+ | 担当声優 |
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+ | 作品概要 |
1988年に同社の「月刊コミコミ」で読切としてプロト版が掲載され(単行本に収録)、
翌年の1989年にヤングアニマルの前身にあたる月刊誌「アニマルハウス」で本格的に連載開始。 累計発行部数3000万部+30年以上もの長期連載作であり、
そして2021年5月6日、物語も終盤に差し掛かってきた所で三浦氏が急逝。
同氏の手による完結は儚い夢と終わってしまったものの、2022年6月に生前三浦氏が遺したプロットやデザインを基に、 氏と交流があり、唯一最終回までの構想を聞かされていたという漫画家・森恒二氏監修の下で連載が再開されるに至った (展開やキャラクターのアイディア自体はスタッフや編集部とも雑談の範囲で共有していたが、ストーリーを知っているのは森氏のみだった)。 作画は三浦氏の下でアシスタントを務めていた「スタジオ我画」のスタッフが連名で担当している。 本来であればもっと多くのエピソードがあっただろうし、かつ実際にそうした行間を独自に描いて埋めていく事も十分に可能だが、 あくまでも「生前に自分が聞いたエピソードのみを、うろ覚えの部分を省いて、可能な限り忠実に描く」という森氏の方針に則って、 2025年現在も連載が継続されている。
国内のみならず海外でも単行本が出版されており、世界中で大きな支持を集めている。
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+ | 主要な武具など |
「……人が悪いぜゴドー あるじゃねえかもっとオレの戦向きのやつがよ」
ガッツが所持する大剣で、製作者はゴドーという鍛冶屋。
ゴドーは当時の自分の所属領主から「ドラゴンを撃ち殺せるような剣」という注文を受けたものの、 王侯貴族らが発注する流行りの剣は「見た目重視、武器としての実用性などどうでもよい観賞用の宝剣」が常で、 「ドラゴンを撃ち殺せるような」という発注ながら本質はそのようなものを要求された事に対する皮肉と腹いせとして造った、 「ドラゴンが本当にいるなら確実に撃ち殺せる、だが見た目が地味なうえ、重すぎて普通の人間には到底扱えない」業物である。 こんな製作経緯なので領主からは憤慨され処刑されそうになりゴドーは領地から逃走。 当然持ち手などいもしなかったたため長らく倉庫に死蔵されていたが、ゴドーの工房を強襲してきた使徒との戦いで、 ゴドーがガッツのため提供した「金床すら斬れる切れ味重視の剣」が、「人なら何人斬っても問題ないが、化け物を斬るようには作っていない」ため破損。 新たな武器をゴドーの工房に求めたガッツが偶然にこれを発見し、以来、最も多くの敵を屠ってきた主要武器となる。 武器としての性能もさりながら、その大きさと厚みから時に盾としても活用される。 また、悪霊や使徒といった人外を斬り続けた事により、霊体に対してもダメージを与える事ができる魔剣としての力を帯びつつある。 作中に巨大武器を操る人物は多数出るが、その中でも一際巨大な武器。ガッツの、ひいては『ベルセルク』の代名詞的存在と言える。 「巨大な剣を振り回す重戦士」というキャラ付けは数多くの漫画・ゲームキャラ達にオマージュされている。 他にも画像に付いた一文(それは~)がパロディに使われたりと、後発の作品への影響は測り知れないだろう。 ちなみに柳田理科雄著「空想科学漫画読本」シリーズでドラゴン殺しの重量が考察されたが、 ガッツの身長を190cmとすると刀身も190cm程度。 画面から測定すると、幅は最も広い所で26cm。 厚みはガッツの第一関節とほぼ同じなので、7・1cm ほど。重みは鋼鉄製であるとするなら165kgになる。 これほどの質量の物体を振り回すには、物理学の法則から持ち主は300kg以上の体重が必要であり「人間には到底扱えない」という結論が出された。 また165kgの物体(刀剣)をバットスイングの速さで振り回した場合 (作中では鞭のそれを超える速度で剣戟を行ったり使徒もどきが繰り出した常人の目に捉えられない連撃を受け止めたりしていた)、 切断できる太さの目安は樹木40cm、軟鋼16cm、硬鋼12cmで、人間を輪切りにするのは容易い事だとか。 なお海外の鍛冶師系YouTuber「Pretty Hate Machining」氏が現代技術なども活用して完全再現を試みた結果、 実際に総重量147kgの豪剣が完成し、前述の予想がほぼほぼ科学的に正しかった事が判明した。 残念ながら持ち上げる事すら一苦労な大業物のため、実際に振るえる人物が現れるまで威力を確かめる術は無いが。
