登録日:2026/07/26 Sun 07:09:24
更新日:2026/08/09 Sun 18:32:07
所要時間:約 6 分で読めます
『
ゴジラ ギャラクシーオデッセイ』とは、
ゴジラシリーズを題材にしたヤングチャンピオン及びヤンチャンWebで連載中の漫画。
2025年5月より隔週で掲載されている。
作者:石口十
ゴジラデザイン:西河伸司
宇宙怪獣デザイン:丸山浩
概要
今作においては映画作品のコミカライズなどではない完全に独自の舞台設定に基づいたオリジナルのゴジラ漫画作品となっている。
それに加えて、過去のシリーズの中で現代よりも人類文明全体の科学技術が発達した近未来世界を背景としていた1968年の『
総進撃』、2004年の『
GFW』、2017~2018年の『
アニゴジ三部作』と比較してもそれらより遥かに地球の文明水準が発展している次元宇宙が舞台というさらにSFに寄ったコンセプトに基づいた作風なのも本作の特色の一つ。
その話の都合上、本編で描かれるゴジラ以外の怪獣は本作が初登場となるオリジナルの宇宙怪獣ばかりであり、往年の東宝怪獣たちの出番は乏しい。
特に、わざわざゴジラを戦力として選ぶ辺り、地球の守護怪獣である
モスラ(と
バトラ)の登場は現時点では絶望的と思われる。
一方で、各話の間に挟まるミユのレポート等も含めると
カマキラス、
クモンガ、
アロサウルスに似た巨大生物など、シリーズでもマイナー寄りな怪獣に触れられることは多い。特にカマキラスは
当人は既に死んでるのに地球の怪獣ではゴジラの次に目立っているという、わけのわからない状態になっている。
あらすじ
人類が宇宙進出を果たし、他の惑星を開拓可能なまでの高度な科学技術を手にした未来。
宇宙を航行中の艦隊が未確認の円盤と遭遇。直後にその円盤が召喚した謎の怪獣の襲撃により艦隊は壊滅してしまう。
政府はこの宇宙怪獣を「ヴォルガ」と命名。対策を取ろうとするのだが、それよりも早くヴォルガは地球、それも日本の立川に飛来し破壊活動を開始した。
カメラにもセンサーにも認識できないという特性を持つヴォルガを前にして銀河条約機構軍が攻めあぐねている中、ゴジラが縄張りを侵されたとしてヴォルガが撃退するべく本土に上陸する。
怪獣同士の対決はゴジラの勝利で終わるが、同時に他の惑星でも同様の事件が起きているという報告を受けて、軍は自分たちが宇宙に潜む何者かの攻撃を受けていることを知る。
ゴジラ対ヴォルガの一部始終を見ていた巨大生物学者、海道ミユは、攻勢に打って出るために「ゴジラを宇宙に連れていき、自分達の星を占拠している怪獣を撃滅してもらう」ことを提案するのであった。
登場人物
主人公。巨大生物研究所所属の学者。既に大学を卒業しているのだが、何故か日本で高校に通っている。
8年前にゴジラが新宿を襲撃した時に家族を失ったという過去を持ち、それ以来ゴジラをはじめとする巨大生物に強い関心を持つようになった。
そのため基本的に他者には無関心で、神経が図太く浮世離れしている。おかげで軍関係者にすら困惑されることもしばしば。
ただし巨大生物に関する知識・見識はずば抜けており、その助言は常に的確かつ適切である。
眼帯をつけているがこれはカメラ。隻眼ではない。
上記の通りゴジラはミユにとって家族の仇なのだが、彼女はゴジラに対して負の感情を抱いてはいるものの、それ以上にゴジラの圧倒的な力と、それによる大規模な破壊を「美しい」と感じてしまっている。
更に学校で覚えた「存在そのものが迷惑になる」という疎外感からゴジラに対してシンパシーまで感じてしまうという、ゴジラに脳を焼かれた女である。
銀河条約機構軍所属のパイロット。階級は少尉。
顔の左半分には火傷痕のような大きな痣が付いている。
第1話でタクシー代わりにされたのを皮切りに、なにかとミユと関わることになるのだが、何故か彼女を基本的に名前で呼ばず「怪獣博士高校生」もしくは単に「高校生」と呼ぶ。
気のいいあんちゃんなのだが、ミユと同じく8年前のゴジラの新宿蹂躙の被害者であり、ゴジラに対する敵愾心が非常に強い。
銀河条約機構軍日本支部司令官長。階級は大将。
銀河条約機構軍の少将。轟天の艦長を勤める。
轟天に来た客人は紅茶でもてなすと決めているのだが、ミユがエナドリ派(しかも持参してた)だったため断念した。
開拓惑星フローリスに派兵された器機開発部のパイロット。階級は少尉。
芯が強くてパワフルな女性だが、時々のんき。
開拓惑星フローリスにて環境調査を行う部隊の司令官。ドクター・マンティスの通称を持ち、本作がカマキラス推しであることを象徴する人物。
