ビーフン

登録日:2012/02/17 Fri 12:54:05
更新日:2025/10/19 Sun 23:14:49
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「せっかくだから、俺はこの中華ビーフンを選ぶぜ!」






ビーフン(米粉)とは、うるち米の粉を原料とする麺類の一種。
ここでは主に日本で一般的に知られているものを紹介する。


■概要


起源は中国の福建省。稲作地帯だったこの辺りは小麦文化が発達せず、麺類も米から作っていた。
この米粉麺は様々な形状のものが作られ、アジア各国に伝搬、発達していった(ベトナムのフォーやカンボジアのノンバンチョップなど)が、素麺状に細長くしたものが台湾に伝わっていた。
これが日本の統治下を経て本土に伝わったのが、今日の「ビーフン」である。

語源は「米粉」の台湾語読み。
この場合の「粉」と米麺を指し、「麺」は小麦の麺のみを表す。

これを日本中に知らしめたのはやはりケンミン社の功績である。

「他の企業がやらない事をやる」と言う姿勢のもと、当時一般的でなかったビーフンの製造、販売に踏み切ったケンミン社のこのスタイルは、
現在も同社を「オンリーワン企業」たらしめている。

麺類の中でも野菜との相性が良く、ビーフン自体も他の麺類より胃に優しくダイエットにも向く。
また野菜と乾麺を纏めて同じフライパンで調理できるため手間がかからないのもポイント。


■製造方法


精米したうるち米を加熱、加水しながら練りあげる形で作られる。

「米粉」の漢字名が示すように本来は米のみから作られるのが正しいが、現在はじゃがいもやトウモロコシのでんぷんも加えられる事も多い。
これはコストダウンの他、麺を伸びにくくする効果もある。


■調理方法


◆焼きビーフン

野菜や肉と一緒に、味付けしつつ炒めたビーフン。伝搬元である台湾での食べ方。
下に油と肉を敷いて、ビーフンを置いて野菜を加え水を投入。蓋をして3分間中火で加熱した後は、ビーフンの具合を見ながら野菜炒めのように炒めていく。
ケンミンのビーフンもこうして食べられる事が多い他、学校給食のメニューにもなる。
カレー粉でカレー味をつけて炒めたカレービーフンも美味。

◆スープビーフン

中国本土で一般的な食べ方。他の麺類と同じスープに入れて食べる。


■ビーフンを愛する人々


コンバット越前デスクリムゾン
精神の蝕みと引き換えに進化する銃、クリムゾンの使い手。
カレービーフンはダメで、中華味しか認めない。
ケンミンからコラボ食品として「コンバット越前も大好き焼ビーフン」が発売されたこともある。

成歩堂龍一逆転裁判
ギザギザヘアーの弁護士はビーフンの喉に絡みつく感じがお好きだとか。

蒼樹うめ先生(漫画家)
主成分が焼きビーフンと言うくらい大好物。

◆小杉くん(ちびまる子ちゃん
給食王。給食ならなんでも好きだがビーフンも大好き。

「今日の給食、ビーフンなんだよな。楽しみだなあ、楽しみだなあ。絶対お代わりするぞ」


また月曜から夜ふかしの街頭取材にて、2年間毎食焼きビーフンを食べ続ける狂人も登場した。
確かに様々な野菜を加えれば栄養は問題ないかもしれないが…








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最終更新:2025年10月19日 23:14