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+ | 壮絶すぎる彼の人生(原作ネタバレ注意) |
もう悲惨すぎてネタにもできないが、こんな状態でも彼は戦い続ける。
戦いで傷を負っても、大した治療をする時間さえ無く更なる敵との戦いへ……という悪循環。 というか魔物の方が年中無休で襲い掛かってくるので戦わなければ生き残れない。 同じく、壮絶な人生を歩んでいる『宇宙の騎士テッカマンブレード』の主人公Dボゥイとどっちがマシなのかは分からないが、 現在はそのDボゥイと違い仲間達の助力もあるため、ある程度は状況も改善されているのは救いである。 とにかく、いつになったら彼は幸せになれるのかを本気で考えざるを得ない。 また、物語の進行により、復讐を取るか、仲間やキャスカを守る事を取るか、という選択を迫られるようになっている。 今後、この作品がどういう結末を迎えるかは分からないが……どうか彼の人生が報われますように。 |
+ | 旅の仲間達(ネタバレ注意) |
現在MUGEN入りしているガッツの中でストライカーとして登場するのはシールケのみのため、あくまで軽く触れる程度に留める。
陽気で呑気で好奇心旺盛な妖精。
ガッツに命を救われた事で彼の旅に同行し、邪険にされながらも付き纏い続け、いつしか仲間として受け入れられた。 使徒との戦闘で街を一つ火の海にした狂態を前に、ガッツを「狂戦士(ベルセルク)」と呼びタイトル回収する重要な役目も担った。 羽の鱗粉には傷を癒やす力があり、過酷な旅を続けるガッツのある種の生命線となっている。 ただでさえひたすら暗くて陰鬱でハードな物語のため、彼がいつもの調子でおちゃらけているだけで読者もホッと一息つける、 ムードメーカーにしてコメディリリーフ。作中でもパックの存在がガッツの人間性を守って来た事が示唆されている。 単行本裏表紙の神秘的な面影は跡形も無く消えていった
最強の剣士になる事を夢見て故郷を飛び出したこそ泥の少年。
旅の中でガッツの戦いを見て惚れ込み、押しかけ弟子のような形で同行、旅の合間に稽古をつけてもらうようになる。 お調子者で意地っ張りな所もあって、パックやイバレラにからかわれたり、シールケとケンカする事も多い。 生まれて始めて得た「仲間」達を守ろうと、未熟ながら成長し続け、着実に一行の戦力となりつつある。 なお、彼が家出するきっかけとなった憧れの「百人切りの剣豪」がガッツである事には気が付いていない。
魔女狩りを任務とする元聖鉄鎖騎士団団長の女騎士。大貴族ヴァンディミオン家の令嬢。
実質的には貴族の子女に箔を付けるためのお飾りの騎士団だったのだが、その境遇に対する負担や反発、 冷たい家庭環境による精神の不安定などから、登場当初はヒステリック気味な危うい少女だった。 しかし邪悪な存在であるという黒の剣士追跡の過程でガッツと遭遇、使徒を始めとする世界の真実を知り、 シールケに弟子入りする形で、自身もまた神秘の世界へと踏み込んでいく。 単純戦力としては一行の中でも(妖精達を除いて)下の方だが、魔女としての修行で精神的に落ち着き、 本来の穏やかな人格を取り戻しつつあり、キャスカの世話など、他の面々では気の回らない部分を補っている。
元聖鉄鎖騎士団員でファルネーゼの従者だった青年。
実はファルネーゼの父が侍女に手を付けて産ませ、母子共々捨てた、ファルネーゼの異母兄。 一方餓死しかけていた所をファルネーゼに拾われて命を救われた事や、魔女狩りで実母の処刑に加担した事もあり、 内心では複雑なものを抱えながら、ファルネーゼの命を守るためにガッツ達に同行する。 飄々とした掴み所の無い性格だが、ガッツと互角に戦えるほどの凄腕の剣士にして家事の達人でもある。
霊樹の館に棲む魔女の少女。
当初はガッツら一行の事を警戒し反発していたが、師であるフローラから狂戦士の鎧と共にガッツ達の事を託され、同行する。 未熟ながらも様々な魔術に精通しており、ガッツの狂戦士の鎧の制御なども担っている、一行の魔法面における要。 生真面目な優等生的性格で、普段は大人ぶった態度を取ろうとしているが、イシドロとの関わりなどでは年相応の面を見せる。
