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登録日:2026/08/16 Sun 23:30:39
更新日:2026/08/22 Sat 20:03:53
所要時間:約 15 分で読めます






人は誰でも華やかな夢に憧れる
世界中を旅したい者
大きな家に住みたい者
はたまた大金を手にしたい者
そんな夢の終着点
それがこの

THE QUIZ SHOW


「THE QUIZ SHOW」は銀河テレビのクイズ番組。

概要

一般人・著名人問わず様々な挑戦者がクイズに挑む番組。

かつては「MC-TAZAKI」が司会をしており、一旦は終了したものの、2年後に新たな司会として「MC-KAMIYAMA」が引き継いでいる。
2代目になってからより豪華になっており、全編ゴールデンタイムでの生放送の上、バニーガールが大勢登場したり、スタジオにいるスタッフが全員正装を纏っている。

ルール

問題は基本的に四択問題が出題されるが、例外として正確に口頭で解答しなければならない問題もある。
正解すれば次の問題に進めるが、不正解ならその時点で終了となり賞金も貰えない。

OUGI

挑戦者は途中で分からない問題に出くわした場合「OUGI(奥義)」を使用することができる。ただし、どのOUGIが使えるかはルーレットによって決定する。
  • 召喚
その問題にちなんだ「召喚ゲスト」が登場しヒントを授けてくれる。
  • 以心伝心
その問題にちなんだ人物に電話や中継を繋ぎ答えを聞くことができる。
  • 導きの手
100名の観客が正解だと思う選択肢に投票してもらい、その結果を見ることができる。

賞金は以下の通りで、問題を聞く前ならリタイヤして途中までの賞金を持ち帰ることもできる。

Q7 1000万円
Q6 800万円
Q5 400万円
Q4 200万円
Q3 100万円
Q2 50万円
Q1 10万円

よって7問正解すれば1000万円を獲得できる。
しかし、この番組はここで終わらない。


ドリィィィィィム チャーーーーンス!!!!!

DREAM CHANCE

1000万円を獲得した挑戦者はドリームチャンスに挑むことができる。
前述の気合の入ったコールとセット転換時の珍妙なダンスも見どころ。

このDREAM CHANCEでは同様に四択(時折一問一答問題も出題される)に挑む。
正解すれば挑戦者が手に入るのは「」。すなわち挑戦者が叶えたい夢を銀河テレビが全力を尽くし1つ叶えるという物である。
著名人であれば「自身の新楽曲アルバム発売と大々的なプロモーション(ドラマタイアップ付き)」「自身の小説の実写ドラマ化」「自身をPRする特番の制作」など。
一般人でも「復職」「小型旅客機及び会社設立」、果ては「病院設立」まで可能。
もちろん「限度額いっぱいの賞金」も可能であり、第1期では2000万円、第2期では1億円まで可能。
司会も「そういった夢はここで叶えなくても賞金があればできるのでは?」と問うたこともあるが、たとえいくら金があろうともそれらにかかる手間・そしてそれがさらに成功したときのリターンを考えれば「限度額の賞金」以上の可能性を秘めている。
ただし、不正解の場合は夢はもちろん元の1000万円も没収。全てを失うことになる。
もちろんドリームチャンスに突入した時点でリタイヤは不可能で、やめる場合ギブアップとして賞金を手放さなければならない。

追記・修正はDREAM CHANCEに挑む意志を持ってお願いいたします


次週、自らの夢に挑戦するのはいったい誰か?
来週もこの時間にお会いしましょう

あなたの夢を、叶えます
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私は、あなたの全てを知っています









THE QUIZ SHOWは日本テレビ系列で2008年、および2009年に放送されたドラマである。
ちなみに同名映画の「QUIZ SHOW」とは関係がない。そっちは古畑任三郎のクイズ王回の方が筋書きが近い。

真の概要

銀河テレビで放送されるクイズ番組「THE QUIZ SHOW」が展開される…が、実は挑戦者はひた隠しにしている後ろめたい過去を持つ者ばかり。
最初は他愛もない一般常識問題だが、問題が進むにつれ自身の秘密に少しずつ迫るようになっており、特にDREAM CHANCEではまさにその核心に迫る問題が出題される。誰も知らないはずの秘密を暴露され追い込まれる挑戦者と「あなたの全てを知っている」と豪語するMCの攻防戦がドラマのハイライト。
一方、陽気に盛り上げる司会は普段は番組スタッフのある人物に監禁、外界から隔離されており、その人物とスタッフを繋ぐ因縁もまた徐々に明らかになっていく…というのがドラマ後半の盛り上がりとなる。

ルールを見ればわかる通り「クイズ$ミリオネア」に暴露要素を足した劇中番組がそのまま放送されるという、一種のモキュメンタリー風味な作りのドラマである。
2000年代にテレビっ子だった人に分かりやすく言うと「フィクション&シリアス版のクイズマジオネア」。
劇中番組パートはちゃんとクイズ番組のそれと同じような編集がなされており、特に舞台俳優中心にキャスティングされた1stシーズンは前提知識のないまま視聴すると「知らないクイズ番組見てたと思ったらなんか変な展開になってきた…」という印象を受けるような作りになっていた。
ご丁寧に番組最後に表示される注意テロップも「THE QUIZ SHOWは基本的にフィクションです」という表示になっている。

