ミスティア・ローレライ

登録日:2009/06/16 Tue 18:09:04
更新日:2024/03/27 Wed 19:50:11
所要時間:約 4 分で読めます




東方Projectの登場キャラクター。



  • 東方永夜抄2面ボス
  • 東方花映塚自機

能力:歌で人を狂わす程度の能力
人を鳥目にする程度の能力

二つ名:夜雀の怪

テーマ曲1:夜雀の歌声~Night Bird(道中)
テーマ曲2:もう歌しか聞こえない


概要

種族は妖怪。その歌で人間を呼び寄せ、寄って来た人間を鳥目にして襲う。

鳥目とは夜間になると著しく視力が低下する目の病気。正式名称は夜盲症。
殆どの鳥類は夜になるとほぼ何も見えなくなることに由来する。*1

人間を敵視しており、当然ながら人間との友好度は極めて悪い。

彼女の歌はかなり激しいものらしく、古参の妖怪からは耳障りだと評判が悪い。
しかし若い妖怪からはかなり人気があるらしい。ロックでも歌っているのだろうか。

名前を覚えることができないので、相手の事は種族名で括る癖がある。まあミスティアに限った話ではないが。
ちなみにレミリアの事は吸血鬼ではなく蝙蝠と呼んでいるのでミスティアの場合は元の動物名といったほうが正しいか。

縄張り意識が強く、夜間は獲物の横取りを警戒して他の妖怪に対しても攻撃的。
しかし霊夢のことは妖怪と勘違いして、一緒に里に行って人をからかわないかと誘ったことがある。

永夜抄ではリグルと同様に妖怪としてはそれほど強い部類ではない上に相手の力量を読むことができず、紫、レミリア、幽々子といった恐ろしい相手に手を出しボコボコにされてしまった。
特に幽々子には捕食されてしまったと思わせるようなセリフがある。

同じ鳥類の妖怪である射命丸 文とは面識がある。

文花帖では焼鳥撲滅をかかげ色々と活動している。
その一環として、焼鳥屋に対抗して焼き八つ目鰻屋の屋台を経営している。
屋台にしては料理のレパートリーが多いようで、サイドメニューにはキノコ料理やおでんもある。
ただしキノコは採れる時期限定で冬場は無い。季節の山菜と言った方が正しいかもしれない。おでんも冬季限定の可能性あり。
八つ目鰻は江戸時代から、鳥目の特効薬として使われていた経緯がある。
つまり、彼女が人間や妖怪を鳥目にする→鳥目にされた者が屋台に来る→彼女が儲るという寸法である。
汚いなさすが夜雀きたない。
おでんの具材に「卵」を使っているので本末転倒な気がしなくもない。
ミスティア的には無精卵はノーカン扱いなのかも。

因みに八つ目鰻が手に入らない時は、普通の鰻や泥鰌を混ぜて客に出すとのこと。それなんて食品偽装?

狩りの時は猛禽類のような緑色の長い爪を出しているが、伸縮自在らしく屋台では料理の邪魔なので収納している。

人間は天敵(獲物)だが、妖精の事も「ザコ」の一言で括っており、平時はあまり愛想が良いとは言えない。
しかし屋台の営業中は客商売なので人間だろうが妖精だろうが友好的に振る舞う。
仕事とプライベートで態度が豹変するため人間が営業時間ギリギリまで飲んでいるのは危険かもしれない。

近頃、伝説の酒である雀酒の製法を独自に復活させ、ちょっとした話題になっていた模様。
霊夢や魔理沙も雀酒目当てに訪れているのだが、本人ならぬ本鳥は鳥頭なので客の顔をいちいち覚えていない。*2

雀酒とは雀が竹の切り株に溜めた米が発酵して酒となったもので、最初の酒になったという伝説があるらしい。
動物が偶然作った酒の逸話として猿酒(ましら酒)が有名だが、あれの雀バージョンと言ったところ。
やや脱線するが、同じ鳥類のミサゴも獲った魚を巣で発酵させる鶚鮨というものがあり、こちらは最初の寿司と言われている。

