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伝承知識

Lorebook(伝承書)

世界・地域

Alharth(アルハース)

アルハースは様々な種族が暮らす大陸であり、多様な気候帯を特徴としています。
大陸の大部分は評議会領土の人間王国によって占められています。
その広大さゆえに、住民の多くはアルハースこそが世界全体の名称であると信じています。
評議会領は、エルフの国ヴェルタ、ラクシャサ帝国、そしてクローン覇権国と接しています。

Crone Hegemony(クローン覇権国)

クローン覇権国は、ラクシャサが支配する砂漠地帯と湿地Povus(ポヴス)地方を隔てて、評議会領と分かたれた帝国である。
かつてクローン族はアルハースの原住民であったが、革命の折に「十三人評議会」によって故郷を追われた。
近年、その一部が祖国奪還を目指して帰還しており、彼らはクローン評議会と呼ばれている。

砂の戦争において、クローン覇権国は当初ラクシャサおよびオークと同盟を結んでいたが、のちにラクシャサと決別した。
オークたちはその争いに巻き込まれ、多くの命が失われた。

クローン覇権国ではWar Scorpion(ウォー・スコーピオン)が運用されている可能性があり、
また重装甲のゴーレムであるConstructed Myrmidon(構造化ミュルミドン)も頻繁に用いられている。

  • クローン覇権国で現在も流通する通貨
Ancient Bronze Coin(古代の青銅貨幣) - オボルとして知られている
Ancient Silver Coin(古代の銀貨) - ドラクマとして知られている
Ancient Gold Coin(古代の金貨) - テトラドラクマとして知られている

Hegemony Lager(ヘゲモニー・ラガー)
クローン覇権国の人々に好まれる酒。オークと甘草の香りをほのかに帯びた、雑味の少ないビール。

  • Gotkul(ゴトクル)
クローン覇権国に属する著名なオークの将軍。

Pemphredo Eye(ペンフレドの目)
クローン覇権国の士官たちが用いる魔術通信装置。

書物をめくると、いくつか興味深い記述が目に留まる。

「各学派を率いる魔術師たちは密かに集い、自らを〈十三人評議会〉と名乗った。
もしゴルゴンたちに発覚していれば、我らは今なおクローン覇権国の軛の下にあっただろう。
しかし魔術の秘匿に守られ、彼らは反乱を組織したのだ」

「……女王ヘガタは新興の人類に対し公然と宣戦を布告し、同盟者へ援軍を求めた。
オークはこれに応じたが、ヴェルタのエルフは『内政問題である』として条約の履行を拒否した。
この決定はエルフとハグたちの間に深い亀裂を生み、その溝は今日に至るまで残っている」

「……クローン族が愛するイルマリを追われた際、彼らは〈グレートウェザーマシン〉を破壊し、評議会の手に渡ることを阻んだ。
その結果を予見していたのかは誰にも分からない。偶然だったのかもしれない。
だがいずれにせよ、イルマリはその後二十四年間にわたり凄まじい嵐に覆われ、肥沃な土壌は洗い流されて不毛の地と化した。
幾百年ものあいだ無人であったその地は、のちにラクシャサ侵略の上陸地点として利用されることになる」

⋯あまりに退屈だ。あなたは読書を切り上げ、目の前の差し迫った問題に意識を戻した。

                                     —『アルハースの歴史』

Verta(ヴェルタ)

ヴェルタはエルフの領地であり、評議会領の北に位置しています。
Serbule(セルビュール)地方はヴェルタにやや近い位置にあります。
Sun Vale(サンベール)諸島は両国の国境線上にあります。

最近、ドウィンダーレの街は大災害で焼け落ちました。
エルフの難民のほとんどは近隣のセルビュール公爵領への移住を許され、Serbule Keep(セルビュール砦)の町が急遽建設されました。

ヴェルタには、知性を持つカタツムリが少数生息しています。
Sun Vale(サンベール)Animal Town(アニマルタウン)からセバスチャンとグラナが、彼らを助けるためにこの地域を訪れました。

現時点では、ヴェルタの国境は閉鎖されているようです。

Dwyndarre(ドゥインダーレ)

ドウィンダレは古代エルフの樹木都市であり、かつてはエルフの地ヴェルタで最も有名な都市のひとつでした。

Stronmar Academy(ストロンマー・アカデミー)

