グルースのエキゾチック物質2
【レッドスプライト号】
(作戦司令室)
アーサー
「おかえりなさい、タダノ隊員。任務完了、ご苦労でした。これで、本来のミッションである、シュバルツバース調査に移行できます。」
通信班の女性
「それにしても、ゼレーニンの歌。神の奇跡を見ているようだったわ。ゼレーニン。本当に天使に生まれ変わったのね…。」
観測班クルー
「ゼレーニンは、ヤバイだろ。行き着くとこまで、行っちまった。だいたい、アレが奇跡だというのか?ジャック部隊のやつら皆、マインドコントロールされたような目をしてたぞ…。」
アーサー
「ゼレーニン中尉の声帯振動から発せられる声の領域を観測しましたが…。おおよそ、人間の発する声の質とは異なり、他の音質との類似も見られません。現時点で分かっているのは脳波に直接影響を及ぼす共鳴信号という事実だけです。類似例を挙げるなら、デルファイナス奇症の治療に使用したMK型治療器でしょう。あの波長に共通点が見られますが、出力の強大さなどはこれを大きく上回ります。」
資材班クルー
「やっぱりヤバイんじゃないのか?ヘタしたら、俺たちも…。」
アーサー
「不明な点が多いながらも、ゼレーニン中尉の特殊装備として戦力と考える手もあります。第一に、攻撃性、凶暴性が著しく低下し、持続性も認められる効果。第二に、対悪魔攻撃手段になりえるという報告。以上の事例から見ても、現時点では有用であると判断します。」
資材班クルー
「…分かったよ、アーサー。いまは、ゼレーニンが敵でないことを喜んでおくよ。」
アーサー
「では次に、セクター・グルースについて入手した情報です。セクター・グルースを支配する悪魔の名が、「夜魔マーヤー」であるという情報が入っています。ジャック部隊に捕らえられていた悪魔からの情報です。エキゾチック物質を入手する手がかりとなる可能性が、これまでの状況から推測されます。」
マッキー
「なるほどね。今度の相手はマーヤーって悪魔か。ほかに情報はないのか?そいつの居場所とか。」
アーサー
「マーヤー、あるいはそれと推定されるエネルギー体の位置などは不明のままです。このセクターの特性である幻覚作用、つまり視覚を中心とした情報かく乱が調査を困難なものにしているためです。現在、ジャック部隊に捕えられていた悪魔が、夜魔マーヤーを知る唯一の手がかりとなっています。この悪魔から、戦闘、もしくは和平交渉で情報を得ることも有効な手段と考えます。調査隊として、効率の良い方法で任務を遂行してください。」
声
「…残念だが、今のままじゃマーヤーのところにたどり着くこともできねぇぜ。」
ヒメネス
「今話していた悪魔たち…アイツらに連れられ、行ってきた。セクター・グルースの「隠れ場」へさ。」
インフラ班クルー
「「隠れ場」?」
ヒメネス
「ヒトナリなら分かるだろ?スペーススキャナで発見できる隠された空間…。そこに、悪魔たちの集落がある。マーヤーがいる場所も、その「隠れ場」から繋がっているとしたら…。そこを一度経由しないと、マーヤーにはたどり着けないぜ。だが、安心しろ。」
>ヒメネスは妖しい輝きを放つフォルマを取り出した。
ヒメネス
「これは、「隠れ場」に入るためのカギって、悪魔から渡されたもの。このフォルマを研究し、メインアプリの機能に落とし込めば…。ヒトナリも、その「隠れ場」にいけるはずだ。………。オレは、こんな身体になっまったし、脱出なんて、正直どうでもよくなってきたんだが…。ヒトナリ、オマエにはいろいろ、世話になった。そのお礼ってことで、フォルマはやるから、後は好きに使ってくれ。この体の力で自由に往来できるオレには不要な物だからな。」
>ヒトナリは巨人の牙を手に入れた。
アーサー
「ヒメネス隊員、フォルマの入手、ご苦労でした。ヒメネス隊員の独断による行動は推奨できるものではありませんが…。悪魔軍とこのコネクションが後の展開を有利にすることを期待し現段階では不問とします。」
ヒメネス
「チッ…いちいちうるせえなァ。協力してやってるんだから、自由にやらせろよな。」
アーサー
「タダノ隊員は、ラボのアーヴィンに、開発要請を行ってください。メインアプリの強化が完了し次第調査を続行してください。」
(作戦司令室)
アーサー
「おかえりなさい、タダノ隊員。任務完了、ご苦労でした。これで、本来のミッションである、シュバルツバース調査に移行できます。」
通信班の女性
