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Polymerでワブルベースを作る方法

このページでは標準デバイスPolymerを使ってワブルベースを作る方法について書きます。


概要

Wavetableを用意する
標準プリセットのWavetableには、ワブルベースに使えるような過激なものは含まれていなさそうなので、ワブルベース向きのWavetableを入手します。
今回は以下のサイト (Echo Sound Works) で配布されている Wavetable を使います。
(※データの受け取りにメールアドレスが必要です)
Wavetableを入手したら「Wavetableを追加する方法」を参考にプリセットに追加します。
Polymerなどを起動して Wavetable のプリセットブラウザを開き、
ブラウザの特定の場所で右クリック→「取込 - ウェーブテーブル」を選択
PolymerでWavetableを読み込む
まずはPolymerをデバイスに追加して、オシレーターを "Wavetable" モードにします。

そしてWavetableのプリセットブラウザを開き、 "FM" フォルダ (画像では "ESW_FM" にリネームしています) から "ESW FM - Squealer 01" を選びます。
Unison設定をする
右上にある Unison 設定を選び、Voice数を "5"、Spread Unison Phaseを有効化し、Ratioを "1:4" にします。

Unison設定ができたら、もとの画面に戻しておきます。
サブオシレーターを無効化
Subの値を0%にしてサブオシレーターを無効にします。
フィルターを無効化
ローパスフィルターは不要なので無効化しておきます。
エンベロープのSustainを最大にする
アンプエンベロープから S を 100% にしておきます。必要であれば Attack や Release も調整します。
マルチバンドコンプを追加
エフェクトにはマルチバンドコンプをインサートして、音をハードにします。
SegmentsでTable indexを動かす
後は Table index を動かすだけでワブルベースが作れます。

これを自動化するためにSegmentsを使います。

ここの「+」ボタンをクリック。

Segmentsを選びます。

Segmentsのモジュレーションを Table index にルーティングします。

するとMSEGの値と連動するようになりました。

後はSegmentsカーブエディタを開いて、細かく編集していきます。

Segmentsカーブエディタの簡単な使い方は以下の通りです。
  • 制御点はダブルクリックで追加します
  • エディタの右下にスナップ設定があるのでこれを使ってリズムに合うようにカーブを作ります
  • カーブを曲線にしたい場合は [ALT+ドラッグ] で曲線になります
  • 薄い青色がループ区間となります
GIF動画だと少しわかりにくいかもしれませんが、ループ区間が前後に動くループとなっており音に違和感があります。

これはSegmentsのデフォルトがピンポンループなので、ここをクリックして通常のループに戻します。

完成プロジェクト

今回作成したプロジェクトファイルを添付しておきます。
WobbleTest2.zip

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最終更新:2025年04月18日 09:21