雪代縁

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#image(enishi.jpg,title=明治時代とは思えないファッション) &size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「さぁ 人誅の始まりだ――」}}}} 和月伸宏の漫画『るろうに剣心』に登場するキャラクター。「ゆきしろ えにし」と読む。 剣心の妻である[[雪代巴>綾波レイ]]の弟であり、[[剣心>緋村剣心]]からは義弟にあたる。 //なんで綾波? //↑巴のモチーフは綾波と公式で回答されているからではないかと コミック版における最終エピソード「人誅編」及びOVA「星霜編」の最後の敵である。 OVA「追憶編」にも子供のころの姿が描かれている。 CVは[[佐>蒼月潮]][[々>浦飯幽助]][[木>島鉄雄]][[望>K9999]]。 &nicovideo(sm8936645) 姉の婚約者が抜刀斎([[剣心>緋村剣心]]の別名)に殺されたため、復讐のために姉共々剣心に近づいたのが始まりである。 だが、姉の巴は共に暮らす内に剣心に対する敵愾心をなくしてしまった(縁はほとんど一緒にいなかった)。 さらに、不本意とはいえ剣心が巴を殺してしまったのを目撃したため、完全に決別。上海へと渡った。 そこで武力と経済力を身につけ、ついには[[上海マフィア>魏]]の頭目にまで上り詰めた。 そして11年後、日本に戻ってきて剣心に対する復讐を始める。これが「人誅編」の始まりである。 一時は当時の剣心の恋人である薫を[[殺したように見せかけて>シン(北斗の拳)]]剣心を抜け殻のようになるまで追いつめるが、 仲間の助力や決意によって立ち直ったことにより状況が一転、最終的には仲間と共にやってきた剣心と戦い、敗れることとなった。 後に巴の本心を知り、姉のためだと信じてきた自分のこれまでの行いが、独りよがりな勘違いであった事を知り、今度は彼が抜け殻のようになってしまう。 それでも最後の一線が失われていないため、立ち直る可能性はある。 白髪なのは姉が殺される現場を目撃した[[ショックによるもの>ドラえもん]]で[[本来は黒髪>レイ]]。 性格は元から対人関係の希薄故か非社交的で、用済みなら[[仲間を始末する>ベガ]][[ことも厭わない>アドラー]]冷酷な性格。 また''重度の[[シス>レミー]][[コン>リオン・マグナス]]''であり、思いこみも激しい。 //ルルーシュは妹なので微妙に違うと思う。 さらに目的が「剣心をできるだけ苦しめること」だったためか、行動も非常に陰湿かつ残忍だった。 「復讐鬼」をイメージして描かれているので当然か。 作者曰く、「[[志々雄真実]]がアッパー系(=世界制服とかの覇道を目指す立身出世?型)なら、 こっちはダウナー系(=[[ターミネーター>T-8P型]]とかの復讐鬼)」とのこと。 また、趣味が「[[死んだ姉との会話>リーゼロッテ・アッヒェンバッハ]]」というどうしようもなさである。 おまけに''妄想の姉が笑わなくなっただけで取り乱す''など精神的に脆い面もあり、最終的にはこれが原因で敗れた。 人誅だの断罪だの偉そうな事を言いつつ、 異国で身寄りのない自分を新しい家族として迎えてくれた親切な一家を''「幸せそうなのがムカつく」と惨殺する''&color(red){*1}など、 新時代のために人に憎まれるのを承知の上で刀を振るった抜刀斎や 姑息な手段を嫌い部下や強者への敬意を忘れない志々雄よりよっぽど外道である。 ([[左之助>キワミ]]にも「性根からして腐ってる」と酷評された。) 剣心への復讐においても「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を地で行っており、剣心を精神的に追い詰めるためだけに、 剣心がわずかにしか接触したことのない人間までも平気で襲って重傷を負わせた。というか、漫画でなければ普通に死んでる。 そのためか、ファンからの評判はあまり芳しくない。 人誅の集大成として、薫を剣心の前で無残になぶり殺したくて仕方なかったのだが、姉が死ぬ場面を見た時のトラウマのせいで 若い女を殺すことができなくなったため、本当に薫を殺すのでなく、殺したように見せかけるという妥協手段を取らざるを得なかった。 