登録日:2026/09/23 Wed 15:38:2
更新日:2026/10/06 Tue 17:24:24
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バランとは漫画『
北斗の拳』の登場人物である。
別名「光帝バラン」
【配役】
【概要】
修羅の国編以降の物語に登場する、
サヴァ王国の隣国・ブランカの
支配者。
ブランカは「神」と呼ばれるものを信仰する宗教国であり、その信仰心は
隣国の王子ですら誇りにするほどだったが、バランが来てからは聖人の像の顔が全て削られていた。
そう、突如現れてブランカの支配者となったバランは「神」を否定し、「力」のみを信じる男であった。
彼はもともとのブランカの王族やそれに仕える者を処刑する傍らでブランカ国の統治を行う。
これもあって王権自体は奪っていない。故にバランには「支配者」と呼ばれているのだ。
だがその方法は、病気になった子どもを救うなど慈愛に満ちたものである。
……しかしその一方で自らに敵対する存在は弱者であろうと容赦なく、自らの「力」を持って屠っていた。
「力」に忠実な者には優しく、そうでなく未だ「神」に縋るものには殺意を向ける。
バランはそんな二面性を持つ男であった。
一方、ひょんな事からブランカ国にやってきた
ケンシロウは、バランの振るう力が
北斗神拳を用いたものと見抜く。
そんな風に領民を騙し、地下では悪逆無道を働くハリボテの支配者。
ケンシロウですら「あれほどの男が!」と嘆く程であった。
【来歴】
バランはブランカの王族を処刑する一方、ルセリだけには執着していた。
彼女と結ばれようとしていだのだ。
だがそんなのは婚約者であるサトラが認めない。
しかし、目覚めたとはいえ寸前まで井の中の蛙だった男がバランに敵うわけもなく軽く拗られた挙げ句「いつでも殺せる」と言い放たれてしまう。
それでも果敢に立ち向かおうとするサトラを止める男がいた。ケンシロウだ。
「サトラを死なせない」彼の兄、カイとの約束を守るように、ケンシロウはバランと戦う。
北斗神拳の使い手であるバランにケンシロウは苦戦。
戦闘中も神を否定するバランに、ルセリが問う。
「なぜ神をそこまで憎むのか」と。
バランは答える。
彼の妹ユウカは病魔に侵されており、バランはその薬を何処かから奪ってきた。
しかしユウカはその薬の受け取りを拒否する。兄が罪を冒して手に入れたそれを飲むのは、神が許さないと。
ユウカは人として正しく生きていた。だが世紀末においてはその正しさは命取りとなり…呆気なく死んでしまった。
この一連の出来事は、バランからしてみれば「信仰した人間を神が見捨てた」と言っても過言ではない。
そして彼はブランカ国から「神」を奪い去り「力」に服従するように迫ったのだ。
だが彼がブランカを根本から変えようとしたのにもまた理由があった。
バランは妹の死後も成長を続け、大人になった際には流れ者となり世界中を旅をしていた。
その際に立ち寄ったブランカ国が神を信仰する国と聞いた際「そんな国はいずれ墓場となろう」と吐き捨てる。
立ち去ろうとするが、ブランカの王女ルセリが蛮族に襲われる姿を見る。
神に祈る愚か者を救う義理は無いはずなのだが、バランは突如彼女…ユウカに似た娘を救うために翔ぶ。
蛮族は一瞬で蹴散らされるも、ルセリはその助けを「神のおかげ」という。それにしても少しくらいはバランに感謝くらいしてやってもいいんじゃないか…?