ミスティアの作った雀酒は飲むとハイになってへとへとになるまで踊り続けるという半ば呪いめいた効能があり、霊夢と魔理沙は一度飲んだだけで懲りた模様。ドラッグめいている。

上記でも説明したが実際の鳥類(一部除く)とは違い短期記憶が致命的にアレだが、色々なうんちくを知っておりバカではあっても無知では無い。

鳥類の中でも雀が特に好きで、雀に関する逸話を記した書物を大事に持っている。
雀の事をひたすら持ち上げつつも、啄木鳥の事は馬鹿にしていたりと雀至上主義者のような面がある。

命蓮寺に住む妖怪の幽谷 響子とは『鳥獣伎楽』という名のロックバンドを組んでいる。
グラサンや首輪などのパンキッシュなアクセサリーを身に着けて一緒にシャウトしている。
人里と神社の間でゲリラライブをしており、妖精や一部の妖怪に人気。 
騒音の苦情も結構あり、一部はあろうことか聖 白蓮にも届いてしまっている。
いずれ響子共々お仕置きを喰らう模様。
南無三である。


元ネタ


彼女の種族である夜雀とは高知県や和歌山県等に伝わる妖怪である。

夜中になると現れる雀の妖怪で、鳴き声をあげながら人間についてくると言われる。
夜雀は不吉の象徴であり、何かよくないことが起こるとのこと。
また夜雀を捕まえようとすると鳥目にされてしまうらしい。

逆に和歌山県では、夜雀がついて来ている間は狼が山の妖怪から身を守ってくれると言われている。

下の名前のローレライとは、スイス、ドイツ、フランス、オランダ等を
股にかける大河ライン川にある水面から130mほど突出た岩山のことである。

この岩山にはとても美しい魔女が住み着いていて、毎日歌を歌っているが、
その声や美貌に惹かれて船を岩山に近付けると、魔女によって船を沈められてしまうという伝説がある。

彼女の能力の内、歌はローレライの魔女、鳥目は夜雀に由来しているのだろう。

因みに夜雀の鳴き声はなんと『ちんちん』らしい。つまり彼女の歌の歌詞って……。


二次設定


カップリングは響子、幽々子、妹紅、射命丸、チルノ、リグル、ルーミア等。

チルノ、ルーミア、リグル、ミスティアの4人を纏めてバカルテットと良く言われている。

寺小屋ネタではミスティアは例外的にハブられる。
屋台の女将が生徒だと違和感バリバリだからしょうがない。

通称みすちー。名前が無駄に長いので仕方ない。

よく蛾じゃないのかと言われるが、鳥妖怪です!
幽々子やルーミアからは執拗に追いかけまわされている(食料的な意味で)。もう悲鳴しか聞こえない。

相棒の響子が命蓮寺の一員なので、命蓮寺メインの作品での登場率がそこそこ高い傾向。

屋台を引いて行商のようなことをしているので割とどこにでも現れる。(紅魔館周辺や妖怪の山など)
響子がセットになって屋台の呼び込みをしている事も多い。

鳥類なので有精卵ネタや焼鳥、フライドチキンネタはもはや鉄板ネタになりつつある。
もう悲鳴すら聞こえない。


エロ同人だと大体産卵している。


上記の屋台を経営しているという設定から、女将さんのように和服に三河屋エプロンを身に着けたみすちー…通称おかみすちーという派生(?)が存在する。

普段の元気一杯なみすちーとは異なり、家庭的でおしとやかに微笑むみすちー…

思わず毎日家でうなぎを焼いてもらいたくなってしまうのは仕方のない事である。

また、屋台に酒を飲みに来る人間・妖怪も多いので、他キャラとの絡みは比較的多いと思われる。

酔った勇儀や萃香にちょめちょめされたり、屋台用の炭を売ってくれる妹紅に恋したり…



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最終更新:2024年03月27日 19:50

*1 が、 実は夜盲症の鳥はほとんどいない。実は『鳥目』の鳥はニワトリなどごく一部だけで、昼行性の鳥であっても、人間と同等程度には動くことが出来るのだ。

*2 実際の雀は賢いらしい。