その妥協手段は、&bold(){薫と[[瓜二つの人形>シン(北斗の拳)]]に刀を刺して死体に見せかける}というあまりにトンデモなものだった。 ちなみにこの人形は当時同盟関係にあった天才[[人形師>アリス・マーガトロイド]]に造らせたもので、 皮膚などの生体部分は死体を寄せ集めて作ってあるらしい。 これは作中でも名医とされる人物ですら見破ることができず、葬式が執り行われ一度は完全に埋葬されたほどの代物である。 その後、「縁のような性格なら剣心の目の前でなぶり殺すはず」と推理した[[四乃森蒼紫]]の指示で墓を暴き、 解剖した結果初めて判明したのだから、明治の技術恐るべしとしか言いようがない。 ただOVA版では、服装と戦闘スタイルから大陸に渡ったという設定はあると思われるが、 そこから人誅に至るまでの詳しい経緯は描かれていない。 その為、仲間達も登場せず外道な面よりも、たった一人で復讐を果たそうとする被害者という面が強調されており、 原作よりも同情の余地を残すキャラクターになっている。 (…まぁ、非アニメ的な演出のOVA版で、仲間の[[八ツ目無名異>ベノム]]や[[夷腕坊参號機>エヴァンゲリオン初号機]]を出されても困るのだが。  &del(){……え?八ツ目は追憶編でこっそり出てた?聞こえんなぁ?}) #image(shisukonotouto.jpg,height=275,width=450,title=ヤンデレの義弟に迫られて眠れないけんちゃん) 戦闘スタイルは、日本刀の技に大陸風の体術をミックスした「倭刀術」(ただし若干我流)を使用する。 刀の背を蹴って加速させたり、地面に立てた刀を足場にして高く跳躍したりと独特の技を多く持つ。 特に、重心移動による「疾空刀勢」は、''リアル空中ダッシュ''というぶっ飛んだ技であった。 最大の大技「虎伏絶刀勢」は、相性問題や精神状態の差こそあれ一回は[[剣心>緋村剣心]]最大の奥義を破るほどであった。 また、15年間昼も夜も剣心を恨み続けた結果、「狂経脈」と呼ばれる異常に発達した神経節を持つ。 この狂経脈が最大に機能すると、感覚や条件反射が通常より遙かにエンハンスされた状態になり、 飛天御剣流ですらその動きに先読みしきれない。 もっとも、痛みなども増幅してしまうのだが、常時「精神が肉体を凌駕している」状態なため痛みのペナルティはない。 ただし感覚が強化されているため、一旦感覚が狂うと大変なことになる。 …が、剣心によって平衡感覚を狂わされた時は&bold(){[[狂った方の三半規管を引きちぎる>ピッコロ]]}という強引極まりない方法で無効化しようとした。[[・・・・すごい漢だ。]] もっとも、それでも平衡感覚はある程度狂ったままだった。(しかし、それでも海を叩き割ったりしていた。ほんと[[なんなんだアンタ]]) //斎藤の「攻撃力は落ちそうではない」は「これ以上」という前置きが付いていたので、攻撃力そのものは落ちたはず 実力は非常に高く、二度に渡る戦いで[[剣心>緋村剣心]]の主立った攻め手を全て封殺したほど。 しかし最終的な能力を[[志々雄真実]]や[[瀬田宗次郎]]、[[四乃森蒼紫]]などとの詳細な比較がされていないため、 どれくらいの強さなのかがわかりにくかったり&color(red){*2}、手下もなんだかんだで小物ばかりである。 #region(縁の%%手下%%同士) -暗器を専門に使う[[変態快楽>バルログ]][[殺人者>フリーマン]] -時代を先取りしすぎたファッションに身を固めた、[[頭のかわいそうな脳筋>風間火月]] //戌亥番神の元ネタは火月であって炎邪じゃない -どう見ても間違った方向にばかり肉体改造しまくり、己の不遇を逆恨みする%%かませ犬的%%[[化物>ベノム]]。 -根は悪いヤツじゃないんだけど、完璧トチ狂ってて銃火器を乱射し一般人を巻き込みまくる[[隻腕巨人>アポカリプス]]。まあ最終的には改心したけど。 -指1本につき200kgの荷重を支え、かつ10分の1mm単位の精密動作を必要とする人形を操る人形師。こいつだけは頭脳も実力も割とましなんだけど、覆面が取れてからがどうもヘタレっぽ。 -まるっきりガキだと、速攻で駄目出しを受けてる組織ナンバー2。実際に戦闘するのはこいつの手下4名だが、どいつもこいつも享楽に溺れてるだけの小物だと駄目出しされてて、いいとこなし。 #endregion こういった点も、彼の不人気に拍車をかけているのかもしれない。 作者である和月氏自身、単行本での「人誅編」のキャラクター紹介で縁に対しこんな発言を残している。 ・''志々雄に影響されすぎて(悪役として)中途半端なキャラになった'' ・''偏執的(姉への思慕・剣心への憎悪など)な人間の負を投影している。'' ・''描いていて色々自己嫌悪に陥った'' …このように上手く描ききれなかった自分の力量を悔いる発言が多く、 [[武装錬金>武藤カズキ]]では[[雪代姉弟のリボーンにあたるキャラ>プラトニックツインズ]]が登場している。 もっとも、リボーンキャラである早坂秋水はリボーン元の縁のどうしようもなさを省みると、 悲惨な過去から姉共々[[人間をやめようとし>DIO]]、一時は狂気じみた一面を見せた事を除けば、 あり得ないほどまともかつ常識人な好青年だった。&del(){影の薄さがネタにされてしまってたけど}。 また縁と違い、あくまで姉弟に科せられた辛すぎた現実からの逃避が主要因となっており、妬みから他者を怨恨の対象にするほど歪んではいない。 登場時はシスコンであったが、これも過去の出来事から来る後天的なものであり、普通の日常に戻った時には姉の[[斗貴子>津村斗貴子]]への軽い嫌がらせに普通に引いていた。 &s(){趣味が姉との結婚式ごっこだったのは忘れてやれ} &size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「貴様は咎人!もがけ!苦しめ!後悔しろ!姉さんの幸せを奪ったことを!」}}}} ***MUGENでは [[トカティキ氏>ハルカ]]によって制作された雪代縁が存在する。 全部手書きで制作されており、独特のモーションを持った技もきっちり再現されている。 「狂経脈」も使用可能であり、相手の距離によってダメージが変動する仕様である。 もっとも、完全手書き故か、若干中間モーションが不足気味なのが欠点といえば欠点である。 また、放っておくと勝手に「姉さん…」とつぶやき始める。何というシスコン。 [[AI]]もなかったためニコニコMUGEN初期時代からいたにも係わらず動画への出演はほぼ皆無だったが。 最近になって四乃森蒼紫や瀬田宗次郎を製作したAoshi24氏がトカティキ氏の[[ドット絵]]を使い製作をしているようだ。 Yotubeにて製作状況を確認できる、氏のキャラだけあり高いクオリティが期待できるであろう。 &size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「人を殺めた罪は「死」という罰によってのみ償われる!だが死人に罰を下すすべはない!だから愛する者が代わりにそれを執行する!」}}}} **出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[雪代縁],sort=hiduke,100) ''削除済み'' -[[  刀  トーナメント]] #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[雪代縁],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[雪代縁],sort=hiduke,100) } ---- &color(red){*1}:余談だが、るろ剣のRPG作品である『十勇士陰謀編』の主人公(男女選択式)は実は同じ行動を取られた際に縁と真逆の対応をしている。 この主人公はある日故郷がRPGの敵側に襲われて''兄は自分を逃がして死亡、幼馴染は負傷した自分を守って死亡、自分自身も記憶喪失になる''と、 物語開始時点で散々な目に遭った挙句、''右も左もわからず行き倒れた所を薫と弥彦に拾われる''……とどこかで聞いたような展開を迎える。 そして薫と弥彦に介抱された主人公が取った手段は……''普通に神谷道場に居付いた''。当たり前である。そうでなきゃゲームが終わるし。 