登録日:2026/09/23 Wed 15:38:2
更新日:2026/09/23 Wed 15:59:48NEW!
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バランとは漫画『
北斗の拳』の登場人物である。
別名「光帝バラン」
【配役】
【概要】
修羅の国編以降の物語に登場する、
サヴァ王国の隣国・ブランカの
支配者。
ブランカは「神」と呼ばれるものを信仰する宗教国であり、その信仰心は
隣国の王子ですら誇りにするほどだったが、バランが来てからは聖人の像の顔が全て削られていた。
そう、突如現れてブランカの支配者となったバランは「神」を否定し、「力」のみを信じる男であった。
彼はもともとのブランカの王族やそれに仕える者を処刑する傍らでブランカ国の統治を行う。
これもあって王権自体は奪っていない。故にバランには「支配者」と呼ばれているのだ。
だがその方法は、病気になった子どもを救うなど自愛に満ちたものである。
……しかしその一方で自らに敵対する存在は弱者であろうと容赦なく、自らの「力」を持って屠っていた。
「力」それに忠実な者には優しく、そうでなく未だ「神」に縋るものには殺意を向ける。
バランはそんな二面性を持つ男であった。
一方、ひょんな事からブランカ国にやってきた
ケンシロウは、バランの振るう力が
北斗神拳を用いたものと見抜く。
そんな風に領民を騙し、地下では悪逆無道を働くハリボテの支配者。
ケンシロウですら「あれほどの男が!」と嘯く程であった。
【来歴】
バランはブランカの王族を処刑する一方、ルセリだけには執着していた。
彼女と結ばれようとしていだのだ。
だがそんなのは婚約者であるサトラが認めない。
しかし、目覚めたとはいえ寸前まで井の中の蛙だった男がバランに敵うわけもなく軽く拗られた挙げ句「いつでも殺せる」と言い放たれてしまう。
それでも果敢に立ち向かおうとするサトラを止める男がいた。ケンシロウだ。
「サトラを死なせない」彼の兄、カイの約束を守るように、ケンシロウはバランと戦う。
北斗神拳の使い手であるバランにケンシロウは苦戦。
戦闘中も神を否定するバランに、ルセリが問う。
「なぜ神をそこまで憎むのか」と。
バランは答える。
彼の妹ユウカは病魔に侵されており、バランはその薬を何処かから奪ってきた。
しかしユウカはその薬の受け取りを拒否する。兄が罪を冒して手に入れたそれを飲むのは、神が許さないと。
ユウカは人として正しく生きていた。だが世紀末においてはその正しさは命取りとなり…呆気なく死んでしまった。
この一連の出来事は、バランからしてみれば「信仰した人間を神が見捨てた」と言っても過言ではない。
そして彼はブランカ国から「神」を奪い去り「力」に服従するように迫ったのだ。
だが彼がブランカを根本から変えようとしたのにもまた理由があった。
バランは、元は流れ者で旅をしていた。
立ち寄ったブランカ国が神を信仰する国と聞いた際「そんな国はいずれ墓場となろう」と吐き捨てる。
その途中、ブランカの王女ルセリが蛮族に襲われる姿を見る。
神に祈る愚か者を救う義理は無いはずなのだが、バランは突如彼女…ユウカに似た娘を救うために翔ぶ。
蛮族は一瞬で蹴散らされるも、ルセリはその助けを「神のおかげ」という。
……山賊に足を刺され、一生物の傷を負ったというのに。
バランは願ったのだ。神に願っても死を早めるだけ。
ならばこそ自らが独裁者となり神を否定するのだと。
彼もまた悲しき男であった。……未だに妹の事を思うほどには。
【力の秘密】
神に成り代わるための力を得た。
そう豪語するバランに、サトリはふっ飛ばされながらもいう。神に変わった男は存在しないと。
しかしバランは1人知っていた。神に最も近い男
ラオウ。
そう、バランの北斗神拳はラオウから奪ったものである。
だがケンシロウ曰く、その拳はラオウの足元にも及ばない。
実際緒戦では一方的に攻め立てていたが、実際のケンシロウはそれら全てを紙一重で避けていた。…それを見抜けたのが
リュウだけであったが。
ともかく、ユウカやルセリとの因縁を語り、なお神への恨みとともにケンシロウに挑むものの、本気の北斗神拳をぶつけるも…全く通じなかった。
なぜならバランはラオウの圧倒的な力の中にある愛を知らなかったからだ。
……いや、敢えてラオウが「愛」を必死に否定しようとしていたのかもしれない。
ラオウの拳を学んでいたバランはとある少女を救う。
しかしラオウはその少女を「殺せ」と命じたのだ。
そんな事は出来ないと叫ぶバランを、ラオウは「情を捨てなければ神に復讐はできない」と突き放す。
余りにもひどい仕打ちにバランは……少女を殺すことなどできず、またラオウにも失望してしまう。