……山賊に足を刺され、一生物の傷を負ったというのに。
バランは願ったのだ。神に願っても死を早めるだけ。
ならばこそ自らが独裁者となり神を否定するのだと。
彼もまた悲しき男であった。……未だに妹の事を思うほどには。
【力の秘密】
神に成り代わるための力を得た。
そう豪語するバランに、サトリはふっ飛ばされながらもいう。神に変わった男は存在しないと。
しかしバランは1人知っていた。神に最も近い男
ラオウ。
そう、バランの北斗神拳はラオウから学んだものである。
だがケンシロウ曰く、その拳はラオウの足元にも及ばない。
実際緒戦では一方的に攻め立てていたが、実際のケンシロウはそれら全てを紙一重で避けていた。…それを見抜けたのが
リュウだけであったが。
ともかく、ユウカやルセリとの因縁を語り、なお神への恨みとともにケンシロウに挑むものの、本気の北斗神拳をぶつけるも…全く通じなかった。
なぜならバランはラオウの圧倒的な力の中にある愛を知らなかったからだ。
……いや、敢えてラオウが「愛」を必死に否定しようとしていたのかもしれない。
ラオウの拳を学んでいたバランはとある少女を救う。
しかしラオウはその少女を「殺せ」と命じたのだ。
そんな事は出来ないと叫ぶバランを、ラオウは「情を捨てなければ神に復讐はできない」と突き放す。
余りにもひどい仕打ちにバランは……少女を殺すことなどできず、またラオウにも失望してしまう。
しかし、ラオウの力だけは絶対と信じていたバラン。
だが彼の死が告げられ、更に眼の前には自分以上の力を持つ男…。
ここでバランはラオウの言葉を思い出す。非情になれ。そしてルセリを人質にしてまで本懐を遂げようとする。
……が、ここで前に出たのは、リュウ。ラオウの遺児だ。
神を否定し、力を求め、情すらも捨て去ろうとする悲しき男に、リュウが持った感情は悲しみであり、その目はラオウがバランに向けたものと同じ。
ケンシロウは言う。「ラオウも非情になりきれず己と戦っていたのだ」と。
その説得、そしてリュウの涙を持って…バランはようやく自らの過ちを自覚するのであった。
「神への復讐はなし得ない」それもまた理解して…。
そしてそれは、ケンシロウにとって初めての「死闘の果て、死の直前ではない和解」であった。
【力を信じたものの末路】
…バランはようやく自らの愚かさを知った。
しかし改心したからといって、今までの悪行が許されるわけがない。
「支配者」はどんな形であれ、最後には責任を果たさなければならないのだ。
バランは国をブランカ国王に返し、その檻を守っていた名もなき兵士に何かを頼み…自らは処刑台に向かう。
磔にされた光帝は…なんと民に対して命乞いをする。
それに対して檻を守っていた兵士が叫ぶ「あの男は光帝バランではない。もし本物なら奇跡を起こし矢をかわせる!」と。
そう、力を持たないバランは、バランではない。…一般兵に撃ち抜かれる程度の男に、ブランカは支配できないのだ。
こうしてバランは偽の王として民衆の前で撃たれ、国を奪還された。「お見事でした」そう涙する兵士の言葉を手向けに。
……死の淵にいるバランは、サトラにルセリを託し、リュウに「無様な死に様を見せた」という。
だがリュウにとっては「とてつもなく大き」く見えた。その言葉を聞いたバランは笑顔を浮かべ……ようやく妹の元に向かったのだった。
「ラオウになりかわってリュウに真の男の死に様を教えてくれた」
ケンシロウはそう言い、一つの確信をする。
もはや、リュウに自分は必要ないということを……。
【余談】
前述の通り北斗神拳を使いこなす。
特に、かのラオウの代名詞とも言える「北斗剛掌波」を得意としている。
その戦闘力はかなりのもので、ブランカの将軍オルガの剣戟を片手で受け止め、その後軽く指先だけで永遠にダウンさせるほど。
であるが、ラオウの拳の本質も知らない見様見真似のそれはケンシロウからしてみれば児戯に等しいものであった。
実際、ケンシロウの本気の証である「服破り」はしたがそれはバランの攻撃の余波であり、今までのように自ら破ってはいない。つまり本気でなかった節がある。
とはいえ、万全の状態のケンシロウに傷を負わせるほどの強さはある他、その辺の雑魚では敵わないほどの強さはある。
最終回の敵がどちらかというとバットの相手だったことを考えると、ある意味ではバランは「ケンシロウが最後に倒すべき相手」とも言える。
そしてそんな敵だからこそ、敗れた後でもそのまま死なず「後始末」の猶予が与えられたのだろう。
ちなみに「北斗神拳」を持つ男を慕う少年といえば心当たりがある。ケンシロウを慕う少年
バットだ。
だが、「兄貴」「弟」となれたケンシロウとバットと違い、ラオウはバランを否定してしまった。
これはある意味では対比ともifの姿とも言えるだろう。
もしくはバランが「リンと仲良くなった後、救えなかったバット」のifなのかもしれない。