まぁ、この主人公は裏設定では極めてまともな性格だとされているし、そもそも記憶を失っていたので縁の様に歪む事もなかったのが幸いしたのであろう。 &color(red){*2}:色々と彼の性能についてフォローしておくと、 [[志々雄>志々雄真実]]がどのような技かの見当を付けつつも結局破れなかった天翔龍閃の2撃目を、 (技の相性があるとはいえ)1撃目を1度見ただけの状態から破ってみせたり(尤も、これでも紙一重で、本人曰く「1撃目を見ていなかったら相打ちだった」らしい)、 //縁は剣心VS外印で天翔龍閃を見ている 「回避不可能技」である九頭龍閃を2度目には完全に受け止め、3度目には発動前にぶん殴ってみせたり、 (それ以前も、[[宗次郎>瀬田宗次郎]]が回避しているが、彼は縮地2歩前で避けており、受け止めてはいない) 狂経脈発動時に宗次郎の縮地より速い動きを見せたり(感情が乗っている状態の縮地は剣心も対応出来たが、狂経脈には対応出来なかった)、 [[二重の極み>キワミ]]並に原理が物理的におかしい疾空刀勢でリアルに空を飛んでみたり、 そもそも剣心が勝てたのも龍鳴閃(超音波で聴覚にダメージ)の相性勝ちによる所が大きかったり…… (左之助・蒼紫・斎藤もスピードで負けるので縁に勝てるかは怪しい。作中の人物でガチでまともに戦えそうなのは志々雄か[[真の>真・豪鬼]][[比古>シャア専用ズゴック]][[清十郎>サザビー]]辺りか) まあ要するに彼も彼で''ばっちり凄まじい奴''である。 ちなみに、[[左之助>キワミ]]と斎藤の見立てでは実力は志々雄>縁(ただし狂経脈使用前でモロ手抜き時)だった。 余談だが、最終決戦は弥彦、左之助、蒼紫、斎藤を縁が4タテで倒して最後に剣心と決着をつけるという案もあったそうだ。 //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //↓にタグを追加した場合、此処の部分にコピペ上書きするようにしてください。 //剣士,白髪,弟,復讐者
#image(enishi.jpg,title=明治時代とは思えないファッション) &size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「さぁ 人誅の始まりだ――」}}}} 身長:175cm(幼少時:130cm) 体重:68kg(幼少時:24kg) 出身地:東京府 生年月:安政2年(1855年)5月 星座:双子座 血液型:A 特技:中国語会話 趣味:死んだ姉との会話 和月伸宏の漫画『るろうに剣心』に登場するキャラクター。「ゆきしろ えにし」と読む。 剣心の妻である[[雪代巴>綾波レイ]]の弟であり、[[剣心>緋村剣心]]からは義弟にあたる。 //なんで綾波? //↑巴のモチーフは綾波と公式で回答されているからではないかと コミック版における最終エピソード「人誅編」及びOVA「星霜編」の最後の敵である。 OVA「追憶編」にも子供のころの姿が描かれている。 CVは[[佐>蒼月潮]][[々>浦飯幽助]][[木>島鉄雄]][[望>K9999]]。 &nicovideo(sm8936645) 姉の婚約者が抜刀斎([[剣心>緋村剣心]]の別名)に殺されたため、復讐のために姉共々剣心に近づいたのが始まりである。 だが、姉の巴は共に暮らす内に剣心に対する敵愾心をなくしてしまった(縁はほとんど一緒にいなかった)。 さらに、不本意とはいえ剣心が巴を殺してしまったのを目撃したため、完全に決別。上海へと渡った。 そこで武力と経済力を身につけ、ついには[[上海マフィア>魏]]の頭目にまで上り詰めた。 そして11年後、日本に戻ってきて剣心に対する復讐を始める。これが「人誅編」の始まりである。 一時は当時の剣心の恋人である薫を[[殺したように見せかけて>シン(北斗の拳)]]剣心を[[抜け殻>ヌケニン]]のようになるまで追いつめるが、 仲間の助力や決意によって立ち直ったことにより状況が一転、最終的には仲間と共にやってきた剣心と戦い、敗れることとなった。 後に巴の本心を知り、姉のためだと信じてきた自分のこれまでの行いが、独りよがりな勘違いであった事を知り、今度は彼が抜け殻のようになってしまう。 それでも最後の一線が失われていないため、立ち直る可能性はある。 