*&font(red){削除依頼中} http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/1117/1354280028/35 依頼後1週間以内に異論がなければ削除されます。 ---- **&b(){&i(){「目にはウィッチプラザVIP先生♪」}} ニュース速報VIP板に投下された事によって話題になった海外発のフラッシュ作品、また[[空耳]]動画である。 主に、登場する「こしみの姿の女性」がVIP先生(鼻毛メカ)と呼ばれている。 「VIP先生」は[[スーパーマリオ>マリオ]]RPGのBGMの一つである「森のキノコにご用心」の歌詞に出てくる空耳である。 意外にもニコニコでの歴史はかなり古い。最も古い動画のNoは&b(){sm689}である。 |全ての元凶&nicovideo(sm689){280,185}|VIP先生に色を付けた結果がこれだよ!&nicovideo(sm11224458){280,185}| 元ネタは1927年に公開された映画『メトロポリス』である。 FLASH動画に使用された映像はこの映画の一部のシーンをループさせたもの。 この動画のインパクトが無ければ「VIP先生」の空耳は生まれなかったかもしれない。 #region(メトロポリスについて) 1926年(昭和元年)製作、1927年に公開されたモノクロサイレント映画で、 ヴァイマル共和政時代に製作されたドイツ映画である。監督はフリッツ・ラング。 製作時から100年後のディストピア未来都市を描いたこの映画は、以降多数のSF作品に多大な影響を与え、 世界初のSF映画とされる『月世界旅行』が示した「映画におけるサイエンス・フィクション」の可能性を飛躍的に向上させた SF映画黎明期の傑作とされている。SF映画に必要な要素が全てちりばめられており「&b(){SF映画の原点にして頂点}」と称される。 VIP先生に使用された場面は、マリアそっくりに作成された[[ロボット>スカポン]]が、[[ステージ]]にて踊っているところである。 &nicovideo(sm2623903) マリアそっくりに作成された[[ロボット>スカポカーン]]の役はBrigitte Helm(ブリギッテ・ヘルム・独・1908-1996)。 どうも初出演も最終作も『メトロポリス』のようである(同一映画かは不明)。 #region(製作) 1924年のクリスマス間近、ラングは初めて見たアメリカの巨大都市ニューヨークの圧倒的な印象に影響を受け帰国し、 なんとか映画化したいと相談すると、妻のテア・フォン・ハルボウも熱狂しシナリオに取り込み、翌年メトロポリスの撮影が開始された。 ラングについて書かれた伝記によれば、メトロポリスの撮影は1925年5月22日に始まり、1926年10月30日に終了。 公開当初は2部に分け3時間半ずつ上映されたと記されている。 1926年に完成したオリジナル作品は大長編映画だが、完成後すぐアメリカのパラマウント社に持ち込まれ、 興行的な理由と「共産主義的な傾向を本質的に持っている字幕があった」という政治的な理由により、ラングの許諾無しに徹底的にカットされ、 継ぎはぎの編集が為されたコンパクトなアメリカン・バージョンとして公開された。 1927年にオリジナル全長版をプレミア公開したドイツのウーファー社も、結局はアメリカ編集バージョンに追従した。 上映回数を増やし利益を上げるためであったが、それでも莫大な制作費を回収することができず、倒産するに至った。そうした混乱のため、上映時間は世界中で様々なバージョンが存在した。 その後、第二次世界大戦の混乱などでオリジナルフィルムは世界各地に散らばり、フィルムが現存するかどうかも定かではないためオリジナルの完全版を観ることは不可能とされた。 1984年には、ジョルジオ・モロダーのプロデュースによる再編集版が世界各地で公開された(後述)。 2002年には、新たに発見されたフィルムを再編集した123分バージョンの作品が発表された。 2008年7月、ブエノスアイレスの映画博物館Museo del Cineにて、それまで失われたとされていたフッテージが発見された。 16mmコピーで、状態は悪いものの完全版復元への期待が高まっていたZEIT ONLINEの記事。その後、発見された映像を加えた、150分バージョンが発表され、ソフト販売もされている。 2012年現在、1927年版『メトロポリス』はパブリックドメインとして公開されている。 #endregion #region(ストーリー ※ネタバレ注意) 2002年にマルティン・ケルパーが復元した版では、 1927年に上映されたベルリンでのガラ・プレミア版に比べると約4分の1の部分が欠落している。 