*&font(24,i,#dc143c){「調子に乗りやがって!」} **概要 相手から攻撃を受けている最中に喰らい状態から復帰もしくは攻撃できるシステム。 非常に強力なシステムではあるが、無制限に使えてしまうとコンボが全く成立しないことになるため [[水滸演武]]などの一部の作品を除く大半のゲームでは使用回数やゲージなど有限のリソースを必要とすることによって制限をかけている。 また発動後に硬直が設定されている場合には発動を読まれると反撃が確定するため、ただ漫然と発動すればいいというものでもない。 喰らい抜けが存在するゲームではそれ自体が重要な駆け引きの材料となる。 **喰らい抜けを使用できる作品 |~作品|~名称|~説明| |アイ・舞・ミー|喰らいキャンセル技| 2ゲージ消費 のけぞりモーションをキャンセルして無敵反撃技を出す(空中可)| |~|緊急割り込み|2ゲージ消費 のけぞりモーションをキャンセルして相手を画面端へ吹き飛ばす(空中可)| |~|緊急回り込み|2ゲージ消費(ガードキャンセル版は1ゲージ)&br()のけぞりモーションをキャンセルして高速で相手の背後に回り込む(地上のみ)| |アストラスーパースターズ|やられリバーサル|ボタン連打で食らい時間を短縮するシステム、&br()連打量に応じた確率で食らい状態をキャンセルして通常技が出る| |~|スーパーモード|食らいキャンセル可能な自己強化技&br()ゲージを一本消費し、効果時間中はゲージ回復なし| |[[アルカナハート]]シリーズ|アルカナフォース(1・2)|1ラウンドに1回使用可能。全ゲージ使用。攻撃判定はない&br()ゲージが0になるまで特殊効果を得、アルカナブレイズ発動可能に| |~|アルカナバースト(3)|専用ゲージを全量。ゲージは喰らい抜け以外でも使用可能。回復速度はアルカナ依存| |[[エヌアイン完全世界>アカツキ電光戦記]]|完全世界|1Rにつき一回発動可能。攻撃判定あり。発動後ラウンド終了までゲージ消失&br()発動中は徐々に体力を回復。発動中は完全神殺を使用可能| |[[ガーディアンヒーローズ]]|反撃|オリジナル版では地上で背後から攻撃を受けた時のみ前後に攻撃しながら食らい状態から復帰する&br()アレンジ版では地上空中問わずMPを40消費して食らい抜けしつつ全方位の敵を吹き飛ばす&br()どちらも使用回数に制限はない| |[[GUILTY GEAR]]XXシリーズ|サイクバースト|専用ゲージ。喰らい抜け以外でも使用可能。用途に応じて消費量は異なる| |[[THE KING OF FIGHTERS XI>THE KING OF FIGHTERS]]|セービングシフト|スキルゲージを2本消費([[ガードキャンセル]]の場合は1本)、地上限定&br()強引に待機中のチームメンバーと交代しつつ反撃を行う(交代要員がいないときは使用不可)| |[[サムライスピリッツ]]シリーズ&br()(天草降臨~)|怒り爆発|地上限定、一試合に一度のみ。威力0、ガード不能の攻撃判定あり。&br()発動すると怒りゲージが消滅し爆発ゲージに変化効果中は攻撃力上昇、タイムカウントが完全に停止&br()爆発ゲージを消費して武器飛ばし技(共通)、連ね斬り・一閃(天サム以降)、[[絶命奥義]](零SPのみ)を発動可&br()ゲージは使い切りで、その試合中はラウンドが変わっても怒りゲージが復活しない| |[[戦国BASARA X]]|援軍カウンター|援軍ゲージ全てを消費。ゲージを1本使用、使用する度ゲージの使用本数が増える&br()援軍レベルが30下がる。キャラによる性能差あり| |[[水滸演武]]シリーズ|特殊ガード|地上限定、投げ以外無敵の状態になる&br()この状態は必殺技でキャンセル可能、無敵時間はそのまま継続される| |タツノコvsカプコン|メガクラッシュ|ゲージを2本+体力10%消費。相手を吹っ飛ばした後追撃可能。