勇者アストラム - アルカナアリアwiki

基本情報

【名前】アストラム
【種族】人族
【性別】男性
【所属】神聖イルニクス帝国・アルカナ教団・審判の教団
【職業】教会孤児→自称勇者→勇者
【容姿】白髪交じりの黒髪にいかにも勇者といった鎧を身に着けた青年
【一人称】僕
【二人称】君

概要

　自称勇者アストラム。魔王アーテル・アストラムと同じ名をもういない両親に与えられたことで冷遇、差別される幼少期を過ごす。しかし彼はこの事を神の試練と考え拾われた教会の中でも積極的な努力と他者への奉仕と続け高い実力を身に着ける。
　12の頃に神父に頼み込み世界を回る旅をはじめ、その中で魔物による無辜の人々への被害に心を痛める。その後報酬を出せなかったり依頼としての旨味が無い被害地域に積極的に赴き勇者を名乗って無償での対処を行った。
　彼の行いを冒険者ギルドはあまり喜ばしくは思わなかった為一悶着を起こすが何度も話し合いを重ねることでギルド側の依頼を定期的に受けることを条件に冒険者登録を行わない形での相互補助の関係を結ぶ。
　そういった生き方を重ねていたため多くの魔王との交戦を経験し、もはや歴戦と呼べるほどになった時には彼の変人、凶星、愚か者という呼び名の中に勇者という賞賛も含まれるようになった。
　自ら勇者を名乗り忌避される本名を堂々と名乗る理由は単純で自分のような差別を受ける者たちに自信を与えたいといった物。

• 勇者アストラムの逸話①

「このお花がホーシューです、だからお願い、この花畑を守って」
　アルルメイヤ山脈の麓に、魔物を引き連れる魔王に準ずる者が現れた。付近の小さな集落では、多くの村人がすでに避難し、残ったのは数人だけだった。

　勇者アストラムは彼らから話を聞くが、残された者たちは別れを惜しんでいるだけであり、皆、すぐに村を離れるのだという。彼は村の案内を受け、思い出話を聴く中で涙をこぼす住人を見て、何か力になりたいと考えた。しかし、村人たちが離れることに納得している以上、自分も去るべきか悩んでいた。

　そんな時、隠れた花畑にたどり着き、そこで一人の小さな少女と出会う。彼女は花畑の守護を頼み、アストラムは快く承諾する。

　勇者は怪我を負いながらも魔物を討伐し、報酬として一凛のダリアの花を手に入れて帰った。

• 勇者アストラムの逸話②

タイドテクル討伐後、勇者アストラムはタイドテクル討伐の報酬を受け取らなかったという。
この件について当事者の間で「何だこいつ……」という評価が多く見受けられたという。
タイドテクル討伐の報酬は討伐隊に参加した冒険者にきちんと支払われた。

• 勇者アストラムの逸話③

太陽の教団所属冒険者組合付司祭ソフィア＝サーキュレットと交流している光景が冒険者ギルド内でよく見られるようになっている。
これについて独身冒険者達の間で勇者アストラムに対し嫉妬と殺意の念がちょくちょく沸いている模様。