ピロロロロロロ…ゼットーン…
    
    
        | + | 担当声優 | 
浦野光
鳴き声(逆再生して加工)
二又一成
『ウルトラマングラフィティ』
小林通孝
『ウルトラマングラフィティ』(第5話)
堀川りょう
『超闘士激伝』
喜多丘千陽
『はいたい七葉』(擬人化) 
 
    
    
        | + | 鳴き声&SE集 | 
		| 初代 
 | 二代目 
 |  		| パワードゼットン 
 | 天体制圧用最終兵器ゼットン 
 |  |  | 
『ウルトラマン』の最終話「さらばウルトラマン」に登場した
怪獣。別名「宇宙恐竜」。
身長60m、体重3万t。恐竜というよりカミキリムシっぽい姿だが、宇宙昆虫ではない
*1。
ゼットン星人の操る怪獣で、武器は発光体から撃ち出す
1兆度の火球など。
バリアやテレポートで敵の攻撃を完全に防ぎ、相手の光線を吸収し増幅して跳ね返す技が得意。
黒をベースとし、白いカラーリングの体色は銀をベースとし、
赤いカラーリングの
ウルトラマンとは対になるイメージである(
メフィラス星人も同じ)。
分類上の設定は「怪獣」だが、デザインを担当した成田亨氏は宇宙人のつもりだったという。
また、名前は「
最後の怪獣」という意味を込めて、アルファベットの最後の文字である
「Z」と、
ひらがな五十音最後の文字である
「ん」を組み合わせたもの。
円谷らしい緻密でハイセンスなキャラデザイン技術の集大成と言えよう。
本編放映後の
「摂氏1兆度の火の玉を吐く」という後付け設定を持ち、
時にはツッコミの対象となる『ウルトラシリーズ』の極端すぎる設定群の中でも指折りのネタの持ち主。
この設定にツッコミをいれた『
空想科学読本』がベストセラーになったおかげで、
『ウルトラシリーズ』直撃世代の特撮ファン以外にも
「1兆度=ゼットン」を連想させるほどに有名なネタである。
なお、この設定は後に『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』で正式に公式設定化した。
    
    
        | + | 科学的に考証する一兆度 | 
 
摂氏1兆度=1,000,000,000,000℃。
 
一昔前の科学の世界では、この宇宙に1兆度の温度が存在したのは、
ビッグバンから数ミリ秒(1秒の1000分の1)後の瞬間しか有り得ない とか、
 
そもそも1兆度にまで到達すると火=「燃焼」という化学現象とは呼べない とか言われていたが、
 
現代の科学界では、2000年に欧州合同原子核研究機関(CERN)が約1兆5000億℃ を、
 
2010年には再びCERNが推定数百兆℃ の到達に成功。
 
と言ってもこれらは実験室という環境の中、かつ原子 レベルの極小の世界でホンの一瞬だけ作り出した現象に過ぎず、
 
ゼットンのように数mもの1兆度の物体を、数十m飛ぶほどの時間剥き出しで保たせるのはやはり無理難題であるし、
 
本当にやろうものなら地球及び太陽系は確実に滅び、1兆度の物体が放つ激烈なガンマ線 にて、
 
半径402光年以内の全生物(ゼットン自身含む )が確実に死滅する。*2 。
 
全盛期のジャイアント馬場 1人分の強さを表す単位「ジャバ」に換算すると108兆×1兆×1兆ジャバ とされる。
 目一杯暴れる馬場さん108兆×1兆×1兆人なんて絵描けるワケねーだろ!! 
		| そりゃウルトラマンも負けるわ… 
 | まさかの逆輸入 
 |  
 
 
ちなみに「その1兆度の火球で作中やったことは窓ガラスを数枚割っただけ」と言われることがあるが、
これは両目の穴から放たれる「ゼットン光弾」もしくは「ゼットン火の玉」と呼ばれる別の技。
 1兆度のほうは顔の黄色い部分から放たれ、回転しながらキャッチリングを放つウルトラマンの足元に数発撃ち込み、
 大量の赤い煙を発生させキャッチリングを破った。
 | 
こうした設定上の強さが示す通り、それまで苦戦や引き分けはあったものの、
無敵というイメージだったウルトラマンの命を奪った初の怪獣で、当時の子供達に大きな衝撃を与えた。
実際の設定や描写ではもっと強そうな怪獣はウルトラシリーズに限っても幾らでも存在するが、
「最強のウルトラ怪獣は?」と訊くと未だにゼットンの名前が大多数を占める辺り、ゼットンの存在が非常に特別視されていることが窺える。
2022年にNHKで開催された「全ウルトラマン大投票」におけるウルトラ怪獣部門においても見事1位に輝いた。
    
    
        | + | 原作における経歴など | 
 
前述のように、唯一ウルトラマンの命を奪った怪獣であることは有名。
 
しかしその後無重力弾をぶつけられて一瞬で木っ端微塵になった のはあまり知られていない。
 
これはゼットンが弱かったのではなく、ゼットン星人によって対ウルトラマン特化の調整をされていたため、
 
想定外だった科学特捜隊の、それもデータに無い新兵器に対しては耐性が無かったから、という説が存在する。
 
実際に等身大のバルタン星人の大群やゴモラの尻尾と角などを粉砕した 、
 
マルス133が全く歯が立たない防御力を持っていたため信憑性は高い。
 
まあ、開発者の岩本博士は、それに先立ってゴジラ も倒しているから無理もない*3 。・・・・すごい漢だ。 
また、脚本の初期段階では某隊長 に倒される予定だった。
 
なおウルトラマンを演じていた古谷敏氏は、「あんな弱そうなやつ に負けるなんて」と、当時心底悔しかったことを自伝にて告白している。
 
他シリーズで登場した際にもデータに入っていないイレギュラーの存在によって逆転、敗北するパターンが多い。
それでもウルトラマンを倒した怪獣ということで、以降のシリーズでもラスボス格の強力な敵として登場することも多い。
 
