ナランチャ・ギルガ



「ひるむ……!と 思うのか……
 これしきの……これしきの事でよォォォオオオ」

  • 年齢:17歳
  • 生年月日:1983年5月20日(原作漫画版)、1984年5月20日(アニメ版)
  • 身長:164cm(原作漫画版)、170.5cm(アニメ版)
  • 血液型:AB型
  • 好きな本:本は読まない。
  • 好きな映画:映画は見ない。
  • 好きなテレビ:アニメの「北斗の拳
  • 好きな音楽:「トゥーパック」「スヌープ・ドギー・ドッグ」
                          (アメリカのラップミュージック)
  • 好きな食べ物:ピッツァ(マルガリータとキノコをトッピングしたもの)
                             オレンジジュース
  • 嫌いなもの:カライ食べ物、液体関係の音(ピチャピチャとかズルズルといった)
                          冬の朝の革ぐつのコツコツという音はとても好き。
  • ヒーロー:ブローノ・ブチャラティ
  • 性格:自分が完全に信頼をおいた者には100%の忠誠と愛情を示すが、
               その他の人間には決して気を許さない。
               満足に小学校にもいっていないことを非常に気にしており、
               その点を他人の話題にされるとキレる。ナイフをふり回すので要注意。

+ 担当声優
瀧本富士子
『黄金の旋風』
三瓶由布子
『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』
山下大輝
2018年アニメ版以降

+ ボイス比較
瀧本女史
三瓶女史(『ASB』)
山下氏(TVアニメ)
山下氏(『ASBR』)
山下氏(『ラストサバイバー』)


漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』に登場するスタンド使い
ギャング組織「パッショーネ」に所属するスタンド使いにして、ブチャラティチームの一員。
チーム内では主にスタンド能力を駆使した偵察を担当している。
メンバー中最も小柄で中性的な容姿をしているが、ジョルノ(15歳)やフーゴ(16歳)より年上。
名前はイタリア語の古字「オレンジ(Narancia)」に由来する。
なおアニメ版ではそれに因んでか、原作で名前が不明だった母に「メーラ」(イタリア語での意味)と名前が設定された。

無邪気で明るい、非常に子供っぽい性格をした少年で、ダンスや音楽が大好き。
普段はとても気さくだがキレやすく、自らを蔑んできた相手には激昂してナイフを振り回す。
後述の過去が原因で容易に他人に心を許さないが、信頼関係を築いた仲間に対する情は厚い。
良くも悪くも自分の感情に正直で人を思いやる優しさを持つが、これらは本来余りギャングに向いた性質とは言えず、
ブチャラティからは度々諭されている。
意外にも女心を理解する能力も高く、当の本人ですら気付いていないトリッシュの本心をピタリと言い当てた事もある。

庭師の家に生まれるが、母は幼い頃に眼の病気によって死亡、父は子供に無関心で家庭関係は冷え切っていた
そのためか、何よりも友情に重きを置くようになり、12、3歳頃には友達の家を転々と渡り歩きながら、
仲間達と盗みを行う不良少年へと成長する。
しかし、ある時親友と思っていた相手に濡れ衣を着せられて逮捕され、
さらにその際に負った傷が原因で、奇しくも母親と全く同じ眼の病気を発症してしまう。
元親友の広めたデマによって「母親と同じように、自分も眼の病気で死ぬんだ」と思い込んだナランチャは絶望し、
少年院を出所後はゴミ箱を漁る浮浪児と化していた。
そこをたまたま通りかかったフーゴに拾われて、ブチャラティの元へ連れて行かれるが、
見ず知らずの少年を思って真剣に怒る彼の姿に感動し、恩を返すためにパッショーネの構成員となった。

それまで碌に学校で教育を受けていない事から勉強が苦手であり、小学校低学年レベルの計算も満足にこなせない
フーゴには日頃教育係として算数を教えてもらっているが、あまりの酷さにキレられている(詳しくはフーゴのページにて)。
また、頭脳戦が主体の『ジョジョ』の作中においてはスタンド能力による力押しが目立ち、
他のメンバーに比べるとどうしても脳筋という印象が否めないため、読者からは4部の虹村億泰と並ぶおバカキャラとして扱われる事が多い。
ただし、戦闘においては機転を用いて数々のピンチを乗り越えており、決して地頭が悪い訳ではない。
力押しに関しても、その都度確実に相手を追い詰める手段を取っており、戦闘センスはかなりのものである。
ラッシュ時の決め台詞は、「ボラボラボラ… ボラーレ・ヴィーア(飛んでいきな)」
ホルマジオによる尾行の気配を感じ取るなど危機察知能力も優れている。

