*&italic(){&color(blown){「パワ――――――――――――!」}} オンラインゲーム『FINAL FANTASY XI』における、ガルカ族がモンクを選択した状態の通称。 さらに縮めて「ガルモ」「岩モ」等とも呼ばれる。 **原作「ファイナルファンタジーXI」におけるモンク ゲーム開始時点で選択できるスタンダードジョブの一つ。これを選ぶと腰装備の「白帯」を貰った状態で始められる。 サービス開始当初、モンクは本当に殴るだけの戦術性のカケラもないジョブとされ、またHPは高いものの装甲は薄く、 サポートジョブ戦士(以下サポ戦)で挑発をすれば瞬く間にHPが真っ赤になるという印象であった。 しばらくしてサポージョブシーフ(以下[[サポシ>内藤]])による不意打ち乱撃が異常に強烈なことが認知され、 格闘攻撃に弱いスケルトン族(以下骨)を狩りまくる核熱連携時代・骨骨ファンタジーの一大旋風を巻き起こす。 一躍PTに一人は欲しいジョブとなった。 だが、当時のスキルの関係で格闘シーフ、格闘戦士も同様にすさまじい威力の乱撃を放つことができ、 遜色はなかったためモンクとしては複雑な思いがあった。 しかし、パッチによるサポシ不意打ちの弱体、骨の強化の煽りを受け、シーフを中心とする湾曲連携が主流になると、 レベル60未満では湾曲に絡めないモンクにとって厳しい時代となり、 過去の華々しい活躍から一気に落ちぶれる様は周囲に強烈な印象を残した。 後にアビリティ「マーシャルアーツ(以下MA)」や格闘スキルと格闘ダメージ値の検証が進み、 レベルが上がれば上がる程強くなる大器晩成型であることがわかった。 特に[[ウェポンスキル>超必殺技]](以下WS)やマーシャルアーツの優秀さは特筆で、 通常攻撃の累積で稼ぐダメージはトップクラスである。 中盤以降乱撃、双竜脚、夢想阿修羅拳など威力の高いWSを多く習得する事が出来る。 メリポ実装後、龍王ランペールの墓での骨狩りがおいしいメリポ稼ぎとして注目されるようになり、 そのため一時期墓では前衛全員が(骨に強い)モンクというケースも見られた。 しかし状態異常攻撃を持つモンスターが後衛にとってはかなり負担となり、それがマイナスイメージを抱かせる要因ともなった。 『アトルガン』の秘宝の発売に伴い、アトルガンエリアでのメリットポイント(以下メリポ)稼ぎが主流となったため、 墓での骨狩りは下火となり、メリポパーティでの需要も比例して減少。 高いD/隔から繰り出される攻撃は健在なものの、サポ戦だとタゲをとってダメージを受けてしまうため、 そのようなモンクはマジックポイントスポンジ(MPの無駄遣い)と揶揄されることになる。 そのためサポ忍で防御を確保しつつ火力では本気を出せないという悶々とした日々を送っている。 それでも[[竜騎士>リューサン]]のヒールブレスを利用したヒルブレパーティや、 素手による戦闘が求められるサルベージなどにおいて十分その存在意義を見出すことが出来る。 現状、優秀なアビリティと専用装備とMAの性能なども非常に高く、今なお飽きの来ないジョブ設計と言える。 一方、敵を殴っている間は放置しておき、[[テクニカルポイント>ゲージ]]が溜まった、 もしくは味方からの連携コールがあればWSを放ち、またTPが溜まるまでぼけーっと待つ…… 通常攻撃に比重の置かれたジョブ設計の為こういう事が他ジョブより比較的楽に行えることなどから、 &bold(){「マンガを読みながらレベル上げができるジョブ」}と皮肉を交えて呼ばれることがある。 しかしながら、パーティメンバーとしてきちんと立ち回るならば、 マンガを読みながら適当にプレイする事が出来るほど楽なジョブではないことは、 モンクを育ててきた人ならばわかるだろう。 (参考元:FF11用語辞典) **ガルカとモンク 元々HPが多いガルカがさらにHPが多いモンクになるという適材適所の典型例。 圧倒的なHPの多さから、最近はやりの[[ヒルブレ>リューサン]]パーティにおいて、非常に重宝される存在となっている。 Lv75のガルモ(サポ戦)のHPは初期状態で1749に達し(総合HPワーストの[[タルタル族黒魔道士>シャントット]]の二倍越え)、 各種ブーストでチューニングすることにより、比較的現実的なラインで&bold(){2000を超えることも可能}である。 &nicovideo_mylist(<iframe width="312" height="176" src="http://www.nicovideo.jp/thumb_mylist//mylist/8286537" scrolling="no" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0"></iframe><a target="_blank" href="http://www.nicovideo.jp/thumb_mylist//mylist/8286537">【FF11】特大ガルカを目指してみた</a></iframe>) HPをブーストしまくったガルモはそれだけでネタになる要素があり、 [[Ark Angel EV>カムラナート]]のスピリッツウィズインや[[Proto-Ultima>オメガ]]のシタデルバスターを、 その豊富なHPで受け止めてしまうという事例が報告されている。 