グローリーサンデー - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局【8/19更新】

旧グラ/満6歳頃

概要

幼名ニサ(温和の意/5−164)。スズカガンの長子である栗毛のウマ娘。
2つ下の妹サイレンスサンデーとは互いに不倶戴天の間柄。
名前の由来は栄光の日曜日(ウマ娘サイレンススズカ。133−66)で、2025年12月25日生。
ウマ娘名申告は2027年9月9日(妹の誕生日)。

その幼名に違わない温和で社交的な気性・性格の一方、氣に現れる心身の性質は金の奈落。(33-65、69)
丈夫な肺と冷徹さ、それ以上に真っ暗で底なしの何かを持っており何を考えているかわからない。
実際、5歳時点ですでに不倶戴天の妹と冷戦を展開する判断が取れる知性があるかと思えば、無邪気にお菓子作りや趣味に興じる子供らしい一面を見せることもある。
その精神の形には、内務省の筆頭覚醒者であるコパノリッキーすら恐怖した。
(曰く、「氣の流れと中身が著しく乖離していて風水的に気持ち悪い」)

通っている氏族系学園、アハルテケ学園ウマルカンド校(28-77)には、2031年9月当時まだ5歳でありながらすでに初等部に入学。(29-120)
(馬に乗る方の)流鏑馬部を創部して活動している。(29-125)
創部にあたってはスマートファルコン内務大臣に将来的な騎馬警官の育成に役立つと説明して要望を通した。(29-126〜130)
グローリーはこの当時にして、おそらく大人基準で並み以上の騎乗能力(658)と人並みの弓術の腕(471)を有しており。
特に騎乗能力に関しては、当時3歳(30-93より満4歳の9月5日)で並み以上だった妹サイレンス(573。30-196)を上回っている。

その他体力測定の一環で行われたレースで早くも覚醒したほどの領域の資質を持ち、すでに交渉や手芸もスズカガンが相手になるほど上手い。
こうしたマルチな才能をはじめ、
容姿、レース適性(大逃げマイル)、走り方(21-49)、
領域の性質、底なしの奈落(初期のスズカガンは真っ黒な目玉になることがあった)
といったように、母であるスズカガンにあらゆる面で瓜二つ。

しかし完全に同一ではないらしく、高貴な知性を持ち母や妹を認めたシャマルキタルファは彼女に敵対的。
ほとんど友人関係がなかったスズカガンとは逆に、姉妹とも普通に友人に恵まれている点でも異なっている。

この先、宇宙の核心

なお、ネオユニヴァースから明かされた話によると、
上位次元のカガンへの偏愛により幻影・変身であってもカガンを複製することはできない(119-9～57)
という。

彼女はカガンが複数人いるとこの存在に不都合だからではないかとして、上位次元の意向が宇宙に反映されているためにアストライアーの能力としても擬態可能な能力自体がそもそも発現しないと考えている。
また、住人からはこの法則下ではカガンの顔への整形もおそらく不可能だろうと見られている。

そんな中このグローリーサンデーは、カガンの子供といえども、そして母との差別化にもがく将来が示唆されている(107−10)といえども。
カガンの複製・似姿を許さぬ宇宙にあって、カガンに領域すらも瓜二つの子供として生まれ育っている特異な人物と言うことになる。

一応、同じカガンとなる意志を継いでおり、そのために上位次元が介入しようとしていると考察されたキンイロリョテイとステイゴールドのような上位者からの介入は現状確認されていない。
ただ、べレシートという正体不明の人物に133スレ目でグローリーは遭遇。
ベレシートは彼女以外には認識不能な人物で、グローリー自身も接触中姿が見えなくなっていた(133-56、59)が、その背景は現状不明である。

実は、オカルトが好きで月刊マ—が愛読書。(80-162)
金剛僧正により基準世界およびβ世界が危機に陥った事件で起きた、弾道弾迎撃直後のウマネスト再征国による演説放送から徐々に世界の真実に気づいた(本人談)模様。(80−165)
都市伝説や陰謀論が絡むと、妹が引くくらい前のめりになる。

作中の動向

作中人物との関係

サイレンススズカ

全てではないが数多くの面で生き写しのお母さん。
5歳時点ですでに恐るべき知性や才能を発揮する娘に、流石のスズカガンも手を焼いている。

サイレンスサンデー

不倶戴天、あるいはコインの裏表の妹。
敵対を公にする愚やバ脚を現す方が格下という認識を共有し、表向き平和にしながら冷戦を繰り広げている。

曰く「栄光が沈黙を、あるいは沈黙が栄光を倒す。そこに他者の介在は必要ない」(21−45)

……のだが、見方を変えれば姉は対等な存在として己に突っかかる妹を扱っており、オカルト趣味を除けば滅茶苦茶良い姉と言えなくもない。(134−78)
相容れないながら目を離せないその様はサンデーサイレンスとグローリアスソングの関係にも近く、一面で断ずることができない姉妹仲と言えよう。

不倶戴天の例

• 名前(ウマ娘と史実のサイレンススズカ)
• 高貴なる知性馬シャマルキタルファは母と彼女を認め、グローリーを攻撃した。
• ともに強い心肺を持ち異様な精神を持ちつつ、金の奈落と火の凍土という真逆に取れる精神性向を示す。

(また、火は金を溶かす相克関係にある)

• 母の生き写しと先祖帰り(父方の芦毛)&突然変異(超重戦車)
• 社交的と人見知り
• オカルト好きな姉と陰謀論に否定的な妹

サラーフ

お父さん。
関係は良好な様子。

べレシート

月刊マ—2033年6月号をきっかけに出会ったオカルト仲間の占い師のようなもの。(133−25)
競馬新聞を読んでいた(133−52)ため競馬予想家と思われる。
オカルト話に花を咲かせた末に解散したが、その姿はグローリー以外の誰にも認識されずに消え去っていた。(133−59)

ダイサンゲン

体力測定の場で出会った思いがけぬライバル。
おそらく彼女の領域が呼び水となったことでグローリーも領域に覚醒。(29-175)
これをぶつけ合い、両者本格化前の体で無理したために倒れるほどの激戦を展開するも惜敗した。(29−178)

ナリタブライアン&キタサンブラック&スイープトウショウ

色々なことを教えてくれる長老の人や父の後輩とその友人。
レポートの助けになっている。

グローリアスソング

名前とコインの裏表な妹がいるところがそっくりな人物。
グローリーは6歳時点で領域までも母の生き写しであるが、ソングもまた、最も母の狂気を受け継いでいると言われている。
一方火が相剋である金の氣を持つグローリーに対して、(逸話からの比喩ではあるが)ソングは火に相剋である水が氣であることが示唆されている。(133−36)

参考資料

• 2027.9.9 『私』が生まれた日
• 2027.9.9ｰβ 無間の静寂を越えて
• 2031.9.5 その栄光に捧げる焦熱の剣
• 2032.1.9 震い哭け、帷の紅紫狼