ストロンマー・アカデミーは、かつて存在した評議会の秘密の人材訓練施設です。
将来有望な天才たちの能力を育成・洗練させることを目的としていました。
辺境のAnagoge Island(アナゴーゲ島)に、その存在を示す痕跡がわずかに残っているものの、
Anagoge Records Facility(アナゴーゲ記録施設)はそのまま残っています。

Elmetaph(エルメタフ)は学校の学監を務めており、かつてはテレポート魔法部門の責任者でもありました。

Ema(エマ)

エマは《評議領》に存在する町である。
かつて《評議会》はこの地を拠点として活動していたが、のちにステートヘルムへと移された。

Statehelm(ステートヘルム)

ステートヘルムはアルハース大陸、《評議領》に位置する都市であり、
現在《評議会》に残る五名の拠点となっている。
〈第8ポッド〉のトクは、この都市の評議会敷地内にきわめて強力な魔力を感知した。
彼はそれを「軍勢ひとつが悠々と行進できるほどの規模を持つ次元間の裂け目」と表現している。
評議会の敷地には厳重な防衛機構が備えられており、デーモンのサブポッドを丸ごと焼き尽くすほどの威力を持つという。

彼はこの装置が「いささか風変わりな嗜好の者たち」を扱うために使われているのではないかとほのめかしている。

Fallowglade(ファロウグレイド)

ファロウグレイドは、アルハースの評議会領に位置する小さな町である。
住民は人間、エルフ、ラクシャサによって構成されている。
デーモンである〈第8ポッド〉のトクは、評議会の動向を監視するためこの町に居を構えた。

Fosulf(フォスルフ)

フォスルフは数十億のラナロン族が住む湿地帯です。
この地では多くの人々が 「エノヨス」を崇拝しています。

Great City of Insects(大昆虫都市)

大昆虫都市は、フォスルフ大陸に存在する大規模な都市です。

「倒したレッドウィング・マンティスを解剖しても、その精神能力を示す物理的な痕跡は見つからないでしょう。彼らは古い世代のサイ=マンティスだからです。
しかし後期世代、いわゆる“真の”サイ・マンティス――フォルガクシスの一員や大昆虫都市出身のマンティス――を解剖すれば、サイローブと呼ばれる特殊な脳葉が確認できるはずです。」
— 『サイローブの秘密 解説書』

人物

Dalvos(ダルヴォス)

ダルヴォスは《評議会》の元構成員であり、失った議席を取り戻す方法を探し求めている。
近年、彼は知性を持つ生命の創造を目的として《Brain Bug(ブレイン・バグ)》を生み出した。
続く試みとして、セルビュールのCarpal Tunnels(手根骨トンネル)に棲むマンティスたちにMentalism(メンタリズム)の技法を教え込んだ。
さらに直近の実験は、ネイチャー・スフィアと呼ばれるアーティファクトを基盤としたものだ。
彼は《Weather Witching(天候魔法)》を発展させた高度な術式
――自我を持つ“天候”による軍勢の創出に取り組んでいるらしい。

ラヴォレル将軍はダルヴォスを追っている。

関係

ダルヴォス若旦那がステートヘルムへ旅立って以来、このような標本は見たことがありません!
きっと彼の技術を崇拝する人が作ったのでしょう。感傷的な理由でコレクションしたいと思っています。
我々カマキリは、何十年もの間、あの馬鹿な脳みそ虫どもと共にダルヴォスの奴隷だった。
だが今、我々は自由だ!そして、我々は必死に文化を求めている。それが多くの同胞を愚かにしているのだ。

ダルヴォスは我々の種族の祖先です。
5年前、ダルヴォスはエルティビュールのカマキリに知性を与え、我々を奴隷にしました。
我々の超能力が彼にとって脅威となると、彼は我々を解放しました。
彼はこの地域を訪れたことがあるが、私たちはここ何ヶ月も彼の霊的な存在を感じていない。

General Lavorel(ラヴォレル将軍)

ラヴォレル将軍は《評議会》に仕える将軍であり、ダルヴォスの追跡と捕縛を任務としている人物である。
彼はダルヴォスの実験成果を腐敗させ、ことごとく破壊することを自らの使命としているが、
その一方で独自の思惑に基づいた活動も行っている。
これまでに――
  • マンティス種族に対するダルヴォスの計画を妨害
  • マイコニアン社会に内戦を引き起こす
  • フェイの領域にも干渉している
など、各地で暗躍してきた形跡がある。

