内容
神々がどのようにして「死に得る」のか、その概念を説明してほしいと求められた。
以前著した
『自然精霊分類の手引き』でも述べたとおり、これら「神々」と呼ばれる存在は、
世界と結び付けられた自我を持つ魔力にすぎず、その結び目となるものを我々は「依代(アンカー)」と呼んでいる。
依代とは、木や池、剣、あるいは竜のような、力を宿した小さな媒介物である。
より弱い種の神々は、その依代を破壊するだけで滅ぼすことができる。
クラス5の自然精霊は、木や岩といった単一の依代しか持たず、その対象が壊されれば精霊はたちまち虚無へと放り出される。
クラス4の自然精霊は通常、数十の依代を持つが、それらが比較的容易にすべて破壊されてしまうこともある。
たとえば私はかつて、森に宿るクラス4の精霊を滅ぼすために小さな雑木林を焼き払ったことがある。
その精霊の依代はすべて木々であり、炎によってことごとく失われたのだ。
しかしクラス3以上、すなわち我々が「神」と呼ぶ存在になると、通常この方法は通用しない。
クラス3の神は数百から数千の依代を持ち、クラス1の神に至っては数百万にも及ぶ。
だが彼らを殺す別の方法が存在する
――そのエネルギーの構造体そのものを引き裂き、依代との結び付きを保てなくなるまで損なうのだ。
これは神々同士が戦う際に起こる現象であり、依代は無視され、代わりに神が依代に及ぼす「把持そのもの」が攻撃対象となる。
なお、クラス3の自然精霊は「神」とみなされてはいるものの、最強の魔術師たちの力を超越しているわけではない。
かつて
ジャーマンガー(Jarmanger)が単独でクラス3の神を討ち、
そのエネルギーを我々の目の前で解きほぐしてみせた場面を、私は今でも覚えている。
しかしクラス1やクラス2の神々ともなれば、おそらく一人の人間の手に負える存在ではあるまい。
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最終更新:2026年03月31日 12:00