 
    
    
        | + | バット星人及び彼らが育てた2代目ゼットン、ハイパーゼットンについて | 
『帰ってきたウルトラマン 』の最終話ではバット星人 のお供として登場。
 
スーツの出来が悪く、全体的に太っている上に角がブラブラする様は見苦しいが、可愛いという声もある。
その上あっさりやられてしまったため
 
(一応、空中に放り投げてテレポートとバリアを封じてからスペシウム光線を撃つ「ウルトラハリケーン」という対ゼットン用の技に敗れたが)、
 
「姿を似せただけで別の怪獣だったのではないか」とまで言われたことも。
 
パワーだけなら初代より上だが、パワーの上げすぎで能力バランスが崩れ、逆に弱体化してしまった という後付け設定もある。
 
更に小説『ザ・ウルトラマンメビウス』では、バット星人は宇宙一のゼットン養殖の名人で、
 
養殖だけなら得意だが一品物を育てることはできないという設定まで付け加えられた。バット星人涙目。
 
また『ウルトラマン列伝』で「ウルトラマンが勝てなかったゼットンに、ジャックやメビウスなどは何故勝てたのか?」というゼロの問いに、
 
ゾフィーは「共に戦う仲間がいたから」という旨の回答を述べている(実際、科学特捜隊はウルトラマンが倒されるまでは援護できていない)。
 
なお、スーツの悪さから初代が経年劣化 したものと思われがちだが、ちゃんと新造された スーツである。
 
番組が終盤で予算が無くなってしまったのと、次の『ウルトラマンA 』の製作が押していたことが原因とされている。
 
ちなみにこの2代目、GBAの『対決!ウルトラヒーロー』に初代を差し置いて何故か登場している。
 
バット星人も、実に愉快な感じの面構えでラスボスとしての貫禄は皆無だったりする。あっさり死ぬし。
しかし、2012年の映画『ウルトラマンサーガ』にて大きくデザインの変化したバット星人が再登場。
 彼はとある次元の地球を自らの実験場にして、僅かな人間を残してあらゆる命を消し去ってしまう。
 そして様々な次元などから怪獣を呼び寄せては、
 人間が怪獣に抱いた恐怖や絶望をハイパーゼットンの餌として育成していた。
 
 
 
このハイパーゼットンは初めゲル状の繭に包まれた「コクーン」、
 
それから生まれた「ギガント(上記画像左)」を経て最終形態の「イマーゴ(上記画像右)」へと変貌する。
 
詳細は個別項目 参照。
 |  
 
    
    
        | + | 平成期のゼットン達 | 
『ウルトラマンパワード』登場時は背中に巨大な翼があり、仏像のように手を合わせているのが特徴。
 
この時はパワードバルタン星人 に操られていた。
 
尖兵として先に送り込まれていたパワードドラコ からデータを送られていたためパワードの攻撃全てを無効化するが、
 
光線吸収板が背面にないため、背後からの攻撃には対応できないという弱点があり、
 
壁に反射させたメガ・スペウシム光線を振り向かせて受け止めさせ、
 
その隙に無防備な背中にメガスペシウム光線を撃つというパワードの作戦の前に倒された。
 
ただし、同時にパワードも力を使い果たして倒れてしまったため、結果的にはほぼ相討ち。
 
パワード撃破という役目も完遂していると言える。
 
『ウルトラマンマックス 』では、対マックス用にゼットン星人が送り込んで来た刺客として登場。
 
初代同様の圧倒的なパワーと鉄壁のゼットンシャッターでマックスを追い詰め、救援に来たウルトラマンゼノンも軽く蹴散らすが、
 
ゼノンが呼んだマックスギャラクシーを 横取り使ったマックスのギャラクシーカノンによって、
 
ゼットンシャッターごと撃ち抜かれ敗北。
 
ちなみにこの回、防衛隊の上役のトミオカ長官がゼットンに対して妙に怯えており、
 
ゼットン撃破後には「ゼットン…口にするのも忌々しい!」とまで吐き捨てていた。
 
これはトミオカ長官を演じる黒部進氏が、かつてゼットンに倒された初代ウルトラマン=ハヤタ隊員を演じていたことによる。
 
『ウルトラマンメビウス 』ではマケット怪獣の候補となるが、
 
仮想空間中での試験中に暴走し、マケットグドン、マケットメビウスを次々と瞬殺、
 
本物のメビウスがわざわざ仮想空間内に入り戦う羽目になる。
 
テレポートで翻弄するという初代と同じ戦法で本物のメビウスも追い詰めるが、
 
仲間達の応援とマケット怪獣のミクラス、ウインダムの援護を受けたメビウスのライトニングカウンター・ゼロ
 
(零距離でパンチと共に光線を撃ち込む技で、ゼットンのバリアにも光線反射能力にも無効化されない)に倒れた。
 スペシウム超光波! スペシウム超光波じゃないか!!
 
『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』では久々にラスボスとして登場。
 
主人公レイの姉であるケイトがレイを鍛え上げるために召喚する。
 
その戦いぶりはこれまでに比べ非常にアグレッシブで、
 
主役怪獣であるゴモラ ・リトラ・エレキング との3対1の状況で圧倒するなど、歴代最強クラスの実力と評されることが多い。
 
キングジョーブラックとも互角に戦ったが、ゴモラが覚醒した姿であるEXゴモラには手も足も出ず、キングジョーブラック共々倒された。
 
続編の『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル Never Ending Odyssey』では、
ナックル星人が操る怪獣ガルベロスの作り出した幻影として登場。幻影なので何度倒されても蘇る。
 この時のゼットンは幻影だからか異様なほど動きが凄く、何とバック転やフランケンシュタイナーまで使用した。
 これは伝説と言う人も存在するほど。
 人型に近い方とはいえ、あんな動き辛そうなスーツでそれをやったアクターさんが凄すぎる。
 
 
『大怪獣バトル ウルトラ銀河大戦 THE MOVIE』にも怪獣軍団の1体として初代ゼットンが登場したが、
ウルトラマンゼロ に粉砕されている。その後、怪獣の集合体であるベリュドラの喉部分に組み込まれた。
 