なお、HPの減少のゲージ幅が通常あり得ないほどしか動かないため、回復役の感覚がずれやすい。 中には女神の印→ケアルVでもHPが全快できないという体験で、目を丸くする白魔道士がいるほどである。 #region(ガルカ族について) ***原作 >今から600年前、南西のゼプウェル島にあったガルカの都が巨大蟻族の襲撃にあい、陥落。 >都を失ったガルカ達は世界各地に散らばる事になるが、その一部がバストゥークを住み処と根をおろす。 >強靱な肉体を持ち、その見事な体躯が生み出す腕力は他種族の敵うものでは無い。 >バストゥークではその腕力を奮い、数々の鉱山開発に貢献してきた。 >一部のガルカはヒュームに対して良い印象を持っていないようだ。 白い肌で、[[分厚い胸板に丸太のような腕、トカゲにも似た太いしっぽが大きな特徴である。>ギュンター・ブルス]] 平均身長は[[エルヴァーン>ヴぁーん]]よりも高く、身体のわりには腕が長く下肢が短くて細い。 また手足には[[指が4本しか無く>ピッコロ]]、すべてのフェイスタイプが顔に髭を持つ。 余談であるが、ガルカのしっぽはトカゲの如く生え変わる事があるらしい。 強靭な肉体を持ち、生殖を行わないという生態故か、寿命は他の種族に比べるとかなり長い。 寿命が尽きる事を悟ったガルカは、ひとり転生の場所を求めて旅に出る。 この為、どのような状況で転生が行われるのかはよくわかっていない。 転生の際は全ての記憶を失い新たな肉体を得て再出発するが、 一世代にひとり、種族の記憶を継承する「語り部」が現れる。 語り部は社会の中心であり、また崇拝の対象ともなっていた。 ***ユーザーからの扱い ガルカは前衛として優れたステータスを誇るものの、プレイヤーの構成比から見ても少数派として知られている。 以前から「他の種族プレイヤーが範囲攻撃で轟沈する中、ただ一人、厳然と佇むガルカ」のように耐久力をネタとされやすかったが、 フェイスタイプ調査からヒゲ・ハゲ・モヒカンなどインパクトのあるフェイスが比較的人気であることが判明し、 「やはりキャラ作成の段階から中の人は芸人なのか!」と予想はされていたが統計により明らかとなった。 最近ではガルカの耐久力ネタは広まりきって飽和状態とも言え、 「今さらガルカの耐久力ネタを出してもそんなに面白くないよ」という意味合いを込め、 匿名掲示板でその手の話題が上がると&bold(){「ま た ガ ル カ か」}と言われることがある。 故郷を追われ、奴隷経験や人種差別等の暗い歴史。 そしてそれを「転生」という形で引き摺っている等の重い設定を持つ一方、 >・性別は男だけでオッサン顔しかない >・尻尾を切られても生えてくる >・渋くかっこよかったり豪快で表情豊かだったりな魅力溢れるNPCが多い >・タルタルを食べる(ファンの創作) >・エルヴァーンを越える生命力 >・中の人に面白い人やしっかりした大人の人が多い(多少偏見) 等、ギャグ・シリアス双方のネタ要素に恵まれている。 (尚、最後の要素についてはたまにその防御力やHP、後衛職もそこそここなせるという評判から、 最近種族最強厨が流れてきているとも言われている為注意。) ガルカユーザーは毎月29日(にくの日。2月のみ例外で9日がにくの日)に南グスタベルグの山に登り、 ガルカンソーセージを作る祭りを開いているとか(過疎鯖のガルカユーザーは誰もいなくても泣くな)。 その他、とあるサーバーで痛いユーザーが晒し上げられた際に「フェイスF6(通称『禿げガル』)」 のレベル1ガルカがそのサーバーに大量に作られ抗議行為「禿げガル祭」が行われる事でも有名。 無駄にストックされしかも店売りも出来ないクエストアイテム「魔法屋のチラシ」をサンドリアで手に入れ、 それでターゲットがまだ痛い行為や徹底抗戦に応じた場合にひたすらチラシをトレードという爆撃を行う。 かつてジュノを目指して&bold(){初期装備(若しくは裸)のガルカ達が列を成して向っていく}様はまさにホラーであった。 (勿論、これは本来誉められた行為ではないので普通のユーザーは真似しないでね!) &del(){あと、そのガチムチな風貌に惹かれるのか[[そっちの趣味>阿部高和]]のユーザーもたまにいるとか。} #endregion ---- **MUGENにおけるガルモンク 「MUGENに([[ネタキャラ>ハイパーバトルサイボーグ]]以外に)まともなガルカキャラがいない」という理由により、 Fugak氏がニコニコにて製作に立ち上がり、この度β版が公開された。ニコロダにて配布中。 容姿はオーソドックスにモンクアーティファクト装備にクロスカウンター。 フェイスはガルカユーザーでも人気の「F6黒髪(禿げ)」。 性能は見栄えと[[原作再現]]を少々優先したせいか多少「凶」に片足を突っ込んでしまったらしいが、 その分ガルカでモンクらしさは十二分に再現されている。 ボイスは原作のガルカ族のものと、[[不破刃]]のものと二種類が付属されている。 &nicovideo(sm10329373)