「真のヒーローとは力のみで決まるものではない
心の強さが大切なのだ」
ディズニーのアニメ映画『ヘラクレス』シリーズに登場する神。
ギリシャ神話におけるオリュンポス十二神の一柱にしてまとめ役の最高神、神々の王ゼウス当人である。
『
ワールドヒーローズ』シリーズに登場する同名のボスキャラについては
こちらを参照。
天空のオリンポスに住むオリンポスの神々の王で、主人公・ヘラクレスの父親。
鍛治の神・ヘパイストスに作らせた雷を武器にする全知全能の神。
生まれたばかりのヘラクレスがさらわれて悲嘆に暮れるが、
弟でもある死者の国の神・ハデスの陰謀で人間界に落とされたヘラクレスを天から見守っていた。
TVシリーズではオリンポス議会の議長であり、ハデスとポセイドンの兄でもある。
父親だったタイタン族の王・
クロノスを追い出し、
オリンポスの神々に世界を治める仕事を与えた。
神殿の像に乗り移って下界に現れる。人間界への神の干渉と一度決めた事の取り消しは避けているが、妻子には甘い。
高校生活に悩むヘラクレスを理解しようと人間の若者に変身した事も。
(以上、Wikipediaより引用・改変)
|
+
|
作品に関する余談 |
そもそもがヘラクレスが英雄となった経緯・理由も、原典においては、
「夫の浮気の子である事からヘラに呪われた結果、発狂して息子と甥を殺してしまい、その罪滅ぼしとしてアポロンの神託に従い「十の試練」に挑み
(一般的に「十二の試練」と呼ばれているのは「 従者の力を借りた」「罪滅ぼしなのに報酬を要求した」という理由で2回ノーカンになったため)、
別件での死後に神となって、やっとヘラから許され和解の証としてヘラ最愛の娘へーべーを妻として与えられた」
というドロドロした事情なのに対し、本作では、
「ハデスの策略によって肉体を神から人間のものに堕とされ、実の両親に会うために神に戻ろうとする
(あとついでにハデスが刺客を差し向けまくってくるので結果的に十二の試練のようになっている)」
と分かりやすい英雄譚となっている。
ついでにギリシャ神話の別の英雄であるペルセウス要素からか 天馬ペガサスも乗り回す
(ただし、本来ペガサスはペルセウスが退治した メデューサの血から生まれた天馬を「神の鞍」で無理やり従えているのに対し、
本作ではヘラクレスの幼馴染にして親友という設定)。
……以上のような内容もあって、ギリシャ神話好きからは、
「ギリシャ神話を題材にしておきながら都合の悪い所を改変し、ただのヒーローのお約束サクセスストーリーにされている」
と酷評されており、一方で特に原典に興味が無いディズニー側のファンからも、
「まあ良くも悪くもいつものディズニーな作品、別に特色は無い」
と微妙な反応をされるという、どっちつかずな作品評価となってしまっている。
一応、ヒロインのメガラ(原典におけるヘラクレスの最初の妻)の作中歌「恋してるなんて言えない」などは、
ディズニーでは珍しい部類の「失恋して傷付いて男を信じられなくなった(でもヘラクレスの事は…)な大人の女」の曲として人気が高いし、
ハデスも原典から大分改変されたが、それ故に「 クレバーで悪党なのにリアクションが面白いギャグキャラ」としての独特の人気があるのだが……。
後に『キングダムハーツ』シリーズにて『ヘラクレス』の面々は世界観ごとゲスト出演するが、
そちらは上手い事オミットされた原典要素や、原作ストーリーの不完全燃焼も拾い上げて昇華する事には成功しており、
現在ではそれなりに原作の再評価も進んでいる。長い冬だったなあ……。
|
MUGENにおけるゼウス(ヘラクレス)
カートゥーンキャラに定評のあるDerrick.D.Rowell氏による手描きキャラが存在。
操作方法は『
MVC』風の6ボタン方式で、
チェーンコンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが可能。
技は原作同様の雷攻撃の他、嵐を呼び起こす
超必殺技も所持している。
出場大会
最終更新:2025年09月30日 02:14