Mの憂い@-2nd.Stage★Perplexed hide-and-seek
Chapter7:飴色の調べ
南の島へ財宝を探しに来ていた米軍兵4人は、最新の機器を使い洞窟を発見していた。
しかし、洞窟内には見た事もない文字の書かれた壁があるだけで、どこにも繋がっていないように思えた。
「ピピ大佐、1度基地に戻りましょう」
ファー中尉が言った。
「横田に居たときに知り合った考古学者がいるんですよ。この文字を調べてもらいます。」
「そうだな、一旦戻ろう。」
そう言って4人の米軍兵は基地のある島へと戻っていった。
しかし、彼らはその場所で悪性の熱病である「ふふーん性マラリア」に感染している事を知る由もなかった。
ホテルに滞在中の権田世慧の元に、ファー中尉からのメールが届いていた。
「こここれは、、、、、後藤教授が調べていた文字じゃないか。。。」
「おい野琵君、すぐに研究室からこの文字の資料を送ってもらってくれ」
「すごい発見ですね。これが解読できれば財宝のありかの手がかりになるかもしれませんね。すぐにメールで送らせます。」
その添付ファイルには、洞窟内で撮られた写真が数枚と文字の書かれている部分が拡大してある写真が添えられていた。
その頃、隣の島の米軍基地でも惨劇が起こっていた。
ふふーん性マラリアに感染したゼット2等兵が、高熱のため異常を来たし、他の米兵を全員虐殺していたのだった。
その彼もまた、マラリアの熱で死んでいた。
「世慧助教授、大体解読できましたよ。」
「そうか、読んで見てくれ。」
そこには、洞窟内の扉を開ける方法が書かれていた。
まず、マリポンの石を13個集めて、順番にカギとなる窪みに1つづつ嵌めていく事。
そこで開いた扉に、シッタカ大王の娘が入っていく事。
しかし、その次の部分が欠けていて読み取れなかった。
「なにか、時間の事が書かれているようなんですが。これ以上は無理です。」
「よくやった野琵くん。しかし、シッタカ大王の娘とは。。。」
しかし、大分判ってきたぞと世慧はほくそえんでいた。
「野比君、ファー中尉には、まだ時間がかかりそうだと伝えればいい。」
あとはマリポンの石と大王の娘だな。ということはシッタカ家の本家の末裔を探さねばいかんな。
かれはそう呟いていた。
そのころ、南の島では捜査会議が開かれていた。
「やっぱり、ただの怨恨ではないわね。島の平和を取り戻したいのなら犯人捜しなんてしてないで、一刻も早くシッタカ文明の謎をあきらかにしてしまうことですわよ。」
理恵世が偉そうに言った。
「うーん、だれか、シッタカ文明を詳しく知ってる人間はおらんのかね・・・・」
「署内には・・・」
「蜜場大学・考古学科・・・」ボードに貼られた後藤の経歴を見てだれかが呟いた・・
「あー、蜜場大学の権田助教授が先日から南の島にいらしてるはずだわ。それも殺された教授と同じ研究室の人だったわ。確か・・権田際さんの身元引受人で。」
「では、次の捜査会議には彼を呼んでおくように。」
世慧には、気になる事がもう一つあった。
際の遺品の中に、一通の『招待状』が入っていた。
差出人は涼島リゾート開発コーポレーションとなっていた。
その会社の社長でもある瞳海がホテル最上階のオーナー室にいる事を知った世慧は、思い切って、直接訪ねていた。
太良登はご機嫌だった。HeartfulParkの木陰で歌っていた。
ぶー ぶー ぶー ぶー しったかぶー
どこに-かくれたか しぃたかぶー♪
ぷり ぷり ぷり ぷり プリンセス♭
ひかる石にさそわれ あらわれる~♪
待ちわびた目覚めの時よ、満月にお迎えするわ
わすれないーでねプレゼント。
it's thirteen stones of Ma・Ri・Po・N♪
そばで遊んでいた子供たちも、いつしか一緒に唄っていた。
ぶー ぶー ぶー ぶー、ちったかぶうぅー、♪
ぷり ぷり ぷり ぷり ぷりんせすー
いつさぁーてすとんおぶ マ・リ・ポ・ン!
そう言えば、もうすぐだな・・・。
ポケットに大事そうに光る石をしまった。
最終更新:2005年11月28日 08:48