けんのう
我力や
戒律のように心身を削って成すものではなく、“それを行える権利”の執行。それをやっていいと認められた資格の行使であり、これは
宇宙に許された権利とされる。
主に
星霊が扱う力で、星霊は己を定義する権能を個々に持っている。例えば
カイホスルーなら貴石化、
マシュヤーナなら腐敗。
星霊は
星という巨大な存在が意志を持った生物であるためその力は当然強大。
権能は自身の
星の命に対する絶対強制権。支配下にあるものを意思一つで自由に扱う。
強制的に民を昏睡させたり、認識や記憶を改竄し生命力を略奪するのも系統としては権能に分類する行為。
星霊の権能たる力の執行は、基本如何なる抵抗も許さない。例えば
魔王カイホスルーの権能は、受けた側は原則レジスト不可能。それは
特級魔将や同じ魔王でも同じこと。
理屈としては彼の星体上で生きる生物は彼の龍精(大地、大気、水など)に依存しなければ生命維持ができないからだという。彼の一部を身体の中に取り込んだのだから彼の意向に逆らうことは不可能となる。ただし実力が拮抗していた場合、手間や条件を必要とする。
ウォフ・マナフは対象を自領から別の銀河へ瞬間移動させる放逐の権能を使用した。
自我を凝縮した魂体状態であれば権能の威力は向上するが、効果範囲は減少する。
高位の
魔将であれば権能の力を
我力で行うことで強制力を高められる。
小さき者に分け与える加護という形で権能を振るうことも可能。
星霊を倒してその権能だけを奪うという真似もでき、
暴窮飛蝗は多くの星霊を倒すことで瞬間移動能力を獲得している。
また射程距離は星体全土(星霊の肉体内部)におよび、星霊の領土にいる場合は逃れることは不可能。
逆に言えば星霊の権能が絶対的な強制力を発揮するのは、自らの肉体内部に限られる。つまり本質的には手足を動かすのと同じであり、規模や程度に差はあっても生命体なら等しく持っている力の延長にすぎない。
ただし自領内から離れれば権能自体が使えないというわけではないので面と向かい合えば執行できる。
また星霊が任意に振るう形の権能とは別に、星における一種の
自然となっている場合もある。
これは場に敷かれる権能であり、例えば
聖王領は
義者しか生まれず、
空葬圏ドゥルジ・ナスは徐々に腐敗する。
強制的な戒律を民に課す場合もあり、ようは
神の
大義に
細胞は振り回されるという理屈。
神の権能
星がその権能を振るうように、
宇宙は
法で星を含めた森羅万象を支配する。
神座となった神は森羅万象、宇宙や世界といった事象そのもの。星も自然も、そこに生きる命も全ては
宇宙という巨大な生命体の一部に過ぎない。
森羅万象を司る
座に達している存在は、「宇宙の物理現象ならば何でも出来る」。これは異能ではないため渇望を持たない夜行が最初に有していた
無形という力。
水銀は強固な運命管理をなし、あらゆる総ての
多元宇宙・多元時間規模のあらゆる領域で天体を完全支配する占星の神である。
神座にとっては
すべての宇宙は己の肉体そのものなので
宇宙の全てを知ることが可能。不可能などない万能性。まさしく全知全能の神と言える存在となる。
その世界における異物ともいえる存在に対しては、神でも権能を及ぼすことはできない。例えば
黄昏は自身の覇道共存が不安定化したことを原因に発生した異物・
アカシャと彼が関わる事象に対して権能を及ぼすことができなかった。
備考
権能とはある事柄について権利を主張し、行使することができる能力。多く法律上認められている権限についてのこと。権限。職権。
関連項目
コメント
- fateの権能っぽいな -- 名無しさん (2024-07-07 00:42:47)
最終更新:2025年06月22日 08:46