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短編163 - (2010/11/19 (金) 13:13:27) のソース

投稿日:2010/11/16(火) 17:48:05 

今日は夏休みで一番楽しみなイベント、夏祭り!サマーカーニバル!!
というわけで毎年のように澪と約束をして待ち合わせ、に向かおうかと思った矢先・・・

「ちょっと律ー?」

母さんから呼び出しをくらう。なんでも昔着ていた浴衣を見つけたとのことで
私に着てみるよう促してきた
そんなの私に似合わないって!とも思ったけど、
なんとなく・・・澪が褒めてくれたらいいな。なんて淡い期待に身を任せ
結局はんなりとキメてしまった。

というわけで、少し遅れて待ち合わせ場所に・・・おっ!澪の後姿発見っ
澪も浴衣着てきたみたいだ。早速大声をあげ澪を振り向かせると、
私を視認すると同時に・・・澪が固まった

「澪?どうだぁ、浴衣着てきたんだけどー」

早速評価を聞こうとしたのに、澪は固まったままだ・・・
なんだよーつれないやつだなぁ!
とりあえず固まった澪の手を引き、お祭りをやっている公園に向かう

「母さんが着てみろっていうから着たんだけどさー、ぶっちゃけおかしいよな?」
「・・・しくない」

ん、なんだって?

「おかしくない・・・可愛いと、お、思う!」

顔を真っ赤にしながら真剣な表情でそんなことを言っちゃうんだから
自分じゃわかんないけど、多分私も顔真っ赤になってる

「な、なにいってんだよ澪」
「だって可愛いから・・・」

お前のほうが可愛いよと思わず言いそうになったがグッと抑え、
澪の手をまたぎゅうっと握りその距離を詰める

「ちょっ、律!」
「ごめん・・・いや、これは澪が悪い。」
「・・・ばかりつ」
「そう言うなって。みお・・・」

少し遠くから響く夏の音を感じながら
私たちは・・・



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