「本部へ連絡してください。
海底軍艦は只今より、ムウ帝国撃滅の為、出撃します!」
1963年に公開された東宝の特撮作品『海底軍艦』に登場する兵器。
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スペック |
- 全長:150m
- 重量:1万t
- 空中速度:マッハ2
- 水上速度:80ノット
- 水中速度:50ノット
- 地中速度:時速20km
- 地上速度:時速300km
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勘違いしている人が多いが、この映画の原作である押川春浪氏の空想科学小説『海底軍艦』に登場する潜水艇は「電光艇」で、轟天号というのは東宝オリジナル名。
艦首の巨大なドリルが特徴的な万能戦艦であり、それを用いて硬い岩盤を砕いて地中をも容易く掘り進む事が可能。
またターボジェットを搭載し、水中と空中を超高速で移動できる。
なお、艦橋部は胴体内に収納する事ができ、高速移動時と地中潜行時に艦橋を保護する。
主な武装は艦首ドリルに内蔵された冷線砲であり、これで標的を瞬時に凍結する事ができる。
その他艦橋付近には副砲として約4基の三連装電子砲が設置されている他、
敵に接触された際には艦体全体に高圧電流を流して相手にダメージを与える帯艦電撃機能も備わっている。
そして艦首ドリルおよびカッター自身も武器として使用可能。
元々は第二次世界大戦時に旧日本海軍が設計した万能戦艦であったが、建造される前に戦争は終結。
しかし南方の島に逃げ延びた神宮司大佐率いる「轟天建武隊」によって、極秘に建造が進められていた。
そして現代、海底のムウ帝国は地上に対して「かつて地上は全てムウ帝国の物だった」として返還(要は全面降伏)を要求すると共に
(海底のムウ帝国に迫れる唯一の戦力である)海底軍艦の即時建造中止も要求。
黙殺した地上(そもそも国連は「海底軍艦って何の事だ?」な状態だった)に対し攻撃を開始した。
轟天建武隊が未だ健在と知った日本政府は神宮寺の元上官を使者として神宮寺に対し轟天号によるムウ帝国撃退を要請。
あくまでも大日本帝国復活(対米戦争)に拘る神宮寺は拒否したのだったが、
元上官に養女として預けていた実の娘からの痛烈な批判が心に響いたのか、
東京を含む世界中が火の海となったからか、終にムウ帝国撃滅の為に出撃するのであった。
ムウ帝国の守護神である
マンダが絡み付くシーンは有名であり、轟天号とセットで印象に残っている人も多いだろう。
東宝映画に登場した兵器群の中でも人気が高く、『惑星大戦争』では宇宙防衛艦「轟天」として再登場(デザインはかなり違うが)。
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スペック |
- 全長:157m
- 全幅:31-53m
- 巡航速度:時速18万km
- 最高速度:光速の90%(秒速28万km)
- 航続距離:無限
- 装備:ダイアモンドファイバー製高速ドリル、メインレーザービーム砲、前部レーザー砲×6、艦橋レーザー砲×2
サイドレーザー砲×2、リボルバービーム×2、アクティブレーダーミサイル×34、多目標レーザー爆雷×57など
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宇宙人侵攻に備えて建造開始されるも、その兆候が途絶えたため一度は計画が凍結され、
しかし十年後に恒星ヨミ第三惑星人こと銀河帝国の侵略が開始されたため急遽完成させられた、
人類の切り札・国連宇宙軍の宇宙防衛艦「轟天」として、銀河帝国の前線基地がある金星へと出撃する。
しかし金星には銀河帝国が誇る宇宙戦艦「大魔艦」が待ち構えており、ついに二大宇宙戦艦が金星上空で激突するのであった。
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轟天に秘められた最大の秘密 |
轟天の艦長・設計者である滝川は、轟天建造の過程で惑星をも破壊可能な「エーテル破壊爆弾」の開発に成功していた。
これは理論上、銀河系をも破壊可能な技術であり、滝川が轟天建造を一度凍結したのもその威力を恐れたからだった。
しかし、銀河帝国はその存在を察知して侵攻を開始。地球防衛のために作られた轟天が敵を呼び寄せるという皮肉な結果を招いてしまった。
大魔艦の最終兵器・重力砲に敗れ大破着底した轟天。やむなく滝川は乗組員達の命を守るため、
自らが搭乗した艦首ドリルを艦から分離させ、内蔵したエーテル破壊爆弾によって金星ごと大魔艦を葬る事を決意するのだった……。
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『GODZILLA FINAL WARS』にも登場。過去に南極大陸で
ゴジラと相打ちと言う大戦果を挙げた場面がOPで描かれた。
本編で活躍するのはゴジラ戦で大破した旧・轟天号の後継艦として建造された新・轟天号。
