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#image(ultraman nexus.jpg,title=転んでもいいよ また立ち上がればいい ただそれだけできれば 英雄さ)
&font(30,b,i,black){「諦めるな!」}
2004年に放送された円谷プロの特撮作品『ウルトラマンネクサス』の主役ヒーロー。
#region(基本形態アンファンス時のプロフィール)
[[年齢>MUGENキャラクター年齢別一覧]]:35万歳以上
身長:ミクロ‐49メートル
体重:4万トン
飛行速度:マッハ3
#endregion
国家の枠を越えて作られた防衛機関「TLT」へ配属された青年・孤門一輝の前に現れた銀色の巨人。担当声優は[[増谷康紀>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:増谷康紀|]]氏。
人間を捕食する正体不明の怪物「[[スペースビースト>ラフレイア]]」と戦っている事以外は一切が謎であり、
TLT関係者からはビーストの一種、あるいはビーストと同等の脅威ではないかと警戒され、殲滅対象とされている。
しかし、巨人に命を救われた孤門は、彼を味方と認識。「ウルトラマン」という何故か脳裏に過った名前で呼び、
共にビーストの脅威から人々を守るため、対ビースト部隊「ナイトレイダー」の一員として働きながら彼の正体を探っていく。
やがて孤門は、ウルトラマンの変身者と思しき青年・姫矢准と出会い、彼に秘められた過去を知っていくのだが……。
同番組はウルトラマンの概念を一新する「[[ULTRA N PROJECT>ウルトラマン・ザ・ネクスト]]」の一環として作られたテレビシリーズであり、
既存の作品にはない、斬新な要素が多数取り込まれている。
その中でも最大の特徴は&b(){ウルトラマンへの変身者(デュナミスト)が複数人存在する}という点で、
彼らの代替わりにより、受け継がれていく絆(ネクサス)がストーリーの中心になっている。
加えて上記の通り、&b(){[[主人公の孤門はウルトラマンに変身しない>鹿目まどか]]}という点も大きな特徴である。
#region(「ULTRA N PROJECT」)
かつて円谷が、従来の未就学児童からさらに上の層をターゲットに展開したウルトラシリーズの作品群であり、
イベントショー、雑誌、映画等の各ジャンルをリンクさせたメディアミックス展開を行い、
最終的にテレビ作品『ネクサス』に集結させる事で各作品間のミッシングリンクを埋めて、
壮大な大人向け特撮として成立させる事を目指したプロジェクトであった
(怪獣保護をコンセプトにした『[[ウルトラマンコスモス]]』との差別化の意味合いもあった)。
しかし、映画は「大人向けのウルトラマン」というコンセプトそのものを配給元の松竹に警戒されて大々的な広告等のバックアップを受ける事が出来ず、
元々予算が少ない中、深夜枠を想定した企画だったのが、クランクイン後に放送時間が土曜朝に決まるなどの現場の混乱、
今では「深夜枠でも無理」と称されるような放送時間帯に合わないシリアス展開による、『ネクサス』の視聴率・玩具売上不振が響き、
商業的・興行的な観点から見れば、プロジェクトは「失敗」となった。
結果的に『ネクサス』は、番組の作風を変えるか1クール短縮のどちらかを迫られたが、
作風を変える事はファンへの裏切りと考えたプロデューサーの強い意向により、
作風の根本は変える事なく放送短縮を選ぶ事になったが、
これにより、ある程度雰囲気が緩和した事や、ミッシングリンクが明かされるにつれて評価は持ち直し、
特に最終回は平成作品屈指の感動的なエピソードとなった。
&s(){予算の問題もあって「1エピソード4話(≒ビースト一体との決着に四週かける)」というある意味水増し工作していたのが、&br()打ち切りが決まり話数が圧縮された事で水増し分が無くなり、結果として評価を上げるというのも皮肉な話である}
このように「ULTRA N PROJECT」の作品は単なる駄作ではなく、コミカライズを担当した[[椎名高志氏>明石薫]]の言葉を借りるなら、
「世に出るのが早すぎた作品」と称するのが正しい。
放送当時は短所ばかり取り上げられたが、逆に従来のウルトラ作品に無いシリアスかつハードな雰囲気に惹かれた視聴者も多く、
加えて、本作の放送を経て『牙狼-GARO-』や『ライオン丸G』などの深夜特撮が台頭し始めるなど、業界にも少なからず影響を与えた。
2022年にNHKの番組で行われた『全ウルトラマン大投票』では、当時の不評を覆すかのように多くの強豪を抑えてヒーロー部門で8位にランクインしている。
#endregion
なお、前期OPテーマ「英雄」はヒーローの心意気を熱く歌い上げた名曲として知られているが、
歌詞の中にウルトラマンネクサスにまつわるキーワードが無いため、ウルトラシリーズの主題歌だと知らない者も多い。
&s(){Googleで検索するとサジェスト欄に「[[ドラゴンボール]]」が表示されたりするが、一切関係ない}
円谷プロのエイプリルフール企画ではウルトラマンネクサス自身がその事に苦言を呈する一幕もあった。
我武者羅に進む若さを肯定する後期OPテーマ「青い果実」、不屈の闘志を伝える第3EDテーマ「赤く熱い鼓動」など、
その他の楽曲も作品テーマに沿った名曲揃いである。%%作品キーワード?他の曲にも一切ございません%%
#region(Fight The Future)
実を言うと「Fight The Future ~ウルトラマンネクサスのテーマ~」という直球のウルトラソングも存在するのだが、
サントラには収録されているものの本編には流されずイベント使用が主であった為、知名度は非常に低い。
とはいえ、曲自体はネクサスの登場時や戦闘シーンなどで頻繁に流れるBGM「ネクサス -Heroic-」と同じなので、
本編を視聴した人が聴けば「あの曲って歌詞があったのか!」とびっくりすると共に、雰囲気は違えど確かにネクサスの曲だと納得して貰える事だろう
(ただし「Fight The Future」は歌唱やギターがメイン、「Heroic」はオーケストラ調なのでよく聴かないと分からないかもしれない)。
闇の中に迷う時も諦めるなと鼓舞する内容の歌詞は、デュナミストを含む人々へのネクサスのエールにも感じられる。
|&nicovideo(nm10465497)|&nicovideo(sm31434754)|
#endregion
#region(各形態解説)
-アンファンス
#image(nexus_enfance.jpg,width=300)
全デュナミスト(適能者)が最初に変身する銀色の形態。名前の由来はフランス語の「幼年期」。
能力は他の形態に劣るものの変身に伴う制限時間が存在せず、そのせいかカラータイマーが存在しないのが特徴。
エネルギー消費時には胸のV字状クリスタル「エナジーコア」が点滅する。
両腕の手首には「アームドネクサス」と呼ばれる手甲があり、光線技はここから発射する事が多い。
必殺技は腕を[[十字に組んで発射する>ウルトラマン]]「クロスレイ・シュトローム」。
[[発動モーション>発生]]が短いので不意討ちでビーストを倒す事もあるが、トドメを刺し切れない事が多い。
また、切断力に優れた牽制用の光刃「パーティクル・フェザー」や、作中破られなかった鉄壁のバリア「サークル・シールド」も使える。
更にエナジーコアが輝く「コア・ファイナル」が発動すると、[[隠された能力が解き放たれ奇跡的な現象が発生する>仮面ライダーBLACK RX]]。
-ジュネッス
二番目のデュナミスト、姫矢准がアンファンスから強化変身する形態(本項冒頭の画像)。名前の由来はフランス語の「青年期」。
体色が銀色に赤と黒を帯びたものになった他、エナジーコア内にカラータイマーが形成されているのが特徴。
アンファンスの技が一通り使える上に各能力が強化されており、力強い戦い方を得意とする。
[[両手をL字状に組んで発射する>ウルトラセブン]]必殺技「オーバーレイ・シュトローム」は、ビーストの細胞を分子レベルで完全消滅させる事が出来る。