『ウルトラマンX』でも登場。
 
冒頭からウルトラマンエックス のサイバーアーマーが通用しない圧倒的な力を見せ付けるが、
 
何故かとどめをささずテレポートで消えてしまう。
実はゼットン自体が今回の黒幕が用意した布石であり、ゼットンの対抗策として開発させ、
黒幕が手を加えた「サイバーゼットンアーマー」をエックスに装着させ、彼を操ってウルトラマンマックスに復讐するのが黒幕の狙いだった。
 黒幕は狙い通りエックスを操り、黒幕を追ってきたマックスをゼットン、操ったエックスと共に3対1でピンチに陥いらせる。
 しかしエックスの変身者である大空大地がゼットンアーマーのプログラムを正常化して形勢逆転。
 ゼットンアーマー自体はバリアや火球、テレポートを応用した高速移動など、
 ゼットンの力を再現した高性能なアーマーであり、至近距離でゼットンと互角の戦いを繰り広げた。
 最後はエックスがゼットンアーマーの状態でバリアを張ったまま高速回転し突撃する「ゼットントルネード」でバリアを破られ、
 そこから続けてザナディウム光線を受け、スパークドールズ化された。
 マックスの客演回だったためか、今回のゼットン及びゼットンアーマーのバリアは初代のものではなく、
 『マックス』のゼットンシャッターに似た形状になっていた。
 
 
『ウルトラマンオーブ 』では1話冒頭の過去回想として魔王獣マガゼットン が登場。
 
オーブオリジンを苦戦させるが、最後はオーブスプリームカリバーで倒される。
 
だが、当時のオーブはスプリームカリバーを制御できず、周囲に甚大な被害を与えてしまった上、
 
戦いを見守っていた少女ナターシャを巻き添えにしてしまう…。
 
と、回想で倒されるという悲しい扱いでありながら、物語のキーでもあるという重要なポジションを与えられた。
 
詳細は個別項目参照。
 
その後は原種のゼットンがジャグラス ジャグラー によってパンドン と合体し、ゼッパンドンとして登場している。
 
『ウルトラマンジード 』ではあのキングジョー と融合した「ペダニウムゼットン」として登場。
 
「ペダニウム合金製の鎧で武装したゼットン」とも言うべき強敵で、一度はジードを敗北に追い込むものの、
 
ある人物から想いを託されたことで再起したジードのマグニフィセントフォームに敗れ去った。
 |  
 
    
    
        | + | EXゼットン | 
ゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場した強化形態。
元のゼットンを遥かに凌駕した「100トリリオンメテオ」(100兆度の火球)や、
 背中からの炎を使った強烈な攻撃「ゼットンバックファイア」が必殺技。
 その他にも空中を浮遊して移動したり、残像が残るほど速いスピードで打撃攻撃したり、
 自分の周囲からホーミング機能付きの一兆度の火球を多数同時発射したり背中から炎をバーニアの様に噴出、
 高速飛行して敵に体当たり+通った場所を焼野原にしたりと幾らなんでも進化しすぎなくらい強くなっている。
 
ゲーム登場後には着ぐるみも作られ、アトラクションショーなどで活躍。
 
そして2009年のOV『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』にて映像作品にも初登場した。
 
炎の谷に封印された伝説のアイテム「ギガバトルナイザー」を守る門番 としての登場で、
 
ギガバトルナイザーを求めてきたウルトラマンメビウスと謎の剣士メカザムに襲い掛かった。
 
作中では設定上のスペックとは裏腹に、ゼットンに毛が生えた程度でしかなく、
 
ギガバトルナイザーの封印を解いたことでメビウス達の力を制限していたフィールドが破壊された後、
 
メビウスの光線でトリリオンメテオを相殺され、メビウスとメカザムの連携攻撃の前に敗れ去った。
 
上記の様に書くと弱い印象も受けるが、『メビウス』本編より何千年も経ち、更に力を付けたメビウスと、
メビウスと同クラスの実力を持つメカザムを纏めて相手にして圧倒していた辺り、やはりそれなりには強い。
 とはいえ、それもメビウス達が戦いの場となった炎の谷で、光線や飛行能力などを封じられるなどの制限を課せられた状態での話ではあるが。
 ちなみにトリリオンメテオの打ち方がゲームとは違い、自分の周囲ではなく通常のゼットンと同じように顔面から発射している。
 
 
漫画版『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では主人公の第2覚醒をしたレッドキング を一撃で蹴散らし、
 
それどころか初代ウルトラマンでさえ圧倒し倒してしまうほど強い。
 
ただし、ヒッポリト星人 のタールでブロンズ像にされた時は単体ではどうしようもなかったようで、
 
レイブラッド星人が憑依することで脱出した。
 
アーケードゲーム版のストーリーモードでは突然バトルナイザーから飛び出し、
ガタノゾーア を倒したグリッターティガ に襲いかかり、不意打ちではあるが体当たりと火球で倒していずこへと消えた*4 
(上述の漫画版の方も、アーケードのストーリーモードを基にしているため同じように撃破している)。
 
そして最終話で再登場、レイブラッド星人が憑依して戦う。
 
このEXゼットンは上記のケイトが操っていたゼットンであり、
 
レイブラッド星人がEXゴモラに敗北したゼットンの遺伝子をカネゴン のバトルナイザーに入れ、
 
レイオニクスバトルのエネルギーを吸収させて進化させたものである。
 
最後は主人公達に追い詰められ、残った全パワーを込めた一兆度の火球で宇宙そのものを消し飛ばそうとしたが、
 
レイモンと共に現れた精神態のケイトに呼びかけられて正気を取り戻し、元のゼットンに戻りながらケイトの元に戻った。
 
そしてレイブラッドはその影響で融合を保てなくなり消滅、再び宇宙を支配する野望も潰えた。
 
なお、フルパワーの一兆度の火球で宇宙を消し飛ばそうとしたが、そんなもの普通に打つだけでもよくね?とかは言わないように。
 |  
 
    
    
        | + | 『シン・ウルトラマン』における“天体制圧用最終兵器” | 
 
 
「私は執行者として“天体制圧用最終兵器”を伴って来た」
 
 
「───“ゼットン”なのか?」
 
 
「そうだ。今より自立プログラムに切り替える。システムが整い次第、人類は恒星系ごと滅却される」
 
 
2022年公開の劇場作品『シン・ウルトラマン』では光の星 の裁定者ゾーフィ が操る天体制圧用最終兵器 として登場。
 
本作のラスボスかつ、シリーズでも稀なウルトラ戦士側の戦力 として登場した。
 
武器は初代ゼットン同様の1テラケルビン=1兆度の超高熱球とバリアで、熱球の威力は『空想科学読本』で提示された通り、
 
放たれると地球がその星系ごと蒸発し、数光年先まで影響を及ぼすと断言された程。
 
デザイン的にはそれまでのゼットンを思わせる意匠こそ残されているものの、
兵器 という側面を強調するためかより非生物的な、超巨大な宇宙ステーションや要塞、人工衛星を思わせる外見をしている。
 