『海底軍艦』準拠のデザインだった初代から大きく様変わりし、『惑星大戦争』版を現代風にアレンジしたデザインとなっている。
また轟天号の所属は宇宙防衛軍となっており、その意味でも『惑星大戦争』版に近いポジションである。
本編開始直後に怪獣マンダとの戦いで大破するも、それによるドック入り中だった事が幸いして、
世界中に配備されていた姉妹艦の中で唯一X星人の操る怪獣達からの攻撃を逃れる。
図らずも地球防衛軍唯一の戦力にして人類最後の希望となったが、ドック入りする切っ掛けがマンダ1体に苦戦した事から分かるように、
当然これ1機で世界中で暴れる怪獣軍団に対抗できるわけもなく依然として状況は絶望的であった。
そんな中、艦長のゴードン大佐は最初から「地球防衛軍唯一の兵器」である轟天号を当てにするのではなく、
「地球最強の兵器」であるゴジラに目を付けていたのだった。
なお前述の姉妹艦「エクレール」「火龍」「ランブリング」はいずれも新轟天よりも小型、スマートな曲線中心の銀色の機体で、
艦首には轟天の艦首鋼鉄ドリルにかわってそれぞれメーサー大鉄球、龍剣高電子砲、マグナムメーサーキャノンが搭載されている。
そのデザインから轟天の後発機だったと思われるが、
カマキラス、
アンギラス、
ラドンとの戦いで撃墜、大破してしまった。
『
超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』では地球製の超星艦「迎撃戦艦・轟天」として活躍した。
なお使用されたプロップは『GODZILLA FINAL WARS』の初代轟天号を『海底軍艦』版のデザインに改造したものだとか。
3Dアニメ映画『GODZILLA』 の前日譚を描いた小説『怪獣黙示録』『プロジェクト・メカゴジラ』には「轟天型潜水艦」として登場。
こちらの轟天は流石に空中戦艦ではないものの、後述の電光艇に準拠したオーバースペックな潜水艦として設定されており、
その主兵装も電光艇同様、無人戦闘機に例えられるほどの驚異的な機動性と追尾性をもった新型魚雷となっている。
一番艦「轟天」は2039年5月に進水、ジングウジ一佐の指揮のもとドーバー海峡にてマンダの駆除に成功するも、2046年にインド洋で消息を断ち、
二番艦「震天」は2046年の遠州灘で、三番艦「驚天」は2042年に北極海で、それぞれゴジラと交戦して撃破されている。
そして2048年6月、ゴジラもろとも全人類を滅ぼさんとするカルト集団「総攻撃派」による全世界核攻撃の危機に際し、突如「轟天」が帰還。
フォークランド諸島の敵本拠地へ陸戦隊と共に突撃し、総攻撃派を道連れに轟沈するも、ジングウジ一佐以下乗員は生還。
「轟天」は人類を滅ぼさんとする
真の黒幕に対抗するべく、あえて姿を隠していたのだ。
そして生き延びた彼らは
残された希望を守り抜くため、ゴジラに対する人類最後の作戦へと赴くのであった。
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パロディ |
そのインパクト溢れるデザイン故か、漫画やアニメ、ゲームでも度々パロディが作られている。
『究極超人あ~る』では、主人公のアンドロイド、R・田中一郎の愛用する、
自動車並の速度を出し、光画部員全員を乗せて走る等何かと蛮用されるが驚く程頑丈な自転車に「轟天号」の銘が付けられている他、
『岸和田博士の科学的愛情』にも艦首に食い倒れ人形の三角帽子がドリルに差し替わったような奇抜なデザインの頭部を持つ、
「脳天号」という潜水艦が登場している。
上述の『セイザーX』のTV本編では轟天号をオマージュしたと思しき戦艦「ドリルアングラー」が中盤のライバルとして登場している
(ライバルの死後は捕虜を経て主人公側の味方になった敵幹部が乗る事に)。
また、轟天号そのものが登場したわけではないが『 シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』中盤の艦隊戦シーンでは、
『惑星大戦争』のBGM「激突!轟天対大魔艦」が新規録音された上で使用されている。
空中戦艦同士の激戦という点以外全く関係無いので、恐らく庵野監督が趣味で選曲したと思われる
『 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では新造宇宙戦艦・ミレニアムの艦首に備え付けられたラム(衝角)の名前が「轟天」となっている。
こちらは流石にドリルではない。
だがこのミレニアムは戦艦でプガチョフ・コブラをするなどスタッフのトンデモ発想を詰め込んでいた。
あと、『エヴァ』も『ガンダム』も宇宙戦艦の艦長を三石琴乃女史が演じているのだが、果たして偶然なのだろうか……
ちなみに、後述の『新海底軍艦』のスタッフには……。
『 スーパーロボット大戦OG』シリーズには、「スペースノア級万能戦闘母艦」と言う宇宙戦艦が存在するのだが、
その参番艦「クロガネ」は、艦首のドリルに加えて上下にカッターが突き出しているなど、最早言い訳不可能なデザインをしている
