天道宴馬


「はん、てめぇごときがあたしらに勝てるかよ!!」

ヒガガガ本舗。作成のRPGツクールXP製フリーゲーム『魔壊屋姉妹。』の主人公。年齢は20歳。
現代日本の六道町という町に、ある日突然たくさんの魔物が現れた。
それ故すぐ国立機関である「魔壊屋協会」が出動したが、慢性的な戦力不足に悩む協会の力だけではどうにもできない。
そこで、協会はフリーランスで活躍する魔壊屋に戦力となるよう依頼をした。
その魔壊屋こそが、天道宴馬である。

彼女は式神を召喚して戦う式神使いで、鎌鼬(かまいたち)・野襖(のぶすま)・朧武者(おぼろむしゃ)の三体の式神を抱えている。
しかしその実、彼女はほぼ自堕落な生活を送るフリーター。楽する事を求め仕事の無い日は居酒屋に通っている。
そのため妹の天道沙魔からは日々叱責されている。
とはいえ式神使いとしての実力は中々の模様で、最終的には一連の事件を解決している。
また、ライバルの式神使い日織影踏と対峙した際はその式神捌きによる戦術を日織から高く評価されている。

+ 原作『魔壊屋姉妹。』について
『魔壊屋姉妹。』はRPGとしての尺の短さから、公開当初はやや懐疑的に見られる声もあった。
コンテストパークでは「純粋にパズルとして見た場合、やっぱり足りない部分があるし、一方でRPGとしては少々あっさりめ」と評されている。
しかし、それとは裏腹に作り込みの丁寧さや、宴馬の攻撃方法がターンごとに変わる点からくる戦略性とパズルらしさ、
それに敵も含めたキャラクターの可愛らしさが評価され、コンテストパークでは金賞を受賞している。
今でも根強いファンは多く、pixivやTwitterでも複数の二次創作イラストを見る事ができる。

ちなみに余談だが、『魔壊屋姉妹。』は作者であるhiga氏のサイト「ヒガガガ本舗。」によって著作権の放棄が宣言されている。
パブリックドメイン化がなされたゲームであるため、天道宴馬は問題なく二次創作ができるキャラクターの一人となっている。


MUGENにおける天道宴馬

サイダーさいちゃん氏による、jamバンドを改変して製作されたものが存在していたが、現在は入手不可。
ドットは原作のものを切り取ったり一部加工したりしている他、ボイスも式神の台詞含めSofTalkで全員分用意している。
過去のバージョンではイントロで妹の沙魔が口上を述べていたが、更新に伴い削除された。

操作方法は改変元準拠の攻撃2ボタン+特殊技4ボタン。
4ボタンの内3ボタンは原作の式神召喚に対応しており、鎌鼬に斬らせたり朧武者に突撃させたりする事が出来る。
そして、残りの1ボタンは食らい判定が無い気合チャージ、かつゲージは最大5本という仕様。
それ故チーム戦ではひたすらZボタンで気合チャージをするだけで、他のメンバーが超必殺技を使い放題という鬼畜行為が可能。
加えてAボタンのデコピンは攻撃判定が非常に大きい上に、連打可能と優秀。
なおこれは手抜きではなく、「どんな敵にも当たる」という原作ネタを再現しているためである。
そして、挑発超必殺技は気合チャージ同様食らい判定が無いという、これまた素敵な性能となっている。
ちなみに食らい判定が無いのは理由があり、氏曰く、
「MUGENには多種多様なキャラがいるためそれに立ち向かうべく、東亜プランのシューティングゲームみたいに緊急回避ができるようにしたかった」
との事。
氏は元々東亜プランのゲームに憧れており、このようなキャラ設計となったのは必然だったと言える。

またV1.20への更新では式神召喚での分身バグが大幅に減った他、ボタン配置のcmdファイルをキーボード操作とジョイスティック操作の二種類用意しており、
プレイヤーの環境や楽しみ方に応じて好きなファイルを選べる親切設計となった。
キーボード操作は従来と同様の配置で、ジョイスティック操作は気合チャージがCボタン・式神がXYZボタンに割り当てられている。
氏はMUGENにおいて「キャラデータというプログラムとプレイヤー操作という頭脳の一心同体」をコンセプトに掲げており、
操作を重要視する氏ならではの気配り・優しさが感じられる構成と言えよう。
AIも優秀なものがデフォルトで搭載されており、相手との相性にもよるが中々の強さを誇る。


「なんだよ、弱い(しょんぼりだ)な…
 酔い醒ましにもなりゃしない。」

出場大会

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最終更新:2023年03月26日 20:52
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