また、PS2のゲーム版では何故か、エナジーコアから発射する高熱量の光線「コア・インパルス」が最強技として扱われている。
更に自らの能力を強化し、ビーストを弱体化させる不連続時空間「メタフィールド」の展開が可能。
メタフィールドに引きずり込む事でビーストによる周辺被害を防ぐ事も出来る。&s(){概ね[[ディバイディングドライバー>ガオガイガー]]である}
ただし、メタフィールドの展開可能時間は3分であり、それを過ぎると&b(){デュナミストが死亡してしまう}。
番組中盤からは[[闇のウルトラマン>ニセウルトラマン]]「ウルティノイド」が展開する逆の効果を持つ空間「ダークフィールド」に上書きされる事が多く、
人々や街を守るために、不利になる事を覚悟でメタフィールドを展開するという事態に陥っていた。
ちなみに異なる人物がデュナミストとなった『[[ウルトラマンX>ウルトラマンエックス]]』客演時にもこの形態になっていたが、
諸般の事情で同じスーツを使っているだけで設定上は別物であり、
スタッフも「色が若干違うつもりで観てほしい」と姫矢のジュネッスとは別物である事を強調するコメントを出している。
-ジュネッスブルー
#image(nexus_blue.jpg,width=300,title=パワーを絞り出せ裸のままの欲望で 僕はちっぽけな青い果実でしょ)
三番目のデュナミスト、千樹憐が強化変身する青い体色のジュネッス。
姫矢のジュネッスよりも身のこなしが俊敏で、自らのダメージを省みない前のめりな(悪く言えば無謀な)戦い方が特徴。
その戦法は憐の抱えたある事情に起因しており、それを指摘されたあとはサークル・シールドを使うなど防御も交えた戦い方になっていった。
必殺技はエナジーコアの光をアームドネクサスに投影し、光の弓のような光刃を形成して発射する「アローレイ・シュトローム」。
アームドネクサスから光の剣を形成して敵を斬り裂く「シュトロームソード」。
そして光の弓と光の剣を同時に形成し、不死鳥のような形の光刃を発射する最強技「オーバーアローレイ・シュトローム」。
ウルトラマンと言えば[[照射系光線技>ビーム脳]]の印象が強いが、本形態ではクロスレイ・シュトローム以外使っていないという点も斬新である。
#region(最終話にて…)
-ウルトラマンノア
#image(ultraman noa.jpg,width=350)
最終話で遂に変身した孤門が、アンファンス、ジュネッス、ジュネッスブルーを経て到達した最終究極形態(ウルティメイト・ファイナル・スタイル)。
[[ウルトラマン・ザ・ネクスト]]およびウルトラマンネクサスの真の姿と言うべき形態であり、[[神々しい姿と神業の如き戦闘能力を持つ>神キャラ]]伝説の存在。
その正体は未だ謎に包まれているが、遥か太古から様々な並行世界に現れ、全宇宙の平和を守り続けてきたらしい。
全身が鏡の如く銀色に輝いている他、背中に備わる伸縮自在の翼「ノア・イージス」で時空や並行世界間の移動を可能とする。
映像作品内で使用した能力は、パンチと共に[[一兆度の炎>ゼットン]]の柱で相手を吹き飛ばす「ノア・インフェルノ」や、
右手首に左拳を打ち付けて放つ稲妻超絶光線「ライトニング・ノア」などほんのわずかだが、
それだけで自らと同等の力を持つ不死身のラスボス・[[ダークザギ>アンノウンハンド]]を宇宙空間まで吹き飛ばし、跡形もなく爆散させてしまった。
ウルトラマンノアというキャラクター自身は「ULTRA N PROJECT」の一環として『ネクサス』放映以前から登場していたが、
その活躍の場は雑誌媒体やステージショーに限られていたため、番組本編への登場はサプライズ的な形だった。
#region(ノアがネクサスとなった経緯)
前述の通り、ノア自身は太古の昔から宇宙の平和を守り続けていたようだが、
『ネクサス』本編より2万年以上前、M80さそり座球状星団にある「来訪者」と呼ばれる異星人の星にスペースビーストが襲来した際に、
来訪者達を救うべく飛来し、住民と一体化して巨人の姿を取り、適応者を変えながら激戦を繰り広げたのが、
『ULTRA N PROJECT』の世界でノアの存在を知られるきっかけであったという。
戦いの末にスペースビーストを壊滅させたノアは、その代償としてエネルギーを使い果たして休眠に入ったが、
ビーストへの恐怖を克服出来なかった来訪者達はノアに頼る気持ちを捨てる事が出来ず、
ノアを模した対ビースト用最終兵器「ウルティノイド・ザギ(後のダークザギ)を作り上げてしまう。
やがて自身がノアの模造品である事を知ったザギは暴走し、ビーストを自ら増殖・進化させては倒して自己進化する…、
といういたちごっこを繰り返し、来訪者の星を地獄絵図に変えていった。
その脅威に対応出来なくなった来訪者達が最後の手段として超新星爆発を起こし、ザギを自分達の母星ごと爆破した事で、
次元の歪みが発生し、ノアはザギごと別の宇宙に飛ばされた。
半ば叩き起こされる形で休眠から覚醒したノアが目にしたのは、転移先で怪獣を操り暴れるザギとそれに応戦する宇宙警備隊達……、
即ち初代[[ウルトラマン]]達が活動していた「M78ワールド」の宇宙であった。
ノアはこの時ウルトラ兄弟達と共闘してザギに立ち向かったが、休眠半ばで覚醒したノアは本調子ではなく、
最終決戦においてノアは「ノア・ザ・ファイナル」を使い、ザギ共々強引に元の宇宙に再転移する強硬手段を使用。
その際の後遺症でザギは身体を失い、ノアも力の大半を失った結果、ウルトラマン・ザ・ネクストの姿と化した。
その後、地球に身を隠したザギがノアを誘うべく呼び込んだビースト・ザ・ワンを追い、弱体化した状態で地球に飛来するが、
&b(){[[うっかりスクランブル発進していた真木舜一の乗る戦闘機と衝突事故を起こしてしまい>ベムラー]]、}
真木を最初の適能者に選んで融合する事で命を繋いだ。
ザ・ワンの脅威を目の当たりにした真木は、自分が負担に耐えられないであろう事を承知の上で戦いザ・ワンを倒すが、
家族との別れを嘆く真木を哀れんだノアは自分が再度休眠に入るのを承知の上で、力の殆どを使い果たして真木の命を救う道を選んだ。
そして地球での休眠により、再度戦えるまで力を取り戻し、
かつ地球環境への適合率を高めて戦いやすいように変化させた形態が「ウルトラマンネクサス」である。
ザ・ネクストとネクサスのどちらが強いのかファンの間で議論される事もあるが、
「ノアのコンディション+適能者の強さ&コンディション+その場の状況」に左右されるため、&b(){その時々次第で変わる}と考えた方が適切である。
映画『ULTRAMAN』時点ではノアは絶不調だったが、適能者の真木が軍人であった事もあってか、
前半のネクサスが散々苦戦したビースト達より強いはずのザ・ワンを仕留めている。
逆に『ネクサス』本編では、デュナミスト達が光を繋ぐ度にノアも能力を増していったらしく、
後半に出たジュネッスブルーは変身者が不調な状態でありながら、
ザ・ワンの強化形態にあたる[[イズマエル]]を撃破するほどの力を得ていた。
客演の際にザ・ネクストが全く登場せず、ネクサスばかりなのは、後者が地球環境用の形態のためであると思われるが、
『[[ウルトラマンギンガ]]』の「ダークスパークウォーズ」の回想において、ザ・ネクストらしき姿が見えるため、
どちらかが下位互換というわけではなく、ザ・ネクストは「宇宙用」、ネクサスは「地球用」に環境に適合させた形態という可能性もある。
#endregion
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#region(デュナミスト(適能者)達)
デュナミストは変身者達の総称である。
ザ・ワンとの戦い以降にネクサスがデュナミストを見つけるため、地球上の全人類を対象に「謎の遺跡」の夢を見せるようになり、
普通の人間は遺跡に近づくことはなく、夢から覚めれば内容を覚えていないのだが、
デュナミストの資質があるものはこの夢の内容を断片的に記憶することが可能となっており、
最終的に遺跡の内部に進入し、安置されているストーンフリューゲルに触ることができた者をネクサスは変身者に選定していた。
