アットウィキロゴ

ランダス(メトロイド)

登録日:2026/06/20 (土曜日) 01:42:00
更新日:2026/08/14 Fri 15:34:33
所要時間15分で読めるぜ!お前なら楽勝だろ?




ランダス(Rundus)とは、任天堂のゲーム「メトロイドプライム3 コラプション」に登場するキャラクターであり、プレイヤーにとってのアニキである。
声 - クリストファー・サバット*1


【概要】


「メトロイドプライム3コラプション」にて、主人公サムス・アランの同業者である賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)として登場する。

出身は惑星ベスIIIの衛星であり、氷採掘で知られる星フィリジス
フィリジス人(フィリジシアン)は氷を生み出し、それを自在に操る氷結制御能力を持つ。
なお、フィリジス人の中でこの能力を戦闘目的で使用しているのはランダスのみであることが判明している。いったいどのようなバックボーンがあるのか、なかなか想像を掻き立てられる設定である。

身長3メートルはありそうな巨体の持ち主で、目や鼻、口に相当する部位が存在しない前後に長いのっぺりとした頭部を持つ。
某映画に出てくる生物の頭部を白くしたものと思えばしっくりくる。
胴体も、背中や肩が飛び出した横幅の広い体形で、腰に相当する部位が存在せず、足が胴体から直接生えている。
これとかこれみたいな体形と考えればわかる人にはわかるだろうか。
縦に短い胴体に反して両足は非常に長く、途中で関節が折れ曲がった獣脚型。
両手は5本指だが、中指にあたる部分が非常に長く、残り4本の指がその根元から左右対称に生えているという形状。
まるで雪の結晶の枝先のようにも見えなくもない。

ランダスは両手に氷結エネルギーガンを装備しており、凍結効果を持つ冷気や生成した氷塊を相手に投射する攻撃能力を持つ。
また、足元に氷を生成し続けることで空中をサーフィンのように飛行することも可能。単に滑っているように見えるが、非常に長い縦穴を落下するサムスを救出後、そのまま垂直方向に上昇していっている為、氷生成能力をフル活用した力技で飛んでいるようにも見える。
フィリジス人は頭部が急所であるようで、戦闘時は氷を超高圧縮したアイスアーマーを身に纏って防御することもある。

キャラクターの公式設定や、作中で手に入るランダスの情報は以下の通り。
  • 性格は自信過剰かつ傲慢で協調性に欠ける。
  • 賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)をやっている理由は「自分の実力を証明するため」
  • この分野において、自分の右に出る者は居ないと自負している。
  • 捕縛もしくは殺害したターゲットから戦利品を奪っている。
  • これらの独善性の強い性格から、任務は常に単独行動。

説明だけを見れば、「普通に嫌な奴じゃねえか!」と思った方は多いと思われる。
だが、実際にゲームをプレイしてその活躍を目にした一部のプレイヤー達からは、一転してアニキと称されている。

【アニキの活躍】


銀河連邦の政治・経済・軍事ネットワークを担う生体コンピューター オーロラユニットが、謎のコンピューターウィルスによって一斉に機能停止に陥る緊急事態が発生。
ウィルスからはフェイゾンが検出された事から、連邦はスペースパイレーツの犯行と断定。
銀河連邦軍第7艦隊提督カストール・デーンによって複数のバウンティ・ハンターが招集される。

ランダスは、この時に第7艦隊旗艦オリンパスに招集された4人のバウンティ・ハンターのうちの1人。
ブリーフィングルームにて初登場する。

ブリーフィング中は基本的に言葉を発さず、4カ月前にスペースパイレーツに襲撃され行方不明となった戦艦ヴァルハラの話題になった際に
「その時に俺がその場にいれば…」
という旨の発言をしたのみ。
そのブリーフィングの最中に、突如ワームホールから現れたスペースパイレーツの大軍勢による襲撃が発生。デーン提督にスペースパイレーツへの応戦を依頼されたハンター達は、次々に退室していく。
その際ランダスは、デーン提督に一礼してから退室している。
えー、マジ?みたいな反応を見せたガンドレイダとえらい違いである。さすがアニキ