白髪なのは姉が殺される現場を目撃した[[ショックによるもの>ドラえもん]]で[[本来は黒髪>レイ]]。 性格は元から対人関係の希薄故か非社交的で、用済みなら[[仲間を始末する>ベガ]][[ことも厭わない>アドラー]]冷酷な性格。 また''重度の[[シス>レミー]][[コン>リオン・マグナス]]''であり、思いこみも激しい。 //ルルーシュは妹なので微妙に違うと思う。 さらに目的が「剣心をできるだけ苦しめること」だったためか、行動も非常に陰湿かつ残忍だった。 「復讐鬼」をイメージして描かれているので当然か。 作者曰く、「[[志々雄真実]]がアッパー系(=世界制服とかの覇道を目指す立身出世?型)なら、 こっちはダウナー系(=[[ターミネーター>T-8P型]]とかの復讐鬼)」とのこと。 また、趣味が「[[死んだ姉との会話>リーゼロッテ・アッヒェンバッハ]]」というどうしようもなさである。 おまけに''妄想の姉が笑わなくなっただけで取り乱す''など精神的に脆い面もあり、最終的にはこれが原因で敗れた。 人誅だの断罪だの偉そうな事を言いつつ、 異国で身寄りのない自分を新しい家族として迎えてくれた親切な一家を''「幸せそうなのがムカつく」と惨殺する''&color(red){*1}など、 新時代のために人に憎まれるのを承知の上で刀を振るった抜刀斎や 姑息な手段を嫌い部下や強者への敬意を忘れない志々雄よりよっぽど外道である。 ([[左之助>キワミ]]にも「性根からして腐ってる」と酷評された。) 剣心への復讐においても「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」を地で行っており、剣心を精神的に追い詰めるためだけに、 剣心がわずかにしか接触したことのない人間までも平気で襲って重傷を負わせた。というか、漫画でなければ普通に死んでる。 そのためか、ファンからの評判はあまり芳しくない。 人誅の集大成として、薫を剣心の前で無残になぶり殺したくて仕方なかったのだが、姉が死ぬ場面を見た時のトラウマのせいで 若い女を殺すことができなくなったため、本当に薫を殺すのでなく、殺したように見せかけるという妥協手段を取らざるを得なかった。 その妥協手段は、&bold(){薫と[[瓜二つの人形>シン(北斗の拳)]]に刀を刺して死体に見せかける}というあまりにトンデモなものだった。 ちなみにこの人形は当時同盟関係にあった天才[[人形師>アリス・マーガトロイド]]に造らせたもので、 皮膚などの生体部分は死体を寄せ集めて作ってあるらしい。 これは作中でも名医とされる人物ですら見破ることができず、葬式が執り行われ一度は完全に埋葬されたほどの代物である。 その後、「縁のような性格なら剣心の目の前でなぶり殺すはず」と推理した[[四乃森蒼紫]]の指示で墓を暴き、 解剖した結果初めて判明したのだから、明治の技術恐るべしとしか言いようがない。 ただOVA版では、服装と戦闘スタイルから大陸に渡ったという設定はあると思われるが、 そこから人誅に至るまでの詳しい経緯は描かれていない。 その為、仲間達も登場せず外道な面よりも、たった一人で復讐を果たそうとする被害者という面が強調されており、 原作よりも同情の余地を残すキャラクターになっている。 (…まぁ、非アニメ的な演出のOVA版で、仲間の[[八ツ目無名異>ベノム]]や[[夷腕坊参號機>エヴァンゲリオン初号機]]を出されても困るのだが。  &del(){……え?八ツ目は追憶編でこっそり出てた?聞こえんなぁ?}) #image(shisukonotouto.jpg,height=275,width=450,title=ヤンデレの義弟に迫られて眠れないけんちゃん) 戦闘スタイルは、日本刀の技に大陸風の体術をミックスした「倭刀術」(ただし若干我流)を使用する。 刀の背を蹴って加速させたり、地面に立てた刀を足場にして高く跳躍したりと独特の技を多く持つ。 特に、重心移動による「疾空刀勢」は、''リアル空中ダッシュ''というぶっ飛んだ技であった。 最大の大技「虎伏絶刀勢」は、相性問題や精神状態の差こそあれ一回は[[剣心>緋村剣心]]最大の奥義を破るほどであった。 