シールケのお目付け役にして親友でもある妖精。
パックが少年的な容貌なのに対して此方は少女的で、他人の恋愛話などに敏感。イシドロの事もよくからかっている。 一方でシールケの事を気遣い、彼女が魔術を行使する際はサポートに回っている。
ガッツの恋人であり、鷹の団の紅一点だった褐色肌の女傭兵。
「蝕」から生き延びるも完全に気が触れて幼児退行してしまっており、ガッツの事すら分からなくなってしまっていた。 そのため当初はガッツも彼女の扱いに難儀し、ついには一度精神的に限界を迎え、彼女に手を上げてしまった事もある。 それもあってガッツに対しては恐怖と警戒を露わにしていたのだが、ファルネーゼによく懐き、 彼女が旅に同行するようになってからは比較的落ち着きを見せるようになった。
元聖鉄鎖騎士団副団長。「鉄棍鬼アザン」の異名を持つ歴戦の武人で、やや堅物ながら誠実な好漢。
副団長として団長であるファルネーゼを良く補佐していたが、それがかえって彼女を追い詰める結果になってしまっていた。 聖鉄鎖騎士団がガッツと遭遇した際に発生した様々な大事件とファルネーゼの出奔などの責任を取って浪々の身となり、 それ以来長らく消息不明となっていたのだが、食うや食わずの浮浪者同然の有り様で過ごしていた事が発覚。 寝床にしていた船にガッツ達が乗り込み、そのまま流されるような形で彼らの旅に同行するようになった。 騎士団を離れた理由が理由なので普段は鉄兜を被って素性を隠している。 またイシドロを気に入り、旅の中で彼に武芸を指南している。
北方の海洋国家イースの王位継承権第三位を持つ海軍士官。船長としての卓越した指揮能力だけでなく、
たった一隻で大国チューダーの軍船五隻を撃破した武勇から「航海王子」の異名を持つが、本人はそうした出自や名声を鼻にかけない気さくで豪胆な優男。 ファルネーゼの実兄マニフィコとは大学時代からの親友であり、後にファルネーゼの政略結婚の相手として選ばれるが、 ロデリック本人はマニフィコの企みとは無関係に彼女に好感を抱いており、お互いの関係性も中々に良好。 貿易都市ヴリタニスでの事件後にガッツ一行(+マニフィコ)を自身の「海馬号」に客人として迎え入れその旅に同行するが、 彼を含めた乗員全員が例え怪物と遭遇してもすぐさま態勢を整えて戦える、ガッツからも「プロ」と賞賛される超一流の船乗りである。 |
+ | 主なメディア展開 |
TVアニメ『剣風伝奇ベルセルク』
1997年10月7日から翌年3月31日まで日本テレビにて深夜アニメ枠で放映された。
また、本作は同局の深夜アニメの筆頭でもある。 アニメは、主に原作の黄金時代編(ガッツの傭兵時代)を描いている。 …だがこのアニメ版は「蝕」で放送が終了。つまり何の救いも無い後味の悪すぎる最終回だった。 一応、第一話が原作第一話と同じ、つまり蝕後の「黒の剣士」時代を描いているとはいえ、 そっちではグリフィスが王になっている上、パックが登場していないので他の仲間もいないと、 原作より状況が悪化しているので何の救いにもなってない。 劇場作品
TVシリーズ『剣風伝奇ベルセルク』から実に13年ぶりに、なんと劇場版として再び映像化された。
劇場版の第一弾である『ベルセルク-黄金時代篇I 覇王の卵-』は2012年2月4日から、 続編の『ベルセルク-黄金時代篇II ドルドレイ攻略-』は同年6月23日から、 最終章である『ベルセルク-黄金時代篇III 降臨-』が、2013年の2月1日から公開。 その後2022年には「MEMORIAL EDITION」として(若干の規制対応がされつつ)地上波でも放映された。 TVアニメ第2期
2016年9月より分割2クール形式で再度TVアニメ化。続投して登場するキャラクターのキャストは劇場版と同じ布陣となる。
本作で初めて「断罪編」以降のストーリーが映像化され「千年帝国の鷹篇-鷹都の章-」序章部分までが描かれる事となった (ただし「断罪編」の序章にあたる「ロスト・チルドレンの章」は丸ごとカットされており、 ここで初登場する一部人物のエピソードはオリジナル展開で補われている)。 ゲーム作品
