ナイトゴーント
ナイトゴーント(Night-gaunts)は、
クトゥルフ神話に登場する架空の生物で、日本語では「夜鬼」とも呼ばれます。
概要
- 起源と概要
- 初出はH.P.ラヴクラフトの小説『未知なるカダスを夢に求めて』で、ラヴクラフトが幼少期に見た悪夢が元になっています
- 主にドリームランドと呼ばれる夢の世界に生息し、現実世界にも姿を現すことがあります
- 旧神ノーデンスに仕える眷属であり、ノーデンスの命令で侵入者を捕らえるなどの役割を担っています
- 外見と特徴
- 黒く痩せ細った人型で、全身がクジラのようなゴム質の皮膚に覆われています
- 顔には目や鼻、口がなく「のっぺらぼう」のような空白がある
- 蝙蝠のような翼、牛のような曲がった角、そして長い尻尾を持ちます
- 翼は音を立てずに飛行可能で、尻尾にはトゲがあり、相手を「くすぐる」攻撃を行います
- 行動と性質
- 普段は荒涼とした土地や聖域を守る役割を果たし、自ら攻撃することは少ないものの、侵入者には容赦しません
- 侵入者を捕まえ、高空へ連れ去ることが多く、抵抗されると尻尾でくすぐり攻撃を加えます
- さらに激しい抵抗があれば、高所から落下させたり、「ナスの谷」など危険な場所へ放置します
- グールとは友好的な関係を持ち、協力して偵察や運搬を行うこともあります
- 召喚と利用
- 魔術師によって召喚されることもあり、その際は使い魔として仕える場合があります
- 召喚には特定の呪文や儀式が必要ですが、その詳細は不明です
- ノーデンスとの関係
- 文化的影響
- ナイトゴーントはクトゥルフ神話TRPGやゲーム、アニメなどにも登場し、その独特な外見と設定から幅広い人気を集めています
- また、「くすぐり攻撃」というユニークな特徴はギャグシナリオなどでも活用されています
ナイトゴーントは、その
神秘的かつ不気味な存在感でクトゥルフ神話世界において重要な役割を果たしています。
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最終更新:2024年12月29日 14:45