また、15年間昼も夜も剣心を恨み続けた結果、「狂経脈」と呼ばれる異常に発達した神経節を持つ。 この狂経脈が最大に機能すると、感覚や条件反射が通常より遙かにエンハンスされた状態になり、 飛天御剣流ですらその動きに先読みしきれない。 もっとも、痛みなども増幅してしまうのだが、常時「精神が肉体を凌駕している」状態なため痛みのペナルティはない。 ただし感覚が強化されているため、一旦感覚が狂うと大変なことになる。 …が、剣心によって平衡感覚を狂わされた時は&bold(){[[狂った方の三半規管を引きちぎる>ピッコロ]]}という強引極まりない方法で無効化しようとした。[[・・・・すごい漢だ。]] もっとも、それでも平衡感覚はある程度狂ったままだった。(しかし、それでも海を叩き割ったりしていた。ほんと[[なんなんだアンタ]]) //斎藤の「攻撃力は落ちそうではない」は「これ以上」という前置きが付いていたので、攻撃力そのものは落ちたはず 実力は非常に高く、二度に渡る戦いで[[剣心>緋村剣心]]の主立った攻め手を全て封殺したほど。 しかし最終的な能力を[[志々雄真実]]や[[瀬田宗次郎]]、[[四乃森蒼紫]]などとの詳細な比較がされていないため、 どれくらいの強さなのかがわかりにくかったり&color(red){*2}、手下もなんだかんだで小物ばかりである。 #region(縁の%%手下%%同士) -暗器を専門に使う[[変態快楽>バルログ]][[殺人者>フリーマン]] -時代を先取りしすぎたファッションに身を固めた、[[頭のかわいそうな脳筋>風間火月]] //戌亥番神の元ネタは火月であって炎邪じゃない -どう見ても間違った方向にばかり肉体改造しまくり、己の不遇を逆恨みする%%かませ犬的%%[[化物>ベノム]]。 -根は悪いヤツじゃないんだけど、完璧トチ狂ってて銃火器を乱射し一般人を巻き込みまくる[[隻腕巨人>アポカリプス]]。まあ最終的には改心したけど。 -指1本につき200kgの荷重を支え、かつ10分の1mm単位の精密動作を必要とする人形を操る人形師。こいつだけは頭脳も実力も割とましなんだけど、覆面が取れてからがどうもヘタレっぽ。 -まるっきりガキだと、速攻で駄目出しを受けてる組織ナンバー2。実際に戦闘するのはこいつの手下4名だが、どいつもこいつも享楽に溺れてるだけの小物だと駄目出しされてて、いいとこなし。 #endregion こういった点も、彼の不人気に拍車をかけているのかもしれない。 作者である和月氏自身、単行本での「人誅編」のキャラクター紹介で縁に対しこんな発言を残している。 ・''志々雄に影響されすぎて(悪役として)中途半端なキャラになった'' ・''偏執的(姉への思慕・剣心への憎悪など)な人間の負を投影している。'' ・''描いていて色々自己嫌悪に陥った'' …このように上手く描ききれなかった自分の力量を悔いる発言が多く、 [[武装錬金>武藤カズキ]]では[[雪代姉弟のリボーンにあたるキャラ>プラトニックツインズ]]が登場している。 もっとも、リボーンキャラである早坂秋水はリボーン元の縁のどうしようもなさを省みると、 悲惨な過去から姉共々[[人間をやめようとし>DIO]]、一時は狂気じみた一面を見せた事を除けば、 あり得ないほどまともかつ常識人な好青年だった。&del(){影の薄さがネタにされてしまってたけど}。 また縁と違い、あくまで姉弟に科せられた辛すぎた現実からの逃避が主要因となっており、妬みから他者を怨恨の対象にするほど歪んではいない。 登場時はシスコンであったが、これも過去の出来事から来る後天的なものであり、普通の日常に戻った時には姉の[[斗貴子>津村斗貴子]]への軽い嫌がらせに普通に引いていた。 &s(){趣味が姉との結婚式ごっこだったのは忘れてやれ} &size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「貴様は咎人!もがけ!苦しめ!後悔しろ!姉さんの幸せを奪ったことを!」}}}} ***MUGENでは [[トカティキ氏>ハルカ]]によって制作された雪代縁が存在する。 全部手書きで制作されており、独特のモーションを持った技もきっちり再現されている。 「狂経脈」も使用可能であり、相手の距離によってダメージが変動する仕様である。 