スペースパイレーツの狙いは惑星ノリオンの防衛システムの停止であり、ノリオンに向かうためサムスがスターシップを目指して艦内を移動する際に、艦内に乗り込んできたスペースパイレーツに応戦するアニキの勇姿が拝める。

通路内で遭遇したパイレーツに対し、先手必勝で冷気を浴びせて瞬時に凍結

続けざまに右手から氷の弾丸を発射し氷塊ごとパイレーツを粉砕!

この間僅か数秒である。


惑星ノリオン降下後、サムスはパイレーツに停止させられたA・B・C 3基のジェネレーターの復旧を兵士に依頼される。
その道中、サムスはパイレーツの集団に襲われた末に、強襲揚陸艇であるパイレーツATC4機に包囲されてしまう。
たぶん大丈夫だと思うが四面楚歌に陥り大ピンチのサムス。

次の瞬間、パイレーツATCの1機が凍結し、隣の僚機に衝突して諸共墜落する。
振り返るサムスの視線の先には、空中を颯爽とサーフィンするアニキの姿が!
もう2機のパイレーツATCも瞬時に凍結させ、墜落する機体をバックにサムスの前に華麗に着地する我らがアニキ。
この時もアニキの登場から僅か数秒である。
筆者はここで落ちた

ランダスは、連邦軍がサムス達ハンターにも基地のサブドックを開放してくれるという情報を伝え、さらにサムスとランダスの2人で手分けして各地のジェネレーターを復旧する事を提案。そのまま颯爽とサーフィンで飛び去っていく。
その後ランダスは宣言通り、ジェネレーターBを単独で復旧。さすがアニキ
だが、直後に敵の増援に遭遇したようで、最後のジェネレーターCへの到着が遅れてしまう。

先にジェネレーターCにたどり着き、復旧しようとするサムス*2だったが、そこには何とメタリドリーが待ち構えており、両者はそのまま16,700mにも及ぶ縦穴を落下しながらの激烈なバトルを繰り広げることに。
激闘を制したのはサムスであり、撃破したメタリドリーの頭部に組み付き、そのまま口内に零距離からパワービームを何発もブチ込むリーサルストライク*3を敢行する。
そこへ、落下し続ける両者に追いつかんばかりの超スピードで駆けつけるアニキの姿が!
アニキの姿を見たサムスは、メタリドリーを眼下に蹴落とし、伸ばされたアニキの手に掴まり、無事救出されるのだった。


その後、惑星ノリオン付近の宙域に出現していた巨大フェイゾン生命体リバイアサンが、いよいよノリオンの大気圏へと突入し始め、ハンター達は超長距離対空キャノンを起動するためにコントロールタワーへと集う。
この時、サムスが左手でキーボードを操作しているすぐ隣で忙しなくキョロキョロしているアニキが可愛い
そこへ、窓を突き破って乱入してくるダークサムス
ハンターたちの抵抗むなしく、ダークサムスが放った極太のフェイゾンビームによって、アニキを含めた全員が吹き飛ばされ、昏倒してしまう。
超長距離対空キャノンが起動できず、このままではリバイアサンが墜落してしまう―と思われたその時、ギリギリまだ意識を保っていたサムスが力を振り絞ってキャノンを起動。
間一髪の所でノリオンは救われたもののサムス、そしてアニキたちは長い昏睡状態に陥るのだった。


【アニキのありがたい御言葉】


そん時に俺がいりゃあ、パイレーツなんてちょいちょいっと…
オリンパスでのブリーフィング中、ランダスが発した唯一の台詞。
訓練航海中だった連邦軍戦艦ヴァルハラがスペースパイレーツに急襲され、消息を絶ったという話題の際に発言。
シブいイケボに反して言い回しがなんか可愛い