1999年12月にドリームキャスト(DC)、2004年10月にはPS2でゲーム化された。
DC版は原作では描かれなかったエピソードを描き、 PS2版は原作のストーリーである「千年帝国の鷹篇-聖魔戦記の章-」にオリジナルシナリオが追加された内容となっている。 PS2版は発売時ではCEROレーティング18歳以上対象だったが、2006年の規制強化によるレーティング見直しにより18歳未満販売禁止となった。
スマホゲー『D×2 真・女神転生リベレーション』ではガチャ限定コラボ悪魔として登場。
イベントは3回行われており、単独の作品としては割と多い方。 仲魔枠はシールケや髑髏の騎士、グリフィス(彼が変異したフェムトも含む)、ゾッド、モズグスと共に狂戦士の甲冑の有無でガッツが二体 (ただしガッツと狂戦士は同一悪魔扱いのため、二体を同じパーティには入れられない)。 魔女であるシールケを除くと全員ガチゴチの物理アタッカーであり、物理反射持ち以外なら強引に突き進んでいけるが、総じて足が遅いのが難点。
なお、TVアニメの劇中歌・ゲームのOP・劇場版の主題曲など、映像化作品の多くには作者が大ファンだと公言している、
ミュージシャン・平沢進氏が関わっている。原稿の執筆作業には平沢進氏の音楽が欠かせないという旨のコメントをしたり、 ヤングアニマル本誌にて対談を果たすなど、まさしく切っても切れない間柄なのである。 |
+ | デザインに関する余談 |
『ヴァルキリープロファイル』シリーズに登場する傭兵アリューゼは、「黒い甲冑と大剣を装備した重戦士」という特徴がそっくりである。
……というかガッツの 彼の遺品がドラゴンスレイヤー(竜系の魔物に有効な大剣)だったりする。 『2』では最初から修得しているスキル名が「ガッツ」と完全に開き直っている。 そのためMUGEN動画では同シリーズのキャラクター達と戦う際に「VPでやれ」というコメントがあったり、 某大会でワルキューレとタッグを組んだ際に、視聴者からVPタッグと呼ばれていたりも。 VPの同人格ゲー『Valkyrie Fight』ではイントロでマントを着ていたり、篭手からボウガンや大砲を放ったりと、 原作のアリューゼに無い要素が混ざっていて最早完全にガッツ。
また、『ドラッグオンドラグーン』において「ドラゴン殺し」そのままの見た目の「鉄塊」という攻撃力が全武器中最高の長剣が登場する。
主人公よりも大きく切れ味は悪く、敵を切るほど重さが増していく。 『ドラッグオンドラグーン2』『NieR』にも続投され、調整されてはいるが攻撃力は変わらずトップクラスである。 『NieR』では武器レベルが上がる度リーチが伸び、重量もそれに伴い増していく。レベル2以降の武器重量は最も重い「凄く重い」に設定されている。 |
+ | oggy氏製作 |
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竜子で馴染みのoggy氏による手描きキャラ。
oggy氏製作のキャラだけあってドット絵のクオリティが非常に高い。 しかし、急ぎで作ったので基本的な動作や技の一部が未搭載でありドットも粗く、全体的にはまだ未完成なキャラとの事。 今後も余裕があれば更新を続けるらしいので期待しておこう。それにしても急ぎで作ってこの完成度とは・・・・すごい作者だ。 ちなみに氏のキャラはガッツも含め改変自由。ただし、公開する場合は許可が必要なので注意。
特徴はと言うと、とにかくでかい。
どれくらいでかいかと言うとラオウ並にでかい。ついでに対戦前のポートレイトもやたらとでかい。 MARVELの巨漢キャラ達と並べても遜色ない大きさであり、画面端から攻撃しても画面半分以上に判定が出るほど。 切り下ろせば画面上から下まで、突けば端から端まで届くリーチは驚異的。まさしく全画面通常攻撃である。 攻撃速度も速く、削りまで付いている。それ以外にも多くの通常攻撃に有利Fが発生したりと恐ろしいほどの攻撃性能を誇る。 でかいだけでなく意外と素早さもあり、大剣「ドラゴン殺し」をブンブン振り回して縦横無尽に暴れ回る。 前ダッシュが無い代わりに前移動がダッシュ並の速さで、あっという間に間合いを詰める事も可能。
更に剣での攻撃だけではなく義手大砲や狂戦士の甲冑、ストライカーも搭載されており、特にゾッド召喚はほぼ全画面に至るほどの攻撃範囲である。
