「復讐するは我にあり!!」
性別:男
外見年齢:28歳
体格:身長186㎝ 体重74㎞
出身:神国トラストリム 最下層
適合マントラ:怒
CV:
安元洋貴
サイバーコネクトツー制作、カプコン発売のゲーム『ASURA'S WRATH』(ジャンル:
逆境粉砕アクション怒羅漫(ドラマ))の主人公。
同名の別人は
こちらを参照。
「怒」のマントラに適合した神国軍八神将の一人(彼が抜けた後は残りのメンバーが「七星天」を名乗っている)。
荒っぽく不器用な性格だが、妻のドゥルガと一人娘のミスラを心から愛し、地上の人々にも慈しみの心を持っている。
モデルは
インド神話の戦神アスラ、及びそれの仏教に吸収された姿である仏敵と戦う仏の
阿修羅観音菩薩か。
他の七人の神々の謀略により、神皇殺害の濡れ衣を着せられる。
さらに妻を殺され、娘を奪われ、自身の命も絶たれてしまった。
だが、死すとも尽きぬ怒りに導かれ、一万二千年の時を経て復活。
全てを奪った神々に復讐するため、そして娘を取り戻すため、神国にたった一人で戦いを挑むのだった。
なお『アスラズラース』における「神」とは超常的な存在ではなく、「神人類」という生物種を指す。
人類より遥かに強靭な体、億年単位の長大な寿命、そして人の祈りと死から生まれるエネルギー「マントラ」を操る能力を持つが、あくまで生物。
殴られれば怪我をするし、致命傷を受ければ普通に死ぬ。
マントラの力を得た代償か、死後の体はマントラに還元されて跡形も残さず消滅する。
しかしアスラの場合は肉体が消滅せず機能停止に留まり、その怒りが尽きぬ限りは何度殺されても蘇る。
怒りが起こす奇跡か、それとも『狭間の世界』に棲む金色の蜘蛛の仕業だろうか…?
マントラの力で腕が金属質に変化しており、その腕力で立ち塞がる逆境を粉砕する。
さらに怒りが極限に達した時、背中から二対の腕が生え
「六天金剛アスラ」となる。
その姿はまさに修羅道の神・
阿修羅そのものである。
本編終盤ではミスラから届けられた力を受け、6本の腕から無数の腕を2本の豪腕として集束させた「光臨 アスラエル」の姿に変化。
また、作中のライバル・ヤシャ(CV:諏訪部順一)から受け取った因果要塞の八極炉に真の
ラスボス・転輪王が地球へ向けて放った一撃を吸収、
力を取り込んでアスラの最終形態「輪壊者 アスラ・マズダ」の形態になると
惑星級の大きさにまで進化。
しかしその転輪王は
体の周囲に銀河が漂ってるほどの大きさなので、アスラマズダでも相変わらず絶体絶命の大逆境であった。
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その他の形態 |
あまりに激しい怒りで暴走した状態。自我をも失いひたすら破壊衝動のみで動くが、一応神国軍とそれ以外の区別は付く。
炭のような体に金色のオーラ、そしてマントラで形成した巨大な二対の腕が特徴。
戦闘力は六天金剛を遥かに凌駕し、地上から放った光弾で宇宙に布陣する百を超える戦艦を壊滅させた。
否天の状態で極度の損傷を負った姿。
オーラとマントラの腕が消滅し、炭のような体が剝き出しになっている。
戦闘力はかなり落ちたものの失ってはおらず、七星天の一人セルゲイを一撃で殺害した。
光臨アスラエルからさらにパワーアップした状態。漫画版の最終決戦で発現。
自身の身長の数倍を超える巨大な腕が三対六本生える。
光臨をも超える強大な力を発揮したが、それでも全ての腕が破損する激戦の末に永き戦いに終止符を打った。
勝利したものの力尽きたアスラは地の底に沈んでいき、35億年後に出土される。
六天金剛発動と同時に各種武装を顕現させる。外伝『神獣十二将編』で披露。
槍、剣、独鈷杵、錫杖、二対の機関砲(ガトリングガン)の全五種を六本の腕それぞれに握る。
特に機関砲による殲滅力は圧倒的。全部機関砲で良くない?
