シルヴァーホーク - ウマムスタン連合共和国大統領府史料編纂局

概要

ウマムスタン連合共和国初代元帥。
サンデーサイレンス配下の最古参の一人にして、古参の家臣の中では最も長寿だった。（43.5-172）
ロベルト氏族の元になったロベルト商会の商会長ロベルトの長子（106-75,113-166）
19世紀にウマムスタンが経験した戦争の多く(西トルキスタン統一戦争、カーブリスターン侵攻、北バーラト大戦)に従軍し、その武勲によって初代陸軍元帥に任命された（42-170）。

サンデーサイレンスの側近として彼女の覇業を支える一方、急進的国家主義者、大ウマムスタン主義の源流（42-173）として、現代のウマムスタン連合共和国にも多くの影響を残す。
彼女の長女の系譜がロベルト氏族のドドゥルガ支族となり、次女の系譜がモスボロー氏族となった（125-198）。

実は、刀剣の収集癖がある（123-6）。

登場する際の画像はグラスワンダー

主な身分

• コーカンド・ハン国　王族

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• ウマルカンド・ハン国　千騎長

• ウマムスタン連合共和国　元帥

作中の動向

...

藤井記者の奇妙な冒険編で、フィッダサクル（銀の鷹）社の社名の由来になった過去の人物として初登場（42-151）

その後、建国期編でロベルトのもとにサンデーサイレンスが商談を持ち込む場面で、人材を紹介するとして本編初登場(99-139)。
経理と戦術指揮ができる人物としてサンデーサイレンスの配下に加わる。

アグネスレディーの研究所の工作機械やその発明品を用いた織物製造会社などを通じて、これからの世の中は機械化とそれを扱うことのできる高度な技術者が必要になると理解。
その前段階として身分を問わない基礎教育の必要性にサンデーサイレンスの側近の中で最も早く気づく。
そしてより経済を回すために、それら高度な生産に関わる人間の数を増やすことが国の富を増やすことに繋がる、という人的資本の概念を提唱。優れた観察力を見せた。
この観察力の高さは戦場でも活かされ、不安で弱気となった味方（104-19）（107-31）に強い言葉を投げかけ、敢えて反発させて奮起を促すなどの行動にも見られる。

サンデーサイレンスの神託については、スノウインハザードともども雑談の中であっさり知らされた。（113-143）

第一線を退いた後、忠誠心の厚い部下達とウマムスタン国家再生委員会の前身組織となったウマムスタン黒連盟を結成する。（42-175）
しかしこの黒連盟は世界線変動によってシベリア黒連盟が組み込まれる形で発生したγ世界由来の存在であり、変動以前にどのような老後を送っていたかは不明。

シムケント公国を巡る北方打通作戦の結果、1802年にシムケントのホージャの跡継ぎを婿に取り、実質的にシムケントの支配者となる。
夫との間に出来た長女はロベルト氏族ドドゥルガ支族を興し、次女はモスボロー氏族を興した。

作中人物との関係

サンデーサイレンス

主君。血縁的には従妹にあたる。
後に彼女を信仰するウマムスタン黒連盟を結成する。

ロベルト

母親。ロベルト商会の利益・不利益になりそうな動きは逐一知らせていた。

ブライアンズタイム

末妹。母を上回る商才を見せられたため、商会を継ぐことを諦め軍人に。

ダンスリムリック

同輩。コマンダーインチーフをサンデーサイレンスが「そこの二人ほどではないが腹黒い」と表現した際、二人揃ってしらばっくれた（112-159）

ホージャ(シムケント)

義父か大舅。彼の敗死後に息子か孫を婿にしたので本人との生前の面識はない。

グラスワンダー

子孫（126-7で判明）。使用される画像が同じ。
彼女の長女の系譜であるロベルト氏族のドドゥルガ支族出身。

パシフィカス

子孫（126-7）。
彼女の次女の系譜であるモスボロー氏族出身。