「ゾッドが出たら勝敗が決する」と言える程凄まじい技なのでぜひその眼で確かめてほしい。 後の更新で、新たな仲間達も追加された。いずれの技も広範囲であり、制圧力にとんでもなく長けている。 これらの技を使って圧倒的な制圧力と破壊力で敵を一掃するような豪快な戦い方が特徴である。
そんなともすれば狂キャラに足をつっこんでいるガッツだが、最大の欠点は防御を殆ど捨てている事。
その巨体が故に攻撃が当たりやすく、剣使いだがどこぞの魔物を討つ者の如く(攻撃判定より小さいとはいえ)剣にも喰らい判定があるので、 全体的にそこまで判定は強くなかったりする。寧ろかなり弱い。 そのため真っ向からの打ち合いだと押し負けてしまう事も。画面内に設置系の飛び道具などがあると、まともに動く事さえできなくなる。 投げ技が無い他、固有の防御システムも持っておらず回避技も前転とバックステップくらいしかない。 それなりのリーチがあったり無敵付きなどの反撃技を行使されるとあっというまに切り替えされ、立場が逆転してしまったり。 とは言え多くのゲージ技に入力直後から長い無敵時間があるため、切り返しが苦手かといえばそうでもないが (ただし、技の解説にもあるように「百人斬り」と「大砲」以外は発生が遅いため相手にはガードされやすい)。
また通常技を除けば、コマンド技は全てが超必という癖の強いキャラになっている。
AI戦では立ち中段技の突きや空中下段からのめくりで相手のガードを崩す場面が見られるが、 そこからの追撃はゲージ技を使うぐらいでないとワンコンボの火力は意外にも低いため、ゲージ依存性が高いキャラとなっている。 まぁ、たたでさえ凶悪な数々のゲージ技があるので高火力コンボなんてあったらそれこそ大変な事になるので仕方がない。 ガッツの超必で2ゲージ以上のものは全て発生保障と無敵付きだが、どれも発生が遅いために対人なら確実にガードされる。 しかしAI戦では無敵時間の長さや、相手のGuardDistの外から攻撃が当たる事もあり、かなりのAI殺しとなる。 とにかく相手側に隙を与えずに、牽制と広い攻撃範囲を活かしてガンガン攻める事が大切だろう。
AIはデフォルトで搭載されている。簡易的なものとは言えデビルガンダムやハウザーを、タッグ戦などの場合だと、
ゼットンやストーリーモードの妖夢を倒したりと凶悪な強さを誇る。 ずば抜けたリーチと超高性能なゲージ技など飛びぬけて攻撃面に特化しているがその反面、上記でも書かれているように、 防御面では穴が多く、ある意味紙キャラ的な要素も併せ持っている。 とは言え、全体的に無敵が非常に多かったり、回避動作なども恐ろしく高性能なのだが、そこはogyy氏キャラのお約束と言うべきか。 外部AIはディオボロ氏によるもの存在していたが、現在は公開停止。
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+ | りゅん氏製作 アーマーガッツ |
oggy氏作のガッツにりゅん氏がアレンジを加えたキャラ。最新版はver3.3(2011年7月9日更新)。
公開停止により一時期入手不可であったが、現在はhamer氏によって代理公開されている。 その名の通り、動作が鈍重となった代わりにアーマー(攻撃時に発動)が搭載されているのが特徴。 アーマー付加と攻撃判定の強化、それ以外にも新技や特殊システムなども搭載され改変元とは大きく性能が異なっている。 このアーマーは特殊な仕様であり、規定ダメージを超えると崩壊し、蓄積ダメージの半分を受け怯み状態となる。 更に瀕死の状態だとアーマーが消滅してしまう。なお、コンボ型とパワー型の切替が可能。
攻撃キャンセルやガーキャンなど立ち回りや防御面に優れており、安定した強さをもつ。
コンボ型でのみ立ち突き(4Z)が使える。通常技では発生が最も早く、リーチもかなり長い上に反転効果もあり。 反面、打点が高くしゃがまれると当たりにくい。攻撃キャンセルができず、有利Fも殆ど無いので遠距離からの牽制に特化している。 ヒット補正の掛かりは緩いが、パワー型に比べ攻撃力とアーマー強度が低く、火力はフルコンボで4割程度と若干低め。
コンボ型に比べて攻撃力とアーマー強度が強化され、一撃が重くなり爆発力が高まっている。
