グスターヴ・ホルスト

登録日:2010/03/13(土) 23:59:35
更新日:2021/03/07 Sun 16:20:41
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グスターヴ・ホルスト(1874年9月21日 - 1934年5月25日)とは、イギリスの作曲家である。


管弦楽の組曲「惑星」だけが有名ってことで、パッヘルベルさんとあの世で良い酒を飲んでそうな人物。


●生涯
1874年、イギリスのチェルトナムで生まれた。父親はオルガニストだったため、幼い頃から音楽教育を受ける。

1893年、王立音楽院に入学。作曲、ピアノ、オルガン、トロンボーンを学ぶ。卒業後は音楽教師となり、オーケストラ奏者をしながら各地で教育・作曲活動をする。

1820年には王立音楽院とレディング大学で教鞭をとり、1832年にはハーバード大学の客員教授となる。

1905年、ロンドンのセント・ポール女学校の音楽教師となり、没するまで勤める。「惑星」をはじめとする、殆どの作品がこの時期に作曲された。

1934年、出血性胃潰瘍によって没する。別にモンスターペアレンツが原因ではない。


●作品
合唱曲を多く作曲しており、イングランドの民謡や東洋的な題材を用いた作品、また吹奏楽曲を遺している。

【日本組曲】
日本の民謡や子守唄を使った、全6楽章のバレエ音楽作品。日本人の舞踏家から作曲依頼された。

【大管弦楽のための組曲《惑星》】
7つの楽章から成る声楽・管弦楽曲。占星術から着想し、それぞれの楽章に惑星名(ローマ神話の神々)と副題が付けられている。

「火星(戦争をもたらす者)」と「木星(快楽をもたらす者)」が特に有名。

初演は大成功し、ホルストを一躍有名人にする。しかしホルストの死後、作曲者と共に忘れ去られてしまう・・・。

現在の人気は楽壇の帝王・カラヤンが、演奏会で取り上げたためである。

2000年に「冥王星(再生する者)」が作曲されたが、2006年の国際天文学連合総会で黒歴史にされる。また、様々な追加曲がある。



●その他
生前のホルストは「あれ(組曲「惑星」)だけが有名になるなんて、俺は納得できない」と、不満を漏らしていたいう。

壮大な一発屋だが、故郷には彼を記念する銅像が建っている。


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最終更新:2021年03月07日 16:20