超高熱球の他にも自衛・迎撃用の砲台が全身に分散配置されており、その戦闘力は正しく最終兵器に相応しい。
 
この巨大さや時間をかけて建造される描写、最終兵器としての威容は小説『怪獣絵物語ウルトラマン』や漫画『THE FIRST』でも見られたもので、
 
こうした過去作のゼットンを踏襲した結果、これまでにない強大な存在のゼットンとして、ウルトラマン達の前に立ちはだかることになる。
 
また、劇中では人間大のゾーフィが持ち運べるサイズの幾何学的な円盤やカプセルのような形状をした小型の形態を見せるなど、
 
同じく「ウルトラ戦士に味方する怪獣」であるカプセル怪獣 や怪獣ボール のような要素も加えられている。
 
本作の光の星の裁定者はM78ワールドの光の国とは大きく異なり、宇宙全体の平和と秩序のために非情な判断を下すことも辞さない、
 
良くも悪くも合理的な組織である。
 
ゼットンの投入は、ベーターボックスに非常に親和性の高い地球人類が光の星の戦士と同等の力を持った生物兵器に転用可能ということが、
外星人メフィラス によってマルチバース全域に広まってしまったため、その争奪戦を防止すべく行われている。
 
光の星にとって地球の知的生命体は、M78ワールドで例えるなら意志あるデビルスプリンターのような危険因子の原始生命体という認識であり、
 
ベーターボックスの技術は宇宙の先進文明で既に普及している以上、地球人の方を根絶せざるを得ない状況だったのである。
 
「謎の宇宙人ゾーフィがゼットンを操っていた」という児童誌の誤植が、よりにもよって公式の映画で実現したことはファンに大きな衝撃を与えた。
 
ウルトラマンは自分一人ではとても太刀打ちできない事を理解した上でゼットンに立ち向かい、一度は敗れるものの、
禍特対の仲間達を信じて託したデータから、ついにゼットンの攻略方法を見つけ出すことに成功。
 それは変身中にさらにベーターカプセルを再点火し、巨大な本体を収納している異空間「プランクブレーン」への裂け目を生成、
 裂け目が展開している僅かな時間に思い切りゼットンを殴り飛ばしてプランクブレーンに叩き込むという決死の作戦であった。
 かくしてウルトラマンは仲間達の期待を背負い、再びゼットンに向けて飛び立って行く。
 
 
かつて初代ウルトラマンがゼットンに敗れた事を無念に思う古谷敏氏を始めとする、
TVの前の人々の思いさえも背負ったウルトラマン対ゼットンの最終決戦の行方は──……。
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        | + | 実写作品以外におけるゼットン | 
金城哲夫氏が手掛けた『怪獣絵物語ウルトラマン』でも当然ながら最終決戦の相手として登場する。
 
本作ではメフィラス星人 が招集し開催された侵略者達による「ウルトラマン対策会議」において参加しながらも、
 
誰からも顧みられることのない小さな謎の宇宙人によって投入される切り札という扱いになっている。
 
この謎の宇宙人は会議の度に「早く育て、ゼットン」と呟き、ウルトラマンに挑戦しては敗北する他の参加者を嘲笑。
 
そしてことごとく作戦が失敗して打ち拉がれるメフィラス星人に対してゼットンを誇示し、ついに満を持しての投入となる。
 
その後の流れはほぼ原作通りだが、ゼットン星人以外によって投入されたゼットンという意味では独自の存在と言える
 
(当時はまだゼットン星人の設定が決まっていなかったためと思われる)。
 
 
    
    
        | + | 漫画作品におけるゼットン | 
漫画でも強敵怪獣として度々登場している。
居村眞二氏のウルトラシリーズ漫画版では、ゼットン三世やキングゼットンなどの様々なゼットンが登場。
 ゼットン三世は2代目ゼットンを倒した帰マンを倒し、ゼットン一族の名を宇宙に轟かせようとした
 誇り高い戦士であり、正々堂々とした戦い方と、敗北時には潔く自ら死を選んだことなどから人気が高い。
 キングゼットンはゲーム世界の中で倒されたゼットンをサイボーグに改造し数倍に強化した強敵で、ウルトラセブンと戦った。
 
 
また、『ウルトラマン超闘士激伝』でも「ゼ~ットットト」と独特の笑い方をするゼットンと、
その強化・暴走形態であるハイパーゼットンが登場している。
 銀河最強武闘会の決勝戦、ウルトラマンに敗れそうになってハイパーカプセルのエネルギーを吸収、
 巨大化して暴走し、ウルトラマンを痛め付ける。
 それに対して科学特捜隊が上記の無重力弾を使うが、原作同様の爆発の中から現れたのは、
 そのエネルギーを吸収して完全な状態になったハイパーゼットンだった。
 
 
ハイパーゼットンはウルトラ戦士達を蹴散らし、M87光線をも吸収する強敵だったが、
主人公である闘士ウルトラマンに吸収し切れないほどのエネルギーを至近距離から体内に流し込まれ敗北した。
 その後は改心して心身を鍛え直し、鎧や武器で武装した闘士ゼットンが登場している。
 インフレが激しい作品なので最強クラスとはいかないものの、相変わらず他の怪獣達とは一線を画した実力を見せ付けている。
 また、復刊ドットコムから刊行された単行本の2巻に、作画担当の栗原仁先生によるEXゼットンも描き下ろされている。
 
