メディーバルデュークモン

登録日:2012/01/07 Sat 22:15:38
更新日:2025/01/27 Mon 02:11:35
所要時間:約 2 分で読めます




その姿を見た者は皆無に等しい幻想の英雄戦士!!


『メディーバルデュークモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。

【基本データ】

世代 究極体
タイプ 戦士型
属性 データ種
必殺技 ファイナル・クレスト
飛竜の力を秘めた最強魔槍「デュナス」から放たれる攻撃。
得意技 レイジ・オブ・ワイバーン

【概要】

別次元のデジタルワールド『ウィッチェルニー』において“伝説の英雄”と称えられている謎の戦士型デジモン。
デュークモンの先祖説や別次元のデュークモン説が有力)
Medieval(メディーバル)”とは「中世」の意味。

初登場は2003年発売の『デジタルモンスターカードゲーム ブースター21』。
ちなみに、素の状態でX抗体を所持しているデジモンの1体。

魔術(高級プログラム言語)が未成熟で外敵から身を守る術が無く、滅びの道を辿っていた古代『ウィッチェルニー』に突如として現れて敵を撃退。
時空を超越して今尚、同一個体が存在し続けているとされるが定かではない。

飛竜の力を秘めた最強魔槍「デュナス」を所持。
風の魔術*1によって創られた武器で戦う《ヴォルテクスウォリアー》と呼ばれるデジモン達を束ねていることから “旋風将” の異名を持っている。。
(必殺技「ブレス・オブ・ワイバーン」を持つデュナスモンとの関係性は定かではない)
《ヴォルテクスウォリアー》の所属するデジモンはどのような種がいるのか、他の炎・大地・水のデジモンを纏めるデジモン達が存在するのか、彼らは今後登場するのか…そのすべてが不明。
だったが…?(後述)

デジタルワールドではその姿を見た者は皆無に等しい。
だが、全身に煌びやかな装飾を施した甲冑に、紋章を付した荘厳な姿からデジタルワールドでは “幻想の戦士” と呼ばれているデジモンである。
さらに、僅かな目撃情報はNEWデジタルワールドのウルドターミナルに存在する、ローラン大陸のフォレストリーフ*2が採れる森に集中している。


【関連デジモン】

メディ―バルデュークモンが登場してから20年以上も経った2024年。
デジモンカードゲームを基にしたメディアミックス作品『デジモンリベレイター』が公開された。
その主人公の一人、風真照人。そして、そのパートナーがプテロモンであった。
当初は成熟期であるゲイルモンまでしか公開されていなかったが、後に完全体のグランゲイルモン、そして究極体のゼファーガモンが公開された。
そして、彼らには『《ヴォルテクスウォリアー》に所属している』という設定が付与されていたのであった。
公式も、よくそんな設定覚えていたものである。
なお、いずれもメディ―バルデュークモンとは異なりX抗体は所持していない。

◆グランゲイルモン

世代 完全体
タイプ 鳥竜型
属性 データ種
必殺技 ドラゴニックストーム
「スチュパリデス」から、周囲一帯をまとめて斬り伏せる風を放つ技。
ウィングトルネード
錐揉み状に回転しながら飛行、そのまま突進して金属の羽で敵を切り裂く技。
ブテンモンのように全身を覆った、大柄な人型の鳥竜デジモン。
その緑に輝く鎧は、翼やクチバシまでも覆っている。
また、魔術によるコーティングが施されているため、光を特殊に反射させ周囲の景色に巧みに溶け込む他、大型の翼を持つにも関わらず羽ばたきによる音を消すことが出来る。

『森の王』としても名高く、大きなトサカのようなツノは森の王としての象徴。
森に棲息する多くのデジモンはツノを見るだけで平伏すという。
手には風の魔術で創られた軍配「スチュパリデス」を持つ。
そこから発生する風は、グランゲイルモンの思考を発信する役割も果たしており、ゲイルモンの群れに対して風による指示や警告を届けることで森林の安全を確保している。

「スチュパリデス」とは、ギリシア神話に登場する、アルカディア地方に生息する怪鳥*3
爪、翼、嘴が青銅で出来ていたともいわれる獰猛な鳥で、たびたび人や穀物を襲い荒らしたという。
かのヘラクレスの十二の試練の一つが、この鳥を退治することであった。


◆ゼファーガモン

世代 究極体
タイプ 魔法騎士型
属性 データ種
必殺技 ディバインテンペスト
胸部の翼を展開し、デジコアから直接に最大風力のエネルギーを放出する技。
緊急時に、災いを止めるためにしか使用されない。
その威力は敵を彼方まで吹き飛ばし大地を削り取るという。
得意技 ゲイルブレイバー
両手の剣をそれぞれブーメランに変形させ、竜巻を纏った斬撃を放つ技。
アネモイエンブレイス
翼を風のエネルギー体に変貌させ、すれ違い様に敵を両断する技。
「アネモイ」とは、ゼファー(ゼピュロス)も含む、ギリシャ神話における風の神達の事。
《ヴォルテクスウォリアー》の英雄の一体とされているデジモン。
デジタルワールドに流れる風のデータが具現化した存在であり、風の神とも称されている。

主に森林地帯で活動しており、風で暖気を運び樹々に実りを与え、デジモンだけではなく環境そのものを守護する。
翠緑色の体色の鳥人であり、両手には体色と同じ色の大ぶりの剣を持っている。
また、彼の力の源であるデジコアは胸部の翼の下にあり、渦巻く風で常に守られている。

ゼファーとはギリシャ神話における西風の神。
なお、これは英語読みで、ギリシャ語では「ゼピュロス」。
四方を司る風の神の中では最も温和な性格で、春の訪れを告げる豊穣の風としても信仰されていた。


【余談】

例によってデジモン名物“誤植”の被害者。
2006年の『デジモンカードゲームα』にて


デューバルデュークモン


と誤植された。


この程度はデジモンでは よくあること だが、X抗体等とほぼ同時に登場したマイナーデジモンであるため誤植に気づかないままのファンも多かった。
デューの後にまたデューという違和感や、“Medieval”という単語を知っているかどうかで気付くか分かれる。

新規イラストでカッコよく決めているだけに残念。
そして旧デジカ同様デュークモンから進化できる謎仕様。



ちなみに2004年の『デジタルモンスターカードゲーム ブースター24』の『デュークモン クリムゾンモード(Bo-1123)』(進化条件部分)で既に同じ誤植をされていた。








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最終更新:2025年01月27日 02:11

*1 炎・大地・水・風の4体系が存在する

*2 デジタルワールド間の行き来を可能にするアイテム

*3 これは複数形で、単数形では「ステュムパーロス」。正確にはこの鳥が畔に住んでいた湖の名が「ステュムパーロス」であるため、「ステュムパーロスの鳥」と呼称されることもある