姫矢以降のデュナミストは「前任者が無意識に選定した後継者」が次の最有力継承者候補となっていた模様。
また、本編に登場したデュナミストはいずれも過去に絶望・悲観・喪失などを経験し、
生きる意味や歩むべき道のりを見失ったりした者達が選ばれている。
共通して変身アイテムは短剣のような形状の「エボルトラスター」。
また、小型衝撃波動銃「ブラストショット」と、石柩「ストーンフリューゲル」というサポートアイテムが提供される。
脚本の長谷川圭一氏によれば、本作の変身者が移り変わっていくデュナミストの構想について、
『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』のようなイメージで書いたらしい。
-姫矢准
二番目のデュナミストであり、かつて[[フリーのジャーナリスト>仮面ライダー2号]]として有名だった青年。
新人の頃は社会の不正を暴く熱血青年だったが、人間の暗黒面に触れ続けた事で人間不信に陥り、
自分を追い込むように外国の紛争地帯へ赴き、戦場カメラマンとして活動していた。
そこで知り合った少女・セラと共同生活を送る中で心の傷は癒えていったが、
ある日、セラの制止を振り切って戦場を撮影しに行った際に、
姫矢を探しに来た[[セラが目の前で爆撃に巻き込まれ、死亡する瞬間を目撃してしまう>仮面ライダーオーズ]]。
しかも、この時撮影した写真が大々的に評価されてしまい、かえって精神を病んでしまった。
失意を抱えて放浪していた姫矢はある日、不思議な遺跡の夢を見た事でデュナミストとして選ばれ、
何故自分が選ばれたのかも分からないまま、その意味を自問自答しながらビーストと戦い始める。
やがて彼は「自らが人類の為に戦い、傷つき、そして死んでいく」事が、
「人々が死ぬ瞬間ばかり撮っていた事」「セラや人々を救えなかった事」への贖罪という結論に至ったのだが……。
-千樹憐
姫矢が壮絶な戦いの末に行方不明になった後、突如として現れた三番目のデュナミスト。
アメリカのダラス出身で、身元不明ながら遊園地の楽屋で住み込みのバイトをしている17歳の少年。
一見、明るく人懐っこい性格でどこにでもいるイマドキの若者といった印象だが、
実はTLTがある目的で作り上げた[[デザイナーズベイビー>ストライクガンダム]]であり、
遺伝子上の欠陥により17歳を過ぎると細胞がアポトーシスを起こして死亡するという宿命を背負っている。
死を食い止めるには「ラファエル」という特効薬を投与する他ないが、
仲間達の尽力も虚しくラファエルは完成せず、ビースト対策を優先する上層部に開発も中止させられたため、
「誰も自分を知らない土地で、やりたい事をしながら死にたい」という、投げやりな考えを抱いて日本を訪れたのだった。
しかし、日本で知り合った孤門との交流や、TLTから送られた監視者である野々宮瑞生との恋を経て、
戦いの中でボロボロに傷付きながらも、生きる意志を強めていく。そして……(以降は[[イズマエル]]の項目を参照)。
&s(){[[一年後>仮面ライダーカブト]]に[[似たような姿の>Sexx on wings]][[仮面ライダーが地獄に落ちた>仮面ライダーキックホッパー]]気がするが別人である}
ちなみにアメリカ時代に施設を脱走した憐を姫矢が目撃、その孤独な姿に自分を重ねて写真に収めた事があるという裏設定が存在しており、
姫矢はこの際の経験から無意識に憐を自分の後継者に選んでいたという。
#region(以下ストーリー終盤のネタバレ注意)
-真木舜一
映画『ULTRAMAN』の主人公であり、ザ・ネクストと呼ばれる存在と一体化して戦った一番目のデュナミスト。
『ネクサス』33話にて彼らの戦いがスペースビーストとの最初の戦いであり、
全世界レベルで行われた記憶操作により、その真実が「新宿大災害」として抹消されていた事実が発覚する。
孤門が「ウルトラマン」の名を思いついたのも、当時報道されていた名前が記憶の底に残っていたからである。
『N PROJECT』作品本編に登場するデュナミストの中では唯一後継者と面識が無いが、
『ULTRAMAN』のコミカライズ版では姫矢がザ・ネクストの報道を見るという両作の繋がりを示唆するシーンが挿入されている。
詳細は[[ウルトラマン・ザ・ネクスト]]の項目を参照。
映画『ULTRAMAN』のDVD付属冊子におけるスタッフのインタビューによれば、
「映画で真木が共闘した水原沙羅がTLTの高官に就いたことにより、
『ネクサス』時点では、監視こそついているが普通に生活できているのではないか」と発言されている。
-西条凪
憐がイズマエルとの戦いを終えた後、光を託した四番目のデュナミスト。
ナイトレイダーの副隊長であり、スペースビーストやウルトラマンに対して偏執的な憎悪を抱く女性。
TLT関係者の両親を持つが、幼少期に人の姿をしたビーストに両親を殺され、目の前で母親の死体を踏みにじられたり、
尊敬していた上官・溝呂木慎也が闇の巨人ダークメフィストと化したなどの壮絶な過去を背負っている。
ただ、それを考慮しても&b(){言動が過激すぎる部分があり}、初対面の孤門に厳しい発言をしながら銃口を向けたり、
ウルトラマンがビーストから人質を救出したのを見ていたのに敵と決めつけて銃撃したり、生身の姫矢を射殺しようと発砲したり、
溝呂木に対ビースト用の銃を二発も直撃させる(常人なら[[ミンチになっていた>究極神拳]])など、特に人型の相手に対して容赦がない。
孤門からも心底恐れられており、彼女に撃ち殺される悪夢を見るなど、作品の暗い雰囲気を大いに後押ししていた。
しかし、厳しい態度は孤門の事を思っての事で、要所で身を挺して彼を庇ったり、叱咤したりしている。
加えて戦いの中でウルトラマンに対する認識を変えていき、最終的には姫矢の事を味方だと認めている。
憐の無謀な戦い方を見て「たとえ明日が無くても生きる為に戦え」という適切な助言を与えるなど、彼女自身も変わりつつあった。
その縁もあって最終話では憐から光を託されたのだが、彼女が光を継ぐ事は一連の事件の黒幕にとって計画通りであり、
憎しみの心に囚われたまま変身した彼女の光は闇へと変換、暗黒破壊神ダークザギを復活させるエネルギーとなってしまう。
彼女自身も闇に呑み込まれて死を待つばかりだったが、孤門は彼女を救うため闇に飛び込んでいった。そして……。
-孤門一輝
ウルトラシリーズでは異例となる、本作の主人公でありながら物語開始時点でウルトラマンの変身者ではなかった青年。
幼い頃に川で溺れた事があり、その際に「諦めるな!」という何者かの手に救われた過去を持つ。
それ故、自身も人の命を救う仕事に憧れて山岳レスキュー隊員になったものの、溺れた際のトラウマが影響して上手く働けなかった。
ナイトレイダーに配属された後も、「人命救助よりビースト殲滅を優先」「ビーストを見た者の記憶を消す」という組織のやり方や、
ウルトラマンを一方的に敵と決め付けて攻撃する凪の方針に付いていけず、困惑したり抵抗する事が多かった。
加えて日常の象徴だった恋人の斉田リコにまつわる悲劇([[ノスフェル]]の項目を参照)で精神的にも限界に達するが、
姫矢や凪のサポートもあり、絶望の淵から立ち上がって闇を振り払い、大きく成長を遂げた。
以降は孤独な戦いを続け消耗していく姫矢を援護したり、兄貴分として憐を見守るなどデュナミストを支える立場になっていく。
最終話では「諦めるな!」と叫びながら闇の中に囚われた凪に手を伸ばし、彼女を闇の中から救出
(この際、周囲の時空が歪んでいた影響で溺れた自分自身に手が届き、同時に救出したというのが過去の真相だったらしい)。
そのまま彼女に光を託され、&b(){遂に五番目のデュナミストとして覚醒}。
&b(){「絆、ネクサス!」}の叫びと共に変身を遂げる(なお、作中に「ネクサス」という単語が登場したのはここだけである)。
初陣にも拘わらずイズマエル以上に強大なダークザギを相手にする事になった孤門だが、
姫矢との絆によってアンファンスからジュネッスへ、そして憐との絆でジュネッスブルーへ変身する。