もっとも、完全手書き故か、若干中間モーションが不足気味なのが欠点といえば欠点である。 また、放っておくと勝手に「姉さん…」とつぶやき始める。何というシスコン。 [[AI]]もなかったためニコニコMUGEN初期時代からいたにも係わらず動画への出演はほぼ皆無だったが。 最近になって四乃森蒼紫や瀬田宗次郎を製作したAoshi24氏がトカティキ氏の[[ドット絵]]を使い製作をしているようだ。 Yotubeにて製作状況を確認できる、氏のキャラだけあり高いクオリティが期待できるであろう。 &size(16){&color(purple){&bold(){&italic(){「人を殺めた罪は「死」という罰によってのみ償われる!だが死人に罰を下すすべはない!だから愛する者が代わりにそれを執行する!」}}}} **出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[雪代縁],sort=hiduke,100) ''削除済み'' -[[  刀  トーナメント]] #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[雪代縁],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[雪代縁],sort=hiduke,100) } ---- &color(red){*1}:余談だが、るろ剣のRPG作品である『十勇士陰謀編』の主人公(男女選択式)は実は同じ行動を取られた際に縁と真逆の対応をしている。 この主人公はある日故郷がRPGの敵側に襲われて''兄は自分を逃がして死亡、幼馴染は負傷した自分を守って死亡、自分自身も記憶喪失になる''と、 物語開始時点で散々な目に遭った挙句、''右も左もわからず行き倒れた所を薫と弥彦に拾われる''……とどこかで聞いたような展開を迎える。 そして薫と弥彦に介抱された主人公が取った手段は……''普通に神谷道場に居付いた''。当たり前である。そうでなきゃゲームが終わるし。 まぁ、この主人公は裏設定では極めてまともな性格だとされているし、そもそも記憶を失っていたので縁の様に歪む事もなかったのが幸いしたのであろう。 &color(red){*2}:色々と彼の性能についてフォローしておくと、 [[志々雄>志々雄真実]]がどのような技かの見当を付けつつも結局破れなかった天翔龍閃の2撃目を、 (技の相性があるとはいえ)1撃目を1度見ただけの状態から破ってみせたり(尤も、これでも紙一重で、本人曰く「1撃目を見ていなかったら相打ちだった」らしい)、 //縁は剣心VS外印で天翔龍閃を見ている 「回避不可能技」である九頭龍閃を2度目には完全に受け止め、3度目には発動前にぶん殴ってみせたり、 (それ以前も、[[宗次郎>瀬田宗次郎]]が回避しているが、彼は縮地2歩前で避けており、受け止めてはいない) 狂経脈発動時に宗次郎の縮地より速い動きを見せたり(感情が乗っている状態の縮地は剣心も対応出来たが、狂経脈には対応出来なかった)、 [[二重の極み>キワミ]]並に原理が物理的におかしい疾空刀勢でリアルに空を飛んでみたり、 そもそも剣心が勝てたのも龍鳴閃(超音波で聴覚にダメージ)の相性勝ちによる所が大きかったり…… (左之助・蒼紫・斎藤もスピードで負けるので縁に勝てるかは怪しい。作中の人物でガチでまともに戦えそうなのは志々雄か[[真の>真・豪鬼]][[比古>シャア専用ズゴック]][[清十郎>サザビー]]辺りか) まあ要するに彼も彼で''ばっちり凄まじい奴''である。 ちなみに、[[左之助>キワミ]]と斎藤の見立てでは実力は志々雄>縁(ただし狂経脈使用前でモロ手抜き時)だった。 余談だが、最終決戦は弥彦、左之助、蒼紫、斎藤を縁が4タテで倒して最後に剣心と決着をつけるという案もあったそうだ。 //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //↓にタグを追加した場合、此処の部分にコピペ上書きするようにしてください。 //剣士,白髪,弟,復讐者

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