はうんど
概要
グラ・バルカス帝国の中戦車につけられる名前。
この表現からハウンドは「中戦車」に分類するための名称と思われる。
中央暦1643年時点での主力中戦車は「
2号戦車ハウンドⅠ」及び「
2号戦車ハウンドⅡ」。
生産は
リヒテル発動機、
カマー重工などが担当。外見は旧日本帝国陸軍の
九七式中戦車に酷似しており、性能もおおむね同等。ⅠとⅡは砲の口径の違い、細かな改良点で区別されているという。
黒と緑がかった塗装をしており、Web版では
ムー国の歩兵が携帯する小型砲・機関砲・大砲を弾く装甲を持つなど、強靭な防御力を誇る存在として描かれた。しかし流石に性能過剰と判断されたのか、後に出版された書籍版では、
機関銃と
小型の歩兵砲を弾く程度の防御力に抑えられており、
105mm重カノン砲が直撃した際には流石に撃破されている。
燃料は軽油とされていることから、ディーゼルエンジンを搭載している模様。
主砲は57mm砲。さらにWeb版では主砲に47mm砲を搭載したタイプも登場していることから、ⅠとⅡはどちらかが九七式中戦車改(新砲塔チハ)に相当するのかもしれない。重機関銃も搭載しており、
AH-1Sへの対空射撃に使用している。
名称のハウンドは、hound=猟犬なので、猟犬座が由来と思われる。
また、軽戦車の
シェイファーと合わせて
これ(外部リンク)も元ネタかもしれない。
作中での活躍
その後は
空洞山脈の戦いに第4機甲師団所属車両が多数投入され、
キールセキへの侵攻を目指したが、陸上
自衛隊第7師団と交戦し、一方的に撃破された。自衛隊側に降伏した
モント・セラト戦車長率いる1両のハウンドⅠを除き、師団ごと消滅している。
イルネティア王国侵攻に際してもグ帝の戦車が投入されたことは言及されているが、それがハウンドだったのかは不明。書籍版ではイルネティア王国のエピソードが加筆されたことで登場しているが、イルネティア王国軍の視点での描写だったため性能も外見も不明のままで、
10式戦車より小さい事しか分らなかった。
ここを編集
〔最終更新日:2025年08月15日〕
最終更新:2025年08月15日 23:13