ラティアス




     
  • 分類:むげんポケモン
  • タイプ:ドラゴン/エスパー
  • 身長:1.4m
  • 体重:40.0kg
  • 特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」
                            「フィールド」を無効化する)

すうひきで むれを つくって こうどうしていて
めったに ひとや ポケモンと せっしょくしない。
てきの けはいを さっちすると すがたを けす。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』登場するポケモンの一匹。初登場は第3世代(『ルビー・サファイア』)。
全身のガラスのような羽毛によって、光を屈折させて姿を変えたり消したりする能力を持つ。
高い知能によって人間の言葉を理解するとともに、テレパシー能力によって人間の心を敏感に感じ取る習性がある。
敵意をキャッチすると、全身の羽毛を逆立てて鳴き声で威嚇したり、姿を消して隠れたりするなど、非常に繊細な性質を持つポケモン。
図鑑ではラティオスと分けられているが、厳密に言えば、
技などは異なるものの、ラティアスとラティオスは同じ種族のオスとメスであるらしい。
また、一応伝説ポケモンの部類ではあるが、複数個体が存在するという設定もあったりする。
だからバトル施設やアニメ等で相手トレーナーが唐突に使ってきても設定上問題ないのである

余談だが、ラティオス・ラティアスには開発時に原案となった没デザインが存在しているが、
そのデザインはラティ兄妹以外に手足にバシャーモを思わせる面影がある。
バシャーモもゲーム発売に先行してアニメなどに登場していたため、
ファンの間では、ラティ兄妹とバシャーモは件の没デザインを解体・再構成する形で設計されたという説が有力。


原作中の性能

HP:80
攻撃:80
防御:90
特攻:110
特防:130
素早さ:110

火力・耐久・素早さをバランスよく兼ね備えたスペックを持つポケモン。
これに加えてドラゴンタイプの優秀な攻撃範囲と強固なタイプ耐性を持つラティアスは、
敵が強力なアタッカーでも、安心して補助技を発動して次ターンで挽回できるチャンスがあるため、
補助技込みのアタッカーか、もしくは純粋なサポート型として使用される事が多い。

メインウェポンは、タイプ一致の「りゅうせいぐん」、「りゅうのはどう」、「サイコキネシス」、「サイコショック」が人気。
専用技に、エスパー技「ミストボール」があるが、あまり使用されることは無い。
サブウェポンは「なみのり」、「10まんボルト」、「シャドーボール」、「くさむすび」などがあり、攻撃範囲は広め。
アタッカーとして使用する場合は積み技の「めいそう」が特に優先度が高い。
居座る自信があるなら、積めば積むほど威力を増す「アシストパワー」と併用してもよい。
体力を回復させる「じこさいせい」も、居座りに役に立ってくれる。
これに加えてダブルなどで役に立つ「リフレクター」、「ひかりのかべ」、「おいかぜ」などを持ち、
対戦形式問わず、安定して立ち回ることが可能としている。

弱点としては対ドラゴン対策として多用されるはがね・フェアリーへの対抗策がめざパ以外全く無いという部分。
前者はメインウェポンであるドラゴン・エスパーを両方半減にしてしまい、後者はドラゴン技を完全に無効化する、
そしてなによりラティアスがこの2つのタイプに弱点を突けるサブウェポンを持っておらず、
そいつらへの対処手段という点では、サブウェポンや先制技でごり押しできる600族のドラゴン達に一歩譲る。
しかし、第8世代では「マジカルフレイム」、「はどうだん」を習得可能になり、
フェアリーへの対抗策は相変わらずだが、鋼に対して有効打を与えれるようになった。
前者の追加効果のおかげで専用技は更に空気と化したが

第9世代では専用技である「ミストボール」の威力が70から95に強化され、
追加効果も相まって「サイコキネシス」も凌ぐメインウェポン候補に昇格した。
ただしPPが5と少ないのは据え置きなので注意。
同世代では「マジカルフレイム」を覚えさせる手段は無いが、テラスタルと「テラバースト」で補える。
新たに吸収技「ドレインキッス」も習得したため持久戦型も以前より使いやすくなった。

ラティオスと共通で専用アイテム「こころのしずく」を持つ。
これは常時とくこうととくぼうを1.5倍にするという他のアイテムに比べて圧倒的な力を持つアイテムであり
バトルタワー等の施設や対戦では一切効果が発揮されないよう調整がされていた。
『サン・ムーン』からは「ドラゴン、エスパータイプの技を1.2倍にする」という大分マイルドな調整をされた上で、対戦で使用可能になった。
元が元だけに大幅な弱体化だが、これでも他のアイテムに比べればかなり強い方ではある。

+ メガシンカ

メガラティアス






 HP:80
 攻撃:100(+20)
 防御:120(+30)
 特攻:140(+30)
 特防:150(+20)
 素早さ:110

『ORAS』で解禁されたラティアスのメガシンカ態。
素早さ以外の全能力が上昇しており、合計種族値は700の大台に登る。
とはいえ、元々の素早さが高く、おまけに火力も耐久も高水準で備えているため、
一度「めいそう」を積んだだけで手のつけられない強さを発揮できる。
ただし、タイプと特性はメガシンカ前と同じ。
要するに、はがね・フェアリーへの対抗措置が全くないという弱点もそのままである。

ちなみに、前述の通りラティアスのメガシンカが解禁されたのは『ORAS』の時期だが、
『XY』でもデータ自体は搭載されており、『ORAS』で新規追加された他のメガシンカ使いと異なり、
通信交換でメガストーンを送ればメガシンカが可能である。
そのため、『XY』の時代でも隠しデータを解析したユーザーがいたのか、メガラティアス・メガラティオスの噂がファンの間でまことしやかに囁かれていた。
同時に、「タイプがドラゴン/フェアリーになる」「特性がマルチスケイル(HP満タン時に被ダメージが半分)になる」、
ラティオスの方は「特性てきおうりょく(タイプ一致技の威力が1.5倍から2倍)となる」などの事実とは異なる噂も流れていたが。

+ その他作品におけるラティアス
劇場版では、第2世代の時期に公開された『水の都の護神』にてゲームに先駆けて登場している。
上記の屈折能力の応用で人間に擬態できる。
CVは 林原めぐみ 女史。

漫画『ポケットモンスターSPECIAL』でも第6章から登場。
ミュウツーと同様、テレパシーで人間と意思疎通できる数少ないポケモンとなっている。

大乱闘スマッシュブラザーズ』では、『X』以降の作品でモンスターボールから出現するポケモンの1体として登場。
まずラティオスとのどちらかが出現して一旦画面外に飛び去った後、兄妹で交互に「はがねのつばさ」で画面を横切りながら攻撃する。
こちらのラティアスも林原女史が演じており、『SP』ではさり気なくボイスが新録されている(ラティオスはそのまま)。

『ポケモンGO』では2018年4月から実装。
レイドボスが非常にタフなことで有名。


MUGENにおけるラティアス

secret1056氏の製作したものが存在していたが、現在は入手不可。
氏のキャラであるキノガッサと同じく、同人ゲーム『タイプ・ワイルド』のシステムをベースにしている。
「ミストボール」や「かみなり」などの豊富な飛び道具に目が奪われがちだが、
接近戦も「ドラゴンクロー」などの技が一通り揃っている。
特に投げ技の「サイコキネシス」は範囲が割と広く、使い勝手が良い。
超必殺技でラティオスを召喚したりする。
ガンガン投げ技を使うAIが搭載されている。

この他に、Oliver As Latias氏によるMUGEN1.0以降専用の改変版も存在する。

出場大会

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最終更新:2024年03月29日 15:37