だが通常技のキャンセルルートがなくなり、ヒット補正の掛かりも厳しい。 その上ダッシュができない(歩き+ステップ)など、機動性も低下している。 パワー型限定で下段突きからの派生技(2Z長押し)によって、突き刺し&一本背負いでの打撃投げが使用可。 更に、地上中段と大砲発動時にボタン長押しで溜めが可能。攻撃力が上がり、最大まで溜めるとガード不能に。 全体的に隙が多く、アーマーを活かしたカウンターが主なダメージソースとなる。
超広域の攻撃・アーマー・高い機動性(地上に限るが)とスペックはかなり高い。
適当に攻撃しているだけでも、接近戦が主体のキャラには圧倒的に有利。 超必は隙が殆ど存在せず、ストライカー(当身版)も、「1ゲージ・発生3F・持続30F」という高性能ぶり。 出掛かり無敵の昇竜(Y)や優秀な超必のお陰で、ゲージがあれば切り返しに困る事はない。 弱点としては、崩しが恐ろしく貧弱な事(通常攻撃が削り付きなので、決定的と言える程の弱点ではないが)。 基本的にアーマーでごり押しという戦闘スタイルなので、要であるアーマーの効かない投げキャラが相手だと厳しい。 特殊な防御システムもなく、一気にアーマーが崩されてしまう瞬発火力の高い相手や射撃が主体の弾幕キャラも苦手。 更に攻撃発生が遅く図体も大きいので、当身技を受けやすいのも欠点。 タッグ戦では持ち前の超リーチ攻撃やアーマーを用いて相手をガンガン押しこみ、強力な前衛として実力を遺憾なく発揮する。
標準でレベル制のAIが搭載されており、4段階のレベルが設定可能(デフォルトでは3)。
コンフィグやAIcnsファイルでは、AIレベル・アーマー強度・タイプの切替・超必の性能などが任意に設定できる。 その他にも、ボイスを後述の『ヴァルキリープロファイル』のアリューゼのものに変更可能。 |
+ | れぐみん氏製作 |
2012年11月3日に公開されたガッツ。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了により代理公開先が消滅し、残念ながら現在は入手不可。 こちらもりゅん氏作のアーマーガッツと同じく、oggy氏製ガッツをベースにして製作されている。 SFF・AIR・CNS・CMDなど、スプライト以外は全てのプログラムを一から作り直しているという手の込みようである。 作者のれぐみん氏曰く、原作のリアルな動きを再現するため2D格闘よりも3D格闘の挙動に近い形になっているとの事。 そのため、攻撃技はキャンセルの代わりに先行入力を実装するなど、自然な形で次の技に繋がるようになっている。 重厚感やバッサリ感、スピード感などを兼ね備え、これまでに作られた既存のガッツとはきっちり差別化がなされており、 まさしく原作再現といったような見事なアレンジが施されている。 ガンガン攻めるAIもデフォルトで搭載済み。
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+ | Mallboro Games氏 & Gui Santos氏製作 |
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oggy氏製ガッツとR@CE AKIRA氏の覇王丸をベースにしたもので、MUGEN1.1専用。
連弩や炸裂弾といった新技が追加されている他、ドットにも手が加えられているのが特徴。 システムはPotS氏風仕様となっており、ブロッキング、攻撃避け、EX技、ゲージ溜め、オリジナルコンボ、チェーンコンボ等を搭載。 他にもチェーン&空中コンボの有無や、ヒットスパークおよびSEの変更なども可能となっているので、好みに応じて設定しよう。 AIは並程度の強さのものがデフォルトで搭載されている。
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+ | ステージ |
「Random Select」で代理公開されていた「蝕」ステージ。
残念ながら同所は2019年10月に閉鎖されたため、現在は入手不可。
原作の1シーンを再現したオリジナルステージ。
こちらは『JUS』風キャラ用となっている。
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+ | 一覧 |
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