督のスケジュールの都合? -- 名無しさん (2021-05-16 22:45:15)
- ハミィちゃんの闇堕ち衣装が中々ツボだった。 -- 名無しさん (2021-05-16 22:54:16)
- ↑2 そこが気になる。どうしてだろう?それにしても....キュウレンジャー同士の対立・仲間割れ、撃に幻滅 & 見損なったと酷評される等....ツライ場面だったな....あれらは.....。メイキングシーンだと役者さんたちは、お互い再会出来て嬉しがってたけど....( 笑 。 -- 名無しさん (2021-05-16 23:13:39)
- 単純に予算じゃないかなぁ、スペーススクワッド自体も完全にマニア向けであんまり金にならなさそうだし。後、近年で言えばご時世も関係してるかも -- 名無しさん (2021-05-16 23:38:31)
- 金にならなさそうなのにわざわざシリーズ化を念頭に入れて幻魔空界を設定したのなら無策すぎるわ -- 名無しさん (2021-05-17 01:55:16)
- 多分ジライヤが影のMVPな作品。せっかく代替わりした(とはいえあの役回りで本人が出てこられても微妙だけど)りレスキューチームの前フリしたのに続報が未だに無いのは悲しい -- 名無しさん (2021-05-17 04:07:21)
- 本編後までブレブレしてるラッキーが酷すぎる -- 名無しさん (2021-05-17 05:47:15)
- しょうがないけど三浦力さんが引退してるから二代目シャリバンが出れないんだよな。初代が復活するか、三代目を設定するか。 -- 名無しさん (2021-05-17 09:04:36)
- 撃の言動もちょっと残念 前作で自分もシェリー関連で取り乱してた時期あったんだし、少しはラッキーの心情も慮ってほしかったかなぁ -- 名無しさん (2021-05-17 17:11:22)
- そもそも、元々のデカレンジャー対スペース・スクワッド自体が、どう考えても実現しねぇだろ的な続編フラグビンビンに立てておいて今回実現してないので、スペース・スクワッドに関しては実質企画打ち切り終了だと思ってる -- 名無しさん (2021-05-17 22:39:23)
- ↑ノベライズとかでシリーズ継続しないかねぇ -- 名無しさん (2021-05-17 23:42:52)
- ↑2 勿体無いなぁ....ジャンパーソンとビルゴルディとかビーファイターたちとか再登場してほしかった....そーいえば、「スーパー戦隊ヴィランズ」のメンバーって「 怪人形態変身能力持ちの顔出し幹部 」という点だけでなく、それぞれが「( 役者関連も含めて )ギャバンと関連している」というところも共通してますね。エスケイプとバスコは対面してないけど、宿敵のゴーカイジャーとゴーバスターズがギャバンたちに出会っているとか、初代ギャバンとシャリバン=ダンさんとゲキバイオレット、ことはがギャバンの相棒とか、リュウジがあの宇宙刑事だったりとか...ect。 -- 名無しさん (2021-05-18 00:06:20)
- ↑箇条書きマジックにしても強引すぎないか流石に -- 名無しさん (2021-05-18 02:03:16)
- ウィンスペクターのファンは今回のラストがきっかけで今でも続編を望んでいるんだろうな… -- 名無しさん (2021-05-18 17:15:15)
- 風都探偵がアニメ化するぐらいだし、こっちも実写が厳しいなら別メディアで展開してほしい -- 名無しさん (2021-05-18 22:54:10)
- これの後、ハミィはどこかの星で先生やってるけど周りの大人からは「元指名手配犯」って後ろ指さされてて、先生の汚名を晴らしたい教え子が別の悪人に騙されそう。 -- 名無しさん (2021-07-16 21:21:27)
- ファイヤーはまだしも、バイクルとウォルターのスーツ作る予算は無さそう -- 名無しさん (2022-01-05 19:58:57)
- クロスオーバー系はライダーの方が活発になってるね 01以降でもゲンムズセイ×ゴーザ・ミステリーガルリミと配信用に作りまくってるという現状。仮に続編が来たらVシネじゃなく配信作品になりそうだな 戦隊も作品によってどれほど売上が見込めるか違うだろうしVシネも安定して稼げるものでもないからね -- 名無しさん (2022-08-11 17:33:30)
最終更新:2024年10月27日 21:10