 
『ウルトラマンSTORY 0』では複数登場。
 
プラズマ太陽の光を浴びて、クワガタらしき生物が突然変異した野生の怪獣。
 
星人の手が加えられていない分戦闘力は劣るのか、ゾフィー に瞬殺された。
 
その後、ウルトラマンの数倍の体躯を誇る超巨大ゼットンも出現し
 
ゾフィーを敗北寸前まで追い詰めるが、星の住民達の声によって再び立ち上がった彼に倒された。
 
この時にゾフィーが編み出し超巨大ゼットンを一撃で消滅させた技が、あの「M87光線」である。
 
『ウルトラマン THE FIRST』においても、バルタン星人 の切り札として登場。
 
こちらは怪獣墓場の怪獣を組み合わせて作り出された怪獣であり、かなりの巨体を誇る。
 
バルタン星人は原作同様の第二話で敗北して以降ウルトラマン撃破のために暗躍を続けており、
 
本作では唯一明確な「侵略宇宙人」として怪獣墓場を確保、ブルトン を建造してその守りを固め、
 
不用意に近付いたジャミラ 、そして調査及び救助のために接近したハヤタ隊員=ウルトラマンを捕獲した上で、
 
満を持してウルトラマン不在の地球を侵略すべく投入された最終兵器がゼットンである。
 
そのあまりの巨体と破壊力を前にして科特隊も為す術もなく蹂躙されるばかりであったが、
 
フジ隊員の死を前にして怒りに燃えるハヤタ隊員=ウルトラマンが地球に帰還を果たし、最終決戦が開幕する。
 
最終的には原作同様無重力弾で倒されるが、そこまでの流れも原作と比べると大分ドラマチックな展開で描かれており、
 
ウルトラマンがゼットンの攻撃を身を挺して防ぐことで、科特隊が無重力弾を発射する隙を作リ出し、勝利を掴み取った。
 
『マン』最終回放映前の週刊少年マガジンでは、初期脚本からの変更などで混乱した結果か、
「宇宙からゾーフィにあやつられて地球へやってきた」 と解説されていた。
 
また『ウルトラマンタロウ 』期の児童誌には「テンペラー星人 の飼っている牛」説が掲載された。
 |  
 
    
    
        | + | 『ウルトラ怪獣擬人化計画』におけるゼットン | 
『ウルトラ怪獣擬人化計画』でも当然擬人化されている。
 
アニメ『怪獣娘』では格闘大会「大怪獣ファイト」で何度も優勝を果たしている最強の怪獣娘で、
 
無口で他人との交流を避けている上、変身前の姿及び本名などの素性も明かされていない謎の少女。
 
しかし、中々怪獣娘として覚醒することができず悩んでいた宮下アキ (アギラ)にアドバイスを送ったり、
 
シャドウ(本作オリジナルの敵)との最終決戦ではアキの成長を見守りつつ援護するなど、頼れる先輩としての一面も描かれている。
 
更なる詳細は個別項目 を参照されたし。
 
別企画の漫画作品の1つ『feat.POP Comic code』では、POP氏によるデザインで登場。
 
原案者のPOP氏曰く物語の中心となるキャラらしく、この世界観において初めて擬人化した少女という重要な設定を持っている。
 
擬人化元と同様に作中最強レベルの強さを誇るほか、 「怪獣墓場学園」の校長 に恋愛感情を持っており、忠誠心もかなり強い。
 
このデザインが「ウルトラ怪獣 擬人化計画 feat.POP 宇宙恐竜 ゼットン nonスケール」としてフィギュア化された際には、
 
同じくPOP氏がデザイナーを務めるブラウザゲーム『リング☆ドリーム女子プロレス大戦』内に、
 
リングネーム「ゼットン」(本名:成田光)の女子レスラーを登場させるシリアルコードが付属した。
 
最初は特にゼットンに詳しくはなかったが、人気キャラのコラボという大役のためオフィスで熱心にピポピポ音を練習したり、
 
最終的には一兆度の火球が出せないことに違和感を覚える ようになる。
 
なおプロレスをするには ポロリ必至危険なデザインのためか、成田のコスチュームは露出度が抑えられている。
 
なお、後述するようにゼットンが擬人化されて登場しているMUGEN動画が存在するものの、
『ウルトラ怪獣擬人化計画』が世に出る前のものであり、上記の擬人化されたキャラとの関係は無い。
 |  
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ゲームにおけるゼットン
アーケード及びSFC版では最終ステージのボスとして登場。
パンチ、キック攻撃はワープによって高確率で避けられ、
3WAYの火球で
弾幕を張り、跳ね返されてもワープで回避。
光線技は距離がある状態で撃つと100%バリアで跳ね返され、挙句に接近戦でも全く隙が無いなど、この頃から凶悪的な強さを見せ付けていた。
 
1996年にアーケードで出たシューティングゲーム『ウルトラ警備隊』でも
ラスボスとして登場。
同作は昭和ウルトラに登場した7つの防衛組織(
全滅した所も含む)の戦闘機が自機、ウルトラ兄弟と
父はボムという扱い。
それぞれの作品の怪獣が1匹ずつステージボスとして登場し、『マン』のステージのボスはバルタン星人が受け持っているが、
全7ステージを越えると最後の最後にゼットンが出現。正に昭和ウルトラ最強最大の存在として優遇されていた。
プレイヤーが防衛組織の戦闘機を操り人間として怪獣に立ち向かうゲームの最後の戦いにおいて、
かつて人間の手で撃破したゼットンは最も相応しい相手と言えるだろう。
そしてエンディングでは、ウルトラ兄弟と共に宇宙を飛んで凱旋する防衛組織の戦闘機達という夢の光景が見られる。
なお、共闘する防衛組織が無いゾフィーはこの大団円に入れてもらえなかった
PS2版においてもウルトラマンモードの最終ボスとして登場。
格闘能力も高い上にテレポートで縦横無尽に移動し、さらに光線技は即座にバリアーで防御、
スペシウム光線を使用すると強制敗北(科特隊の無重力弾発射イベントに移行)という、原作愛に溢れた圧倒的な強さを誇る。
主な攻略法としては接近して投げ飛ばし、マウントを取って殴り付けるというウルトラマンの得意戦法を取るか、
バリアーが展開から一定時間で解除されるため、遠距離から八つ裂き光輪を投射して時間差で命中させるなどがある。
原作通り無重力弾イベントを起こしてもクリア扱いとはなるが、勝利すると隠し要素「帰ってきたウルトラマンモード」が解禁される。
MUGENにおけるゼットン
現在は複数がMUGENに存在し、中でも這い寄る混沌氏によるSFC版初代ゼットンが有名。
1番最初にMUGEN入りしたゼットンで、後述するように狂クラスの性能を持ち、
その凄まじい強さにより特撮に詳しくない人にさえ恐れられている。
元々ゼットンというと初代をイメージする人が多かったこともあり、
普通はMUGENでゼットンと言うと、この這い寄る混沌氏製のものを指すことが多い。
他にも現在はmuu氏製作の2代目ゼットンや、特異点氏製作のEXゼットンが存在。
後者はカラー設定とオプション次第で普通の大会に出せる強さから、
狂最上位までの幅広い強さに調整できることもあってか、着々と出番を増やしている。
ハイパーゼットンや
マガゼットンについては個別記事を参照。
    