更に彼の戦いを目にした人々の心にウルトラマンの記憶と絆が蘇り、遂に最強形態のウルトラマンノアへと覚醒。
圧倒的な力でダークザギを宇宙へ放逐し、完全消滅させた。
その後、地球では相変わらずビーストが出現し続けているが、孤門や凪達は決して諦める事なく戦い続けている。
当初の予定では彼がデュナミストとして戦う孤門編はもう少し長い予定だったらしいが、放送短縮により上記の展開になった。
しかしそれ故に孤門のただ一度の変身である最終話の盛り上がりと特別感が大きく増し、この作品の集大成に相応しい最終決戦となっている。
#endregion
-橘さゆり
『ウルトラマンX』に登場する防衛チーム「Xio」の副隊長を務める女性。
ネクサスの客演回である第20話「絆-Unite-」でデュナミストに選ばれ、ネクサスに変身。
東京に現れたスペースビースト・バグバズンブルードの群れや、カナダに現れ家族を襲っていた[[ベムラー]]と戦った。
しかし、予期せぬ力を得てしまった事、家族を救うという個人的な目的でその力を使ったことに苦悩し、一度は自ら謹慎を訴え出てしまう。
また、強化バグバズンブルード戦では本編の主人公である大地=エックスとも共闘し、大地にネクサスの「諦めるな」というメッセージを伝えた。
この回では数ある客演回でも特に気合いの入ったオマージュやファンサービスが行われた他、
夫の橘祥吾を『ネクサス』で孤門を演じた川久保氏が演じ、彼とネクサスが視線を交わすシーンが挿入された事も話題となった。
また、「ウルトラマンネクサス」という名前が映像作品内で明かされたのは、この回が初めてだったりする。
(『ネクサス』作中では「ウルトラマン」というコードネームでしか呼ばれていなかった)
加えて、上記のように橘ジュネッス(仮)はたまたま体色や能力が似ていただけで、姫矢のジュネッスとは別物である。
#endregion
#region(ゲーム媒体でのウルトラマンネクサス)
PS2の格闘ゲーム『ウルトラマンネクサス』ではアンファンス、ジュネッス、ジュネッスブルー、ザ・ネクスト(ジュネッス)、ウルトラマンノアが使用可能。
どの形態も原作より全体的にスピードが素早く、アクロバティックな[[コンボ]]を決める事が出来る。
PSPの格闘ゲーム『HEROES' VS』ではダークザギと共に参戦。
基本的にネクサスとして戦い、超必殺技ではノアになる。
コンパチヒーローズ系列の作品なので原作と異なり技名などを叫ぶ事が多く、声は孤門役の川久保拓司氏が演じている。
&nicovideo(sm20582067)
#endregion
#region(客演)
-『ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』
エタルガーに敗北したらしく、時空城にアンファンスの姿で他の平成ウルトラマン共々幽閉されていたが、
ギンガビクトリーやUPGの活躍によって救出され、足止めに現れたダークメフィストのエタルダミーと戦った。
-『[[ウルトラマンX>ウルトラマンエックス]]』
橘さゆりを適能者として登場した。
メタフィールドは脚本段階では登場はプロップ的に無理との判断され脚本にも記載はなかったが、
監督の強い要望によりスタッフの努力のもと再現に成功したらしい。
-『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』
ウルトラマンノアが現れるという伝説が伝わる惑星バベル。
アブソリューティアンの計画の障害となり得る強大な力であるノアを排除するために遣わされたアブソリュートティターンと、
その動きを予測し派遣されたウルトラ戦士達が惑星バベル上で衝突する中、ネクサスが出現。
アンファンスの状態でティターンを圧倒する圧倒的な強さを見せつつ、
ティターンどころかウルトラマンリブットにまで攻撃を加え、両者をメタフィールドに引きずり込む。
このメタフィールドは通常と異なりネクサス以外のエネルギーを吸収する効果があり、両名は衰弱。
止むを得ず共闘態勢に入ったティターンとリブットをジュネッスで圧倒するが、ソラにアームドネクサスがメタフィールドの要と見抜かれ、
ティターンのリブット同時攻撃によりアームドネクサスを破壊され、メタフィールドを解除されて消滅する。
見事自分を打破した両者にノアの姿でメッセージを送った。
リブットはノアを狙うティターンの悪意に反応してネクサスが敵味方問わずバベルにいる相手を排除しようと暴走していたと考えていたが、
実際にはノアの目的は、共通の敵として立ち回ることで2種族に共存の可能性があることを提示する事だった模様。
ティターンは口では否定しつつも内心を揺さぶられており、タルタロスはその本心を見抜いて激怒、消耗したリブットにウルトロイドゼロを差し向けるが、
それを守るべくネクサスがジュネッスブルーの姿で再度出現し、ウルトロイドゼロを一方的に圧倒。
先刻破壊されたアームドネクサスもあっさりと再生させる所業を平然と行っている。
最終的にノアの姿となり、ライトニング・ノアの一撃でウルトロイドゼロを完膚無きまでに粉砕した。
同作では傍観はしないが肩入れもしない部外者のような立ち位置を一貫しており、
タルタロスの卑怯な追い打ちからリブットを庇った一方で、戦闘後にエネルギー切れを起こしたリブットを助けることなく放置している。
もっとも『ベリアル銀河帝国』の頃から自分からあまり介入せずに、ギリギリまで奮戦した者に力を貸すスタンスではあったが、
いずれにせよアブソリューティアンをスペースビーストのような排除対象とは考えていない模様。
劇中でもその気になればティターンを殺せたにも拘らず明らかに手を抜いていた節が見られる。
地球環境用とされるネクサスの形態を多用した理由は不明だが、バベルが地球環境と似ていたか、
手加減の一環だった可能性がある&s(){メタ的にはスーツとか大人の事情がね}。
そしてやはりメッセージを送る時にさえ視聴者に分かる言葉は一言も喋らず、どのような道を取るかはこの世界の住人に委ねている。
#endregion
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**MUGENにおけるウルトラマンネクサス
シロト氏の[[アンノウンハンド]]を始め、多数のスペースビーストが手描きキャラとして参戦する中、
肝心のウルトラマンネクサスが製作されないという状況が続いていたが、
主にビリビリ動画で活動している海外製作者のgainer氏(ultra-project氏)によるネクサスが公開された。
現在はBaiduで公開されているため実質入手不可。最終更新版は2020年11月8日。
bakisimu氏製作の[[ウルトラマンティガ]]を改変したもので、
改変元同様にスピリッツシステム(正確にはmuu氏のティガのシステムをbakisimu氏が調整したもの)が搭載されている。
現状はアンファンス形態のみだが、打撃技や立ち、しゃがみで撃ち分け可能な[[飛び道具]]のパーティクル・フェザーなど一通りの技は揃っている。
[[超必殺技]]は1ゲージ消費のクロスレイ・シュトローム。
|紹介動画&br()&youtube(https://youtu.be/L1JANn5H1MI){320,240}|
***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[ウルトラマンネクサス],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ウルトラマンネクサス],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ウルトラマンネクサス],sort=hiduke,100)
}
***出演ストーリー
[[ネクサスまてぃっく]](第15話に登場)
----
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:川久保拓司|,|CV:増谷康紀|,|円谷|,ウルトラマン,主人公,宇宙人,超人,巨人,ヒーロー,超能力者,炎使い,銀色,赤色,青色