&br()消費体力はそのまま[[ヴァイタルソース]]として残る| |[[大乱闘スマッシュブラザーズ]]&br()シリーズ|ヒットストップずらし|ヒットストップ中にスティックをはじいた方向にキャラをずらす| |~|メテオ返し|DXのみの要素、メテオ攻撃を受けた際の真下吹っ飛びを特定タイミングでキャンセルし復帰可能| |デモンブライド|ブライドパージ|エンゲージレベルを1消費。エンゲージレベルが1の時は出せない。&br()発動後はブライドゲージが空になる。喰らいモーションから抜けずに反撃するため、&br()ダウンしたり、攻撃判定を無敵でかわされてコンボが続くこともある。| |[[BIGBANG BEAT]]|Bエスケープ|Bパワーストックを4消費| |ファイティングレイヤー|スーパーイリューション|一試合に付き一回限定。発動後、バレッジブロウゲージがMAXになる。| |Fate/unlimited codes|魔力開放(くらい開放)|ゲージ2本消費、攻撃判定あり。| |BLEACH DS|ダメージキャンセル|ゲージ1本消費、攻撃判定あり(空中可)| |[[ブレイカーズ]]|食らいキャンセル|食らい状態の後半を通常技/必殺技/投げ/バックステップでキャンセルできる| |BLAZBLUE|バリアバースト(CT)|基本的にはギルティギアのサイクバーストと同様。&br()「バリアガード」を使用するために使う「バリアゲージ」全てを消費し、&br()また発動後は一定時間被ダメージが増加する「DANGER状態」となる。| |~|ブレイクバースト(CS)|発動条件と一部性能以外はバリアバーストと同様。&br()「バーストアイコン」を消費し、緊急回避として使用した場合は、&br()他のタイトルでいうガークラ値にあたる「ガードプライマー」の最大値が半減するというペナルティを負う。| |ポケットファイター|[[メガクラッシュ]]|ゲージ全消費(最低1本)及び全ジェム放出。攻撃判定あり。| |~|カウンタークラッシュ|吹っ飛び中に同上。丸まりながら画面をピンボールのように跳ねまわる。| |[[MELTY BLOOD]]シリーズ|サーキットスパーク|全ゲージ使用。ゲージMAXかHEAT時限定(ActresAgain以前は地上限定)| |[[テイルズオブシリーズ]]|ダメージブレイク|PS2版デスティニーはブラストゲージ50%、ハーツはEG30%を消費して一定時間無敵状態になる。| |~|BLAST|PS2版デスティニーで、敵がBLAST100%かつ地上にいる時に発動。&br()BLAST状態中は無敵で、BLAST技で反撃される場合もある。| |~|オーバーリミッツ|シンフォニアを除き、オーバーリミッツゲージがMAXの時に使用可能。&br()発動時に周囲の相手を吹き飛ばせる他、様々な効果を一定時間の間得られる。| |DISSIDIA FINAL FANTASY|EX弾き|EXモード発動時の無敵状態でくらい抜けると同時に、最強ガード判定で相手を仰け反らせること。&br()次作では廃止され、別のシステムが導入されたが、MUGENにおける導入キャラはいないため割愛。| //mugenにいない作品は必要か? **mugenにおける喰らい抜け タッグ戦や[[凶ランク>MUGENキャラクターのランク付け]]以上の対戦では10割コンボや圧倒的制圧力による封殺も起こるMUGENにおいては、 一方的な展開を回避するために喰らい抜けを導入しているキャラも少なくない。 //非常に強力なシステムであり、バランスを取るためにはゲーム全体の設計が問われるため、 //原作仕様が存在しないオリジナルキャラや版権オリジナルで搭載されているキャラはそれほど多くはない。 //手持ちのキャラ&検索で大雑把に調べたところ狂未満だけで20人以上見つかったので、少なくはないと思う また、ベルトスクロールアクションの原作再現、ガードできないキャラの緊急回避手段として搭載されている場合もある。 多くはサイクバーストに準じた性能で、特殊ゲージが無く通常のゲージを消費して喰らい抜けするキャラでも、 [[ゲジマユ]]で頻繁に喰らい抜けしないよう回数制限が設けられていることが多い。 