傾斜天井 - ロックマン風アクションのプログラム解説

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・概要

　ここでは、主に、ゼロに関して解説する。
　処理の基礎に関しては、地形との接触判定を参照。
　傾斜床とほぼ同様の処理をしているので、傾斜床も参照。

　「傾斜天井」はロックマン系アクションには珍しい地形かもしれない。

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・傾斜天井（右上がり）との接触判定

・・地形めり込み量

　ゼロのx方向の位置が、傾斜天井（右上がり）の左右の端の位置の間にある場合の「地形めり込み量」は、以下の図の通りとなる。

↓地形めり込み量。

・①：ゼロのx方向の位置に対応する、傾斜天井（右上がり）の高さの位置。下の図において算出している。
・②：「this.getBounds(_root.board).yMin」。ゼロのhitrectの上端の位置。
・③：「hit_y_sloped_ceiling」。①-②。

↓地形めり込み量。

・①：「landform_xmin」。
・②：「_parent._x」。ゼロのx方向の位置。
・③：②-①。
・④：③×「landform_gradient」。
・⑤：「landform_ymax」。
・⑥：ゼロのx方向の位置に対応する、傾斜天井（右上がり）の高さの位置。⑤-④。

　以上を纏めると、以下の記述の式となる。

ASのファイル：zero_hit_sloped_ceiling_sub.txt
 
		if(sloped_ceiling_type==1){hit_y_sloped_ceiling=landform_ymax-landform_gradient*(_parent._x-landform_xmin)-this.getBounds(_root.board).yMin}	//地形めり込み量
 

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・傾斜天井（右下がり）との接触判定

・・地形めり込み量

　ゼロのx方向の位置が、傾斜天井（右下がり）の左右の端の位置の間にある場合の「地形めり込み量」は、以下の図の通りとなる。

↓地形めり込み量。

・①：ゼロのx方向の位置に対応する、傾斜天井（右下がり）の高さの位置。下の図において算出している。
・②：「this.getBounds(_root.board).yMin」。ゼロのhitrectの上端の位置。
・③：「hit_y_sloped_ceiling」。①-②。

↓地形めり込み量。

・①：「landform_xmin」。
・②：「_parent._x」。ゼロのx方向の位置。
・③：②-①。
・④：③×「landform_gradient」。
・⑤：「landform_ymin」。
・⑥：ゼロのx方向の位置に対応する、傾斜天井（右下がり）の高さの位置。④+⑤。

　以上を纏めると、以下の記述の式となる。

ASのファイル：zero_hit_sloped_ceiling_sub.txt
 
		else{hit_y_sloped_ceiling=landform_ymin+landform_gradient*(_parent._x-landform_xmin)-this.getBounds(_root.board).yMin}	//地形めり込み量
 

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・地形に挟まれることによる即死判定（天井）

　地形めり込み量が0以上の場合は、地形に挟まれることによる即死判定（天井）を付加する。

ASのファイル：zero_hit_sloped_ceiling_sub.txt
 
	if(hit_y_sloped_ceiling>=0){caught_ceiling=i}	//地形に挟まれることによる即死判定
 

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・バスターと傾斜天井との接触判定

・・概要

　「バスターと傾斜天井との接触判定」の場合は、「地形めり込み量」を算出する位置の基準を変更する。

　ここでは、傾斜天井（右上がり）との接触判定を例にする。

・・バスターと傾斜天井との接触判定（1）

　大半のバスターは、x方向は「バスターの左端」、y方向は「バスターの中心」の位置を基準にしている。

ASのファイル：hit_sloped_ceiling.txt
 
				if(buster_hit_landform==1){hit_y_sloped_ceiling=landform_ymax-landform_gradient*(this.getBounds(_root.board).xMin-landform_xmin)-_parent._y}	//バスター(1)
 

　ゼロにおける式を、以下のように変更している。
・「_parent._x」→「this.getBounds(_root.board).xMin」。
・「this.getBounds(_root.board).yMin」→「_parent._y」。

・・バスターと傾斜天井との接触判定（2）

　一部のバスターは、x方向は「バスターの左端」、y方向は「バスターの上端」の位置を基準にしている。

ASのファイル：hit_sloped_ceiling.txt
 
				else if(buster_hit_landform==2){hit_y_sloped_ceiling=landform_ymax-landform_gradient*(this.getBounds(_root.board).xMin-landform_xmin)-this.getBounds(_root.board).yMin}	//バスター(2)
 

　ゼロにおける式を、以下のように変更している。
・「_parent._x」→「this.getBounds(_root.board).xMin」。

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