シウス・ウォーレン


「300年後に生きるお前まで名が届くような剣士になってやるさ」

種族:ハイランダー
出身:アストラル王国
年齢:20歳
武器:両手剣
身長:190cm
体重:90kg

トライエース開発のRPG『スターオーシャンシリーズ』1作目のパーティメンバー。
担当声優はSFC版、リメイクのPSP版共に 東地宏樹 氏。
東地氏は『スターオーシャン』及び『ヴァルキリープロファイル』シリーズ皆勤賞であり、SFC版とPSP版で唯一キャストの変更が行われなかった。

300年前のロークの住人で腕利きの冒険者。トラを先祖とする種族「ハイランダー」で、体にはトラの縞模様を髣髴とさせる模様がある。
両手剣を武器とし、エダール剣術を基にした「我流剣術」を用いる。
粗野だが情に厚い性格で、純粋な強さを求めて大陸を放浪している。
かなりの酒豪で、好物も当然酒。SFC版は「こくりゅう(黒龍)」PSP版は「黒龍“火いらず”」。
+ …実は(ネタバレ)
実は、アストラル騎士団長ライアス・ウォーレンの息子でかつては同騎士団に所属していた。
ある日父から騎士団長補佐の役職を命じられ、実力不足を自覚していたがその事で一部から批判や嘲笑を受けた事で出奔。
この事でシウスの幼馴染であるフィアは、彼が出奔した事実に複雑な心境を抱いている。
ちなみに、そのフィアの男っぽい言葉遣いは、彼の影響らしい。

シナリオ序盤、過去の世界に来て右往左往してるラティイリアを助けてくれる頼れる人物であり、お使いイベントにてラティ達と一時的に同行する。
ラティの剣の素質を見抜いており、最終的には彼を剣の道においてのライバルと認めた程
(PSP版では、ラティとの感情度が高いとED前に一騎討ちが発生する)。

上記お使いイベント終了後に本格的に仲間にするかどうかの選択肢が現れ、「一緒に行かないか?」を選ぶと最後まで仲間になる。
ただし、「ここで別れよう」を選ぶと二度と仲間にならない(お使いイベントの依頼を放棄して海賊退治に向かった時も同様)。
序盤はラティとイリアの2人PTなので、多くの初見プレイヤーが彼を仲間にする事になる。

挙動は少し重いが高い攻撃力と防御力を持っており、回復役のいない序盤で仲間になる事もあって性能面でも頼りになる。
序盤はステータスの高さが頼りになり、中盤以降は奥義の性能の高さから頼りになる。
序盤に仲間になる上で使いやすい事もあって、最後まで彼を使ったプレイヤーも多い。

+ …が。
彼は隠し要素的な面で非常に恵まれていない。
主な理由は、シウスを仲間にするとアシュレイを仲間に出来ないという点。
そもそもが仲間にしやすいシウスと比べ、条件の厳しさから隠しキャラに近いアシュレイだが、
彼を仲間にする最大の利点は「皇龍奥義を習得できる可能性がある」事である。
SFC版においてはゲームバランスを壊すほどの七星奥義よりさらに強力な奥義であり、クリア後の隠しダンジョンにおいては非常に有効な攻撃手段である。
PSP版においては皇龍奥義もバランス調整から弱体化され、その点ではアシュレイを仲間にする必要性は薄まったのだが、
今度は追加隠しキャラを仲間にするのにアシュレイが必要であった。シウスが何をした…。

ちなみにシウスを仲間にする際に選択肢次第では序盤から行ける隠しダンジョンの場所を教えてもらえる。
ここでは序盤にしては強力な敵が出る代わりに、入手できれば非常に強力な武具も入手が可能。
逃げ回りながら宝箱を開けたプレイヤーも多い。
そういう意味ではシウスを仲間にする利点の一つとも言えるのだが、事前に知っていれば聞く必要が無いため、
2周目以降はやはりシウスが選ばれなくなってしまう。

アシュレイの性能が防御力の低さ等からシウスに比べ前線キャラとして使いにくかったり、仲間になるのが若干遅い所為で一部ボス戦がつらかったり、
シウスがいるとボス戦後にすぐ帰れるダンジョンで分かりづらい帰り道を探さなきゃいけなかったりと、
アシュレイを仲間にするルートでは色々厄介の種になっていたりもする。
一周目の初心者用のシウス、隠し要素含めて二周目以降用のアシュレイと言えるだろう。

最後に念の為に言っておくが、キャラ人気的な意味で言えば、その頼りになる兄貴っぷりからシウスの人気はそれなりに高い。
おまけ要素的な意味で選ばれないだけである。

ちなみに彼はPSPリメイクの際にラティ達の様に大きくデザイン変更はされなかった。
PSP版はキャラデザが全体的にすっきりしたのだが、彼の場合元からそういうデザインだったからだろう。