また、狂ランク付近になると喰らい抜けの条件が緩く(無く)なりやすいほか、 後述のステート抜けや[[ハイパーアーマー]]、自動的に行動するヘルパーなどでコンボを拒絶するケースが増える。 基本的には-1ステートや5000番台のステートに置かれたchangestateで処理される。 mugenの仕様のため、単純にmovetype=Hで喰らい抜けを作動できるようにしてしまうと 猶予0Fではあるがダメージ処理が行われる前に喰らい抜けできてしまうので、 5000、5010、5020、5070番ステートのtime=0では作動しないようにしておいた方が無難。 **喰らい抜けを使用できるMUGENオリジナル・改変キャラ |~キャラ名|~名称|~説明|~コスト、条件| |[[アーマーガッツ>ガッツ]]|烙印バースト|広範囲の吹っ飛ばし攻撃&br()特殊ゲージは時間経過ではなく斬撃またはガードで溜まる|烙印ゲージ全消費+ラウンド中消滅&br()対打撃限定| |[[アサギ]]|アサギ様トリガー|主人公(パワーアップ)状態の発動モーション&br()攻撃判定あり+喰らい中発動可能|ストレスゲージMAX&br()(発動後徐々に消費)| |[[イカ娘]]|サーキットスパーク|メルブラのものとほぼ同様。位置次第では追撃可|2ゲージ消費| |[[音速丸]]|忍法脱出術|喰らい抜けしつつ前方へ移動&br()距離が近ければ背後に回る|1ゲージ消費&br()12P限定| |[[グリゼラ]]|エナジーバースト|サイクバースト(青)に近い性能&br()ヒット時特殊ゲージ一定量回復も同様|エナジーゲージ2/4消費&br()(ヒット時1/4回復)&br()1R中1回のみ| |[[シャルティル]]|~|~|~| |[[ハーミル]]|~|~|~| |[[フェリル]]|~|~|~| |[[ルシェカ]]|~|~|~| |[[グローリア>十六夜咲夜]]|解放錬成剣|青バーストに似た動作の吹っ飛ばし攻撃&br()[[ワイヤーダメージ]]誘発技|1ゲージ消費&br()1R中1回のみ| |[[朔>十六夜咲夜]]|ワープ|喰らい中にも出せる無敵移動技&br()ただし喰らい抜けに使うとコスト増|カード5枚消費&br()(喰らい抜け時)| |[[スパイダーマッ]]|ソードビッカー|条件は厳しいが喰らい抜け発動可能な''即死攻撃''&br()外部AIは喰らい抜けON/OFFを設定可能|3ゲージ消費&br()Life250以下限定| |[[先代巫女]]|夢想天生|15秒間、喰らい抜けしつつ[[裏に回れる>無想転生]]ようになる|発動に1ゲージ消費&br()喰らい抜けに回避ストック1+霊力10%消費| |~|霊激|霊力を大量消費する広範囲攻撃|霊力80%消費&br()1R中3回(補充可)| |[[ターンX]](かっちぇ氏)|プラズマリーダー|喰らいモーションの後半をキャンセルできる広範囲攻撃&br()拘束時間が長く追撃が入る|1ゲージ消費| |[[デス=アダー]]|Parry|ステ奪取時以外なら喰らい中でも使える[[ブロッキング]]|消費なし&br()SUPER CHEAP EXPERT AI限定| |[[デュアルヘッド・モケーレ・ムベンベ]]|咆哮|微ダメージを与える吹っ飛ばし攻撃&br()使うと喉を痛め、一定時間喰らい抜けおよび食事系の技が使えなくなる|消費なし(ヒット時0.5ゲージ回復)&br()一定時間再使用不可| |[[ナイア・ルラトホテップ]]|捻じ曲げられたものの王|発生の早い切り返し技&br()攻撃判定は小さめ|1ゲージ消費&br()1R中1回のみ| |[[範馬勇次郎]]|消力|無敵状態で自ら大きく吹き飛んで脱出|2ゲージ消費&br()1R中1回のみ| |[[ひかる]]|喰らいキャンセル|青バーストに似た動作の吹っ飛ばし攻撃&br()[[ワイヤーダメージ]]誘発技|1ゲージ消費&br()1R中1回のみ| |[[稗田阿求]](寝猫氏)|舞符「妖精の輪舞曲」|ワープで相手の背後へ移動する&br()ただし、ランダムなスペル宣言で[[大妖精]]のスペルを