れったる・かうらん
バルチスタ沖大海戦ではミリシアル軍の
世界連合の各国艦隊を囮にし、
グラ・バルカス帝国海軍主力を誘き出して撃滅する作戦を忠実に実行したため、世界連合軍は初戦より甚大な損害を被る。
同時にグラ・バルカス帝国艦隊を発見し、
天の浮舟の航空部隊で攻撃を行うが全滅、艦隊も航空機からの攻撃に曝されて
ゴールド級魔導戦艦「ティソン」、
ロデオス級航空魔導母艦「シェキナー」を含む一割以上の損害を受けて苦戦する。
空中戦艦パル・キマイラの参戦で劣勢を脱するが、軍人ですらない
メテオスの慇懃無礼な態度には大激怒しており、再編した艦隊を敵主力に向かわせようとした矢先に敵潜水艦の攻撃を受けてしまう。
その後はパル・キマイラ初号機撃墜後の艦隊決戦に参加したと思われるが、これ以上の記述がないため、生死は不明。
自国の艦隊に過剰なまでの自身を持っており、グラ・バルカス帝国の航空隊相手に大打撃を受けた後でも、艦隊戦なら勝てると楽観視しており、魔帝とも艦隊戦でまともに戦えると思っていた節がある。一方で世界連合の戦力は軽視しており、戦力比では「ミリシアル95%。世界連合5%」と辛辣なコメントを行っているが、彼自身も戦闘では一方的な被害を受け続けており、良い所は描写されている限りでは殆どない。
また、ミリシアル政府によりパル・キマイラ2隻が援軍として派遣された事は、皮肉にも世界連合を彼が当てにしなかったのと同じく、
ミリシアル8世からは彼ら海軍艦隊もあまり当てにされていないという事実を示している。
余談だが、本作では名前と苗字が示されているかもしれない数少ない登場人物で、本世界出身で在命の人物では他には
ロウリア王と
カルアミーク王国の貴族くらいしか確認できない。
……だったのだが、六巻にて
日本・
ムー・
グラ・バルカス帝国の多くのキャラの苗字が判明したため、苗字と名前が判明しているというのは彼だけの特権ではなくなっている。
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〔最終更新日:2023年09月28日〕
最終更新:2023年09月28日 12:47