しかし、ラオウの力だけは絶対と信じていたバラン。
だが彼の死が告げられ、更に眼の前には自分以上の力を持つ男…。
ここでバランはラオウの言葉を思い出す。非情になれ。そしてルセリを人質にしてまで本懐を遂げようとする。
……が、ここで前に出たのは、リュウ。ラオウの遺児だ。
神を否定し、力を求め、情すらも捨て去ろうとする悲しき男。リュウがバランに持った感情は悲しみであり、その目はラオウがバランに向けたものと同じ。
ケンシロウは言う。「ラオウも非情になりきれず己と戦っていたのだ」と。
その説得、そしてリュウの涙を持って…バランはようやく自らの過ちを自覚するのであった。
「神への復讐はなし得ない」それもまた理解して…。
そしてそれは、ケンシロウにとって初めての「死闘の果て、死の直前ではない和解」であった。
【力を信じたものの末路】
…バランはようやく自らの愚かさを知った。
しかし改心したからといって、今までの悪行が許されるわけがない。
「支配者」はどんな形であれ、最後には責任を果たさなければならないのだ。
バランは国をバラン国王に返し、その檻を守っていた名もなき兵士に何かを頼み…自らは処刑台に向かう。
磔にされた光帝は…なんと民に対して命乞いをする。
それに対して兵士が叫ぶ「あの男は光帝バランではない。もし本物なら奇跡を起こし矢をかわせる!」と。
そう、力を持たないバランは、バランではない。…一般兵に撃ち抜かれる程度の男に、ブランカは支配できないのだ。
こうしてバランは偽の王として民衆の前で撃たれた。「お見事でした」そう涙する兵士の言葉を手向けに。
……死の淵にいるバランは、サトラにルセリを託し、リュウに「無様な死に様を見せた」という。
だがリュウにとっては「とてつもなく大き」く見えた。その言葉を聞いたバランは笑顔を浮かべ……ようやく妹の元に向かったのだった。
「ラオウになりかわってリュウに真の男の死に様を教えてくれた」
ケンシロウはそう言い、一つの確信をする。
もはや、リュウに自分は必要ないということを……。
【余談】
前述の通り北斗神拳を使いこなす。
特に、かのラオウの代名詞とも言える「北斗剛掌波」を得意としている。
その戦闘力はかなりのもので、ブランカの将軍オルガの剣戟を片手で受け止め、その後軽く指先だけでダウンさせるほど。
であるが、ラオウの拳の本質も知らない見様見真似のそれはケンシロウからしてみれば児戯に等しいものであった。
実際、ケンシロウの本気の証である「服破り」はしたがそれはバランの攻撃の余波であり、今までのように自ら破ってはいない。つまり本気でなかった節がある。
とはいえ、万全の状態のケンシロウに傷を負わせるほどの強さはある他、その辺の雑魚では敵わないほどの強さはある。
最終回の敵がスーパーチンピラみたいな存在だったことを考えると、ある意味ではバランは「最後の強敵」と言える存在だろうか。
そしてそんな敵だからこそ、敗れた後でもそのまま死なず「後始末」の猶予が与えられたのだろう。
ちなみに「北斗神拳」を持つ男を慕う少年といえば心当たりがある。ケンシロウを慕う少年
バットだ。
だが、「兄貴」「弟」となれたケンシロウとバットと違い、ラオウはバランを否定してしまった。
これはある意味では対比ともifの姿とも言えるだろう。
もしくはバランが「リンと仲良くなった後、救えなかったバット」のifなのかもしれない。
しかしリュウ編のキャラの例に漏れず、彼も外部作品の登場に恵まれていない。
そんな中で「ザコたちの挽歌」では帝王軍の彼が登場している。
まだまだ修行中の彼はノブに「バランくん」と可愛がられていた。
バラン側も慕っていたのか、上記のラオウのパワハラによって退職する事となった際にノブにそのことを伝えていた。
この頃から拳王軍の一般兵程度なら相手にできるが、流石に
ハート様が相手ではもともとの相性の悪さもあり敵わなかったようだ。
アニヲタが何をしてくれると言うのだ、追記・修正の手を差し伸べてくれると言うのか?
笑わせるな、一つの記事に過ぎんのだー!!
- そうかアニメだと昭和の方は修羅の国編まででスピンオフ枠でアニメ化されたDDやいちご味にも出てないから。ザコたちのアニメで出演した時で騒がれたのはそういうことだったか -- 名無しさん (2026-09-23 15:54:43)
- 乙。「この構えは北斗神拳七点掌!」「残影蠍拳か…(確かに似ている…だが北斗神拳ではない)」って「北斗神拳の残影蠍拳という技のバラン流アレンジ」なのか「北斗神拳の構えから残影蠍拳という別の流派の技を使った」のか気になるところ -- 名無しさん (2026-09-23 15:59:48)
最終更新:2026年09月23日 15:59