なお、後に同トライエースが開発した『ヴァルキリープロファイル』において、同声優で同様に大剣を用いる剣士アリューゼが登場する。
彼は見た目から言い訳不能なレベルで某黒い剣士がモチーフと言われる事が多いのだが、
男勝りでショートカットの女騎士を置き去りにして出奔した、というシウスにもどこか連想させる部分があると言える。


ゲーム中の性能

一撃が重いパワー型。通常攻撃、必殺技共に発生は遅めだが広範囲を攻撃し易く威力が高い。
かなり移動速度が遅く隙も大きい為、無思慮に敵へ突っ込むと返り討ちに遭う可能性大。
衝裂破、衝霊破、双破斬等、基本的な技はラティと余り変わらない。
対して、紅蓮剣、雷鳴剣、閃光剣の性能やモーションは大きく変わり、最早別技である。
レベルの低い内は技の性能においてラティとさほど変わらない為、武器攻撃力以外はラティに劣り気味。
四聖獣奥義を習得してからがシウスの真骨頂となる。
SFC版は、中でも特に玄武招来が広範囲&高威力で使い易い。PSP版での玄武招来は弱体しており、代わりに蒼龍招来の使い勝手が良い。


MUGENにおけるシウス・ウォーレン

暗黒内藤氏の製作した物が存在する。
ラティ、イリアと同じくSFC版ドットである。
攻撃に使うボタンは一つだけであり、さらにボタンでジャンプする仕様。
原作ゲームの必殺技は全て搭載されていて、ボタンを押さなければジャンプしない事もあり、698コマンド等789キーを使用するコマンドも多数搭載されている。
また、没ボイスを元にした没技もいくつか搭載されている。
なお、氏の『SO1』キャラは見た目はちびキャラだが、食らい判定は共通して見た目以上に大きく設定されている。

原作のリンクコンボシステムも搭載されており、4つまでならあらゆる必殺技をキャンセル可能。
キャンセルする毎に威力は下がるが、ゲージ使用技のゲージ使用量も減るため、ダメージ相当のゲージ消費量で済む。
他にも一定確率で発動し攻撃力が上昇する「練気」スキルや、ゲージ技でガードキャンセルを行える「反撃」スキル、
更に仲間が戦闘不能になると怒る仕様も再現されており、タッグ時に相方が戦闘不能になると攻撃力・防御力が上昇する。
また、同氏製作の『SO1』キャラがタッグパートナーの場合専用の台詞を叫び、この怒り補正は以下の通り通常よりも高いものになる。
  • 一般キャラ:攻撃力1.25倍&披ダメージ20%カット
  • 『SO1キャラ』:攻撃力1.35倍&披ダメージ30%カット

AIもデフォルトで搭載されている。
氏曰く簡易AIだそうだが、リンクコンボを駆使し、中々の強さを発揮する。

  • 基本動作
A ジャンプ
B 攻撃用ボタン(詳しくは下記)
X ガード
Y 受身&ダウン回避
66 フロントダッシュ
44 バックダッシュ
  • 攻撃
B(地上) 通常攻撃 ・3回攻撃可能
B(空中) 空中通常攻撃 ・1回攻撃可能
  • 必殺技
214 + B(地上) 衝裂破 ・自分の周囲に衝撃破を巻き起こす技 (下段)
896 + B(地上) 空破斬 ・遠間合いから衝撃破を発する技
236 + B(地上) 衝霊破 ・衝撃破を発する技
632 + B(地上&空中) 双破斬 ・敵に対し剣を斬り上げ、高速で切り下ろす2段技
478 + B(地上) 雷鳴剣 ・雷の力をまとった剣の一撃をあびせる技
412 + B(地上) 紅蓮剣 ・炎の力をまとった剣の一撃をあびせる技 (中段)
698 + B(地上) 閃光剣 ・閃光を発して敵を攻撃する技
478478 + B(地上) 七星雷鳴剣 ・七星奥義の極意によって昇華した雷鳴剣 ※ゲージ1000消費
412412 + B(地上) 七星紅蓮剣 ・七星奥義の極意によって昇華した紅蓮剣 (中段)※ゲージ1000消費
698746 + B(地上) 七星閃光剣 ・七星奥義の極意によって昇華した閃光剣 ※ゲージ1000消費
632632 + B(地上&空中) 七星双破斬 ・七星奥義の極意によって昇華した双破斬 ※ゲージ1000消費
698698 + B(地上) 蒼龍招来 ・四聖獣奥義の極意によって昇華した閃光剣 ※ゲージ2000消費
236236 + B(地上) 玄武招来 ・四聖獣奥義の極意によって昇華した衝霊破 (下段)※ゲージ2000消費
214214 + B(地上) 白虎招来 ・四聖獣奥義の極意によって昇華した衝裂破 ※ゲージ2000消費
896896 + B(地上) 朱雀招来 ・四聖獣奥義の極意によって昇華した空破斬 (中段)※ゲージ2000消費

出場大会



最終更新:2023年09月27日 22:33