    
        | + | 這い寄る混沌氏製作 SFC版(初代ゼットン) | 
2008年11月1日公開開始。現在はムゲぎこ氏によって代理公開されている。
 
MUGENでは一瞬で木っ端微塵にされた汚名を返上するかの如く、縦横無尽に暴れ回る。
 
原作(SFC版)より遥かに凶悪な性能とそれを活かす優秀なAI 、それに原作(映像)故の要素が入っており、
 
敵の行動に超反応 で対処するため、ぐずぐずしているだけで瞬殺されてしまう。
 
    
    
        | + | 具体的に強さを説明すると── | 防御力が高いため、中々ライフを減らせない。空中に飛び上がると空中ガード不能の3WAY火球で撃ち落とされ、近距離だと三発纏めて命中してしまう。下手に近付くと準備モーション無しの投げを喰らい、画面端だと無限ループする可能性がある。近距離で打撃攻撃を行おうとすると殆どワープで逃げられる。ダウンして倒れたりするだけでワープするので、起き攻めが殆どできない。ワープアウト直後に投げを繰り出してくることもあり、普通に地上にいても回避できない。ジャンプしても火球で撃ち落とされる。完全無敵かつ、超スピードの移動攻撃。目視しても対応が間に合わない。この際に発生する残像には攻撃判定が付いており、場合によっては10割も可能。飛び道具を使うと高確率でバリアを使い、3WAY弾でカウンターしてくる(弾幕キャラの場合、これのおかげで非常に相性が悪い)。更に出している間は完全に無敵(即死当身も無効。花火?何それ、おいしいの?)。
メフィラス星人と同じく、上空にジャンプしてワープした後に真上から奇襲を仕掛ける。ガードできたとしてもゼットンが着地した瞬間に投げられる。そして、制限時間を過ぎると連発してくる超必殺技「ファイナルビーム」。一撃でも当たれば即死、ガードしても凄まじい削り。ジャンプすればかわせるが、そのまま背後に回ると振り向いて撃ち続けるので滞空しているしかない(小さいキャラならしゃがめばかわせる)。
 あまり知られていないが即死投げで処理されており、異常に体力の高い相手や超回復する相手でも殺し切ることができる。また、投げ判定であるがアーマー持ちでも当たるようになっていたりと特殊な処理になっている。
 
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強さ的には、狂キャラ中でもトップクラスと言える強さ。
 
全体攻撃もガード不能攻撃も即死耐性も持っていないが、それに代わる多くの性能と優秀なAIにより、
SMH 直下クラスの地位に就いている。初期の頃はワープで消えている時間が長かったが、更新後60フレームに短縮され快適度が増した。
 
また攻撃をキャンセルしてバリヤーを張るようになり、更に反撃の3WAY弾がダウン中にも連続ヒットするようになるなど、性能面での強化がなされている。
 
ちなみに最近のゼットンはCPU専用で常時AIオンになっているため、自分で操作したい場合は注意書きの最後に目を通すように。
 
以前のバージョンでは、ライフが半分以下の時半分まで驚異的に回復し
ファイナルビームを連発してくるようになっていた(大抵一発当たれば死ぬが)。
 最新版(2013年06月29日更新版)ではファイナルビームはそのままだがライフ回復が無くなった。
 が、代わりに大ダメージ攻撃を無効化するようになり、超必殺技が「バーンフィールド」から「クイックムーブ」に変更されている。
 また、バリアが打撃も弾けるようになった。
 相性にも左右されるが、かつて圧倒していた狂中位格の相手に倒される機会が増えた。
 このため、動画ではファイナルビームを使用すると「戦う資格がある相手と認めた」といった趣旨のコメントがよく見られる。
 
 
一時はスーパーメカ翡翠 を倒せることから神キャラ の地位にいたことがあったが、
 
最近では留まることを知らない強さのインフレで、スーパーメカ翡翠 は狂キャラ上位クラスと分類される傾向にある。
 
なお、バージョンによってAIが変わり、現在では2008年12月1日のバージョンがバリアを多用するため、最強と見られている
 
(最新版でもスーパーメカ翡翠を倒せる)。
 
また、最新版では3WAY弾とファイナルビームが飛び道具扱いではなくなり、
Rare Akuma など飛び道具無効のキャラとまともに戦えるようになったが、
 
AIの調整によりバリアを張る頻度が低下したことで、大ダメージ耐性・即死持ちの相手は厳しくなった。
キングジョー は相手の防御面の特性上、かつては相性が悪かったが、現在はゼットンの更新によりキングジョーに勝つことが多くなった。
 
以上のようにMUGENのまだゲームやってるキャラ の中では最強クラスの実力を持つが、
 
空中食らいモーション中はテレポートが発動しないため高威力の空中コンボ を持つキャラ、
 
自動回復速度を上回る威力の攻撃を連発できる凶上位のキャラならば、熟練でのプレイヤー操作で何とか倒せそうではある
 
(望みはかなり薄いが頑張ればあるいは…)。
 
以前はAI同士の場合、黒ドナルド や金ジョンス などといった、同じクラスの凶悪キャラをぶつけなければ勝ち目はなかった。
 
		| かつては、凶程度でも追い詰めることができたが… 
 | 今では、即死技を持ったキャラでも勝ち目無し 
 |  		| ゼットンの強さに準じた大会も開催されている。 流石に宇宙恐竜は格が違った
 