へっ、見た目よりずっとヤワなやつらだぜ。
惑星ノリオンのサブドックにて、スペースパイレーツに囲まれて窮地に陥ったサムスの下に颯爽と現れ、鮮やかな手際であっという間に片付けてしまった直後に。
フェイゾン汚染より先にここでアニキに堕ちたプレイヤー多数


ようサムス、連邦のやつら、俺たちハンター全員にサブドッグを開放してくださるんだとよ。もちっと、早くやれってんだよなあ。
まあこれで、シップを呼んで、ここに着陸させられるってこった。スーツのメンテナンスとデータバックアップを忘れんなよ。
直後に連邦軍がノリオン基地のサブドックを開放し、スターシップを呼び寄せることが可能になった事を知らせてくれる。
さらに、セーブと体力の回復を促してくれるアニキ。
画面の前の俺らにも気配りができるアニキかっけえ

そこのドアの奥に行きゃあ、ジェネレーターAだ。そっちは任せた。西側のジェネレーターBは俺だ。

現在、惑星ノリオンの防衛システムの動力源となる3基のジェネレーターが、スペースパイレーツの手によって停止させられている。
これを迅速に復旧させるため、サムスとランダスが二手に分かれることに。
これまでのシリーズで孤軍奮闘してきたサムスが、同業者と共闘する胸熱展開。


俺とお前のコンビなら、こんなの楽勝だろ?
殺し文句である。
協調性が無いと言われているランダスであるが、それでもサムスの実力を認めているがゆえか、普通に友好的。
ただ、あくまでも実力者であるサムスだからこの対応なのであって、他の一般人相手には前評判通りの嫌なヤツなのかもしれない…

”サムス、こちらランダスだ。ジェネレーターBのオンライン完了。すぐそっちに、向かう…”
”おおっと、また来やがったか!”

サムスがちょうどジェネレーターAを復旧後、惑星ノリオン付近の宙域に巨大隕石のような生命体リバイアサンが出現。
ノリオンへの衝突軌道に乗り始める。

急いでジェネレーターCに向かう最中にランダスから入った無線連絡。ご丁寧に専用のアイコン付き
事前にサムスに宣言した通り、単独でのジェネレーター復旧に成功している。
「己の実力を証明する」ためにバウンティ・ハンターをやっている自信の高さに見合うだけの実力は確かに持っているようである。
だが、ここで敵の増援に遭遇してしまったことで、その後のボス戦には遅刻してしまった。


危なかったな…でも、見事だったぜサムス!ま、これは貸しにしておくからな。
ジェネレーターBは、俺がオンラインにした。これが最後のひとつだ。スイッチオンを頼むぜ。これで、キャノンが作動するってわけだ。
終わったら、早いとこコントロールタワーへ来てくれよ。そこで会おう!

アニキの称賛が五臓六腑にしみ渡る。
プライドが高く協調性に欠けるとは言うものの、それでも腕の立つ強者に対する素直なリスペクトは欠かさないという潔さが表れている。


リラックスしろ!正義は必ず最後に勝つんだ!…そうだろ?な、サムス。

超長距離対空キャノン起動のため、コントロールタワーのエレベーター内で他のハンターたちと乗り合わせた際。
リバイアサンが大気圏に突入し始め、衝突が刻一刻と迫る状況の中、焦りからか何時にも増して多弁になったガンドレイダを嗜めるアニキのセリフ。

アニキ自身も余裕が無さげだが、それでも仲間の士気を上げるためにフォローしようとする。
前評判と違い、氷属性のクセに熱血漢な一面を覗かせる、それがアニキの魅力でもある。
そして、この場面がアニキが喋る最後の場面となる。