+ 中盤以降のネタバレ注意
中盤にジョルノとブチャラティが組織からの反逆を選択した際には、ブチャラティから自分がギャングに向いてない事を突き付けられた事もあり、
このままチームに付いて行くべきか葛藤するも、父親に見捨てられたトリッシュの境遇に自らを重ね合わせ、自分の意思で行動を共にする。
しかし、最終決戦前に突如現れたボスのスタンド「キング・クリムゾン」によって、全身を鉄柵に串刺しにされて死亡。
ナランチャの肉体と入れ替わっていたジョルノが蘇生を試みるも、ナランチャの魂は手遅れだったため、ジョルノの魂が元の身体に戻っただけで終わった。
串刺しにされたのはジョルノの肉体だからジョルノもヤバいんじゃ…

「故郷に帰ったら学校へ行く」と盛大な死亡フラグ決戦後の夢を語った直後の余りにも呆気ない死であった。
碌に見せ場も無いという『ジョジョ』でもトップクラスに悲惨な最期ではあったが、仲間達の嘆きは大きく、
特にジョルノは作中で初めて涙を流し、遺体を故郷へ連れて帰る事を誓っている。
その後は不明だが、無事故郷に埋葬されたものと思われる。

+ スタンド「エアロスミス」
破壊力 - B スピード - B 射程距離 - 数10m(アニメ版ではB)
持続力 - C 精密動作性 - E 成長性 - C
名前の由来はロックバンドグループ「Aerosmith」。
ミニチュア戦闘機と、本体に装着するレーダーの2部分からなるスタンド。
タイプは遠隔操作型で、戦闘機は自由に操作できる。
通常肩から背中を滑走路代わりにするが、動作を省略して腕から発進させる事もある。
ちなみにコックピットにはミニチュアサイズの搭乗員がいる。名前は「スミス」さん。一体何者なんだ......

+ アニメ版エアロスミスまとめ

遠距離タイプとしては破格の破壊力を持っているのが特徴。
狙いはあまり正確でないものの、機関銃レベルの威力を持った機銃や爆弾を攻撃手段として備えており、人間を容易に殺傷する事が出来る。
人型でないため近距離戦は苦手だが、全くの無力ではなく前面のプロペラを使って相手を切り裂けるため侮れない。
戦闘機自体の馬力も強く、大人一人を乗せて飛行することも可能。
レーダー部分では物質の放出する二酸化炭素を探知し、相手の高低差から水中まで探知する事ができる上に、
二酸化炭素の排出量の違いを点の大きさで表現するため、標的とそうでないものをある程度まで見分けられる等と非常に高性能。
精度もかなりの程度まで絞れるようであり、作中では草むらの小動物が発する微弱な呼吸まで探知していた。

弱点はスタンドと本体の視界を共有していない事。本体が目視出来ないような場所では必然的にレーダーに依存する事になるのだが、
対象が余りに多かったり、二酸化炭素の排出量が多い場所では標的を捉える事が困難。
また、攻撃手段が単純なため、メチャクチャ堅い敵相手には不利。

上記のような欠点はあるものの、基本的に相手に近付かないと攻撃できない近距離型のスタンドにとっては天敵のような存在であり、
破壊力や探知能力も考慮すれば多くのスタンド相手に有利を取れるであろう事は疑いない。
作中ではいの一番に敵の標的となって退場したり、おバカキャラ属性が付与されたりと扱いの酷いナランチャではあるが、
裏を返せばそれだけのデバフをかけなければまともな勝負にならないと言う事でもあり、強力なスタンド使いである事の証明なのである。


MUGENにおけるナランチャ・ギルガ

わらび氏によるMUGEN1.0以降専用キャラが某所にて公開中。
かねてよりスタンドのみが別キャラストライカー扱いでMUGEN入りを果たしていたが、
このナランチャの公開を以て、ブチャラティチームの全員が単体キャラとして揃い踏みする事となった。

システムは『オールスターバトル』を参考にしている。
原作で見せた技は一通り搭載されているが、一部の技でダメージが与えられない不具合があるため注意。
改変・動画への使用についてはご自由にとの事。
紹介動画


「オ…オレ……故郷に帰ったら学校行くよ…
 頭悪いって他のヤツにバカにされるのもけっこう いいかもな…
 アツアツのピッツァも食いてえ!ナラの木の薪で焼いた故郷の本物のマルゲリータだ! 
 ボルチーニ茸ものっけてもらおう!」

出場大会

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最終更新:2024年05月05日 10:15