ポップンミュージックのプレイスタイルの1つ、およびその譜面。
両端の白と黄色ボタンを使わない、真ん中の5つのボタンだけ使うスタイルで、基本的に9ボタンではボタンが多すぎて対応しきれない、という初心者や初級者プレイヤー向けを意識している。
ポップンミュージック5からポップンミュージック20 fantasiaまで、およびその間に登場した本家ポップンをベースとした作品に登場した。
ポップンミュージック5では「5LINE」モードとして独立しているが、以降の作品ではモード選択時に使用するボタン数を選択する画面が出るため、そこで選択する形となる。
楽曲プレイ画面では
黄色・白のレーンが隠れた状態でプレイする形式
となっているが、エンジョイモード(EASYモード)、ポップンミュージック6、ポップンミュージック ポータブルシリーズでは、レーンの幅が伸びて9ボタンと全体の幅が同じ状態でプレイする。
譜面はこのボタン専用のものとなっており、基本的に9ボタンNORMALよりも易しい譜面構成になっている。
しかし一部NORMALの譜面配置をそのまま詰め込んだり、一時期はNORMALよりも難しい、もしくはNORMALと傾向が異なった譜面も存在した。
チャレンジモード・ノーマルモード(pm20-)で楽曲選択時の譜面切替操作では、AC版では5ボタン⇔9ボタンNORMALとなる。
ただしこのモードの5ボタンで開始した場合は、チャレンジポイント・エクストラポイントをどれだけ獲得してもEXTRA STAGEに進出することはできず、インターネットランキングにも参加ができなかった。
スコア方式はAC版では、通常チャレンジモードにおける3段階の判定方式だったが、ポップンミュージック20 fantasiaでEASYモード#?用の譜面、バトルモードの譜面を除いてCOOL判定方式に統一された。
このため事実上ポップンミュージック20 fantasiaのみCOOL判定でこれらの譜面をプレイできた。
しかし5ボタンでのプレイには思わぬ問題点があった。
黄色・白のレーンが隠れる関係で、知らず知らずのうちに端のポップ君が緑であるという認識の「慣れ」が影響して、白・黄色のポップ君を見落す現象に陥りやすいためである。
実際にプレイしたプレイヤーから、5ボタン→9ボタンへの上達の問題点として公式に意見がいくつも寄せられたことがあった。
青→白などのボタン同士の距離感で戸惑いやすく、特に黄色ポップ君は見落としやすかった。
以上からも、画面を狭くしてその分ポップ君を集中させた譜面という一面もあるだろう。
環境の変化もあってか次作のポップンミュージック Sunny Parkで5ボタン譜面自体が消滅となり、代わりにEASY譜面が新設される形に変更。
このため、引継ぎにおいても5ボタン譜面のクリアメダルとスコアの記録は引き継がれない。
5ボタンにもH譜面が追加され、5ボタンでも2種類の難易度でプレイできた。
ポータブルでは基本的に5ボタンN譜面がAC版同様の譜面だが、一部の曲(特にACで高レベルの5ボタン譜面)は5ボタンH譜面が該当する。
また、このN譜面やH譜面は、どちらもAC版の譜面とは異なった曲もある(ラメント、ハイスピードラブソングなど)。
ポップンシリーズにおける、レベル・ノート数が逆転している一覧、および5ボタンのみの特記すべき一覧。
※現行AC版を基準とする。ポータブルに収録されている5H譜面は除く。
※BPM表記・BPM変化・音源仕様はNORMALと同じであることを前提とし、例外が存在する楽曲のみ記載。
楽曲 | 備考 |
ポップン体操 | BPMの最低値が60(BPM17になる部分が60のまま) |
スーパーマリオブラザーズBGM | 花火の回数はEXと同じ |
スウィートポップ | BPMが114のみ(最後の減速なし) |
カントン | ポップン7収録版とポップン9(ベストヒッツ)からの譜面は異なる |
ファニー | ポップン7収録版とポップン9(ベストヒッツ)からの譜面は異なる |
メタリックオペラ | BPMはEXと同じで変化なし |
麻雀格闘倶楽部 | 上がり役の台詞(譜面に割り当てられている)が他の譜面とは異なる |