「それにしても、ゼレーニンの歌。神の奇跡を見ているようだったわ。ゼレーニン。本当に天使に生まれ変わったのね…。」
観測班クルー
「ゼレーニンは、ヤバイだろ。行き着くとこまで、行っちまった。だいたい、アレが奇跡だというのか?ジャック部隊のやつら皆、マインドコントロールされたような目をしてたぞ…。」
アーサー
「ゼレーニン中尉の声帯振動から発せられる声の領域を観測しましたが…。おおよそ、人間の発する声の質とは異なり、他の音質との類似も見られません。現時点で分かっているのは脳波に直接影響を及ぼす共鳴信号という事実だけです。類似例を挙げるなら、デルファイナス奇症の治療に使用したMK型治療器でしょう。あの波長に共通点が見られますが、出力の強大さなどはこれを大きく上回ります。」
資材班クルー
「やっぱりヤバイんじゃないのか?ヘタしたら、俺たちも…。」
アーサー
「不明な点が多いながらも、ゼレーニン中尉の特殊装備として戦力と考える手もあります。第一に、攻撃性、凶暴性が著しく低下し、持続性も認められる効果。第二に、対悪魔攻撃手段になりえるという報告。以上の事例から見ても、現時点では有用であると判断します。」
資材班クルー
「…分かったよ、アーサー。いまは、ゼレーニンが敵でないことを喜んでおくよ。」
アーサー
「では次に、セクター・グルースについて入手した情報です。セクター・グルースを支配する悪魔の名が、「夜魔マーヤー」であるという情報が入っています。ジャック部隊に捕らえられていた悪魔からの情報です。エキゾチック物質を入手する手がかりとなる可能性が、これまでの状況から推測されます。」
マッキー
「なるほどね。今度の相手はマーヤーって悪魔か。ほかに情報はないのか?そいつの居場所とか。」
アーサー
「マーヤー、あるいはそれと推定されるエネルギー体の位置などは不明のままです。このセクターの特性である幻覚作用、つまり視覚を中心とした情報かく乱が調査を困難なものにしているためです。現在、ジャック部隊に捕えられていた悪魔が、夜魔マーヤーを知る唯一の手がかりとなっています。この悪魔から、戦闘、もしくは和平交渉で情報を得ることも有効な手段と考えます。調査隊として、効率の良い方法で任務を遂行してください。」
声
「…残念だが、今のままじゃマーヤーのところにたどり着くこともできねぇぜ。」
ヒメネス
「今話していた悪魔たち…アイツらに連れられ、行ってきた。セクター・グルースの「隠れ場」へさ。」
インフラ班クルー
「「隠れ場」?」
ヒメネス
「ヒトナリなら分かるだろ?スペーススキャナで発見できる隠された空間…。そこに、悪魔たちの集落がある。マーヤーがいる場所も、その「隠れ場」から繋がっているとしたら…。そこを一度経由しないと、マーヤーにはたどり着けないぜ。だが、安心しろ。」
>ヒメネスは妖しい輝きを放つフォルマを取り出した。
ヒメネス
「これは、「隠れ場」に入るためのカギって、悪魔から渡されたもの。このフォルマを研究し、メインアプリの機能に落とし込めば…。ヒトナリも、その「隠れ場」にいけるはずだ。………。オレは、こんな身体になっまったし、脱出なんて、正直どうでもよくなってきたんだが…。ヒトナリ、オマエにはいろいろ、世話になった。そのお礼ってことで、フォルマはやるから、後は好きに使ってくれ。この体の力で自由に往来できるオレには不要な物だからな。」
>ヒトナリは巨人の牙を手に入れた。
アーサー
「ヒメネス隊員、フォルマの入手、ご苦労でした。ヒメネス隊員の独断による行動は推奨できるものではありませんが…。悪魔軍とこのコネクションが後の展開を有利にすることを期待し現段階では不問とします。」
ヒメネス
「チッ…いちいちうるせえなァ。協力してやってるんだから、自由にやらせろよな。」
アーサー
「タダノ隊員は、ラボのアーヴィンに、開発要請を行ってください。メインアプリの強化が完了し次第調査を続行してください。」
【調査開始→グルース】
悪魔
「ん、人間がここに、何の用だ?」
>ヒトナリは事情を説明した…。
悪魔
「夜魔マーヤーに会いたい?居場所を教えろ…だと?会ってどうする。他を支配していた悪魔同様、葬り去り、奪うつもりなのだろう。違うか?だが、残念だな。夜魔マーヤーが人間に遅れをとるなどありえぬ。仮にマーヤーを倒せたとしたら、オマエたち人間を認めてやってもいい。力あるものが、世を支配するのは我らにとって当然の理。それが、亡国の王であろうともな。………。」
