Note Delay

Note Delay (ノートディレイ)


Note Delay (ノートディレイ)は、すべての受信ノートのタイミングを意図的に遅延させる Note FX デバイスです。


機能

♪アイコン(テンポ同期モード)
有効にした場合
  • Delay TimeおよびDelay Offsはテンポに同期した値で設定されます
  • この設定では、グローバルテンポに従い、16分音符単位(またはそれを基準にした音楽的な数値)で遅延時間を指定できます
  • 例えば、♪アイコンをオンにして「Delay Time」を2に設定すると、現在のテンポにおける32分音符2つ分の遅延が適用されます

Delay Time(ディレイタイム)
♪アイコン有効時(テンポ同期モード)
  • 値を「1」に設定すると1つの16分音符分遅延
  • 値を「4」にすれば1つの4分音符分遅延、というように音楽的単位での遅延調整が可能です
  • テンポが速いと短い遅延時間に、テンポが遅いと長い遅延時間になります
  • これにより、楽曲のテンポに応じてリズミカルな遅延効果を生み出せます
♪アイコン無効時(時間指定モード)
  • 遅延時間をミリ秒(ms)単位で自由に設定できます
    • 例: 「50ms」に設定 → 音符の位置に影響されず、固定的な遅延)
  • 音楽的なタイミングに縛られず、独自のタイム感を必要とする設定(微調整や特殊効果など)に役立ちます

Delay Offs(ノートオフ ディレイ)
このパラメーターを使うことで、「ノートオン(音符が鳴り始めるタイミング)」だけでなく「ノートオフ(音符が止まるタイミング)」にも遅延をかけられます。
用途
  • ノートオンとノートオフのタイミングをずらして、ダッキング効果のようなリズム的な変化を加える
  • ノートのゲート(音の長さ)を変化させるために活用する
♪アイコン有効時
  • 同様に、テンポ同期のリズム単位(16分音符など)でノートオフの遅延時間を指定できます
  • 例えば、Delay Offsを「2」に設定すれば、ノートオフが32分音符2つ分遅れて発生するようになります
♪アイコン無効時
  • ノートオフ遅延をミリ秒(ms)単位で設定します
  • これにより、より自由な時間による制御が可能です

使用例

1. シンプルなスウィングを作成
  • ♪アイコンをオンにし、Delay Timeを「1」、Delay Offsを「0.5」に設定すると、スウィング感のあるリズムを簡単に作ることができます
2. 人間的な演奏感をシミュレーション
  • 微小なノートオンディレイ(数ms単位)を設定し、さらにノートオフを別の遅延値に設定することで、機械的な演奏を人間的に崩すことが可能です
3. ポリリズム的なエフェクトを作成
  • テンポ同期モードで異なるディレイ値を設定したNote Delayを複数使用することで、複雑なポリリズムを構築することができます

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最終更新:2025年04月10日 10:37