ダルヴォス自身も、ラヴォレルが自分を狙っていることをはっきり認識している。

世界への影響

Crystal Cavern(クリスタル洞窟)
クリスタル洞窟には、ダルヴォスからラヴォレルへ宛てたメモが残されていた。
警告
お前が評議会の手先だということは知っている。哀れなものだ。
だが私はただの賞金首ではない。これ以上近づくな。私の毒の獣たちがお前を殺すだろう。
そしてお前の死を悼む者などいない。
                                 ――ダルヴォス
Carpal Tunnels(手根骨トンネル)
ラヴォレルはダルヴォスを追う途上で、マンティス族の集落《手根骨トンネル》を訪れた。
彼は彼らに強力な魔術を授け、立ち去る直前に最後の調合レシピを残した。
そのレシピを用いた結果、マンティス族の1人Sherzat(シェルザット)は狂気に陥る。
シェルザットの日誌
ラヴォレルは去り際に、比類なき力を持つ戦士を生み出すという最後のレシピを授けてくれた。
部族きっての精神感応者である私こそ、その力を得る権利がある。
薬を飲んだので、後世のために経過を書き残す。

5時間後:精神の力が強まるどころか弱まっているようだ! 真の力が現れる前の一時的な反動に違いない。

3日目:頭の働きがあらゆる面で鈍っていく。怒りを抑えられない。
今日は助けようとしたエルゼハトルを追放し、さらにズルカレトルを毒のような粘液の爆発で殺してしまった。
自分がこんな存在になったことが忌まわしい。

4日目:これ以上同胞を傷つけぬよう、仮の住処の奥深くへ退いた。

また、洞窟にはラヴォレル自身の手記も残されている。
この日誌はお前のために残す、ダルヴォス。私がお前を追っていると知れ。
お前がこの忌まわしい精神使いの虫どもを創り出したこともな。
自分を天才魔術師とでも思っているのだろう?
だが禁じられた古い儀式など、どんな《天賦者》でも容易く扱える。
私も習得し、さらに一歩進めた――お前の怪物どもにそれを教えてやったのだ!
いまや奴らは自らの怪異を生み出し、お前を崇めてもいない。むしろ憎んでいる。
お前が私からすべてを奪ったように、私もお前から味方を奪い尽くす。
お前の首が壁に飾られ、私の名誉が回復されるその日まで止まらない。
                           ――ラヴォレル将軍
以降は錬金術の調合メモが続くが、重要な材料の記述はページごと引き裂かれている。
Myconian Cave(マイコニアン洞窟)
ラヴォレルはダルヴォス捜索の最中、マイコニアン暦31月の周期前にセルビュールの《マイコニアン洞窟》を訪れた。
彼はそこで五周期にわたりマイコニアンの群れと共に暮らし、人間との意思疎通の方法や自己という概念を教えた。
マイコニアンたちは彼を神のように崇めたという。

去る前にラヴォレルは二体のマイコニアン、トレマァタィダルの能力を強化し、自身の代理となる指導者に据えた。
しかし彼の行いに反発する一派が生まれ、強化された二体に対する抵抗運動が始まっている。
私の無口な友人たちには会っただろう。大きい方を“トレマァ”、賢い方を“タィダル”と呼んでいる。
奉仕の見返りに、私は彼らへ大いなる力を与えた。
だが――お前は彼らを打ち破ったのだな?
私を探し出せ。真の力を褒美として与えよう。
                                   ――ラヴォレル将軍

Jarmanger(ジャーマンガー)

ジャーマンガーは《八人評議会》に仕えた強大な魔術師であり、かつて《五人評議会》および《評議会》そのものにも名を連ねていた人物です。

現在の評議会の指導者であり、人類の救世主と称される。
現実を歪め、あるいは破壊しうるほどの力を持つ神々を指す「クラス0」という自然精霊の分類を提唱した。
彼はイルヴァデル・イラスの協力者でもある。
イルヴァデル・イラスの立ち会いのもと、クラス3の神を殺害し、それが可能であることを証明した。
アナゴーゲ島には彼の像が建てられている。
ダルヴォスが開発したクリスタル・ウォールを利用し、「危険な軍勢」の侵入を防いだ。
ダルヴォスからは「戦争の英雄」「他の連中のような嘘つきの虫けらではない」と評され、一定の敬意を払われている。
ダルヴォスの捜索・捕縛のため、第二縦隊のフェローズ司令官を派遣した。
同目的でラヴォレル将軍も派遣している。

