メタルビートル

登録日:2011/03/26(土) 12:45:47
更新日:2021/09/11 Sat 21:29:04
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メタルビートル
KBT型 男型

■構成パーツ
頭部:ミサイル
うつ/ミサイル
右腕:リボルバー
うつ/ライフル
左腕:サブマシンガン
ねらいうち/ガトリング
脚部:オチツカー
二脚


『メタルビートル』はメダロットシリーズに登場するKBT型メダロットである。

シリーズが展開する中で多数の機種が登場した、KBT型メダロットの記念すべき初代。
ゲーム初代『メダロット』や続編『メダロット2(弐CORE)』のカブトバージョンで主役機を務めた。
後に直系の後継機として『サイカチス』が登場している。
2、Rにおいては高命中のライフル、高威力のガトリング、威力と命中、そして貫通を兼ね備えたミサイルと隙がない武装。
3、4ではゲームバランスの変更で性能は落ち着いたものの、絶対命中のミサイルが光る。
純正パーツ一式でも充分に戦える頼もしい機体である。

『2』以降の時代では旧式扱いされることも多いが、いまなお根強い人気を誇る。
まさに“不動の名機”と呼ぶにふさわしい機体だろう。


ちなみに脚部のデザインにあたっては灯油タンクをモデルにしている。



「……あれ、メタビーとは違うの?」




とお思いの方に分かりやすく言うと、“メタビー”はあくまで“メタルビートル”を略した愛称であり、メタルビートルという機体そのものを指す訳ではない。なので、一概にメタビーと言っても使用機種はまちまちである(揃ってKBT型だし、最初はメタルビートルを使っている場合がほとんど……っていうかメタルビートルを使うから名前がメタビーになるのだが)。
簡単に言うとマクロスのVFシリーズが本来はVF-1系のみを指すペットネームであるバルキリーで全部通ってしまい、例としてYF-19がエクスカリバーが正式なペットネームながらエクスカリバー・バルキリーもしくはそのままバルキリーと呼ばれてしまう現象と同じともいえる

……しかし、当初こそ『メタビー』はあくまで愛称、機体の正式名称は『メタルビートル』だったのだが、作品内での呼称がほとんど「メタビー」でメタルビートルという名前が滅多に出てこないため、徐々に機体名まで『メタビー』になってきている(ゲーム関係の記述でも普段の話題でも)。
これはKWG型『ヘッドシザース』にも言えることで、徐々に機種名を『ロクショウ』に侵食されている。
「メタルビートル」より言いやすい「メタビー型(タイプ)」という呼称もある。


また、漫画等では多数の『メタルビートル』が登場するため、ゲームでは『ヒカルの使用した初期型メタルビートル』『りんたろうの改造メタルビートル』が設定上同じメタルビートル型なのに別機種扱いになっている。
(漫画版でもヒカルのメタビーが「BTL型クラシックタイプKBT」と表記されており、バージョン違いがある模様)

特に漫画版などでは、世界を救ったヒカルメタビーやイッキメタビーにあやかって自分のメダロットにもメタビーと名付ける場合もあるため余計事態がややこしくなっている。

さらに、初代時の機体色は若干茶色っぽかったのだが、2以降は黄色に近くなった。アニメ化の際にはイッキのメタビーが明るいオレンジ色になったが、実際の劇中の色合いはほとんど黄色である(当時の玩具は濃いオレンジ色だったが)。なので現在のところ、初代のヒカルメタビーのみが茶色っぽく、他は黄色という認識が一般的。



【ヒカルのメタルビートル】

◆頭部:みさいる
◆右腕:りぼるばー
◆左腕:さぶましんがん
◆脚部:おちつかー

メタルビートルの初期型。メダロット2以降に初代メダロットからパーツを持ってくると、通常のメタルビートルとは別機種扱いになり、「めたびー」とひらがな表記の機種名&パーツ名になる(初代メダロット内では普通にカタカナ表記)。現在では一般的に『めたびー』がヒカルの使う初期型、『メタビー』がイッキ他の使う後期型ということになっている(ただし、アニメではイッキのメタビーも初期型)。
機体性能はそこそこだが、現在主流の後期型と比べて弱く、純正一式では少々頼りないがヒカルのメタルビートルは、
  • ヒカルとメダロット博士のチューニングでデスブラストの直撃には破れたが実弾を弾く装甲など飛躍的に上がった基本性能。
  • ヒカルの天才的な戦闘センス。
  • 初代主人公としての補正(メダロット4で現行主人公のイッキに片腕が大破した状態で勝つ)
など他のKBTとは一線を越える性能を持つ
ちなみに、漫画『メダロッターりんたろう!』ではヒカルが使用した初期型はBTL型と呼ばれている(BTL型はKBTの初期設定)。
さらに余談だが、漫画版ヒカルのメタビーの目元には傷がついており、歴戦の戦士って感じがしてカッコいい。


【カンタロス】

◆頭部:ミサイルかい
◆右腕:リボルバーかい
◆左腕:サブマシンガンかい
◆脚部:オチツカーかい

漫画『メダロッターりんたろう!』の主人公であるりんたろうが使用する改造メタルビートル。
改造のため機体性能が変化し、また作画の関係で機体デザインが角張ったメカメカしいものになっているため、作中設定ではメタルビートル型なのにゲームに登場する時は『カンタロス』という名前で別機種扱い。
メタルビートルの最新バージョン『2020』のカスタム機であり、作中では装甲とスピードを両方上げた強化機体になっている。
ゲームではRだと完全にメタルビートルの上位互換。他では火力と装甲を落としてスピードを上げた機体になっている。それでも両腕は3と4ではメタビーの上位互換である(充填と放熱がメタビーより早く、その他の能力は変わらないため)。
機体色はヒカルのメタビーに近い茶色系。
3ではクリア後などの僅かなチャンスやパーコレぐらいでしか入手できないが、4だと割と序盤から入手可能なので使う機会は多いだろう。
コクエンを倒した後一時的に入手機会があるので逃さないように。カブトverならカブトメダル・バードメダルが上手く扱え、クワガタでもビークルメダルが上手く扱え使いやすい。



レギュラーでの登場こそ初代や2(弐CORE)等ぐらいだが、3を始め『最初はメタルビートルで、イベント後に新型に変わる』というパターンがあるためすぐ使用不可&普通には入手不可でも、登場自体はそこそこしている。

ちなみに、『メダロットDS』以降は現実の武器名をそのまま使うのが不味かったのかパーツ名が「メタミサイル」「メタリボルバー」「メタマシンガン」「メタオチツカー」と微妙にパチもん臭い名前に変更され、デザインも細部が変わっている。
また、ライフルが『ねらいうち』、ガトリングが『うつ』と従来とは攻撃タイプが左右逆になった(威力もライフルの方が強い)。
まあ、改めて考えてみればライフルが狙い撃ちでガトリングが撃つの方が妥当なのだが、旧作からのプレーヤーは長いシリーズ中ずっと『うつ/ライフル』『ねらいうち/ガトリング』に馴染んでいたため違和感が拭えない。





愛機がメタルビートルなメダロッター諸君、追記・修正よろしく

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最終更新:2021年09月11日 21:29

*1 正確にはうつに限らず、行動前や補助行動、何もしないでも5割で防御に失敗する。