//240f:98:95c0:1氏へ。誤表記を修正するなら一つ一つを機械的に直すのではなく、ページ内で検索して同じ表記が存在しないか確認して極力編集回数を増やさないようにする、既存の表記や他ページの記述と合わせる等の配慮をして下さい。何度も言ってますが、そう言う所が他所のwikiでも問題視されてるんですよ
#image(ultraman nexus.jpg,title=転んでもいいよ また立ち上がればいい ただそれだけできれば 英雄さ)
&font(30,b,i,black){「諦めるな!」}
2004年に放送された円谷プロの特撮作品『ウルトラマンネクサス』の主役ヒーロー。
#region(基本形態アンファンス時のプロフィール)
[[年齢>MUGENキャラクター年齢別一覧]]:35万歳以上
身長:ミクロ‐49メートル
体重:4万トン
飛行速度:マッハ3
#endregion
国家の枠を越えて作られた防衛機関「TLT」へ配属された青年・孤門一輝の前に現れた銀色の巨人。担当声優は[[増谷康紀>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:増谷康紀|]]氏。
人間を捕食する正体不明の怪物「[[スペースビースト>ラフレイア]]」と戦っている事以外は一切が謎であり、
TLT関係者からはビーストの一種、あるいはビーストと同等の脅威ではないかと警戒され、殲滅対象とされている。
しかし、巨人に命を救われた孤門は、彼を味方と認識。「ウルトラマン」という何故か脳裏に過った名前で呼び、
共にビーストの脅威から人々を守るため、対ビースト部隊「ナイトレイダー」の一員として働きながら彼の正体を探っていく。
やがて孤門は、ウルトラマンの変身者と思しき青年・姫矢准と出会い、彼に秘められた過去を知っていくのだが……。
同番組はウルトラマンの概念を一新する「[[ULTRA N PROJECT>ウルトラマン・ザ・ネクスト]]」の一環として作られたテレビシリーズであり、
既存の作品にはない、斬新な要素が多数取り込まれている。
その中でも最大の特徴は&b(){ウルトラマンへの変身者(デュナミスト)が複数人存在する}という点で、
彼らの代替わりにより、受け継がれていく絆(ネクサス)がストーリーの中心になっている。
加えて上記の通り、&b(){[[主人公の孤門はウルトラマンに変身しない>鹿目まどか]]}という点も大きな特徴である。
#region(「ULTRA N PROJECT」)
かつて円谷が、従来の未就学児童からさらに上の層をターゲットに展開したウルトラシリーズの作品群であり、
イベントショー、雑誌、映画等の各ジャンルをリンクさせたメディアミックス展開を行い、
最終的にテレビ作品『ネクサス』に集結させる事で各作品間のミッシングリンクを埋めて、
壮大な大人向け特撮として成立させる事を目指したプロジェクトであった
(怪獣保護をコンセプトにした『[[ウルトラマンコスモス]]』との差別化の意味合いもあった)。
しかし、映画は「大人向けのウルトラマン」というコンセプトそのものを配給元の松竹に警戒されて大々的な広告等のバックアップを受ける事が出来ず、
元々予算が少ない中、深夜枠を想定した企画だったのが、クランクイン後に放送時間が土曜朝に決まるなどの現場の混乱、
今では「深夜枠でも無理」と称されるような放送時間帯に合わないシリアス展開による、『ネクサス』の視聴率・玩具売上不振が響き、
商業的・興行的な観点から見れば、プロジェクトは「失敗」となった。
結果的に『ネクサス』は、番組の作風を変えるか1クール短縮のどちらかを迫られたが、
作風を変える事はファンへの裏切りと考えたプロデューサーの強い意向により、
作風の根本は変える事なく放送短縮を選ぶ事になったが、
これにより、ある程度雰囲気が緩和した事や、ミッシングリンクが明かされるにつれて評価は持ち直し、
特に最終回は平成作品屈指の感動的なエピソードとなった。
&s(){予算の問題もあって「1エピソード4話(≒ビースト一体との決着に四週かける)」というある意味水増し工作していたのが、&br()打ち切りが決まり話数が圧縮された事で水増し分が無くなり、結果として評価を上げるというのも皮肉な話である}
このように「ULTRA N PROJECT」の作品は単なる駄作ではなく、コミカライズを担当した[[椎名高志氏>明石薫]]の言葉を借りるなら、
「世に出るのが早すぎた作品」と称するのが正しい。
放送当時は短所ばかり取り上げられたが、逆に従来のウルトラ作品に無いシリアスかつハードな雰囲気に惹かれた視聴者も多く、
加えて、本作の放送を経て『牙狼-GARO-』や『ライオン丸G』などの深夜特撮が台頭し始めるなど、業界にも少なからず影響を与えた。
2022年にNHKの番組で行われた『全ウルトラマン大投票』では、当時の不評を覆すかのように多くの強豪を抑えてヒーロー部門で8位にランクインしている。
#endregion
なお、前期OPテーマ「英雄」はヒーローの心意気を熱く歌い上げた名曲として知られているが、
歌詞の中にウルトラマンネクサスにまつわるキーワードが無いため、ウルトラシリーズの主題歌だと知らない者も多い。
&s(){Googleで検索するとサジェスト欄に「[[ドラゴンボール]]」が表示されたりするが、一切関係ない}
円谷プロのエイプリルフール企画ではウルトラマンネクサス自身がその事に苦言を呈する一幕もあった。
我武者羅に進む若さを肯定する後期OPテーマ「青い果実」、不屈の闘志を伝える第3EDテーマ「赤く熱い鼓動」など、
その他の楽曲も作品テーマに沿った名曲揃いである。%%作品キーワード?他の曲にも一切ございません%%
#region(Fight The Future)
実を言うと「Fight The Future ~ウルトラマンネクサスのテーマ~」という直球のウルトラソングも存在するのだが、
サントラには収録されているものの本編には流されずイベント使用が主であった為、知名度は非常に低い。
とはいえ、曲自体はネクサスの登場時や戦闘シーンなどで頻繁に流れるBGM「ネクサス -Heroic-」と同じなので、
本編を視聴した人が聴けば「あの曲って歌詞があったのか!」とびっくりすると共に、雰囲気は違えど確かにネクサスの曲だと納得して貰える事だろう
(ただし「Fight The Future」は歌唱やギターがメイン、「Heroic」はオーケストラ調なのでよく聴かないと分からないかもしれない)。
闇の中に迷う時も諦めるなと鼓舞する内容の歌詞は、デュナミストを含む人々へのネクサスのエールにも感じられる。
|&nicovideo(nm10465497)|&nicovideo(sm31434754)|
#endregion
#region(各形態解説)
-アンファンス
#image(nexus_enfance.jpg,width=300)
全デュナミスト(適能者)が最初に変身する銀色の形態。名前の由来はフランス語の「幼年期」。
能力は他の形態に劣るものの変身に伴う制限時間が存在せず、そのせいかカラータイマーが存在しないのが特徴。
エネルギー消費時には胸のV字状クリスタル「エナジーコア」が点滅する。
両腕の手首には「アームドネクサス」と呼ばれる手甲があり、光線技はここから発射する事が多い。
必殺技は腕を[[十字に組んで発射する>ウルトラマン]]「クロスレイ・シュトローム」。
[[発動モーション>発生]]が短いので不意討ちでビーストを倒す事もあるが、トドメを刺し切れない事が多い。
また、切断力に優れた牽制用の光刃「パーティクル・フェザー」や、作中破られなかった鉄壁のバリア「サークル・シールド」も使える。
更にエナジーコアが輝く「コア・ファイナル」が発動すると、[[隠された能力が解き放たれ奇跡的な現象が発生する>仮面ライダーBLACK RX]]。
-ジュネッス
二番目のデュナミスト、姫矢准がアンファンスから強化変身する形態(本項冒頭の画像)。名前の由来はフランス語の「青年期」。
体色が銀色に赤と黒を帯びたものになった他、エナジーコア内にカラータイマーが形成されているのが特徴。
アンファンスの技が一通り使える上に各能力が強化されており、力強い戦い方を得意とする。
