スイカゲーム


popIn株式会社(現・Aladdin X)開発のパズルゲーム。決して某韓国ドラマとは関係ない
上が空いた箱状のフィールドに上から果物(厳密に言うとスイカ・メロン・イチゴは「野菜(果物的野菜)」だが)を手動(制限時間なし)で落とすゲームで、
同じ種類の果物が2つ触れると1つに成って1ランク上の果物に成長し得点が入る(落としただけでは得点は入らない)。
この辺りは『もうぢや』や『マネーアイドル エクスチェンジャー』で既に存在したルール(今で言う所の「2048ゲーム」)だが、
これらや『テトリス』『ぷよぷよ』みたいな「同サイズで(見た目はともかくルール的には)四角いオブジェクトが整然と並んでいる」のではなく、
果物のランクが上がるほどサイズが大きなる、丸さからゴロゴロと転がってしまう、丸さ故に嫌でも隙間が出来てしまう、等が本作独自のルール。
果物の種類は小さい順に、
サクランボ<イチゴブドウ<デコポン<柿<リンゴ<パイナップル<メロン<スイカ
の合計11種類で、ゲームタイトルの通り最終的な到達点はスイカとなっている。
落とす果物はランクの低いものからランダムで選ばれ、次に落ちてくる果物までは確認できる。
1つでも果物がフィールドから溢れてしまうとゲームオーバーとなり、その時点の得点がスコアになる。
単純に果物が積み上がって溢れた場合はもちろん、落下や果物がくっついた際の衝撃で隣接する軽い果物が跳ね上がってしまい、
フィールドを飛び出すことでゲームオーバーになってしまうというケースもある。
それでなくとも、果物は概ね円形をしているため衝撃で転がったり、積み上げた物がじわじわ重みで崩れていったり、
落下時に予想と違うバウンドをしたりと、ある程度は挙動への慣れでカバー出来るとはいえ、
予想外・想定外を何とかリカバリーしつつ慎重に積んでいく事が求められる。
更に落とせる場所がまた曲者で、果物が転がるとしても一番端から埋めていけば楽勝だという心理を突くように、
絶妙に一番端に届かない位置までしか選択出来ない。そして祈るように落とした果物は思わぬ場所に転がるのである。
この独特の物理演算が生み出す思わぬ挙動と、落ち物パズルのお約束である「ここでこれが来て欲しいのに…!」というランダム性が相まって、
「次こそは!次こそはうまくいくから!」という射幸性を生む絶妙なバランスに繋がっている。
スイカを2つ作ると消滅してスペースに余裕が出来て更に長期間のプレイが可能になるのだが、でかいスイカにスペースを占有された上で、
残り少ないスペースを無駄なく使いもう一つスイカを作るためには、慎重なプレイングと運が求められる。

元々は照明一体型プロジェクター「popIn Aladdin」シリーズに内蔵されたほんのおまけに過ぎないゲームだったが、
発売から2年後の2023年にゲーム実況者の布団ちゃん氏の配信がきっかけで徐々にその知名度が広まって大ブレイク。
それをきっかけに様々な機種に移植されると、一時期は実況者が取り敢えず流行りに乗っかって本作のプレイ実況を行い、
果物たちのイレギュラーな挙動に悲鳴を上げたり歓喜の声を上げるのが恒例化。
ぱっと見簡単そうなのもあって視聴者も釣られてDLし、感染の輪が広がる事でDL数が急増した。
実際、ちょっとした待ち時間の暇つぶしにスマホでポチポチやるにはいいゲームである。
現在はブームも落ち着いたものの、ホロライブを題材にした二次創作ゲームとして、
胸に実った物の大きさ準拠の『ホロのスイカ』や、3Dパズル化した『ホロライブ お宝マウンテン』が作られたり、
後追いのバッタもんアプリが無数に存在する事からも当時の熱狂ぶりが窺える。
あと、グッズが「顔文字が描かれた果物」で済むのを良い事に「偶々被った」名目のグッズが無茶苦茶作られ、クレーンゲームの景品等になっている


MUGENにおけるスイカゲーム

GTFoxN6Y氏によるMUGEN1.0以降専用キャラが公開中。
同作のスイカをMUGEN入りさせたもので、キャラ名は「スイカメロン」。
転がったり剣で斬る攻撃だけでなく、原作に登場する各種果物を投げ飛ばして戦うキャラとなっている。
切り札はライフ3割以下&ゲージMAX時のみ使用可能な「メガメロンスマッシュ」。

出場大会

  • 「[大会] [スイカゲーム]」をタグに含むページは1つもありません。


最終更新:2025年09月29日 04:37