また、バランは身に着けた北斗神拳を、圧制者として君臨し統治する(ラオウ)、秘孔を医術として用いる(トキ)、蛮族から人々を守る(ケンシロウ)、自らを救世主として自称する(ジャギ)…と北斗四兄弟のスタンスをそれぞれ掛け合わせた使い道を見せている。
「兄弟同士での後継者争い」を再度テーマにしたのがサヴァ国での話なら、ブランカ国でのバランは「北斗神拳の使い手」をテーマとした正と負の両面を合わせ持つ集大成とも言えるキャラとも言えよう。
なおバランは前述の通りラオウから拳法を習ったのだが、その割には秘孔を使った病気の治療なども難なく行えていた。
あのラオウがそんなことを教えたり使ったりすることは考えにくく、一体どこで学んだのかはよく話題となる。
しかしリュウ編のキャラの例に漏れず、彼も外部作品の登場に恵まれていない。
そんな中で「拳王軍ザコたちの挽歌」では拳王軍に所属していた頃の彼が登場している。
まだまだ修行中の彼は、主人公であるノブに「バランくん」と呼ばれ可愛がられていた。
バラン側も慕っていたのか、上記のラオウのパワハラによって退職する事となった際にノブにそのことを伝えていた。
この頃から拳王軍の一般兵程度なら相手にできるが、流石に
ハート様が相手ではもともとの相性の悪さもあり敵わなかったようだ。
だがこの作品では拳王軍はカサンドラに研修に行きそこで捕えられていたトキと邂逅したものもいる他、バラン本人もチンピラ相手に秘孔を試している節がある。
まさかのギャグ漫画で伏線回収する時代。
ちなみにこれが
バランの始めてのアニメ出演である。
まさかのギャグ漫画で初出演する時代。
アニヲタが何をしてくれると言うのだ、追記・修正の手を差し伸べてくれると言うのか?
笑わせるな、一つの記事に過ぎんのだー!!
- そうかアニメだと昭和の方は修羅の国編まででスピンオフ枠でアニメ化されたDDやいちご味にも出てないから。ザコたちのアニメで出演した時で騒がれたのはそういうことだったか -- 名無しさん (2026-09-23 15:54:43)
- 乙。「この構えは北斗神拳七点掌!」「残影蠍拳か…(確かに似ている…だが北斗神拳ではない)」って「北斗神拳の残影蠍拳という技のバラン流アレンジ」なのか「北斗神拳の構えから残影蠍拳という別の流派の技を使った」のか気になるところ -- 名無しさん (2026-09-23 15:59:48)
- ラオウもそうだけど、最後に自分の過ちを認めたとはいえお前天国に行けると思ってんのか…っていうのは無粋だろうか -- 名無しさん (2026-09-23 16:50:21)
- 北斗のサブキャラの項目作りまくってる人かな。色々こちらも考えているが他のメインキャラはもうギブアップいう事でよろしい? -- 名無しさん (2026-09-23 17:02:14)
- 北斗のサブキャラとなると、最後に作るのはやはりボルゲになるんだろうか。 -- 名無しさん (2026-09-23 18:10:10)
- ラオウから盗んだ北斗神拳の秘孔で死にかけの子どもを救ったという事は、ラオウもバランがいる所で秘孔治療を誰かに施した事があるんだよな…そこらのモヒカンや村人なら見捨てるだろうから、相当な地位にいる幹部あたりか -- 名無しさん (2026-09-23 18:28:21)
- 秘孔の原理がある程度わかってきたところで「その病を治す秘孔はここだ!」してた可能性…についてはそんなことする人じゃないよな、というイメージがある -- 名無しさん (2026-09-23 18:47:25)
- 最後の処刑台で情けなく命乞いするのは何かの時代劇で見た気がする。 -- 名無しさん (2026-09-23 19:18:11)
- 汚れた顔の天使? -- 名無しさん (2026-09-23 19:24:33)
- ↑4 カサンドラ研修でトキが治療するのを見たとか(ざこばん脳) -- 名無しさん (2026-09-23 19:44:09)
- 改心したからと言ってそれでなぁなぁでは済ませずにきっちりとケジメをとるのが良かった 最期に醜く命乞いをする演技までして -- 名無しさん (2026-09-23 22:42:31)
- >上から3番目 そもそもバランは神を信じてないから天国とか気にしてないだろ -- 名無しさん (2026-09-24 06:39:15)
- 「これが本物の剛掌波だ」って両手で撃つのはどうかと思った(ラオウ・バランは片手版) -- 名無しさん (2026-09-24 07:09:54)
- 確か「究極の奥義は何だ?」って本で剛掌波喰らった立場からのコメントでバランも「オレの剛掌波は所詮は見様見真似…だからって何も両手撃ちすることはなかったんじゃないか?」とか言ってたw -- 名無しさん (2026-09-24 23:11:18)
- ↑11 そうですね、自分では残されたメインキャラは難しかったです。 -- 名無しさん (2026-09-25 16:48:46)
最終更新:2026年10月06日 17:24