[[両手をL字状に組んで発射する>ウルトラセブン]]必殺技「オーバーレイ・シュトローム」は、ビーストの細胞を分子レベルで完全消滅させる事が出来る。
また、PS2のゲーム版では何故か、エナジーコアから発射する高熱量の光線「コア・インパルス」が最強技として扱われている。
更に自らの能力を強化し、ビーストを弱体化させる不連続時空間「メタフィールド」の展開が可能。
メタフィールドに引きずり込む事でビーストによる周辺被害を防ぐ事も出来る。&s(){概ね[[ディバイディングドライバー>ガオガイガー]]である}
ただし、メタフィールドの展開可能時間は3分であり、それを過ぎると&b(){デュナミストが死亡してしまう}。
番組中盤からは[[闇のウルトラマン>ニセウルトラマン]]「ウルティノイド」が展開する逆の効果を持つ空間「ダークフィールド」に上書きされる事が多く、
人々や街を守るために、不利になる事を覚悟でメタフィールドを展開するという事態に陥っていた。
ちなみに異なる人物がデュナミストとなった『[[ウルトラマンX>ウルトラマンエックス]]』客演時にもこの形態になっていたが、
諸般の事情で同じスーツを使っているだけで設定上は別物であり、
スタッフも「色が若干違うつもりで観てほしい」と姫矢のジュネッスとは別物である事を強調するコメントを出している。
-ジュネッスブルー
#image(nexus_blue.jpg,width=300,title=パワーを絞り出せ裸のままの欲望で 僕はちっぽけな青い果実でしょ)
三番目のデュナミスト、千樹憐が強化変身する青い体色のジュネッス。
姫矢のジュネッスよりも身のこなしが俊敏で、自らのダメージを省みない前のめりな(悪く言えば無謀な)戦い方が特徴。
その戦法は憐の抱えたある事情に起因しており、それを指摘されたあとはサークル・シールドを使うなど防御も交えた戦い方になっていった。
必殺技はエナジーコアの光をアームドネクサスに投影し、光の弓のような光刃を形成して発射する「アローレイ・シュトローム」。
アームドネクサスから光の剣を形成して敵を斬り裂く「シュトロームソード」。
そして光の弓と光の剣を同時に形成し、不死鳥のような形の光刃を発射する最強技「オーバーアローレイ・シュトローム」。
ウルトラマンと言えば[[照射系光線技>ビーム脳]]の印象が強いが、本形態ではクロスレイ・シュトローム以外使っていないという点も斬新である。
#region(最終話にて…)
-ウルトラマンノア
#image(ultraman noa.jpg,width=350)
最終話で遂に変身した孤門が、アンファンス、ジュネッス、ジュネッスブルーを経て到達した最終究極形態(ウルティメイト・ファイナル・スタイル)。
[[ウルトラマン・ザ・ネクスト]]およびウルトラマンネクサスの真の姿と言うべき形態であり、[[神々しい姿と神業の如き戦闘能力を持つ>神キャラ]]伝説の存在。
その正体は未だ謎に包まれているが、遥か太古から様々な並行世界に現れ、全宇宙の平和を守り続けてきたらしい。
全身が鏡の如く銀色に輝いている他、背中に備わる伸縮自在の翼「ノア・イージス」で時空や並行世界間の移動を可能とする。
映像作品内で使用した能力は、パンチと共に[[一兆度の炎>ゼットン]]の柱で相手を吹き飛ばす「ノア・インフェルノ」や、
右手首に左拳を打ち付けて放つ稲妻超絶光線「ライトニング・ノア」などほんのわずかだが、
それだけで自らと同等の力を持つ不死身のラスボス・[[ダークザギ>アンノウンハンド]]を宇宙空間まで吹き飛ばし、跡形もなく爆散させてしまった。
ウルトラマンノアというキャラクター自身は「ULTRA N PROJECT」の一環として『ネクサス』放映以前から登場していたが、
その活躍の場は雑誌媒体やステージショーに限られていたため、番組本編への登場はサプライズ的な形だった。
#region(ノアがネクサスとなった経緯)
前述の通り、ノア自身は太古の昔から宇宙の平和を守り続けていたようだが、
『ネクサス』本編より2万年以上前、M80さそり座球状星団にある「来訪者」と呼ばれる異星人の星にスペースビーストが襲来した際に、
来訪者達を救うべく飛来し、住民と一体化して巨人の姿を取り、適応者を変えながら激戦を繰り広げたのが、
『ULTRA N PROJECT』の世界でノアの存在を知られるきっかけであったという。
戦いの末にスペースビーストを壊滅させたノアは、その代償としてエネルギーを使い果たして休眠に入ったが、
ビーストへの恐怖を克服出来なかった来訪者達はノアに頼る気持ちを捨てる事が出来ず、
ノアを模した対ビースト用最終兵器「ウルティノイド・ザギ(後のダークザギ)を作り上げてしまう。
やがて自身がノアの模造品である事を知ったザギは暴走し、ビーストを自ら増殖・進化させては倒して自己進化する…、
といういたちごっこを繰り返し、来訪者の星を地獄絵図に変えていった。
その脅威に対応出来なくなった来訪者達が最後の手段として超新星爆発を起こし、ザギを自分達の母星ごと爆破した事で、
次元の歪みが発生し、ノアはザギごと別の宇宙に飛ばされた。
半ば叩き起こされる形で休眠から覚醒したノアが目にしたのは、転移先で怪獣を操り暴れるザギとそれに応戦する宇宙警備隊達……、
即ち初代[[ウルトラマン]]達が活動していた「M78ワールド」の宇宙であった。
ノアはこの時ウルトラ兄弟達と共闘してザギに立ち向かったが、休眠半ばで覚醒したノアは本調子ではなく、
最終決戦においてノアは「ノア・ザ・ファイナル」を使い、ザギ共々強引に元の宇宙に再転移する強硬手段を使用。
その際の後遺症でザギは身体を失い、ノアも力の大半を失った結果、ウルトラマン・ザ・ネクストの姿と化した。
その後、地球に身を隠したザギがノアを誘うべく呼び込んだビースト・ザ・ワンを追い、弱体化した状態で地球に飛来するが、
&b(){[[うっかりスクランブル発進していた真木舜一の乗る戦闘機と衝突事故を起こしてしまい>ベムラー]]、}
真木を最初の適能者に選んで融合する事で命を繋いだ。
ザ・ワンの脅威を目の当たりにした真木は、自分が負担に耐えられないであろう事を承知の上で戦いザ・ワンを倒すが、
家族との別れを嘆く真木を哀れんだノアは自分が再度休眠に入るのを承知の上で、力の殆どを使い果たして真木の命を救う道を選んだ。
そして地球での休眠により、再度戦えるまで力を取り戻し、
かつ地球環境への適合率を高めて戦いやすいように変化させた形態が「ウルトラマンネクサス」である。
ザ・ネクストとネクサスのどちらが強いのかファンの間で議論される事もあるが、
「ノアのコンディション+適能者の強さ&コンディション+その場の状況」に左右されるため、&b(){その時々次第で変わる}と考えた方が適切である。
映画『ULTRAMAN』時点ではノアは絶不調だったが、適能者の真木が軍人であった事もあってか、
前半のネクサスが散々苦戦したビースト達より強いはずのザ・ワンを仕留めている。
逆に『ネクサス』本編では、デュナミスト達が光を繋ぐ度にノアも能力を増していったらしく、
後半に出たジュネッスブルーは変身者が不調な状態でありながら、
ザ・ワンの強化形態にあたる[[イズマエル]]を撃破するほどの力を得ていた。
客演の際にザ・ネクストが全く登場せず、ネクサスばかりなのは、後者が地球環境用の形態のためであると思われるが、
『[[ウルトラマンギンガ]]』の「ダークスパークウォーズ」の回想において、ザ・ネクストらしき姿が見えるため、
どちらかが下位互換というわけではなく、ザ・ネクストは「宇宙用」、ネクサスは「地球用」に環境に適合させた形態という可能性もある。
#endregion
#endregion
#endregion
#region(デュナミスト(適能者)達)
デュナミストは変身者達の総称である。
ザ・ワンとの戦い以降にネクサスがデュナミストを見つけるため、地球上の全人類を対象に「謎の遺跡」の夢を見せるようになり、
普通の人間は遺跡に近づくことはなく、夢から覚めれば内容を覚えていないのだが、
デュナミストの資質があるものはこの夢の内容を断片的に記憶することが可能となっており、