【余談】


作中にはランダスのスターシップが登場し、東ブリオニアン遺跡群のランディングサイトに停泊している。
当初は稼働状態だったが、ランダス退場後は機能を停止している。

メトロイドシリーズにサムス以外のバウンティ・ハンターが登場したのは「ハンターズ」が初であるが、いずれもサムスと敵対関係となっている。
「ハンターズ」に続いて発売された今作「プライム3」にて、ゲーム作品で初めてサムスと肩を並べる味方陣営のバウンティ・ハンターが登場し、ランダスはその中でも特に強烈な存在感を示した一人といえる。

また、「プライム3」では専用BGMが2曲も用意されており、他の2人と比べてやけに好待遇。
ひとつは彼の登場シーンで流れるテーマ曲。ランダスの気高さを表したかのような荘厳なコーラス、プライドの高さを表したかのようなギター音が使用されたもの。

もうひとつはランダスとの戦闘BGM
スピーディーに動き回るランダスのカッコ良さ、戦いの激しさを余すことなく表現している一方で、かつての味方を倒さなければならない悲壮感や辛い決意を感じさせる曲調は、これまでのランダスの活躍ぶりも相まって非常に印象深いものとなっている。
プライムシリーズの楽曲ではお馴染みのシンセサイザーとコーラス、そして要所に散りばめられたエレキギターの演奏がスタイリッシュ。
ビデオゲーム作品における氷属性の敵とは一線を画すスピード感、激しさ、そしてアツさを兼ね備えた良曲であり、プライムシリーズどころかメトロイドシリーズ全体から見ても上位にランクインしてもおかしくない神曲として評価が高い。
事実、「サムスリターンズ」の発売時、特典が付属するSPECIAL EDITION版にはメトロイド全作品の中から選りすぐった原曲BGM25曲が収録されたオリジナルサウンドトラックCDが存在するのだが、
その中には上記のランダスのテーマ曲とランダスとの戦闘BGMを一曲に編集したものが収録されていることからも、人気の高さがうかがえる。

また、ランダス戦後に獲得するアイスミサイルは初出こそメトロイドフュージョンだが、劇中時系列としてはこちらが初習得となる。フュージョンではサムスがメトロイドのDNAを取り込んだ結果アイスビームが使えなくなったため代替手段として銀河連邦が用意した武装だが、プライム3での運用データを元に作られたとも考察出来るようになった。

惜しむらくはダークサムスの非情さを際立たせる演出とはいえ、一作限りの登場となってしまった事。ランダスの在りし日の活躍を見たいというファンもいるほど。
スマブラにアシストフィギュアでもいいから出てほしかった…


本編で見せた強さと熱血ぶり、そして悲劇的な最期。
それらを踏まえて、一部のメトロイドファンは彼を「アニキ」と慕うのである。

ちなみに「 メトロイドプライム4 ビヨンド 」でサムスが時空を超えて別次元に移動したことで、インタビューによると今後シリーズの時系列については気にする必要がなくなるらしい。つまり再登場の可能性もあるのか…?



追記・修正はアニキのアイスミサイルでハートを撃ち抜かれた方がお願いします


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月14日 15:34

*1 代表作としては、「ドラゴンボール」のベジータ、「僕のヒーローアカデミア」のオールマイト等の英語吹替担当

*2 ちなみに、ジェネレーターCを占拠していたパイレーツの部隊には変身能力を持つガンドレイダが紛れており、サムスが手を出すより先に部隊を全員排除してくれる。だが、「コンピューターの類は苦手だから」という理由で復旧作業はサムスに丸投げされる。

*3 当時はまだOther M発売前

*4 ちなみに、惑星エリシアへも行くこと自体は可能だが、先へ進むにはブリオで手に入るある能力が必須であるため、結局はブリオから先に攻略することになる。

*5 なお、他のハンターたちや作中のパイレーツログの様子から、意識すべてがダークサムス一色に塗り潰されるわけではなく、本人の自我は残ったうえでフェイゾン細胞に宿ったダークサムスの意識の影響を受ける、という形である模様。