  • アナゴーゲの像の銘文
像の台座には次のように刻まれている。
ジャーマンガー ― 評議会の指導者にして人類の救世主
この研究訓練施設は、ひとえにジャーマンガー氏の寛大なる支援によって実現したものである。
若き天賦者たちよ、彼の言葉を胸に刻め――
「研究こそ力なり。」
                               — アナゴーゲの像より

Councilwoman Irasce(評議員イラス)

評議員イルヴァデル・イラスは《八人評議会》の一員であり、多くの書物や日誌に残された注釈によって知られている人物である。
現在も《評議会》に在籍しているかどうかは定かではない。

Queen Hegata(女王ヘガタ)

女王ヘガタはクローンのひとりであり、クローン覇権国に対する人類の反乱に対して宣戦を布告した人物である。

Torsagar the Regent(摂政トルサガル)

摂政トルサガルは、かつて《八人評議会》の一員であったが、その後引退した。

デーモン

Destriel(デストリエル)

デストリエル――《デーモンロード》の名でも知られる存在。
その顔はすべての《Prodigy(天賦者)》と知性種にとって見覚えのあるものだ。
(Project:Gorgonのロゴに描かれている頭部が彼の顔である)
噂によれば、彼はこの領域への侵攻を企て、評議会領の征服を目論んでいるという。

「デストリエルは、数多の世界を束ねる銀河連合の最高将軍よ。
この世界にも所有権を主張していて、私たちが築いてきた現世との接点を何百も踏みにじってきた災厄そのもの。

それなのに、ここの人々はデストリエルの存在すら知らないなんて! どうしてそんなことがあり得るの?」

— レディ・アレシナ

Katuri(カトゥリ)

カトゥリは、記憶、人格、そして個人の目的を歪め、破壊する能力で知られるデーモンの一種です。
彼らはしばしば集団で行動します。
Yurra(ユラ)は、カトゥリが放蕩な冒険家でありデーモンハンターである貴方の心を操ったと述べています。


Tok of the Eighth Pod(〈第8ポッド〉のトク)

〈第8ポッド〉のトク、すなわち〈潜伏の達人〉は、ファロウグレイドの町に身を置いていたデーモンである。
トクは「万物の女王にして光と闇の慈母」たるデーモン「ベレリウス」に仕えている。
  • トクは複数の触手を持つが、そのうちの一本はクローンの面前で生肉を食した際に失われた。
  • 《評議会》の動向を探るべくステートヘルムへの潜入作戦を実行したが、彼のサブポッドは丸ごと焼却された。
  • トクは陛下の宝器《不可謬の刃》のひとつをファロウグレイドへ送るよう要請している。
  • トクの現在の消息は不明である。

+ Tok's Letter(トクの手紙)
「Tok's Letter」は、以前のウェブサイトに掲載されていたブログ記事です。
記事のコピーはWayback Machineで入手できます。

トクの手紙
《レインへ。

以下の鹵獲文書は十二年前のもので、デストリエル到来より前に書かれたものだ。
どうやらベレリウスという名のデーモンの将軍―数十もの次元を支配する好戦的存在―に宛てられているらしい。
どうか注意深く研究してほしい。
デストリエルに対抗する同盟者としてベレリウスを数えられれば、これほど心強いことはない。
この文書の中に、その手がかりがあることを祈っている。

――愛をこめて、ラウル》

差出人:〈第8ポッド〉のトク《潜伏の達人》
宛先:ベレリウス《万物の女王、光と闇の慈悲深き女神》
件名:六か月報告

《先住諸種族》
我が女王陛下、いまだに私は、なぜこの地へ派遣されたのか理解できておりません。
ここは確かに極めて魔力に満ちた場所――私が耳にした中でも屈指の魔法世界――ではありますが、同時にひどく辺境の次元でもあります。
住民たちは他の次元の存在をほとんど理解しておらず、そのすべてを《邪悪》とみなしています。
他次元から来た者は誰であれ《デーモン》と呼ばれ、忌避されるのです!