巨大生物から得た知識を技術として人類に還元する技術者なのだが、特にカマキラス絡みの仕事が見事だったため周囲からマンティスと呼ばれるようになった。
そのカマキリ好きは度を越えており、自分の両腕にカマキリの鎌の構造を元にした義手を取り付けているほどである。
登場怪獣
身長100m、体重55000t。
1954年、核実験によって誕生し、人類が星間飛行を可能とする程の科学力を得た今もなお脅威であり続ける存在。
全体的にFWゴジラをさらにマッシブにしたような体形だが、本作固有の身体的特徴として背ビレの先端部分が水晶状になっている点が挙げられる。
詳細な情報は国家機密であり、関係者以外が知るとその者は政府に拘束されてしまうという。
ほぼ同じサイズのヴォルガを投げ飛ばす、轟天の軍事史最大級のメーサー光線が直撃しても無傷など、相変わらず滅茶苦茶な強さを披露している。
身長100m、体重50000t、翼開長150m。
ネビュラが最初に送り込んだ宇宙怪獣。
純白の甲冑のような胴体に、鎌状になった右腕、球体状の発光体があるだけの鳥の嘴に似た頭部が特徴。
なんとなくガイガンっぽい
触れるだけでビルが溶解する程の熱量を放出し、頭部球体からはビーム攻撃、一度はゴジラを叩き倒す程のパワー、巨大生物用の大型ミサイルが6発同時に直撃してもびくともしない防御力…と、一番手ながら凄まじいスペックの怪獣である。
さらに強化を受けた後は翼を広げて空を飛び、欠損した左腕から鞭のようなものを伸ばして攻撃するようになった。
全長60m、翼開長150m、体重10000t。
惑星フローリスに飛来した鳥型の宇宙怪獣。
翼竜のものに近い形状の巨大な翼と、目がステンドグラス状になっている頭部を有する。
光の尾を引きながら人間の目では追えない程のスピードで空を飛ぶ。
兵器等が発する、自然界には無い強い電磁波を極度に嫌い、発生源を叩き潰す。
反面、ヴォルガのような遠距離攻撃能力は無く、戦法は全て脚の爪など体を使った格闘攻撃に限られ、加えて機動性重視の身体構造のために防御力もヴォルガに比べて低いようで、人類側の通常火器でも命中すれば有効であるという。
身長40~100m、体重30000~80000t。
ガルドラがフローリスに持ち込んだ種子から誕生した植物型宇宙怪獣。
巨大な樹幹の上に内側に球体のようなものが覗いている花の蕾にも見える部位が生えている。
地中の養分を吸い取って土地を砂漠化させてしまうという、環境と生態系のクラッシャー。
身長10~20m、体重2000~4000t。
フローリスの原生生物。蜂っぽいが、複眼と羽の構造以外は虫のそれとは全く異なる。
宇宙怪獣たちがもたらした環境の変化によって本来より巨大化しており、ドライゴアを守るかのような行動を取る。
身長30cm、体重1.5kg。
フローリスの原生生物。耳の長いモモンガに似た小動物で、警戒心は強いが危害を加えなければ危険性は無い。
宇宙怪獣による環境の変化に適応できておらず、著しく数を減らしているという。
原理は不明だが、宇宙怪獣のセンサージャミング能力を無効化することができる。
カマキリの怪獣。
本編の6ヶ月前に大量発生したらしいが、巨大生物用の大型ミサイルによって全滅させられたようで
出番は2コマ。しかも
どこぞの蜂のごとくバラバラになる様が描かれており、相変わらずのやられ役であった。
しかし上記のドクター・マンティスの研究により、その体構造が解析された結果、様々な技術や兵器に活用され人類に恩恵をもたらすというまさかの活躍(?)をしている。
用語
この世界の人類が結成した国際的な巨大軍事組織。
具体的な運営内容の説明は無いが、怪獣退治から惑星開拓まで幅広く活動している模様。
本作ではネビュラが送り込んでくる怪獣型生物兵器のカテゴリ名として用いられる。
共通して「あらゆるカメラにもセンサーにも映らないという特性」を有しているのが特徴。
往年の東宝怪獣に比べるとだいぶ毛色の違うデザインのものが多く、どちらかというとウルトラシリーズの方の怪獣に近い。
キングギドラをはじめとする過去作の宇宙怪獣たちについては、今のところ言及は無い。
突如として地球文明に牙を剥いてきた本作の敵勢力。
怪獣を捕獲しコントロールする技術を持つ地球外の存在ということしかわかっていない。
「よく見えない」ということで「霧」を意味する単語が名付けられた。
小型の円盤を用いて怪獣を転送および制御しており、自分達の怪獣がピンチに陥るとアンカーのようなものを打ち込んでドーピングを行い、怪獣を強化する。
