Wadafak


Eder氏によるスプライトを元に、O Ilusionista氏が製作したオリジナルキャラクター。
最初にリリースされたのは2005年だが、HDDのクラッシュによりデータが失われ製作は中断。
その後友人のAlex氏が所持していたことが判明、手直しを加えて2010年に公開された。

ウサギまたはロバのような小さな耳を持つ四足歩行の動物。
製作者曰く「犬でもロバでもモンスターでもない何か」との事で、
名前は日本語で「なんじゃこりゃ」や「何てこった」を意味する英語のスラング「 what the fuck 」から来ている。
読みは発音からすると「ワダファク」と言った所だろうか。

全身を使ったコミカルな動作が特徴で、動きも滑らか。
勝利演出で車のエンジンのような音を出したり屁をこいたりするなどのユーモアさ、
一部の動作で見せる少しグロテスクな表現など、海外のカートゥーンアニメを意識した表現が多く見られる。
同製作者の真・カズマと同じく攻撃を当てるとダメージ表示が飛び出す演出もあり、コミカルな外見と相まって見ていて楽しいキャラである。


性能

奇抜な見た目や動きとは裏腹に挙動は素直で、技も投げや飛び道具こそ無いが使いやすい物が揃っている。
弱中強の3ボタン式で、チェーンコンボやしゃがみ強からのエリアルレイヴが可能。

必殺技超必殺技を含めて5種類(内派生技が1種類)。
舌を伸ばす「Tongue Attack」は、リーチが長く舌に喰らい判定が無いため差し込みに最適。
横に判定が強い弱と中は中距離からの差し込み、上に判定が強い強は対空向け。
中と強は発動中に同じコマンドを入力すると、追撃用の技「Tongue Whip」が発動する。
ブレイクダンスで突進する「Spin-o-rama」は、ダウンこそ奪えないが強攻撃からキャンセル可能で、
ガードされても有利なのでコンボの締めに。
多段ヒットするためゲージが溜まりやすいのも利点。
人操作だとかなりシビアだが、画面端ならばしゃがみ中からエリアルレイヴに繋げることも可能。
空中から噛み付く「Diving Bite」は、3Fという発生の速さ、強い攻撃判定、出始め無敵に加えチェーンコンボに繋げる事もできる高性能な技。
特に強は移動距離が非常に長く、相手と離れていても一気に距離を詰められるため強い。
前述の通り投げを持たないWadafakにとっては非常に重要な技と言える。

そして超必殺技は、舌…というか内臓をドリル状に変形させて突進する「Insideout Body Drill」。
フルヒットで22ヒットし、爽快な効果音と派手な演出で見栄えが良い。
チェーンコンボから繋げる事も可能だが、ヒット補正が強くかかるため単発で出した方が威力が高い。
ただしガードされると不利なので注意。

普通に使う分には癖が無く使いやすい格ゲーの範囲に収まっているキャラなのだが、
大半の必殺技が当てて有利が取れるため、AIだと連発で簡単に永久が可能という世紀末な要素があったりする。
一応コンボ補正は強くかかるようにはなっているのだが、「Diving Bite」は補正の影響をほとんど受けないため、
並の耐久力のキャラ(LIFE1000、DEF100、補正なし)だと13回ほど噛み付けば相手は死ぬ。

AIは未搭載だが、薙氏によるAIパッチが存在する。
元はMametang氏による大会「もっと素晴らしき筋肉の祭典」用に製作されたもので、製作者と連絡がつかないため長らく公開されていなかったが、
2021年に製作者から公開可能の確認が取れたため、製作から7年越しに公開された。
地上チェーンからのエリアルレイヴを積極的に狙い、ガードもそれなりという堅実な動きをする。
AIレベルを10段階で設定できる他、先述した「Diving Bite」連発で永久を狙う「発狂モード」に移行する残りLIFEを設定可能。
AIレベルをconfigに記載されていない11にするか、移行するLIFEを最大値の1000にすると最初から発狂モードとなり、逆に移行するLIFEを0にすれば封印も可能。
AIレベル10における強さの目安は、発狂モードなしで並上位~強クラス、最初から発狂モードで凶クラス。


出場大会

出演ストーリー

プレイヤー操作



最終更新:2023年05月13日 06:13