(零番艦~弐番艦はドリルもカッターも無い。まぁ弐番艦は代わりに「トロニウムバスターキャノン(所謂 波動砲)」を積んでいるが)。
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ラ號
また、上記の『海底軍艦』を原作とし、OVAや漫画で展開された『新海底軍艦』には、
轟天号をリメイクした戦艦である「新海底軍艦 ラ號」が登場している。
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スペック |
- 全長:390m
- 全幅:67m
- 重量(基準排水量):21万8千t
- 水中速度:80ノット
- 動力:零式重力炉
- 装備:磁気シールド、四九センチ四連装主砲(プラズマ弾使用)、百式魚雷、艦首回転衝角など
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劇中では初代・2代目の二機が登場している。
初代ラ號は、1932年に奉天北方に現れた正体不明の巨大円柱の超技術をもとに、大和型四番艦を改設計して建造された日本軍の超兵器である。
大戦末期に出撃し、同じく巨大円柱の技術を用いて建造されたアメリカ海軍の戦艦・リバティーと交戦。
最後はリバティーに特攻し、刺し違えて沈没した。
しかしこの巨大円柱と超技術は、地底に住まう地空人が、地上人の存続を判定するための試練として地上に与えたものだった。
そしてその超技術を戦争に用いた事で、地空人は地上の殲滅を決定。
50年後、南極に再び巨大円柱を出現させ地上に侵攻を始めた地空人の前に、轟沈したはずのラ号が立ちはだかる。
これこそは初代ラ號の生き残りである初代ラ號副長・影山貢が中心となって再建造した新海底軍艦ラ號であった。
国連軍円柱調査団の隊員であった主人公・有坂剛は地空人の攻撃に巻き込まれ、二代目ラ號に救われる。
そして艦長を務める日向真鉄こそは、初代ラ號艦長・日向正史の息子であり、自身の父である事を知る……。
なおOVA版はラ號が地空人との決戦に赴いた所で未完となってしまい、その戦いの結末は不明。
戦いの決着を知りたい方は物語の最後までが描かれた
セガサターン用ゲーム『新海底軍艦 鋼鉄の孤独』か、
独自のストーリー展開によって各国のラ号級戦艦が激突するコミカライズ『新海底軍艦 巨鋼のドラゴンフォース』で確かめてもらいたい。
電光艇
『海底軍艦』の元ネタとなったのが押川春浪氏によって1900年に執筆された『海島冐險奇譚 海底軍艦』である。
この作中に登場する日本海軍の秘密兵器こそが、特殊潜航艇「電光艇」なのだ。
なお、電光艇自体に飛行能力は無いが、シリーズ続編にて空中戦艦も登場している。
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スペック |
- 全長:130フィート6インチ
- 全幅:22フィート7インチ
- 潜航深度:30~50フィート*1
- 平均速力:56ノット
- 最大速力:107ノット
- 装甲:新式合成装甲板
- 動力:12種類の薬品調合による化学反応
- 推進器:6翼2軸
- 武装:艦首回転衝角
魚形水雷(長さ:2フィート3インチ、直径:3インチ、速力:41ノット、射程距離:1400ヤード*1、発射速度:78本/分)
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電光艇は櫻木重雄海軍大佐が来るべきロシアとの決戦に備え、三十七名の部下と共に絶海の孤島で建造していた秘匿兵器である。
世界一周の旅をする柳川青年は、旧友の息子である日出男少年をつれて帰国の途につくも、
乗っていた汽船が謎の戦艦・海蛇丸(かいだまる)率いる正体不明の武装船団の襲撃を受けて沈没、無人島に漂着する。
しかしその無人島こそは櫻木大佐の秘密基地であり、電光艇は邪智暴虐なる海蛇丸を撃滅すべくインド洋へと出撃するのだった。
押川氏は続編においても数々の魅力的なガジェットを描き出しており、この小説が日本SF界の草分け的な傑作である事は言うまでも無いが、
何よりも特筆すべきは艦首回転衝角としてドリルを装備した史上初の兵器という点であろう。
同作は青空文庫にて無料公開されているので、興味のある人は是非読んでみて頂きたい。
『ゴジラ 怪獣大決戦』における轟天号
1994年にSFCで発売された格闘ゲーム『
ゴジラ 怪獣大決戦』にも登場。
難易度エキスパートで
スーパーメカゴジラを倒すと現れる隠しボスであり、同作品では最後に登場する
隠しキャラである。
第二次世界大戦時に設計された骨董品が、
Gフォースが23世紀の技術まで導入して造り上げたメカゴジラより立場が上というのは何か釈然としないものを感じるかもしれないが、
創作作品では
よくある事なので気にしたら負け。
というか、全国のちびっ子達は明らかに一隻だけ毛色が違うこいつに戸惑ったに違いない。
そもそも、当時ゴジラの映画作品に出た事無かったし、よほどのファンが開発者にいたのだろうか?
