カルピス

登録日:2010/01/09 Sat 16:24:18
更新日:2024/11/29 Fri 20:48:48
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めつぽうかいにうまい
カルピス

カルピスとは、日本国の飲料メーカーであるカルピス株式会社および、同社が製造する乳酸飲料の名称。
元々は販売も同社によって行われていたが、2012年にアサヒグループホールディングスの傘下に入った後、法人再編を経て同社グループのアサヒ飲料(酒類に分類されるカルピスサワーのみアサヒビール)からの販売となり、現在はアサヒブランドの製品群の中に組み込まれている。
社名は、「カルシウム」とサンスクリットの「サルピス」(salpis、漢訳:熟酥(じゅくそ)、次位の味の意味)を合わせたものである。
サンスクリット「サルピル・マンダ」(sarpir-manda、漢訳:醍醐、無上の味の意味)を使用し、「サルピス」・「カルピル」とする案もあった。

ローマ字表記はCALPIS。
だが日本以外ではCalpisが英語:cow piss(カウ ピス=牛の尿)」と聞こえることから、CALPICO(カルピコ)という名称で販売されている。

なお、よく「乳酸菌飲料」と呼ばれるが、実は製造過程で乳酸菌はほぼ死滅している為正確には「乳酸飲料」。
また、乳酸菌が居ないとはいえ、実際に腸で働く乳酸の飲料水なので整腸作用はある。

元々は、パナマ帽を被った黒人男性がストローでグラス入りのカルピスを飲んでいる様子の図案化イラストが商標だった。
しかし「黒人マーク」と呼ばれるようになり、1989年(平成元年)に“差別思想につながる”との指摘を受けて現行マークに変更された。

この「黒人マーク」だった頃のキャッチコピーが項目冒頭にも記されている「めつぽうかいにうまい」。漢字に直すと「滅法界に旨い」となる。
現代では聞き慣れない「滅法界」とは、程度の度外れている事を指す「滅法」に仏教用語の「法界(ほっかい)」が混ぜ合わされた*1戦前の語彙で、「滅法」と同様に程度が並外れた様を指す。
という訳で、「めつぽうかいにうまい」を現代語訳するなら「チョー美味い」くらいの意味。シンプルで力強いコピーである。

カルピスの水玉模様は天の川を表し、発売日が七夕の日であったことに由来する。

長らく包装紙で包まれた茶色の瓶で売られていたが、瓶タイプは贈答用のみに絞られた後終売。一般向け商品は紙パック時代を経て、『ピースボトル』と呼ばれるプラスチック製のボトルに切り替えられ、贈答用を含めてこちらに統一されている。


◆派生商品
カルピスソーダ
カルピスウォーター
カルピス酸乳 アミールS
カルピスサワー
アミノカルピス
ザ・プレミアムカルピス
カルピスバター

がある。

カルピスソーダ・ウォーターは希釈せずに飲める為ヒット。特に後者は大ヒットした。
……と同時に、世の家庭では自らが作っていたカルピスが薄い事に愕然した。遊びに行ったよそのお家で出されたカルピスが濃いか薄いかでその家のリッチぶりをひそかに測る子供もいたとかいないとか……。

ザ・プレミアムカルピスはまるでヨーグルトのような風味が特徴(ともに発酵品なのだろうか?)。ヨーグルト?いいえ、カルピスです。

カルピスバターはカルピスの製造工程で、脱脂乳を製造する過程で生まれる乳脂肪分を活用したもので希少価値が高く非常に美味。


よく太ったキャラ(例フグオ)が原液のまま飲む事があるが原液は非常に濃い為希釈するのが望ましい。
非常に甘いのでは無く非常に濃い
甘いと言うよりはエグい。
飲んだ後、喉の奥に白いモノが溜まる(通称カルタン)。


ライバルにはコカ・コーラ社のアンバサ(此方もサワーが先でウォーターは後)や森永のコーラス(地域によってはスコールも)が挙げられる。








追記・修正は、自分好みの味に薄めたカルピスを飲みながらお願いします。


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最終更新:2024年11月29日 20:48

*1 元を正せば「法界」だけでなく「滅法」も仏教用語だが、「滅法」を程度の度外れた様を指す言葉として用いるのは仏教用語としては誤り。また、「滅法界」という語は仏教用語としては存在しない。