最終的に遺跡の内部に進入し、安置されているストーンフリューゲルに触ることができた者をネクサスは変身者に選定していた。
姫矢以降のデュナミストは「前任者が無意識に選定した後継者」が次の最有力継承者候補となっていた模様。
また、本編に登場したデュナミストはいずれも過去に絶望・悲観・喪失などを経験し、
生きる意味や歩むべき道のりを見失ったりした者達が選ばれている。
共通して変身アイテムは短剣のような形状の「エボルトラスター」。
また、小型衝撃波動銃「ブラストショット」と、石柩「ストーンフリューゲル」というサポートアイテムが提供される。
脚本の長谷川圭一氏によれば、本作の変身者が移り変わっていくデュナミストの構想について、
『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』のようなイメージで書いたらしい。
-姫矢准
二番目のデュナミストであり、かつて[[フリーのジャーナリスト>仮面ライダー2号]]として有名だった青年。
新人の頃は社会の不正を暴く熱血青年だったが、人間の暗黒面に触れ続けた事で人間不信に陥り、
自分を追い込むように外国の紛争地帯へ赴き、戦場カメラマンとして活動していた。
そこで知り合った少女・セラと共同生活を送る中で心の傷は癒えていったが、
ある日、セラの制止を振り切って戦場を撮影しに行った際に、
姫矢を探しに来た[[セラが目の前で爆撃に巻き込まれ、死亡する瞬間を目撃してしまう>仮面ライダーオーズ]]。
しかも、この時撮影した写真が大々的に評価されてしまい、かえって精神を病んでしまった。
失意を抱えて放浪していた姫矢はある日、不思議な遺跡の夢を見た事でデュナミストとして選ばれ、
何故自分が選ばれたのかも分からないまま、その意味を自問自答しながらビーストと戦い始める。
やがて彼は「自らが人類の為に戦い、傷つき、そして死んでいく」事が、
「人々が死ぬ瞬間ばかり撮っていた事」「セラや人々を救えなかった事」への贖罪という結論に至ったのだが……。
-千樹憐
姫矢が壮絶な戦いの末に行方不明になった後、突如として現れた三番目のデュナミスト。
アメリカのダラス出身で、身元不明ながら遊園地の楽屋で住み込みのバイトをしている17歳の少年。
一見、明るく人懐っこい性格でどこにでもいるイマドキの若者といった印象だが、
実はTLTがある目的で作り上げた[[デザイナーズベイビー>ストライクガンダム]]であり、
遺伝子上の欠陥により17歳を過ぎると細胞がアポトーシスを起こして死亡するという宿命を背負っている。
死を食い止めるには「ラファエル」という特効薬を投与する他ないが、
仲間達の尽力も虚しくラファエルは完成せず、ビースト対策を優先する上層部に開発も中止させられたため、
「誰も自分を知らない土地で、やりたい事をしながら死にたい」という、投げやりな考えを抱いて日本を訪れたのだった。
しかし、日本で知り合った孤門との交流や、TLTから送られた監視者である野々宮瑞生との恋を経て、
戦いの中でボロボロに傷付きながらも、生きる意志を強めていく。そして……(以降は[[イズマエル]]の項目を参照)。
&s(){[[一年後>仮面ライダーカブト]]に[[似たような姿の>Sexx on wings]][[仮面ライダーが地獄に落ちた>仮面ライダーキックホッパー]]気がするが別人である}
ちなみにアメリカ時代に施設を脱走した憐を姫矢が目撃、その孤独な姿に自分を重ねて写真に収めた事があるという裏設定が存在しており、
姫矢はこの際の経験から無意識に憐を自分の後継者に選んでいたという。
#region(以下ストーリー終盤のネタバレ注意)
-真木舜一
映画『ULTRAMAN』の主人公であり、ザ・ネクストと呼ばれる存在と一体化して戦った一番目のデュナミスト。
『ネクサス』33話にて彼らの戦いがスペースビーストとの最初の戦いであり、
全世界レベルで行われた記憶操作により、その真実が「新宿大災害」として抹消されていた事実が発覚する。
孤門が「ウルトラマン」の名を思いついたのも、当時報道されていた名前が記憶の底に残っていたからである。
『N PROJECT』作品本編に登場するデュナミストの中では唯一後継者と面識が無いが、
『ULTRAMAN』のコミカライズ版では姫矢がザ・ネクストの報道を見るという両作の繋がりを示唆するシーンが挿入されている。
詳細は[[ウルトラマン・ザ・ネクスト]]の項目を参照。
映画『ULTRAMAN』のDVD付属冊子におけるスタッフのインタビューによれば、
「映画で真木が共闘した水原沙羅がTLTの高官に就いたことにより、
『ネクサス』時点では、監視こそついているが普通に生活できているのではないか」と発言されている。
-西条凪
憐がイズマエルとの戦いを終えた後、光を託した四番目のデュナミスト。
ナイトレイダーの副隊長であり、スペースビーストやウルトラマンに対して偏執的な憎悪を抱く女性。
TLT関係者の両親を持つが、幼少期に人の姿をしたビーストに両親を殺され、目の前で母親の死体を踏みにじられたり、
尊敬していた上官・溝呂木慎也が闇の巨人ダークメフィストと化したなどの壮絶な過去を背負っている。
ただ、それを考慮しても&b(){言動が過激すぎる部分があり}、初対面の孤門に厳しい発言をしながら銃口を向けたり、
ウルトラマンがビーストから人質を救出したのを見ていたのに敵と決めつけて銃撃したり、生身の姫矢を射殺しようと発砲したり、
溝呂木に対ビースト用の銃を二発も直撃させる(常人なら[[ミンチになっていた>究極神拳]])など、特に人型の相手に対して容赦がない。
孤門からも心底恐れられており、彼女に撃ち殺される悪夢を見るなど、作品の暗い雰囲気を大いに後押ししていた。
しかし、厳しい態度は孤門の事を思っての事で、要所で身を挺して彼を庇ったり、叱咤したりしている。
加えて戦いの中でウルトラマンに対する認識を変えていき、最終的には姫矢の事を味方だと認めている。
憐の無謀な戦い方を見て「たとえ明日が無くても生きる為に戦え」という適切な助言を与えるなど、彼女自身も変わりつつあった。
その縁もあって最終話では憐から光を託されたのだが、彼女が光を継ぐ事は一連の事件の黒幕にとって計画通りであり、
憎しみの心に囚われたまま変身した彼女の光は闇へと変換、暗黒破壊神ダークザギを復活させるエネルギーとなってしまう。
彼女自身も闇に呑み込まれて死を待つばかりだったが、孤門は彼女を救うため闇に飛び込んでいった。そして……。
-孤門一輝
ウルトラシリーズでは異例となる、本作の主人公でありながら物語開始時点でウルトラマンの変身者ではなかった青年。
幼い頃に川で溺れた事があり、その際に「諦めるな!」という何者かの手に救われた過去を持つ。
それ故、自身も人の命を救う仕事に憧れて山岳レスキュー隊員になったものの、溺れた際のトラウマが影響して上手く働けなかった。
ナイトレイダーに配属された後も、「人命救助よりビースト殲滅を優先」「ビーストを見た者の記憶を消す」という組織のやり方や、
ウルトラマンを一方的に敵と決め付けて攻撃する凪の方針に付いていけず、困惑したり抵抗する事が多かった。
加えて日常の象徴だった恋人の斉田リコにまつわる悲劇([[ノスフェル]]の項目を参照)で精神的にも限界に達するが、
姫矢や凪のサポートもあり、絶望の淵から立ち上がって闇を振り払い、大きく成長を遂げた。
以降は孤独な戦いを続け消耗していく姫矢を援護したり、兄貴分として憐を見守るなどデュナミストを支える立場になっていく。
最終話では「諦めるな!」と叫びながら闇の中に囚われた凪に手を伸ばし、彼女を闇の中から救出
(この際、周囲の時空が歪んでいた影響で溺れた自分自身に手が届き、同時に救出したというのが過去の真相だったらしい)。
そのまま彼女に光を託され、&b(){遂に五番目のデュナミストとして覚醒}。
&b(){「絆、ネクサス!」}の叫びと共に変身を遂げる(なお、作中に「ネクサス」という単語が登場したのはここだけである)。
初陣にも拘わらずイズマエル以上に強大なダークザギを相手にする事になった孤門だが、