ヴォルガとの戦いでそのヴォルガを操っていた円盤の一機が撃破され、その怪獣転送技術が人類側に渡ることになる。
ゴジラを轟天に収容し、ネビュラの襲撃を受けた星々に赴いて味方の救出を敢行する反攻作戦の名称。
軍関係者からは「あんなものと人類が共に戦えるわけがない」「何か悪い物でも食ったのか!!」と大不評。その反応は正しい。
人類の新たな居住地として開拓中の星の一つ、「H-L632」の別名。
大気組成が地球とほぼ同じで自然豊かな星…だったのだが、宇宙怪獣たちの飛来により環境が破壊され砂漠化が進んでいる。
メカ
前方にベルト状のドリルが装備された超巨大宇宙戦艦。
GATOが運用している1000m級の宇宙艦の数十倍ものスケールというゴジラをゴジラの根城である大戸島ごと収容できるほど巨大な艦体規模を誇る。本来は移民船として用いられる予定であった。
艦首のドリルによって空間を掘削することで恒星間ワープが可能。
現時点での人類の技術の粋を集めた最強の戦艦だが、これでもゴジラには敵わない。
ドクター・マンティスが開発したびっくりドッキリメカ。ありたいていに言えば胴体のついた航空機であり、装備によって拠点候補地探索から掘削工作建設まで一機で対応できる万能マシン。
しかしミユからは「怪獣みたい」、大崎からは「航空機に手足を付けた化け物にしか見えない」と不評。
- 世界観的にはファイナルウォーズに近いけど昭和シリーズのようなぶっ飛んだ展開もあるし、ゴジラ漫画として何だか懐かしさと新鮮さ両方感じられるわ -- 名無しさん (2026-07-26 11:25:23)
- ティガ畑の人の宇宙怪獣デザインと聞き、確かにラインがゴジラとは違ってるわと -- 名無しさん (2026-07-26 12:22:37)
- 一番スパロボ参戦に期待したいゴジラ作品になるってどういうことなの…? -- 名無しさん (2026-07-26 20:14:44)
- 目標というか落としどころどうなるんだろう? -- 名無しさん (2026-07-26 21:15:54)
- 今作のゴジラは肘と膝に刃物状の突起があること、背鰭の一部が結晶化していることが特徴。ゴジラ+宇宙+結晶とくれば思い浮かぶものが1体いるがはたして……? -- 名無しさん (2026-07-26 21:26:04)
- ギャラゴジはマイゴジと同じく縄張り意識は強く、得体の知れない宇宙のよそ者であるヴォルガに対しても容赦なくビームすら生半可な攻撃として余裕で圧倒するほど強い。 -- 名無しさん (2026-07-26 22:15:55)
- 格闘センスはFWゴジラやジュニア並、スケールでは1000m級戦艦がおもちゃに見える程の轟天の最強火力を無傷で耐えた上で即吸収反射とか言うGMKもびっくりの技まで使うおそらく100m級では最強格のゴジラ -- 名無しさん (2026-07-27 08:55:28)
- アニメ化までこぎつけたら面白いけど -- 名無しさん (2026-07-27 14:17:50)
- 配信版でミユの研究レポートが掲載。石炭紀から現生生物の特徴からカマキラスの特殊な遺伝子の他、鎧竜型怪獣や翼竜型怪獣、巨大エビ型怪獣と脚のある巨大ヘビについての言及もある。 -- 名無しさん (2026-07-27 15:40:59)
- 本作の轟天は宇宙戦艦ヤマト並の性能に加えてネビュラなる宇宙人の技術(これでゴジラを内部に収納するという超展開も可能)も加えた文字通りのモンスターマシン。ネビュラの技術を解析・使用も可能だったのは轟天が空間を掘削する術の発展型だったからだろう。 -- 名無しさん (2026-07-28 22:24:21)
- ゴジラを宇宙に送り出すのってコンパイルのゴジラ以来じゃないだろうか -- 名無しさん (2026-07-28 22:35:15)
- 地球が恒星間航行技術を普通に持ってるので実はシリーズでもかなり技術力は高い。でもゴジラには手も足も出ない -- 名無しさん (2026-07-29 10:08:49)
- ゴジラは無敵だから -- 名無しさん (2026-07-29 15:37:56)
- ネビュラの怪獣はガイガンっぽいヴォルガの他、宇宙版ラドン、宇宙版ビオランテという感じでヤプールの超獣にも近い。 -- 名無しさん (2026-08-01 12:13:24)
- 現時点で地球外の知性体とされるネビュラがどんな姿をしてるかは不明。そもそも肉体を持った存在ですらない可能性もある。 -- 名無しさん (2026-08-09 18:32:07)
最終更新:2026年08月09日 18:32