南師猩


「ゼタ遅え!」

スクウェア・エニックスより発売されたニンテンドーDS用RPG『すばらしきこのせかい』に登場するキャラクター。
読み方は「みなみもと しょう」。ゲーム中では「ミナミモト」と表記される。
担当声優は藤本隆行氏。

原作『すばらしきこのせかい』について

雑踏賑わうシブヤの街を舞台として、死んで記憶を失った主人公ネクが、
生き返るために、死神から提示された七日間のゲームをパートナーと共にクリアする、というストーリー。

原作でのキャラクター

死神と呼ばれる「死神のゲーム」を仕切る存在の1人。
南師は死神の幹部であり、物語の中盤で死神のゲームの2人目のゲームマスターとして主人公の前に現れる。
戦略や行動力に関しては高い能力を持つが、協調性が0で単独行動を好む芸術肌な性格。
巨大なオブジェ(見た目はガラクタ)やアート(見た目はラクガキ)を作成する趣味がある。
「世界は数字でできている」と豪語する数学マニアで、彼の出すミッションや言動には数学要素が多分に含まれている。
非常に野心家であり、死神のゲームを利用する事で遥か上位の存在へと昇華する事を目論む。
「堕天使」と呼ばれる死神よりも上位の存在と通じ、本来死神では扱えない技術を操り自らのゲームを引っ掻き回す。

そして彼の最大の特徴は異様な台詞回しにある。
会話イベント時には「ゼタ遅せぇ!」「フジサンロクニオウムナクってね」「このヘクトパスカルが!」、
戦闘時には「虚数にしてやる!」「サインコサインタンジェントォ!」などといった数学用語を取り入れた台詞やセンスがプレイヤーに好評で、
『すばらしきこのせかい』でも1・2を争う人気キャラとなった。
ファンからの愛称は「ゼタ様」「ゼットン」。
ちなみにゼタとは10の21乗倍を表す接頭辞。よく耳にするギガとかテラとかよりもずっと大きいものである。

主人公の死に際に関係している重要なキャラでもあり、ストーリー節目のボスとして2度戦い、攻守共に高い実力を持つ。
なお『すばらしきこのせかい』ではキャラクターの名前一つ一つに暗喩や共通項を持たせており、
その中で死神に関しては「死神の名前には十二支が含まれている」「さらにボス4人には東西南北がそれぞれ含まれる
という裏設定がある。
ミナミモトの名前には「南」「亥(猩の獣編と師を合わせて獅、獅子⇒しし⇒猪⇒亥)」が含まれている。


MUGENにおける南師猩

カードガンナーの製作者であるケリー氏が原作のドットを使用して製作した物が存在する。
特徴としては全体的にフワフワとした挙動で歩くほか、ジャンプから「ショットモード」に派生し空中を飛び回る事もできる。
原作どおり敵キャラであるノイズを召喚して攻撃したり、ワープで移動したりする。
またBBBのエンハンスに似た「チューニング」という動作を持っている。
チューニングするごとに携帯電話の電波アンテナ状のゲージが減少し、電波状態が悪くなるほど技の威力が強化される。
また電波状態が最悪になると、ミナミモトのノイズ形態である「レオカンタス」に変身できる。
他にも体力3割以下のとき、即死技が使用可能になる。
ちなみに、体力、攻撃力、防御力、最大ゲージを並べると「314159265358」と円周率になっている。
何気に謎ジャムにも対応済み。


「素数かよ…!」

出場大会



最終更新:2021年09月06日 18:30
添付ファイル