引き当てる必要がある&br()|宣言に1ゲージ消費&br()スペル発動後3回まで| |[[プリエ]]|覚醒|ワイヤーダメージを誘発する吹っ飛ばし攻撃|1ゲージ消費&br()魔王化状態では不可| |[[プリニーアサギ]]|自爆|自ら爆発して相手を吹き飛ばす&br()メガクラに近いが[[体力が少なくても出せる=死ぬ>自爆技]]&br()また、自爆中さらに自爆可能(Lifeはその都度消費)|Life100消費| |[[プレデター・ウォリアー]]|メガクラッシュ|ベルトゲー仕様のAvsPタイプでは、ガードできない代わりメガクラ喰らい抜けが可能|Life1/16消費(空振り時消費なし)&br()AvsPタイプ限定| |[[ベビィD!]]|バースト|青バーストに近い挙動の吹っ飛ばし攻撃&br()見た目よりも攻撃判定が大きい|消費なし&br()1R中1回のみ| |[[ボンガロテリー>テリー・ボガード]]|援護攻撃|奥ラインの[[ダック>ダック・キング]]が[[KOF>The King of Fighters]]94~96のように相手の攻撃をカット、さらに[[アンディ>アンディ・ボガード]]と[[ジョー>ジョー東]]が攻撃する&br()KOFと異なり通常仰け反り時に使え、掴み・気絶中は不可(ステートを奪われるため)&br()また、攻撃力があり追撃も可能|消費なし&br()ダックが画面内にいる&br()(使うと一時いなくなる)| |[[マクシーム・キシン]]|ジュストーッ!(シモンver)|自ら吹き飛んで脱出しつつ[[シモン>シモン・ベルモンド]]を召喚&br()一定時間シモンを操作、その間本体は行動不能|0.5ゲージ消費&br()シモンが生存| |[[ミラ・ミシアーノ]]|ソウルバースト|サイクバースト(青)に近い性能 サイクバーストと違い地上または地上付近で使うと浮かない&br()専用ゲージは喰らい抜け以外に自己強化にも使用可能|専用ゲージ消費&br()1R中1回のみ| //基本五十音順。ティーフ氏勢の統一規格のみまとめて記載 //勇次郎7Pの覚醒はステ抜けのため未記載 ---- **類似システム ***投げ抜け 投げを受けたのとほぼ同時に特定のコマンドを入力することにより、ダウンせずその場で投げられ状態から抜け出すこと。 ゲームによっては抜け出さないが投げられた際のダメージを軽減する「投げ受け身」となっていたり、 逆に相手を投げてしまう「投げ返し」となっている場合もある。 ほとんどの場合入力タイミングのシビアさ等の制限からゲージやカウンターといったリソースを必要とする事はなく、 また「[[通常投げ]]は投げ抜け可能、[[必殺投げ>コマンド投げ]]は不可能」となっているゲームが多い。 MUGENでは、「ステートを奪った側が抜けさせている」処理であり、「奪われた側が抜けている」ステ抜けとは全く異なる。 ***ステート抜け 投げ技やロック式の乱舞技など、ステートを奪取された状態から復帰するシステム。 喰らい抜けと混同されることがあるが、明確に処理が異なるので注意が必要である。 こちらの詳しい処理は[[即死攻撃]]の対策の項を参照すること。 ステ抜けは&font(b,red){[[mugenにおける非推奨行為>MUGEN豆知識]]}であり、バグの温床である。 それでも狂以上のランクのキャラはそれを承知であえて実行しているものが多く、ステート抜けされた際に誘発されるバグにも対策が為されている。 こうしたランクで戦うことを想定していないのであれば、-2ステートにselfstateを置くのは絶対に避けること。 またキャラクターを使う側も、ステ抜け持ちのキャラクターを、そういったランク以外のキャラクターと戦わせるのは避けた方が良い。 ---- ***関連項目:[[特殊システム一覧>http://www30.atwiki.jp/niconicomugen/tag/特殊システム]] ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください。) //特殊システム