もっとも、彼らは《デーモン》を見分けるのが実に下手です。
私はファロウグレイドという町に住みつきましたが、今のところ誰一人として私の完璧な変装を見破っておりません。
さらに、旧知のラクシャサたちもここで先住種族のふりをして暮らしています。
我らの存在をラクシャサに悟られぬよう、細心の注意が必要でしょう。

真の先住種族はそれほど危険ではなく、互いによく似ています。
どの種も自分たちが他より遥かに優れていると主張しますが、正直なところ私には大半の違いがほとんど分かりません。
人間とエルフは特に似通っており、ゴブリンとオークも同様です
……それでも彼らは、微妙な亜種に至るまで一目で識別できるのですから不思議なものです。

生物学的にも共通点が多く、哀れなことに彼らは繁殖に卵嚢をまったく用いません。
幼体を自らの体内で育てるため、季節ごとに産める子の数が極端に制限されます。
消耗戦となれば、この貧弱な人口など数年で壊滅するでしょう。

《三十七柱》
この地の魔力が途方もなく豊かなため、三十七―三十七柱!―もの自然精霊が広く知られており、愚かな辺境人どもから《神々》として崇められています。
これら精霊は完全な知性を持ち、物理的な姿さえ取れると信じられていますが、私はそれを目にしたことも、確証を得たこともありません。

各《神》は特定の自然現象と結びつけられています。
多くの者は神々がその概念そのものを創造したと考えていますが、まったくもって馬鹿げた話です。
《風の神イレツ》が文字通り風を発明したなどと想像するとは!

もっとも、《狩りの女神ノララ》が単一の魔法病の蔓延に関わっているという話なら、自然精霊の能力として理解の範疇にあります。

もし我らの目的がこの世界の力を剥ぎ取ることであるなら、これら精霊がどれほど危険か予測は困難です。
ですが我が女王、あなた様を超える力など想像できましょうか!
もし本当に肉体を取れるなら、服従させて魔力の本質を剥ぎ取るか、戦の兵器として奴隷化することも可能でしょう。

《評議会》
アルハース大陸は広大で、ここでは《アルハース》こそ世界の名だと思い込む農民さえおります。
そのかなりの領域を占めるのが《評議会領》と呼ばれる国家です。

《評議会》とは、千年以上前に権力を握った一握りの魔術師たちで、自らの楽園を築き上げました
――当然ながら相当量の虐殺を伴って。
その後数世紀は平穏だったようですが、下等種の常としてすぐに内輪揉めに苛まれ、今や評議会は完全に姿を隠しています。
生き残った五人の評議員を見た者には、まだ一人も出会っていません。

当初は彼らは既に死んだと思いましたが、ステートヘルムの評議会敷地から信じがたいほど強大な魔力を感知しました。
明らかに恐るべき魔術師が存在します。
たとえば、軍勢が丸ごと通過できそうな規模の次元間亀裂を確認しました。
この力さえあれば、この世界どころか幾多の世界を容易に手にできましょう!

私は敷地への潜入を試みましたが力及ばず、同行したサブポッドは残念ながら焼き尽くされました。
より頑強な兵の増援を謹んで要請いたします。
また、この卑しい下僕は、女神の御慈悲により《陛下の不可謬の刃》の一振りを賜れれば、永遠の祝福を得ることでしょう。
どうかファロウグレイドの私のもとへ直接お送りください。

いずれにせよ、評議会の者どもは臆病な支配者で、姿を見せません。
今では多くの地方暴君が評議会の名のもとに統治しています。
彼らは民を養い敵から守りますが、その代償として高い通行税を要求するのです。

《クローン評議会》
評議会領が成立した際、旧住民は周辺国へ追いやられました。
しかし近年、評議会が姿を隠した隙を突き、最も力ある者たちが祖先の地を取り戻そうと戻りつつあります。
中でも興味深いのが《クローン評議会》と呼ばれる集団です。

クローンは先住種族の一つで、美の基準がどうやら他と異なります。
私にはエルフや人間との違いがほとんど分かりませんが、他種族は彼女らをひどく醜いとみなしています。
単純な連中は、醜い者は皆、残忍で狡猾だと思い込むのです。
もっとも、私が会った数名を見る限り、その偏見も一理あるようですが。
だが、残忍だからといって間違っているとは限りません!