姫矢との絆によってアンファンスからジュネッスへ、そして憐との絆でジュネッスブルーへ変身する。
更に彼の戦いを目にした人々の心にウルトラマンの記憶と絆が蘇り、遂に最強形態のウルトラマンノアへと覚醒。
圧倒的な力でダークザギを宇宙へ放逐し、完全消滅させた。
その後、地球では相変わらずビーストが出現し続けているが、孤門や凪達は決して諦める事なく戦い続けている。
当初の予定では彼がデュナミストとして戦う孤門編はもう少し長い予定だったらしいが、放送短縮により上記の展開になった。
しかしそれ故に孤門のただ一度の変身である最終話の盛り上がりと特別感が大きく増し、この作品の集大成に相応しい最終決戦となっている。
#endregion
-橘さゆり
『ウルトラマンX』に登場する防衛チーム「Xio」の副隊長を務める女性。
ネクサスの客演回である第20話「絆-Unite-」でデュナミストに選ばれ、ネクサスに変身。
東京に現れたスペースビースト・バグバズンブルードの群れや、カナダに現れ家族を襲っていた[[ベムラー]]と戦った。
しかし、予期せぬ力を得てしまった事、家族を救うという個人的な目的でその力を使ったことに苦悩し、一度は自ら謹慎を訴え出てしまう。
また、強化バグバズンブルード戦では本編の主人公である大地=エックスとも共闘し、大地にネクサスの「諦めるな」というメッセージを伝えた。
この回では数ある客演回でも特に気合いの入ったオマージュやファンサービスが行われた他、
夫の橘祥吾を『ネクサス』で孤門を演じた川久保氏が演じ、彼とネクサスが視線を交わすシーンが挿入された事も話題となった。
また、「ウルトラマンネクサス」という名前が映像作品内で明かされたのは、この回が初めてだったりする。
(『ネクサス』作中では「ウルトラマン」というコードネームでしか呼ばれていなかった)
加えて、上記のように橘ジュネッス(仮)はたまたま体色や能力が似ていただけで、姫矢のジュネッスとは別物である。
#endregion
#region(ゲーム媒体でのウルトラマンネクサス)
PS2の格闘ゲーム『ウルトラマンネクサス』ではアンファンス、ジュネッス、ジュネッスブルー、ザ・ネクスト(ジュネッス)、ウルトラマンノアが使用可能。
どの形態も原作より全体的にスピードが素早く、アクロバティックな[[コンボ]]を決める事が出来る。
PSPの格闘ゲーム『HEROES' VS』ではダークザギと共に参戦。
基本的にネクサスとして戦い、超必殺技ではノアになる。
コンパチヒーローズ系列の作品なので原作と異なり技名などを叫ぶ事が多く、声は孤門役の川久保拓司氏が演じている。
&nicovideo(sm20582067)
#endregion
#region(客演)
-『ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』
エタルガーに敗北したらしく、時空城にアンファンスの姿で他の平成ウルトラマン共々幽閉されていたが、
ギンガビクトリーやUPGの活躍によって救出され、足止めに現れたダークメフィストのエタルダミーと戦った。
-『[[ウルトラマンX>ウルトラマンエックス]]』
橘さゆりを適能者として登場した。
メタフィールドは脚本段階では登場はプロップ的に無理との判断され脚本にも記載はなかったが、
監督の強い要望によりスタッフの努力のもと再現に成功したらしい。
-『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』
ウルトラマンノアが現れるという伝説が伝わる惑星バベル。
アブソリューティアンの計画の障害となり得る強大な力であるノアを排除するために遣わされたアブソリュートティターンと、
その動きを予測し派遣されたウルトラ戦士達が惑星バベル上で衝突する中、ネクサスが出現。
アンファンスの状態でティターンを圧倒する圧倒的な強さを見せつつ、
ティターンどころかウルトラマンリブットにまで攻撃を加え、両者をメタフィールドに引きずり込む。
このメタフィールドは通常と異なりネクサス以外のエネルギーを吸収する効果があり、両名は衰弱。
止むを得ず共闘態勢に入ったティターンとリブットをジュネッスで圧倒するが、ソラにアームドネクサスがメタフィールドの要と解析され、
ティターンのリブット同時攻撃を受けたアームドネクサスが粉砕されたことでメタフィールドを解除される。
そしてネクサスは全て想定通りであったかのように、見事自分を打破した両者にノアの姿でメッセージを送った。
リブットはノアを狙うティターンの悪意に反応してネクサスが敵味方問わずバベルにいる相手を排除しようと暴走していたと考えていたが、
実際にはノアの目的は、共通の敵として立ち回ることで2種族に共存の可能性があることを提示する事だった模様。
ティターンは口では否定しつつも内心を揺さぶられており、タルタロスはその本心を見抜いて激怒、消耗したリブットに[[ウルトロイドゼロ]]を差し向けるが、
それを守るべくネクサスがジュネッスブルーの姿で再度出現し、ウルトロイドゼロを一方的に圧倒。
先刻破壊されたアームドネクサスもあっさりと再生させる所業を平然と行っている。
最終的にノアの姿となり、ライトニング・ノアの一撃でウルトロイドゼロを完膚無きまでに粉砕した。
同作では傍観はしないが肩入れもしない中立の部外者のような立ち位置を一貫しており、
タルタロスの卑怯な追い打ちからリブットを庇った一方で、戦闘後にエネルギー切れを起こしたリブットを助けることなく放置している。
もっとも『ベリアル銀河帝国』の頃から自分からあまり介入せずに、ギリギリまで奮戦した者に力を貸すスタンスではあったが、
いずれにせよアブソリューティアンをスペースビーストのような排除対象とは考えていない模様。
劇中でもその気になればティターンを殺せたにも拘らず明らかに手を抜いていた節が見られる。
地球環境用とされるネクサスの形態を多用した理由は不明だが、バベルが地球環境と似ていたか、
手加減の一環だった可能性がある&s(){メタ的にはスーツとか大人の事情がね}。
そしてやはりメッセージを送る時にさえ視聴者に分かる言葉は一言も喋らず、どのような道を取るかはこの世界の住人に委ねている。
#endregion
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**MUGENにおけるウルトラマンネクサス
シロト氏の[[アンノウンハンド]]を始め、多数のスペースビーストが手描きキャラとして参戦する中、
肝心のウルトラマンネクサスが製作されないという状況が続いていたが、
主にビリビリ動画で活動している海外製作者のgainer氏(ultra-project氏)によるネクサスが公開された。
現在はBaiduで公開されているため実質入手不可。最終更新版は2020年11月8日。
bakisimu氏製作の[[ウルトラマンティガ]]を改変したもので、
改変元同様にスピリッツシステム(正確にはmuu氏のティガのシステムをbakisimu氏が調整したもの)が搭載されている。
現状はアンファンス形態のみだが、打撃技や立ち、しゃがみで撃ち分け可能な[[飛び道具]]のパーティクル・フェザーなど一通りの技は揃っている。
[[超必殺技]]は1ゲージ消費のクロスレイ・シュトローム。
|紹介動画&br()&youtube(https://youtu.be/L1JANn5H1MI){320,240}|
***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
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}
***出演ストーリー
[[ネクサスまてぃっく]](第15話に登場)
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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:川久保拓司|,|CV:増谷康紀|,|円谷|,ウルトラマン,主人公,宇宙人,超人,巨人,ヒーロー,超能力者,炎使い,銀色,赤色,青色