同じく外伝『神獣十二将編』で誕生した最強形態。
億を超える死者が生み出したマントラを捨てることで発現。他者に頼まず、しかし誰も見捨てない究極の自我の発露。
神馬の如き四脚と輝く鬣、金色の鎧と千の腕を持つ「絶対の闘神」。その戦闘力は最早計り知れない。
……真なる神以外には。世界は未だ超越者の掌の上。
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極度のダメージを負うと腕が
もげるし、もげても
また生えてくる。
マントラと怒の力は偉大である。
なお開発中には
胴体の切断も考えられていたらしい。実際、漫画版では脳天から股間まで
縦に両断されたことがある。
趣味はバイク弄りだとか。意外と手先は器用な模様。
物語終盤で宇宙戦艦に仁王立ちして真のラスボスとの戦いに赴くシーンがあるが、この時神国はアスラ・ラスボス・真のラスボスと立て続けの襲撃で壊滅状態。
神人類の協力を得られる状況ではないので、アスラ一人で戦艦を整備し発進したと思われる。
ちなみに、原作ゲームではDLCにより『
ストリートファイター』シリーズの
リュウや
豪鬼と戦う事ができる。
また、途中から当たり前の様に
月面でのバトルと化す。
お前ら人間じゃねえ!
前半は『ストIV』のシステムの2D格闘アクション、後半は『アスラズラース』のシステムの3Dアクションで戦う。
この事から「『ウルトラストリートファイターIV』の新キャラはアスラではない」という報道がなされた事がある。
途中から月面バトルへ
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本家より大暴れな鬼
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作中世界を彩る主題歌
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影響を受けた作品について |
端々の用語から分かる通り、大まかなモデルはインド神話や仏教。
特に仏教には「阿修羅の娘が帝釈天に奪われ、怒った阿修羅は永遠に帝釈天と戦い続ける」という『アスラズラース』のあらすじそのままな逸話がある。
また、少年・青年漫画やアニメの影響も大きいらしい。
確かに「鉄の腕を持つ復讐者」というコンセプトは『鉄の旋律』(及びそのリメイク作『ダイモンズ』)や『 ベルセルク』などの影響が窺える。
仏教的世界観や時間的空間的に大規模な戦い そして打ち切り風ENDという点は『 虚無戦記』が近い。
どちらかと言うと同作者を原作に持つ『 真ゲッターロボ 世界最後の日』の方が大きく影響を与えたようで、
漫画版の作者は単行本のコメントでOPの歌詞を引用している。
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アスラ、君は世の評価に怒っているのかい…? |
発売前こそぶっ飛んだ演出によってある程度の期待を誘った本作であるが、実際発売されてみれば初週の販売が僅か3万本程度という有様であった
(事実は定かではないが、直前の体験版で多くのユーザーが購入から離れたと言われる)。
ゲームの中身に関しても、映像の綺麗さやテンポの良さを評価する声はあるものの、その完成度についてはネットを中心に批判の声が多く、
Amazonでも早くから70%OFFが当たり前の投げ売り状態が続いていた。
低評価の理由としては、新感覚を謳っていたシステムが結局の所単調なアクションと、
ムービー中に頻繁に挟まれるQTE(クイックタイムイベント。アスラの動作に合わせて画面に表示されるコマンドを入力)を繰り返すだけで、
初期公開されたトレーラーPVに見られたアクション要素はゲーム本編中には無かった、というのも不満の原因と見られている。
つまりアクションゲーとしても、映像を楽しむムービーゲーとしても中途半端だったという事が挙げられる。
加えてシナリオが短く、更にその上でプレイヤーが動かせる部分が少ない事で、作品としてのボリューム不足を感じる声も多い。
逆境粉砕アクション怒羅漫とはなんだったのか
ストーリーについては良くも悪くも王道なのだが、ラスボス撃破後に出てくる真EDはまさかの 打ち切りED。
続きを見るためにはDLCを購入しなければならず、上述のボリューム不足も手伝ってユーザーの不評を買った。
前述のように『スパIV』とのコラボでリュウ( 殺意リュウ)や豪鬼( 狂オシキ鬼)とも戦えたのだが、全体の評価を引っくり返すには至らなかった模様。