2008年に「1stシーズン」として深夜で放送。深夜ということもありセットは白を基調としたシンプルなものである。

続く2009年には「2ndシーズン」として「土曜ドラマ」で放送。1stシーズンが関東ローカルだったこともあり、舞台背景は変えられているもののストーリーの大まかな流れは1stシーズンと変わらないという「リメイク」という形となったが、その後「1stシーズンの2年後」が舞台だったことが明らかになり「リメイクだが続編」という不思議な立場の作品となった。
前述の通りゴールデンに上がったということからよりコロシアムのようなシルバーで煌びやかなセットや演出となっている。

やはりというべきか、1stシーズンMCを務める片桐が持つ「うさんくささと怪しさを兼ね備えた怖さ」か、2ndシーズンMCの櫻井の「爽やかすぎるからこそ裏があるかもしれない怖さ」かによってファンの好みも分かれている。



登場人物

1stシーズン

  • MC-TAZAKI / 田崎徹
演 - 片桐仁(ラーメンズ
初代司会。変幻自在の百面相と時に挑戦者の神経を逆なでするような挑発で煽りながら番組を進めていく。
しかし、その正体はプロデューサーを務める山之辺以外誰も知らず、普段は白い壁に囲まれた施設で監禁されている。

  • 山之辺健吾
演 - 戸次重幸(TEAM NACS)
番組プロデューサー。田崎を司会に据える一方、解答者の人選を含め何かもくろんでいるようであり…

ちなみに山之辺役の戸次は、本作と同時期に同じ「アットムービー」が制作するドラマ『33分探偵』にもレギュラー出演していた*1役柄のテンションは真逆だったが…

  • 案内人
演 - 中村靖日
番組出場者の下に出向き、出演オファーを示す招待状を届ける番組スタッフ。なぜかいつも寸足らずなスーツに蝶ネクタイを身につけている。
誰かと応対する際には「銀河テレビの者」を名乗るが、田崎同様に彼の素性は山之辺以外誰も知らない。

  • 松坂一朗*2
演 - 津村知与支
いつも変なTシャツを着ている番組ディレクター。副調整室から番組の収録を行うスタジオフロアの人間に指示を飛ばす。
山之辺の真意については特に知らない普通のスタッフだが、出演者が醜態を晒すと喜ぶなど中々にゲスい。

  • 佐伯
番組のフロアディレクター……らしい。
カメラ内には一切映らないが、松坂にいつも怒鳴りながら作業を指示されている。




2ndシーズン

レギュラー出演

  • MC-KAMIYAMA / 神山悟
演 - 櫻井翔(
2代目司会。爽やかでポップだが時に強烈な毒舌を鋭くぶち込む司会ぶり。また、他人の命を軽く扱う考えを持つ人間に対しては強い怒りを見せ、時には平手打ちを食らわせる事も。
田崎同様普段は白い壁に囲まれた施設で監禁されている。

  • 本間俊雄
演 - 横山裕(関ジャニ∞)
ディレクター。父が銀河テレビ会長というボンボンながら1stシーズンではADを務めていたなどちゃんと叩き上げのキャリアを持つ。
実質的に番組の実権を握っており、生放送というごまかしの利かない舞台において挑戦者、そしてある人物の闇を暴こうとしており…

  • 案内人
演 - 篠井英介
「銀河テレビの者」を名乗って出演オファーを示す招待状を届ける番組スタッフ。前任者と違いズボンの丈は普通。
紳士的な態度の一方でいつの間にか出場候補者のそばに姿を現す神出鬼没さを持つ。
前シーズンの案内人同様に彼の素性は本間以外は誰も知らない。

  • 高杉玲奈
演 - 松浦亜弥
AD→ディレクター。実直で真面目に番組に取り組む。

  • 松坂源五郎
演 - 泉谷しげる
照明技師。職人気質であり、時に無茶苦茶な要求をする挑戦者にも、それにゴーサインを出す本間や冴島に呆れることも多い。
時々問題の回答選択肢に名前が挙がることも…

ちなみに実在の照明技師に演者と同姓同名の「泉谷しげる」という人物がいるのは有名な話だが、キャスティングがそれに因んでいるのか、偶然の一致なのかは不明。

  • 竹内昂
演 - 和田正人
音響効果担当。仕事の最中にネット掲示板をチェックするほどの重度のネットオタクで、時にはそこから挑戦者の秘密に関する情報を得る事も。

  • 佐伯幸三
演 - 今井隆文
フロアディレクター。1stシーズンでいつもドヤされていたあの佐伯本人。

  • 冴島涼子
演 - 真矢みき
プロデューサー。仕事熱心だが下手すれば放送事故になりかねないことをやろうとする言う事を聞かない本間のやり方に奔走され翻弄される苦労人。一方で仕事に集中するあまり一人娘の美野里(演 - 大橋のぞみ)にかまってあげられないなど家庭との両立に悩んでいる。

