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ゴロザウルス(東宝怪獣)

登録日:2011/08/14 Sun 21:20:37
更新日:2025/11/16 Sun 23:02:02
所要時間:約 4 分で読めます





ゴロザウルスとは、東宝の特撮怪獣映画に登場した怪獣……ではなく恐竜である。
初登場は映画『キングコングの逆襲』。

デュエル・マスターズ(TCG)』にも同名のクリーチャーが存在するが関係はない。(ガルザウルスの項目を参照)


特徴

別名:原始恐竜
身長:35m
体重:8000t

モチーフはアロサウルス。ついでに学名も『アロサウルス』。
体型は当時のアロサウルスやティラノサウルスの復元図にかなり近く、肌の質感が素晴らしい。

というか、レイ・ハリーハウゼンの『恐竜100万年』が『キングコングの逆襲』公開前年の1966年に公開されており、こちらに登場するアロサウルスと同じく「アロサウルスの子孫」であるとされる(ハリーハウゼンのゴジラ・東宝嫌いを加速させた一因とも推測されている)。

『キングコングの逆襲』を製作するにあたって、円谷英二監督が初代『キングコング』に登場したティラノサウルスへのオマージュとして登場させており、引用された構図も多いらしい。

本来のティラノサウルスは手の指が2本だが、初代キングコングのティラノサウルスは3本だったため、ゴロザウルスも手の指も3本となっている。
そのためモチーフも指が3本のアロサウルスとしている。というか普通に恐竜……。

得意技は尻尾を支えに両足でキックするカンガルーキックで、光線技は一切無い肉弾戦主体の怪獣である。
怪獣総進撃』では地底も移動したが、これは後述の事情のためイレギュラーな能力と考えられる。

実質的な登場映画は2作品で、その他テレビ作品にいくつか登場しただけだが、東宝怪獣らしくそれなりに知名度はある………かもしれない。


出演

◆『キングコングの逆襲』のゴロザウルス


スーツアクター:関田裕

モンド島に上陸したヒロインのスーザンを襲うように登場、スーザンの悲鳴を聞いて現れたキングコングと戦う。
カンガルーキック等を駆使し戦うが、キングコングには一歩及ばず敗れる。
しかし、倒れ込んだ後もコングの足に噛みつき粘りを見せたが、顎を引き裂かれて絶命した。

出番は前半のみでメインの怪獣ではないが、コングとの戦いは作品前半の大きな山場である。
なお、作品の宣伝写真では北極にいる写真しかないが、実際は北極には登場しない

造形は東宝スタッフの安丸信行氏。
当初は高山良策氏に外注されたが、外注のためか仕上がりが希望通りではなかったため、結局安丸氏が仕上げたらしい。

その他、同作のライブラリ映像が『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』で使用されたことはある。


◆『怪獣総進撃』のゴロザウルス

怪獣ランドに住む怪獣の1体として登場、モスラと一緒に映っていた。
怪獣の中に恐竜……いいのだろうか……。
キラアク星人に操られた際はパリに出現。何故か地底から現れて凱旋門を破壊した。『ゴジラVS柳田理科雄』では移動距離が一番半端ないこと、更に地中を進んでいたことから、地球怪獣最強・最速説が出ていた。

キングギドラとの戦いではゴジラアンギラスと共に活躍した。

正面からはキングギドラの引力光線に牽制されたが、戦いの後半でキングギドラの懐に駆け込んで地面に叩きつけ、
更には後ろからキングギドラにカンガルーキックをぶちかましてダウンさせ、さらに尻尾に噛み付くという大活躍を見せる。
ダウンしたキングギドラはリンチに遭い死亡したため、結果的に反撃の狼煙を上げる一発をかましたことになった。

着ぐるみは前作『キングコングの逆襲』の流用。
パリ襲撃シーンはバラゴン事情のために着ぐるみが予定通りに使えなかったため、代わりに行ったという逸話がある。鳴き声までバラゴンのままだったが
脚本の修正が間に合わなかったのか、劇中でも「パリにはバラゴン」と言われている。

キングギドラへのカンガルーキックの際、空中ブランコのような物に掴まっているゴロザウルスのメイキング写真がある。
その他、同作のライブラリ映像が『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』で使用されたことはある。


◆『行け!ゴッドマン』のゴロザウルス

集合住宅らしき場所に現れて家を壊さないように気を付けて徘徊していたが、ゴッドマンとの交戦の末、「ゴッドマン超音波」の前に敗れた。
ゴッドマンとの戦いではやたら顎を上下に引き裂こうとされている。キングコングとの戦いのオマージュだろうか?
着ぐるみは『怪獣総進撃』に引き続き同じ本編のものと思われるが、さすがに劣化しており、背中のチャックが見えているシーンもある。


◆『ゴジラアイランド』のゴロザウルス

ゴロザウルスの里に住んでいるという設定で、バラゴンと共に登場することが多かった。
ただ、これといった活躍や島の開拓に関する設定がなく(バラゴンにはある)、アイランド在籍怪獣の中では扱いはよろしくない。
基本的に善玉だが戦闘シーンはほぼ皆無で、カマキラスの裏切りでゴジラアイランドが危機に陥った時には、バラゴンと共にゴジラを見捨てようとしたこともある。


◆『GODZILLA 怪獣黙示録』のゴロザウルス

『怪獣黙示録』ではゴジラによって半ば滅ぼされた欧州に巣食っていた怪獣で、『怪獣総進撃』同様にパリを塒にしていた。
ジラと同様の俊敏性を有し、2039年にパリ解放に向かった地球連合相手に偵察用ドローンを何体も破壊し、スーパーXⅡを2機も落とした。
最期はG-HEDの弾幕とメーサー戦車隊の一斉砲撃で致命傷を負うも、死に際に異星人ビルサルドの宇宙船に体当たりし、道連れにした。
特徴が似通ったジラとは同エリアに出現していたが、単体では弱いが知能が高く異常なまでの繁殖力を武器に群れで行動するジラに対して、ゴロザウルスは単体での戦闘力が高いが一体しか出現しないという差別化がなされている。

また、『プロジェクト・メカゴジラ』ではヒマラヤ山脈の地中にもバラゴン共々生息していたらしく、オペレーション・グレートウォールの最中に目覚めて駆除された個体もいたようだ。
連合陸軍のシーゲル中尉は、「人類の愚行を止めようとしていたのではないか」あるいは「叩き起こされて自分達の住処を守ろうとしていただけではないか」と推測しており、「バラゴンには悪いことをした」と述懐しており、地底怪獣達に同情していた。


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最終更新:2025年11月16日 23:02