ここでは現在観ることができる『メトロポリス』についての記述である。 2026年、ゴシック調の摩天楼がそびえ立ちメトロポリスと呼ばれる未来都市では、高度な文明によって平和と繁栄がもたらされているように見えたが、 その実態は摩天楼の上層階に住む限られた知識指導者階級と、地下で過酷な労働に耐える労働者階級に二極分化した徹底的な階級社会だった。 ある日、支配的権力者の息子・フレーダーは労働者階級の娘マリアと出逢い、初めて抑圧された地下社会の実態を知る。 「脳と手の媒介者は、心でなくてはならない」 マリアが階級社会の矛盾を説き、「脳」(知識指導者階級)と「手」(労働者階級)の調停者「心」の出現を予言すると、 労働者達にストライキの気運が生じる。マリアはフレーダーがまさに調停者になる存在であると見抜き、フレーダーもまた美しいマリアに心を奪われる。 この様子をこっそり見ていたフレーダーの父であり支配的権力者のフレーダーセンは危機感を抱き、旧知の学者のロトワングに命令してマリアを誘拐させ、 マリアに似せたアンドロイドを作り出させる。このアンドロイドをマリアとして地下社会へ送り込み、マリアが作りだした労働者の団結を崩す考えである。 しかしかつてフレーダーセンと恋敵であったロトワングが影で意図したのは、フレーダーセンが支配するメトロポリスそのものの壊滅であった。 ロトワングの意を受けたアンドロイド・マリアは男達の羨望の的となり、乱痴気騒ぎをさせる一方で階級闘争を過激に扇動するようになる。 フレーダーは豹変したマリアが別人であることを見抜くが、興奮した労働者に追いたてられる。 アンドロイド・マリアに扇動され、暴徒となって地上の工場へ押し寄せた労働者達は、メトロポリスの中枢コンピューターを破壊し、地下の居住地区を水没させてしまう。 しかし地下にはまだ労働者の子供たちが大勢残されていたのだ。扇動による行為が自分達の首を絞めていると気付いた労働者達は、自分達を扇動したマリアを糾弾し火あぶりにする。 炎の中でマリアはアンドロイドに戻り、労働者達は自分達を扇動していたものの正体を知る。 一方、ロトワングから逃げ出した本物のマリアと地下で再会したフレーダーは、残されていた子供達を水没寸前で地上へと避難させ、 時計台の上でロトワングとの決着をつける。そしてすべてが終わった後、調停者として父と労働者達との仲介を図るのだった。 #endregion 余談だがこの映画、当時[[アドルフ・ヒトラー]](まだ総統ではなく党首)がベルリンで視聴して絶賛したとされる。 ストーリーは現代の視点からは陳腐とされるがヴァイマル共和政の混沌期的には労働者と富裕層の対立等は決して非現実的でない状態であり、 そんな中「富裕層と労働者を仲介する救世者」という主人公、仲介者の綴りが「Mittler(ミトラー)」とヒトラーの一字違い、 マリアという恋人も当時ヒトラーが別れたばかりの最初の恋人の名前であった等自身を主人公に投影するには十分余地があったとされる。 自信が政権を握った暁には党の宣伝映像を監督のフリッツ・ラングに撮らせようとまでベタ誉め、意気込んだが、 よりによってラングがユダヤ系ドイツ人であった為あえなくその話はとん挫したのであった。 #endregion &i(){(以上、Wikipedia、ニコニコ大百科より抜粋及び一部改変)} ---- **MUGENにおけるVIP先生 _o_/-=3氏によって作られた[[論外キャラ>神キャラ]]が存在する。 画面に表示されるのは紛れもなくVIP先生であるが、 ディスプレイネームはスペースのみ、フォルダ名は「!ero」となっている。 攻撃面は神オロチに劣る(下位神上位)が、防御面では神オロチより堅い(論外上位)。だが、直死にはやはり手も足も出ない。 当初は今は亡きLODA.JPで公開されていたが、 現在は最強KY氏(旧名:ろくでな氏)の旧ブログで代理公開されている。 その際にディスプレイネームが"vip_sensei"に変更された模様。 また、[[KingFancyMan>カンフーマン改変キャラ]]が呼び出すストライカーの1人としても登場する。 また、ドナルド+AA氏やきざくら氏によるVIP先生のステージも存在する。 &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=XQtdjjOa-t4&feature=plcp){450,300} ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[VIP先生],sort=hiduke,100)