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でも、これ やこれ では散々な目に遭ってたりする。
 
先述したようにまだ格闘ゲームをやっている連中では最強格 なのであって、
 
当然プログラムパズルと化したキャラには手も足も出ない。
 
むしろ、まだゲームやってるのにそのクラスの大会に出場させられること自体、とんでもない実力と言える。
 
現在は一般キャラでもAIが永久・10割コンボを使ったり、特殊カラーで狂上位以上の強さを持つキャラが増加、
 
ファイナルビームも撃てず秒殺や、撃っても無効化されたり無敵動作で回避される
 
(ファイナルビームを除けば攻撃性能は凶~狂下位レベル)と、その地位はかなり下落した感はある。
 
それでもニコMUGEN黎明期からエルクゥ らと並び、狂キャラの代名詞として君臨してきたのは伊達ではなく、
 
このWikiでスーパーメカ翡翠と並んで狂キャラの強さの指標であり続けている。
 
なお、MUGEN1.0以降 には対応していないが、CNS内のDisplayToClipboardをコメントアウトか削除するか、
 
text=以降にある%lfを全て%fに直せば起動できる。
 
またゼットンに限らず、氏のキャラクターは全てこの処理を行えば新MUGENでも使えるようになる。
 
    
    
        | + | 大会ネタバレ | 
『神一歩手前ランセレタッグトーナメント 』に参加した時は、
 
シングル戦でゼットンを倒せる狂最上位のキャラが多数参加するこの大会で、結果を残すことは難しいと思われた。
 
しかし、ランセレで毎回タッグが決まるので、強い相方に当たれば勝てるなどのルールに助けられて予想外に健闘。
 
またシングルでの使用が多いゼットンだが、タッグだとテレポートで相手を撹乱し、
 
バリアや回復で耐えておとりになるなど、タッグでのサポートに適していたことも、この大会では有利に働いた。
 
更にゼットンの耐久性能は、上位カラーが神キャラになるキャラの低位カラーの攻撃に有効であることも多く、
 
相手の攻撃に耐えてのファイナルビームの連発で勝利するなど、相方に頼らず自力で勝ち進んだ試合もあった。
 
その一方でこうした耐久性能は、上位カラーが狂最上位になるキャラに多い高威力の攻撃には弱いのだが、
 
そうした相手と当たらずに済むなど運にも恵まれ、ゼットンより強いはずのキャラが次々と敗退する中で生き残ることに成功。
 
そして最終決戦ではファイナルビームを撃ち続ける状態になり、この状態を倒せる技の無い相手に粘り、相方のガタノゾーアを論外化させ勝利。
 
参加総数80体以上の、理不尽な強さのキャラ満載のこの大会で、ガタノゾーアと共に見事1位に輝いた。
 
とはいえ、運や相方に助けられた要素や相性も大きく、ゼットンよりも先に敗退したキャラの中には、
明らかにゼットンより強いキャラも多数存在しているので、この大会の順位はそこまで強さの目安にはならない。
 それでも、運と相性があればここまで戦えるだけの可能性がゼットンにはある、というのがよく分かる大会だったと言えるだろう。
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        | + | muu氏製作 『対決!ウルトラヒーロー』版(2代目ゼットン) | muu氏製作 『対決!ウルトラヒーロー』版(2代目ゼットン)
 
2009年4月26日公開開始。元は『対決!ウルトラヒーロー』に登場した2代目ゼットン。
 
初代やEXと比べると全身から情けなさが漂うドット で、一目で2代目と分かる。
 
技の種類が少ない、動きが鈍い、低火力(ATKは111もあるが)と原作通り総合的な能力は低い。
 
しかし火球やゼットンナパームといった飛び道具がAI殺し で、
 
周りに攻撃判定の付いた電撃を纏わせる超必殺技はノックバックが存在しないため、
 
初段からヒットすれば自分が動かない限り相手を長く拘束でき、更に火球やナパームとの併用も可能なので、下手すればそのまま即死。
 
その後の更新にて、飛び道具の強さを如何なく活かした中々の強さを持つAIも搭載されたため、強キャラとして仕上がった。
 
やはり腐ってもゼットンか…。
 
ただ、GGキャラ など素早い相手にはやや相性が悪い。
 
2011年5月23日の更新で、12Pカラー専用の超必殺技「ゼットンファイナルビーム」が新たに追加された。
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        | + | bakisimu氏製作 帰ってきたハイパーサイバーEXゆっくりゼットン二代目(イマーゴ) | bakisimu氏製作 帰ってきたハイパーサイバーEXゆっくりゼットン二代目(イマーゴ)
 
上記の2代目ゼットンを改変したもので、2015年11月15日に一般向けに公開開始。
 
元はエイプリルフール用として製作されたため、ゆっくり ボイスで喋ったり転んで攻撃する技など、ネタ的なものが多く見られる。
 
しかし、昇龍拳 のような動きと性能の「ゼットンアッパー」や、竜巻旋風脚 のような回転飛び蹴りの「ゼットントルネード」など、
 
格闘ゲームに近い動きの技も増えており、案外しっかりと作られている。
 
華麗な連続攻撃を放つが一定確率で締めをミスる「ゼットン裂破」や、自爆技 の「ゼットンダイナマイト」など、
 
格好よさとネタを両立した技も多い。
 
可愛らしく愛嬌のあるゆっくりボイスも魅力的だが、ゆっくりボイスは設定で消すことも可能。幅広い活躍が可能だろう。
 
また、12Pカラーは大嫌いなトマトを頑張って食べたことにより体が赤くなってパワーアップしており、火球がトマトに変更されるなど演出も変化する。
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        | + | 特異点氏製作 EXゼットン | 
レギオンやイリス などの製作者である特異点氏が製作した手描きのキャラ。2010年3月11日β版公開。
 
ゼットンの技である「トリリオンメテオ(一兆度の火球)」やファイナルビームやバリアやテレポートは勿論、
 
特有の技である「100トリリオンメテオ(100兆度の火球)」や「ゼットンバックファイア」などの技を使う。
 
ファイナルビームで飛び道具属性の攻撃を吸収したり、
 
トリリオンメテオは設定通りにホーミング付きの火球を周囲に複数展開するなど、原作準拠な技性能になっている。
 
EXだからと言ってゼットンを圧倒する訳でも無く、1Pカラーなら普通のキャラでも倒しやすい。
 
ハイパーアーマーを持ち、ガードできない特性のため、コンボキャラや投げキャラには強いが、
 
単発火力の高いキャラと戦うと互角だったりあっさり負けることも珍しくない。
 
また、吹っ飛んだりはしないものの仰け反りはするため、吹き飛ばない地上コンボやロックしない多段技の類にも弱い。
 
よって相性差が非常に激しく、凶キャラを圧倒したかと思えば並~強キャラに負けたりする。
 
 
神クラスでも用いられるダメージキャンセルなどの耐性を持つため、自然回復力が高くなる上位カラーはかなりの強さである。
 
また、12Pカラーではバルバトス・ゲーティア の12Pカラーを倒すなど、他の氏の怪獣キャラと比べて非常に高い攻撃能力を持つ。
 
更新により低位カラーの弱体化や演出強化が行われ、更に使いやすくなった。
 
    
    
        | + | 大会ネタバレ | 
 
ちなみに特異点氏製作のキャラは、その強力な上位カラーの性能で恐れられることが多いが、
キャラ毎の弱点を突けば倒すことは可能なので、大会でもいい所まで行きながら優勝できずに敗退することも多く、
 実はこれが特異点氏の製作したキャラの大会初優勝だったりする。
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        | + | サメ竹輪氏製作 天体制圧用最終兵器 ゼットン | 
グランドキングやグリーザ などを手掛けたサメ竹輪氏による『シン・ウルトラマン』版ゼットン。2023年5月25日公開。
 