  • 田所治
演 - 榎木孝明
銀河テレビ編成局長。視聴率ダウンや挑戦者とのトラブルを恐れてはいるが、結局番組は高視聴率を獲得するためなあなあに済ませている。それでも「『2年前に起こした出来事』の再発だけは…」と恐れており…




音楽

1stシーズンの主題歌はPay money To my Painによる「Paralyzed ocean」。
オープニングで使用され、真っ白な背景をバックに赤い縄で結ばれる田崎と山之辺、そしてミケランジェロの「アダムの創造」を始めとするキリスト教宗教画が次々にカットアップされていくという、物語の裏テーマを強く意識した映像と共にハード目な印象が強い。

2ndシーズンの主題歌は嵐による「明日の記憶」。
こちらは番組エンディングのスタッフロールが流れるタイミングで使用され、クイズという名で下された過去との向き合いによって変わっていく解答者たちの姿とともに流れるさわやかな印象の曲。

劇中BGMの作曲はCOALTAR OF THE DEEPERSや特撮のギタリスト、NARASAKIが全面的に担当。
特に劇中番組エンディングに流れるエンドテーマは、ストリングスを中心とした壮大さと哀しさの同居するハードロックナンバーで、実質的にこのドラマのメインテーマと言っても過言ではない。
なお、2ndシーズンの内容をベースにサントラも発売されており、哀川翔演じるミュージシャンが歌うトンチキソング「イニシアチブ・俺」「ラブ・ホライズン」もバッチリ収録。しかし1st・2nd通しで解答者の過去に迫る重大な回想シーンに使われた定番BGM「SUSPENCE*5」が収録されていないなど細かい未収録曲も多い。



余談

TEAM NACSでも脚本を手掛ける戸次は演者ながら、1stシーズンの1エピソードの脚本も手掛けている。

2011年新春にて同じ世界観で舞台を歌謡ショーに変えた姉妹作品、『THE MUSIC SHOW』が放送され、こちらでは1stシーズン最初の回答者であった村瀬龍一郎の実兄、村瀬龍(演:光石研)が審査員として登場する。

2ndシーズンが放送された2009年には、メイン脚本を担当した及川拓郎によってノベライズ版が出版されている。
内容としては1stをベースにしているが、クイズ番組に過ぎない「THE QUIZ SHOW」が暴露番組に変遷しても怪しまれなかった理由が補強されているほか、そのままではシーズン2に繋がらない独自の結末を迎えている。


片桐と戸次はその後、局は違うものの同じく「アットムービー」によって製作されたSFコメディドラマ『宇宙犬作戦』でも共演している。
また、片桐の方はさらに「偉人の来る部屋」というトーク番組の皮を被ったドラマにも出演。番組外パートでは白い部屋で何か重大な秘密を持っているらしきそぶりを見せるなど共通点も多い。


後に片桐は「クイズ!金の正解!銀の正解!」で司会進行を務める「神様」の声を、櫻井は2026年に復活版「アメリカ横断ウルトラクイズ」の総合司会就任が決まるなど、両者とも「本当の『クイズ番組』」の司会を務めている。
このほかにも1stシーズンの解答者を演じた佐藤二朗は後に「クイズ 99人の壁」で司会を務め、2ndシーズンで案内人を演じた篠井は当番組よりも前に「脳内エステ IQサプリ」の初代司会を務めていたなど、妙にクイズ番組に縁のある人選が多い。


後に櫻井と横山が他番組で共演した際、櫻井は現場に新聞とフルーツを持ち込み「キャスター業との両立」「自己管理」を見せたのに対し、横山が持ってきたのは少年ジャンプだけだったらしく、その意識の差に「俺、負けたなぁ」と己を恥じたとのこと。櫻井「一番楽しいじゃん!」


追記・修正はDREAM CHANCEを正解し「夢」を手に入れてからお願いいたします。

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最終更新:2026年08月22日 20:03

*1 そっちの方には本作出演者から他に佐藤二朗・岡田義徳・堀内敬子等が参加していた。

*2 フルネームは2ndシーズンで判明

*3 もっとも初代ガンダム至上主義者である戸次はシャアのモノマネで対抗するというよく分からない絡み方をしていた。

*4 なお、片桐・戸次はDVD特典映像にて、番組のセットを利用してガンダムのカルトクイズPK対決を繰り広げている。

*5 誤字になっているが原題ママ。

*6 設定上は今までにない画期的な内容……となっているが、現実にも「クイズ悪魔のささやき」というお金が欲しい解答者の事情にクローズアップした人気番組があったりした。

*7 小説版オリジナルの登場人物だが、物語本編の進行と並行する形で露見すれば破滅は免れないある秘密を抱えていく事になる。