ゲームの仕様上、二次元的な移動しか出来ないが、艦の向きを水平方向と直角方向に変える事が出来る。
前者は艦首ドリルを主体とした格闘戦が可能。
後者はミサイルをばら撒く事が出来る他、
喰らい判定が極端に小さい上に高速で画面中を飛び回る事が可能。
更に斜め上四方向に電子砲による弾幕を展開できるため、反則的な性能を持つ。
倒すと対戦で使用可能になるが、使おうものなら友情が壊れるレベルの強さである。
特にジャンプが出来ない上にサイズも大きい
ビオランテは完全に的でしかない。
なお、怪獣ではないため相手のショックゲージを上げる「咆哮」動作が不可能。
ちなみに怒号ゲージのアイコンは轟天号にマンダが巻き付いているデザインとなっており、芸が細かい。
MUGENにおける轟天号
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鋼鉄隊†定春氏製作 |
こぜに氏の ジェット戦闘機シリーズの改変。
∞ロダで公開されていたが、2013年9月からカーベィ氏のサイトで代理公開されている。
2014年2月9日には 小ポトレが追加された。
『怪獣大決戦』を意識したスプライトの手描きキャラクターだが、仕様は別物である。
原作同様、ドリル攻撃や魚雷攻撃などが搭載されており、中々強いキャラに仕上がっている。
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zektard氏製作 新海底軍艦 ラ號 |
上記鋼鉄隊†定春氏製の スプライトを差し替えたもので、性能は鋼鉄隊†定春氏の轟天号と同一との事。
ロダの閉鎖により入手不可の状態が続いていたが、2013年9月に怪獣スレ3の347にて再公開された。
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スミス中尉氏製作 宇宙防衛艦 轟天 |
2021年3月公開。
ファミコン版『ゴジラ』のスプライトを基に製作されており、スプライトの関係でかなりの大きさを誇る。
技やエフェクトも見栄えのいいものに変更されているのが特徴。
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カーベィ氏製作 『怪獣大決戦』仕様 |
2023年5月13日に公開された、『怪獣大決戦』仕様の轟天号。
原作ゲームの仕様を忠実に再現したキャラであり空中を自在に動ける他、ちゃんと攻撃モードも搭載されている。
また、他の轟天号と違って相手の投げ技が当たるのが特徴。
前述した『怪獣大決戦』での強さもそのまま再現されており、豊富な飛び道具で戦うキャラとなっている。
一方で原作で相手に組まれた状態にのみ発動可能だったカウンター技はMUGENの仕様上未搭載となっている模様。
AIもデフォルトで搭載されている。
なお、この轟天号のMUGEN入りにより、『怪獣大決戦』の仕様を再現したキャラが全員揃う事となった。
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「では、ムウ帝国の心臓を攻撃してご覧に入れよう!」
出場大会
【ラ號】
出演ストーリー
*1
メートル法に直すと潜航深度が9から15m、魚雷の射程距離が1.2kmほどで速力などに比べてえらい低性能に思えるが、
これは執筆された19世紀末期の潜水技術や魚雷の性能が非常に低かったため。
潜水技術に関しては本編でも「最も精巧なる潜水機(潜水艦ではなくワイヤーで釣って降ろす奴を指している)でも水深50mが限度」とあり、
さらに言うと電光艇は軍艦であって調査用などではないので、
潜水能力はあくまで身を隠して攻撃から身を守れれば十分(当時はソナーや対潜爆雷などは無く、電光艇自身も目視操縦)であり、
「14フィート(=約4mちょい)ほど潜れば敵砲弾は無力」と本編で説明されている。
魚雷も当時の主流は圧縮空気の膨張を使うだけだったため、化学変化による動力に比べるととても非力で数百mから良くて1㎞ほどの射程が常識だった。
最終更新:2024年09月05日 15:21