NO.39氏のスプライトが使われており、原作同様かなりのサイズを誇る。
 
常時アーマーで投げ、飛び道具無効に加えて、低ダメ無効、大ダメ無効、8P以降は攻撃中無敵仕様となっている他、
 
原作でも見せた各種砲撃や、全画面技 の「1テラケルビンの超高熱球」など、
 
ダイナミックかつ攻撃範囲の広い飛び道具を多く持っている。
 
ただし、氏のグリーザ同様攻撃は全て味方にも当たるため、タッグを組ませる場合は注意が必要。
 
AIはデフォルトで搭載されており、想定ランクは狂上位くらいとのこと。
 
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        | + | カーベィ氏製作 パワードゼットン | 
怪獣キャラでお馴染みのカーベィ氏による『パワード』版ゼットン。2023年9月22日公開。
 
サメ竹輪氏のスプライトが使われており、モーションは「Spritestudio」で作られている。
 
常時アーマーで投げ無効に加えて、ガードは自動でワープする仕様になっており切り返しが強い性能。
 
攻撃モーションも劇中に近いものが搭載されている。
AI もデフォルトで搭載されている。
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        | + | MUGEN動画における擬人化した姿での登場について | 
MUGENキャラを配役したTRPG動画「劇団「死期」 のクトゥルフ神話 TRPG」にKP(キーパー、進行役)として登場。
 
動画中のコメントを切っ掛けに、おまけコーナーにて氏謹製の擬人化した姿で登場した。 タタリの力ってすげー!
全体的に黒を基調とした、ショートカットで中性的なデザイン。 念願の表情差分を手に入れたぞ!
 
この後、MUGENストーリー動画「S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~ 」にもこの姿で出演(設定上は別個体らしい)。
 
更に上記のTRPG動画の投稿者によるストーリー動画「稗田喫茶物語 」にも、TRPG動画での設定を踏まえて登場している。
 
狂キャラとして名を馳せた初代ゼットンにとっての、MUGENにおけるもう一つの顔と言えよう。
 もっとも戦闘時はいつもの姿でワープだのファイナルビームだの好き放題している訳だが
また、同ストーリー中ではガタノゾーア やデミウルゴスも擬人化して登場している。
 
ちなみに何の因果か、前述の通りこの後に円谷公式でゼットンを含むウルトラ怪獣の擬人化プロジェクトが催された。
こちらには2本の角や腕と脚の縞模様、顔と胸部の橙色部分といったお馴染みの造形が強く反映されており、前者との区別は容易。
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出場大会
    
    
        | + | 一覧 | 
    
    
        | + | ゼットン(初代) | 【ゼットン(初代)】
シングル
 
タッグ
 
チーム
 
その他
 
更新停止中
 
凍結
 
削除済み
 |  
    
    
        | + | ゼットン(2代目) | 【ゼットン(2代目)】
シングル
 
タッグ
 
チーム
 
その他
 
更新停止中
 
凍結
 
削除済み
 |  
    
    
        | + | EXゼットン | 【EXゼットン】
シングル
 
タッグ
 
チーム
 
その他
 
更新停止中
 
凍結
 
削除済み
 
非表示
 【EXゼットン(12P)(準神ランク)】
削除済み
 |  | 
出演ストーリー
    
    
        | + | 一覧 | 【ゼットン(初代)】【ゼットン(2代目)】【EXゼットン】 | 
プレイヤー操作
【ゼットン(初代)】
【EXゼットン】
その他
*1
ただし、後付けではあるが、漫画『ウルトラマン STORY 0』におけるゼットンは、
クワガタムシに似た昆虫が変異した怪獣という形で描写されている。
 
    
    
        | + | おめでとう クワガタは ゼットンにしんかした! | 
 | 
*2
『空想科学読本』では「半径90光年以内」としていたが計算に誤りがあり、
2018年に柳田理科雄氏が同じ条件設定で再計算して「半径402光年以内」に訂正された。
 
この時放たれるガンマ線の量は、
「火球を1兆℃ある直径1mの黒体(完全放射体)として、火球の大きさや温度は変化することなく表面からの黒体放射が1秒間続いた後、火球が消滅。
    遠く離れた宇宙で全生物が死ぬ距離は、体重70kg・正面からの断面積0.5㎡の人間がガンマ線で即死する放射密度がある範囲」
という条件設定で計算されている。
無論、火球の大きさ(表面積)、時間、発射から着弾まで1兆℃が維持されているかどうか、
1兆℃を維持できる熱輻射を抑える仕組みがある場合、エネルギー総量など、条件設定を変えれば計算結果も全く違うものになる。
*3
岩本博士を演じた平田昭彦氏は、1954年の映画『ゴジラ』にて芹沢博士役を熱演した役者さんなのである。
ちなみに、竹書房より刊行された「ウルトラマンベストブック(ウルトラQ空想特撮シリーズ)」によると、
岩本博士は『ゴジラ』に登場した山根博士と、『ウルトラQ』に登場した一ノ谷博士、
つまり当時の円谷特撮作品における大天才2人に師事していた、という裏設定があったことが記載されている。
・・・・やはりすごい漢だ。
 
    
    
        | + | ネタバレ注意 | 
これを見る限り相当ヤバそうに思えるが、グリッターティガとは本来周りからの希望の光がティガに集まってできるものであり、
 
このグリッターは主人公、カネゴン、キール星人 のヴィットリオの3人だけの光で顕現したものであるため、
 
地球上の子供達や古代のティガと同じ巨人の一族の希望の光で誕生した、TV版最終回および劇場版登場時ほどの実力は無いと思われる。
 
とはいえ、その3人の光を受けただけでガタノゾーアを苦もなく撃破しているので、こちらも十分過ぎるほどに強いのだが。
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最終更新:2025年09月30日 12:41