眷属
「眷属(けんぞく)」は、日本語や仏教、神道などで幅広く使われる言葉です。
概要
- 血縁・親族
- 「眷属」は、血筋のつながりがある親族や一族を指します。この意味では、家族や親戚を包括的に表現する言葉として使われます
- 従者・配下
- 主君や主となる人物に仕える従者や家来、配下の者を指す場合もあります
- この用法は特に歴史的文脈で見られることが多いです
- 仏教での用法
- 仏教では、「眷属」はサンスクリット語の「パリバーラ(parivāra)」を訳した言葉で、仏や菩薩に仕える存在を指します
- 例えば、薬師仏に仕える十二神将、不動明王の八大童子、千手観音の二十八部衆などが挙げられます
- また、広義では仏教徒全体を指す場合もあります
- 神道での用法
- 神道では、「眷属神」として、大きな神格に付随する小さな神格や神の使いとしての動物(例: 狐、蛇、鹿など)を指します
- これらは神の意志を伝える役割を持ち、人間を超えた力を有する存在とされています
- 現代的な使い方
- 現代では、「眷属」という言葉は日常会話ではあまり使われませんが、小説やゲーム、アニメなどのフィクション作品で登場することがあります
- 特に吸血鬼や悪魔など超自然的な存在が人間を「眷属」として従える設定で用いられることが多いです
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最終更新:2024年12月08日 10:59