クローンは大きな力と、より洗練された世界理解を持っています。
彼女らの思想は我らに近づけられるでしょう。
もしこの世界に内乱を育てたいのなら、クローン支援は賢明な賭けです。

ただし今後の使節への忠告を一つ。**彼女らの前で生肉を食べてはなりません。**
この無礼ゆえに、私は触手を一本失いました。

あなた様の卑しき下僕
トク

Berelius(ベレリウス)

ベレリウス――《万物の女王》《光と闇の慈母》――は、数十の次元界を統べるデーモンの将軍である。
彼女には〈第8ポッド〉のトクが仕えている。
また、彼女は「陛下の宝器《不可謬の刃》」と呼ばれる武器を有しているとされる。

Lord Forthragar(ロード・フォースラガー)

フォースラガーは《デーモンロード》の1人です。
Zukelmux The Intransigent(『妥協無き』ズケルムクス)は彼の軍隊の一部を指揮しています。

組織

The Council(評議会)

《評議会》とは、大陸アルハースの大部分を占める人類国家《評議領》を統治する指導機構の名称である。

  • 既知の構成員
ジャルマンガー — 《評議会》の指導者にして「人類の救世主」
評議員イルヴァデル・イラス — 《八人評議会》の時代に就任。現在も在籍しているかは不明

  • 《評議会》の歴史
《評議領》は、千年以上前に《十三人評議会》と呼ばれた十三人の魔導師たちがアルハースを征服したのちに築かれた。
彼らは数々の戦争を通じて先住諸族の大半を周辺国へと追いやり、その後《評議領》は数世紀にわたる平和を享受することとなった。

その時代のある時点で、《十三人評議会》のうち五名がアルハースおよび《評議領》から追放される。
これに伴い《十三人評議会》は《八人評議会》へと改称された。

百三年にわたり《八人評議会》は存続し、必要に応じて新たな成員を補充してきた。
しかし摂政トルサガルの引退を機に、評議会は後任の補充を停止する決定を下す。
《八人評議会》はやがて《五人評議会》と呼ばれるようになった。

近年、《五人評議会》は自らを単に《評議会》と名乗るようになった。
現在は四名のみが残っているとされるが、矛盾する記録の中には、少なくとも一人の元評議員が生存していることを示唆するものもある。
生き残った魔導師たちはステートヘルムに隠棲しているものの、《評議領》は各地の指導者たちの統治のもとで繁栄を続けている。

かつて《評議会》はエマと呼ばれる地に拠点を置いていた時代もあった。

The Council of Thirteen(十三人評議会)

十三人評議会は、アルハース各地の魔術学院から集った十三名の魔術師によって結成された。
彼らは女王ヘガタとクローン覇権国に対する反乱を組織し、その中心的存在となった。

のちに異端の五人がアルハースから追放されると、十三人評議会は八人評議会へと姿を変えることになる。

The Council of Eight(八人評議会)

八人評議会は、〈十三人評議会〉から異端の五人(Dissenting Five)が追放されたのち、残された構成員によって結成された。
彼らは103年にわたり統治を行い、必要に応じて欠員を補充してきた。
しかし摂政トルサガルが退任を選んだ際、八人評議会は新たな評議員の任命を行わないことを決定する。
こうして評議会はやがて五人評議会として知られるようになった。
  • メンバー
評議員イルヴァデル・イラス
ジャーマンガー

Dissenting Five(異端の五人)

異端の五人は、かつて〈十三人評議会〉の一員であった。
彼らは大陸アルハースより追放され、
さらに評議会の布告によってその名を未来永劫口にすることを禁ずると宣言された。

Council Army(評議会軍)

評議会軍は《評議会》に仕える戦闘組織であり、その意のままにアルハース大陸の評議会支配地域を防衛している。

 しかしフェロウズ司令官とその兵たちは《ブレインバグ洞窟》へと誘い込まれ、壊滅したとされている。

Second Column(第二縦隊)

第二縦隊は、《評議会領》における評議会の常備軍―評議会軍―の一部門である。
かねてより、Eltibule Keep(エルティビュール城塞)に巣くうゴブリンの巣は第二縦隊によって根絶されるとの噂があった。
しかし現在に至るまで、その作戦は実行されていない。

Council Corps of Engineers(評議会工兵団)

評議会工兵団は、《評議会領》全域で活動する建設および保守を担う組織である。

  • 既知の構成員
Sir Arif(アリフ卿)
Lady Rasheen(レディ・ラシーン)[故人]

用語

Prodigy(天賦者)

