読み

  • ワールドシリーズオブまーじゃん

種別

  • ルール体系

別名

  • 世界麻将大賽
  • 中庸麻雀

解説

ワールドシリーズオブ麻雀と呼ばれる麻雀の世界大会で採用されるルール。
中国麻雀のルールがベースだが、ところどころ日本麻雀のようなルールが見られる。
2007年に香港の麻雀研究家関兆豪氏によって考案されたルール。

基本ルール

  • 花牌は使わず、136牌を使う。
  • 場風は存在しない。
  • 連荘は存在しない。
    • 点数の親のボーナス、親被りも無い。
  • 王牌として山の最後から14枚を残す。そこまで取りきったら荒牌流局とする。
    • ドラは無い。
  • ダブロン三家和は頭ハネ。
  • フリテンはない。
  • 「同巡内免責規定」がある。ロン和の際、和了者の最後の打牌から数えて、他家が先に当たり牌と同種の牌を切っていた場合、最初にその牌を捨てた者の放銃扱いとし、和了者の最後の捨牌が当たり牌と同種であれば和了のツモ扱いとして点数を払う。
  • 一翻縛りに相当するものがなく、役が無くても和了る事ができる。
  • 副露牌及び暗槓は、自分の純手牌の前(手と牌山の間の所)に置く。チーは鳴いた牌に関わらず数字の順に並べ((5)(6)(7)のような形)、暗槓は日本麻雀と同様に公開する(11のような形)。

罰牌

  • 誤副露錯和見せ牌に対する罰則。
    • 誤副露などで誤って見せてしまった牌は「生罰牌」となり、副露牌とは別に手牌の右に晒しておく。
    • 次の捨牌の機会に捨てなければ「死罰牌」となり、捨てる事もできなくなる。
    • 生死問わず罰牌を含めた明の面子(鳴き・ロンとも、単騎ロンによる雀頭含む)を構成する事は出来ない。(暗槓はできる)
    • 十三幺九の場合は罰牌と同じ牌でロンすることが出来ず、3枚以上の罰牌がある場合はロン和了そのものが不可能になる。
    • 捨てられた生罰牌や、暗槓に使われた罰牌は、罰牌ではなくなる。

点数計算

  • 中国麻雀などと同様、役ごとの点数を合算し、それを基本点として、ツモ和了の場合はそれを各家から貰う。
    • ロン和了の場合は、基本点25点以下の手の場合は各家から貰う。
      25点を超える手の場合は、放銃者以外は25点ずつ、余りは放銃者が責任払いになる。
      • 例として、70点の和了の場合、放銃者以外は25点ずつ、超過分の45点×2を合わせた160点を放銃者が払う。和了者が受け取る得点は210点。
    • 320点で満貫打ち止め。ただし、単体の役でそれ以上の点数のある役は「役満貫」とし、そのうちで一番点数の高い1役のみが有効となる。
    • 役なし手の場合は基本点1点の和了り(1点オール=3点の収入)となる。

役表

  • 「系列」の1桁目はその役の分類を、2桁目は系列を指す。
    • 異なる分類・系列の役は複合できる(四暗刻と対々和など)。
    • 系列まで同じ役は複合出来ない(混一色と清一色など)。
      • 例外として、翻牌は一組ごとに有効となる。
  • 「点数」が太字の役は役満。
系列 名称 得点 備考
1.0 門断平
1.1 平和 5 鳴き可。雀頭、待ち、は問わず、順子4面子であれば成立する。
1.2 門前清 5 門前であること。ロンは可。
1.3 断幺九 5
2.0 一色類
2.1.1 混一色 40
2.1.2 清一色 90
2.2 九蓮宝灯 480 9面待ちでなければならず、ツモ和了の場合、ツモ牌と手牌が区別されなくてはならない
3.0 字牌類
3.1 翻牌 10 重複可。自風牌、三元牌が有効。
3.2.1 小三元 40 翻牌×2が必ず複合する。
3.2.2 大三元 130 翻牌×3が必ず複合する。
3.3.1 小三風 30
3.3.2 大三風 120 三風刻の事。
3.3.3 小四喜 320
3.3.4 大四喜 400
3.4 字一色 320
4.0 刻槓類
4.1 対々和 30
4.2.1 二暗刻 5
4.2.2 三暗刻 30
4.2.3 四暗刻 125 門前清、対々和が必ず複合する。
4.3.1 一槓子 5 手の内に槓子が1つ含まれる。
4.3.2 二槓子 20
4.3.3 三槓子 120
4.3.4 四槓子 480
5.0 一色同順類
5.1.1 一般高 10 鳴き可。
5.1.2 両般高 60 鳴き可。平和が必ず複合する。
5.1.3 一色三同順 120 鳴き可。
5.1.4 一色四同順 480 鳴き可。
6.0 三色類
6.1 三色同順 35
6.2.1 三色小同刻 30
6.2.2 三色同刻 120
7.0 連続類
7.1 一気通貫 40
7.2.1 三連刻 100
7.2.2 四連刻 200 対々和が必ず複合する。
8.0 幺九類
8.1.1 混全帯幺 40
8.1.2 純全帯幺 50
8.1.3 混幺九 100 十三幺九とは複合しない。
8.1.4 清幺九 400
9.0 偶然類
9.1.1 海底撈月 10
9.1.2 河底撈魚 10
9.2 嶺上開花 10
9.3 搶槓 10
9.4.1 天和 155
9.4.2 地和 155 地和(原義)の方。つまり現在一般的な日本麻雀の人和に含まれる。
10.0 特殊和了形 ※いずれも門前清は複合しない
10.1 十三幺九 160
10.2 七対子 30 セット七対子あり。

一般的な日本麻雀と比較すると、立直(それに付随する一発ダブル立直も)、緑一色、および日本麻雀における地和が存在しない。

詳しくは外部リンクも参照。

成分分析

  • ワールドシリーズオブ麻雀の51%は勢いで出来ています。
  • ワールドシリーズオブ麻雀の48%は夢で出来ています。
  • ワールドシリーズオブ麻雀の1%は白い何かで出来ています。

採用状況

  • 当該大会にて採用。

外部リンク

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最終更新:2024年02月15日 16:33