ステイゴールド - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

大アキツ皇国皇后（8-184）。本編未登場。
黄金船子ことゴールドシップの母親（5-169,8-184）であり、ウマムスタン連合共和国の部族間調整会議ではβ世界の競走馬の情報からスペシャルウィークと並んで第十一代カガンへと指名する神託が下ると考えられていた人物（8-160）。
アキツ人のため初代カガンの血を引いておらず、歴代カガンたちに共通する「初代カガンの血を引く人物」という経験則から外れた人物の上、肝心の神託の儀式で神託ではなく人類-フォアランナー統合帝国との交信チャンネルが繋がってしまい神託が下らなかったこと（8-172~184）からβ世界開通からネオユニヴァースによる介入（76-135~150）まで、本人は無自覚だが後継者問題に対して部族間調整会議のメンバーを混乱させた人物でもある（59-95）。

ウマムスタン連合共和国の内務省国家保安総局局長であるキンイロリョテイと同じ魂(意志)を受け継いだ存在（71-186~188）。
予定されている年代滑り（世代滑りとも）にてキンイロリョテイと統合予定（92-182~185）。

主な身分

• 大アキツ皇国　皇后

作中の動向

...

第十一代カガンに関する神託の内容に関して説明する場面で名前が初登場。(8-184)

作中人物との関係

ゴールドシップ

娘。
臣籍降下して「黄金船子」と名乗り外交官となっていたが、β世界のゴールドシップ（馬）と接触したことで失踪し、数々の騒動（39-123）の中心人物となる。

南坂

ゴールドシップの夫。
ゴールドシップと共に失踪したりしていたが、最近夫婦共々謎のパークスターナ人と一緒に帰ってきた（39-125）。

アキツ皇主

夫。
ゴールドシップの失踪などに悩んでいる（39-123）。

ディクタストライカ

大アキツ皇国財務大臣。
実馬は叔父-甥（ステイゴールドの母がディクタストライカのモデルのサッカーボーイの全妹）の関係であり、ディクタストライカも皇室派の外戚の可能性がある？

キンイロリョテイ

ウマムスタン連合共和国の内務省国家保安総局局長。
彼女と同じ魂(意志)を受け継いだ存在であり、共にステイゴールドというイデアを引き継いだ模像の一つらしい（71-186~188）。

ネオユニヴァース

第二十八代カガン。ある意味でこの世界（基準世界）の生みの親。
ステイゴールドとキンイロリョテイに関して認識がバグっていたり（69-9~16）、バグチェック後も「皇后」である彼女を何故か「皇太后」と呼んだり（71-186）と言動にバグの余韻が見え隠れする。
（76-149）の事象変異機関としての観測で「ステイゴールドでは第十二代目に続かない」と断言するなど、「ステイゴールド」というイデアの存在自体が彼女の不安定化につながった可能性がある？

なお、

• 次代カガンはスペシャルウィークという天命をスズカガンが得ている(9-27)
• ネオユニヴァースは経験則から代わりに神託を与えているに過ぎない(元からその役目を持っているわけでもなければ、カガンの異能生存性を付与しているわけでもない)

と言うこともあり、実際基準世界において本当にステイゴールドが次期カガンで合っていたのかは謎のままである。