天賦者とは、四つある《天賦》のいずれかを生来より備えた者を指す。
その天賦の一つは超常的な学習能力を、別の一つは驚異的な身体的強靭さをもたらす。

近年、セルビュール地方には天賦者の流入が相次いでいる。
(あなたもその1人です)

「うわ、記憶消去が相当深くまで効いちまってるな? 気の毒に。
天賦者ってのは、四つの《天賦》のどれかを生まれつき授かった人間のことさ。
超人的な学習能力とか、並外れた怪力とかな。まあ気にすんな……お前は違うから」
— リガー

Great Weather Machine(グレートウェザーマシン)

グレートウェザーマシンは、クローン覇権国が開発した魔法の装置でした。
十三人評議会によってIlmari(イルマリ)から追放されたクローン覇権国は、この装置を破壊しました。
イルマリはその後24年間、嵐に見舞われ、肥沃な大地は不毛の砂漠へと変貌しました。

グレートウェザーマシンに関する噂は時折浮上し、イルマリ砂漠の地下のどこかにそのまま残っていると信じる者もいます。
ネイチャースフィアは、グレートウェザーマシンと同様の魔法の原理で動いているのかもしれない。

Naturesphere(ネイチャー・スフィア)

ネイチャー・スフィアは危険な魔導装置である。
ラクシャサがアルハースに到来するはるか以前にIlmari(イルマリ)を滅ぼし、農地を砂漠へと変えた
《グレートウェザーマシン》と何らかの関係があると考えられている。

ネイチャー・スフィアには今なお頭を悩まされている。
理解を超えるほどの魔力が漏れ出しているようなのだ。だが、なんという驚異的な力だ!
これならば、今までの実験がことごとく失敗した問題も突破できるに違いない。
マンティスも、脳獣どもも―あんなものは後回しでいい。もっと良い“軍勢”の構想を思いついたのだから…。
十分な数の意思を持つ気象を生み出すことができれば…私は再び評議会での座を取り戻せる。
そうすれば私は……いや、空想に耽るのはここまでだ。

まずはネイチャー・スフィアを封じ込め、この世界を滅ぼさぬ方法を見つけ出さねばならない。

                                  — ダルヴォス狂乱のメモ

Rakshasa War(ラクシャサ戦争)

「それほど昔のことではない。イルマリはかつて、クローン覇権国の支配下にある緑豊かな国だった。
だが《ラクシャサ戦争》のさなか、クローンの魔導士たちは戦術的判断として環境そのものを破壊した。」
— ローディング画面

《ラクシャサ戦争》は、ラクシャサの到来に対して評議会が異議を唱えたことをきっかけに始まった。
戦後処理をめぐる交渉の最中、意図せぬ形で《砂の戦争》が勃発することになる。

Battle of Rahu(ラーフの戦い)

ラーフの戦いは、《ラクシャサ戦争》の最中に、評議会とラーフのラクシャサとの間で繰り広げられた凄惨な戦闘である。
この戦いの結果として評議会が突きつけた要求が、やがて《砂の戦争》へと発展することになった。

評議会が、ラーフの戦いで負傷した全ての人間に対する賠償を求めた際、憤慨したラクシャサたちは条約を引き裂き、使者たちを殺害した。
これが《砂の戦争》勃発の引き金となった。
ラクシャサたちは、故郷の世界の武器を模したこのような爪を使ってその戦争に勝利した。

— 《砂の戦争の爪》

Sand War(砂の戦争)

砂の戦争は、《評議会》の兵とRahu(ラーフ)のラクシャサとの間で勃発した戦争である。
やがてオーク族と《クローン覇権国》もこの争いに加わった。

「数十年前に戦争があった。
かつては美しきイルマリの地だった砂漠で戦われたから、“砂の戦争”と呼ばれている。
ともかく、オークは《クローン覇権国》につき、そのクローンたちはラクシャサ側についた
……だが連中は突然寝返り、オークは板挟みにされた。今じゃオークは誰も信用しちゃいない。
ほとんどが戦で命を落とし、生き残った部族はこの地に退いて、古いオークの砦にガズルクシティを築いたんだ」
                                  ─モックス・ウォーカット

「ラクシャサ戦争が終結したあと、《評議会》は意図せずラーフとの第二の戦争を引き起こした。
“砂の戦争”はすでに終わったが、緊張はいまだ高いままだ」
— ローディング画面
最終更新:2026年03月31日 11:59