#image(源平討魔伝.jpg,title=神も悪魔も降り立たぬ荒野に我々はいる) &font(i,b,20,#dc143c){「戯れは終わりじゃ」} #region(close, 史実での源頼朝) >1147年、源氏の頭領である源義朝の三男として生まれる。 >だが、義朝が平治の乱で敗れたため、幼くして伊豆に流刑になった。 >以降は不遇をかこっていたが、平家の力が衰えるとともに挙兵。 >平家のみならず木曽義仲、更には弟の源義経等の同族間の不穏要素をも討ち滅ぼし、 >征夷大将軍の位を得て日本初の武家政権である鎌倉幕府を開いた。 >その後、1199年に死去。死因は落馬の傷とも言われている。享年53歳。 #endregion ナムコが1986年に発売したアクションゲーム『源平討魔伝』の[[最終ボス>ラスボス]]。 史実とは異なり、悪魔に魂を売ったことにより魔族の力を得て平家を滅ぼしたことになっている。 彼自身も凄まじい力を得ており、最初は肖像画のとおりだがダメージを受けるにつれて悪魔のように変貌してゆく。 そんな頼朝を地獄から蘇った平景清が討ち果たす、というのがこのゲームのストーリー。 &nicovideo(sm19318515) この当時、画面の3分の1を占める巨大な多関節キャラクターが剣を振り回して戦うというインパクトの強いゲーム画面構成、 和と妖のテイストを全面に押し出したビジュアルとサウンドはたちまちプレイヤーを虜にし、 今なお根強いファンを獲得するに至る、ナムコの顔の一つとも言えるタイトルである。 今でこそ見ると画面の色合いや雰囲気などから「変わったゲーム」に見えるが、当時のゲームは何もかもが手探り状態であり、 そんな状況でこの作品を生みだしたスタッフの力量と当時のプレイヤーに与えたインパクトはそれはもう凄まじかったのである。 (1986年といえば、[[スーパーマリオブラザーズ>マリオ]]が出てから1年しか経っておらす、 [[スト2>ストリートファイター]]が出るのにあと5年を要する、と言えば少し時代が伝わるだろうか) 家庭用ではX68000版、PCエンジン版に移植された。え?FC版? まぁそんな事より頼朝の話しようよ。&link_anchor(*1){*1} 昨今ではPSやWiiバーチャルコンソールの他、携帯電話でもプレイできるようになっている。 また、PCエンジン版では続編となる『源平討魔伝 巻ノ弐』にラスボスとして再登場する。 #region(ネタバレ注意) 頼朝を倒すためには「[[三種の>草薙京]][[神>八神庵]][[器>神楽ちづる]]」が必要であり、最終バトルまでに揃えていないと&b(){絶対に倒せない}(HPが無限ループする)。 しかし頼朝の攻撃手段である雷が八咫の鏡の力で無効化できるため、三種の神器を揃えてここまで来たなら数秒で倒せてしまう。 はっきり言って道中の義経や弁慶、&b(){鉄球}の方が遥かに苦労するが、まぁ頼朝の脅威はその不死身性にあるという事だろう。 ちなみに一部ステージでは[[永久防止キャラ>バルバトス・ゲーティア]]としても出現する。当然倒す事は出来ない。 背景から[[巨大化>ミッシングパワー]]した頼朝が「戯れは終わりじゃ」の言葉とともに攻撃してくるため、インパクトはこちらの方が大きかったりする。 「だじゃれの国」のステージでは&b(){「わらってよりとも」}などとのたまいながら杓文字で攻撃してくる。 &nicovideo(sm583272) &nicovideo(sm583385) 『源平討魔伝 巻ノ弐』においては地獄より復活し、日本を魔界と化してしまう。そして天帝により再び復活した平景清と戦う事になる。&br()第二形態以後は、鎧グラフィックと刀を使っての対決になっており、ほぼランダム要素の雷落としや 第三形態は亡霊となって背景と相まって見えにくい弾幕を展開する[[ラスボス]]に相応しい強さになっている。 なお、初代と違って、ゲームシステムが大幅に変わっているために三種の神器を集める必要は無い。 &nicovideo(sm1979880) #endregion #region(『[[NAMCOxCAPCOM]]』での悪行) 『[[NAMCOxCAPCOM]]』においても源氏一族を率いて登場している。声優は[[大塚>ソリッド・スネーク]][[明夫>天野漂]]で、[[名無しの超戦士1P>シルフィー]]と二役である。 本作では源平討魔伝の後日談となっており、三途の川より復活して再び世界の覇権を狙うべく暗躍する。 戦う際のグラフィックは『巻ノ弐』の第二形態の姿となっている。 ストーリー終盤では[[ドルアーガ>クオックス]]と同盟を組み、魍魎界から魔界に渡りドルアーガの塔を根城としていた。 原作通り三種の神器が揃わないと何度でも蘇るため、まだ三種の神器を揃えていない景清と[[零児>小牟]]一行の前に余裕綽々で現れるが、&br()36話でソウルエッジの力により、三種の神器の最後の一つ、草薙の剣が景清の手に渡ると途端に狼狽し あっさり景清によって一族郎党もろとも滅ぼされた。諸行無常の鐘の音が響く……。 &nicovideo(sm711205) が、以降も作中で二度も復活している。本当にしつこい。その度に景清に滅ぼされてる辺り、もはや[[ギャグの域>ルガール・バーンシュタイン]]である。 しかも、ボスとしての性能はドルアーガや[[ベガ]]といった他のボス連中に比べて特出した面があまりない。 攻撃力そのものは高く、防御の上からでも防御の低いキャラや打撃が弱点のキャラは瀕死寸前までダメージは受けるものの、 必殺技が遠距離扱いなため、近距離で取り囲むだけでもう必殺技を撃たれる心配がなくなる。なまじ近距離技があるから…。 更にカウンターまで自分が被害を受けた上で相手にダメージを返すという性能の悪さ。 このため、「近距離では回転斬のある義経の方が怖い」とか言われる始末。 まぁこれは原作通りと言えるが…戯れはいつ終わるんですか? 言うまでもないが、近距離の必殺技が無い事を揶揄されているだけであって、当然の事ながら実際には義経より遥かに強い。 義経が必殺をぶち当ててきても、頼朝の通常攻撃の威力には及ばない。 #endregion &font(i,b,20,#dc143c){「我が魂は不滅じゃ」} ---- **MUGENにおける源頼朝 にゃん☆鬼龍氏によるものが公開されている。 画面中を[[テレポート>ダルシム]]しながら攻撃してゆくキャラになっており、ワンボタンでテレポートできる。 その代わり、通常技の類いは存在しない。 [[超必殺技]]「戯れは終わりじゃ」では鬼神モードに変身し、攻撃力と防御力が上昇する。 なお、この鬼神モードだが、体力が半分になっても勝手に発動する。 その他、原作ネタが山のように詰め込まれており、見ていて非常に楽しくなれる。 最近になって∞ロダにて外部[[AI]]が公開された。 ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[源頼朝],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[源頼朝],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[源頼朝],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[ウドン13]] ---- &aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} #region(FC版『源平討魔伝』について) 3つのモードがあり、デカキャラが動くゲームを移植するのはファミコンでは無理があったようで ジャンルをボードゲームに変えた全く違うゲームとして発売された。 &nicovideo(sm9866390) …そのほぼ同時期に、コナミがファミコンで『月風魔伝』という、明らかにこのゲームをパk 意識したゲームが登場するのだがここでは割愛、検索されたし。 #endregion ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //ラスボス,不死