フォローを述べるとすれば、最終章であるDLC、第四部「輪壊編」のボリュームは約1.7GBと大ボリュームであり、
物語の完結として申し分無い内容となっている事、後出し配信という形式ながらソフト版の内容とも矛盾無く、
更に派手さを増した演出面など見所が多い所だろうか。
気に入ったユーザーからも何故最初から全てをパッケージに収めなかったのか、と販売方法に対して非難が上がる事があり、
「作品」としては良いが、「商品」としては最悪の販売方法で世に出てしまった、とも。
発売から時間が経ったことで作品としてある程度再評価されているらしく、
2023年現在の新品価格はAmazonではPS3版は半額、XBOX360版は通常価格程度になっている。輸入版に至ってはその4倍以上のプレミア価格。
DLCに関してはPS3は2022年時点でちょっとセキュリティ周りで面倒になっているものの、PS4・PS5があれば入金して購入は可能。
しかしXBOX360では2024年にオンラインストアそのものが終了してしまい、よしんば中古で買ってもDLCは遊べないという中途半端な状況である。
そして現行機種への移植やPCで遊ぶためのSteamでの配信予定は現在アナウンスされておらず、
今後は動画サイトでしか「輪壊編」の存在を知る事が出来なくなるのではなかろうか……。
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MUGENにおけるアスラ
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kenn氏製作 8bit風 |
性能は 原作再現で、アタック、シュート、アンリミテッドモードなど原作のシステムを一通り搭載。
特殊なシステムとしては「怒 ゲージ」が搭載されている。
戦闘と共に怒が溜まっていき、最大まで溜まると最大最強の技「バースト」が使用可能になる。
バーストは上手くいけば相手を 即死させられるので大逆転を狙える。
また、ver1.5で一定の条件を満たせば六天金剛化できるようになった。
腕が六本になった事でヒット数もダメージも格段に上昇。ついでに演出も派手派手になる。
さらに ハイパーアーマーが発動し怯まなくなるので、普段以上にゴリゴリ攻められる。
ただし時間経過、または攻撃を喰らう度にパワーゲージが減少し、0になると通常状態に戻ってしまう。
ヒット数が多い攻撃に突っ込むとあっという間に解除されてしまうので、発動すれば勝ち確と言うほど強くはない。
同じくver1.5では新たに独自システム「憤炎」が追加された。
攻撃を当てたり当てられたりで増え、増加するほど「怒ゲージ」が溜まりやすくなる。
ただし、一定以上溜まると体力が減少し、最終的に自爆してしまう。
減少する速度は割と速いので、なるべく溜めすぎないように気を付けよう。
ver2.5からは即死技の投げバーストが追加されている。
ver2.6ではバグ修正の他、立ち・歩き・やられ状態の 判定を上に2倍大きくしたairファイルが追加されている。
AIは未搭載だが、ちゃんこ氏による外部AIが存在する。
攻撃の属性変更、バグ修正などの変更が加えられている。
遠距離ではシュート、近距離では投げやサマソなどを駆使して怒涛の攻めを展開する。
レベルを三段階に調整可能で、強さは強上位前後。しかしキャラサイズの小ささとガード不能という点から、相性と運の影響も大きい。
バーストの成功率はほどほどに抑えられている。
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Duraceller氏製作 リアル頭身 |
MUGEN1.0以降専用。
Tigregoods氏とNexus Gaming氏製作のアスラを氏独自の『 KOF』風システムにアレンジしたもの。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
全体的に火力が高めに設定されている他、LIFEの初期値が1500とタフ。あと 大ポトレがやけくそ気味にデカい。
また、改変元にあったジャンプや勝利モーションのスプライト抜けも修正されている。
AIは未搭載。
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この他に、THE MUGEN氏によるMUGEN1.0以降専用
ステージも公開されている。
……でも、上記の8bit風のアスラとは雰囲気が合わないかもしれない
「世界の話は聞き飽きた!」
出場大会
最終更新:2024年11月01日 18:42