>悪魔は何やら考え込んでいる…。
悪魔
「…フム。ひとつ、取引をしないか?我らを、捕縛していた部隊のことなのだが…。他でもない。あの忌々しい人間どもを始末して欲しいのだ。今も、恨みを抱き続けている悪魔…怒りが収まらない悪魔は多い。ジャック部隊と呼ばれていた人間たちを始末すること…。これが条件だ。マーヤーへ通じる門は我が力によって封印されている。
あの人間どもを始末してくれれば、その封、解除しても良いぞ?」
悪魔
「ん、人間がここに、何の用だ?」
>ヒトナリは事情を説明した…。
悪魔
「夜魔マーヤーに会いたい?居場所を教えろ…だと?会ってどうする。他を支配していた悪魔同様、葬り去り、奪うつもりなのだろう。違うか?だが、残念だな。夜魔マーヤーが人間に遅れをとるなどありえぬ。仮にマーヤーを倒せたとしたら、オマエたち人間を認めてやってもいい。力あるものが、世を支配するのは我らにとって当然の理。それが、亡国の王であろうともな。………。」
>悪魔は何やら考え込んでいる…。
悪魔
「…フム。ひとつ、取引をしないか?我らを、捕縛していた部隊のことなのだが…。他でもない。あの忌々しい人間どもを始末して欲しいのだ。今も、恨みを抱き続けている悪魔…怒りが収まらない悪魔は多い。ジャック部隊と呼ばれていた人間たちを始末すること…。これが条件だ。マーヤーへ通じる門は我が力によって封印されている。
あの人間どもを始末してくれれば、その封、解除しても良いぞ?」
+ | わかった |
+ | 断る |
+ | 少し、考えさせてくれ |
「実は我は、此度の件で暗躍していた天使どもの動きのほうが、気になるのだ。気づいているか?従属の徒と成り果てた人間たちの行く末を。奴らは、まず、あの部隊の者どもを神の尖兵に仕立て上げるつもりなのだ。その次は、オマエたちの番だぞ?あの歌で、人間総てが神の操り人形だ。いつか、地球の覇権をめぐり、あの天使どもとは、必ずや戦となる。その前に、厄介な芽は摘んでおきたいのだ。良いか?人間よ。オマエたちが信用に足るかどうかこれで、知っておきたいのだ。答えは、今すぐでなくてもかまわん。人間らしくよく話し合い、決めるのだ。では、良い返事を待っておるぞ。」
>通路の先にヒメネスがいる…。
>ヒメネスはこちらに近づいてきた。
ヒメネス
「よお、ヒトナリ。どうだった?何か良い情報は得られたか?」
>ヒトナリはこれまでの経緯を話した。
ヒメネス
「イイんじゃねえか。その取引。あのクソ部隊に、アレだけのことをされたんだ。仕方ねェ。それに、あの「ペ天使」が胡散臭いのも同感だしな。…いいか?ヒトナリ。オマエは悪魔を使う機動班だから分かっていると思うが…。悪魔の中には、人間と共存する考えを持つやつもいる。悪魔の力を得たオレ。悪魔を使いこなしているオマエ。オレたち人間の底力を目の当たりにし、思ったんだとよ。力があれば、悪魔は認めてくれる。いや、認めさせることができるんだ。ならば、悪魔との共存は可能だよな?……。…オレの言いたいのはそれだけだ。あとは「人間」同士で話し合って決めてくれ。オレは少し自由にさせてもらうわ。じゃあな、ヒトナリ。」
>ヒメネスはどこかへ去っていった。
>ヒメネスはこちらに近づいてきた。
ヒメネス
「よお、ヒトナリ。どうだった?何か良い情報は得られたか?」
>ヒトナリはこれまでの経緯を話した。
ヒメネス
「イイんじゃねえか。その取引。あのクソ部隊に、アレだけのことをされたんだ。仕方ねェ。それに、あの「ペ天使」が胡散臭いのも同感だしな。…いいか?ヒトナリ。オマエは悪魔を使う機動班だから分かっていると思うが…。悪魔の中には、人間と共存する考えを持つやつもいる。悪魔の力を得たオレ。悪魔を使いこなしているオマエ。オレたち人間の底力を目の当たりにし、思ったんだとよ。力があれば、悪魔は認めてくれる。いや、認めさせることができるんだ。ならば、悪魔との共存は可能だよな?……。…オレの言いたいのはそれだけだ。あとは「人間」同士で話し合って決めてくれ。オレは少し自由にさせてもらうわ。じゃあな、ヒトナリ。」
>ヒメネスはどこかへ去っていった。
???
「うう…。やめて!」
>ヒトナリは声が聞こえる方へ振り返った。
ゼレーニン
「やめて!あなたたちは…悪魔だったの!?そんな、信じていたのに…やめなさい!」
>ゼレーニンの様子がおかしい…。
「うう…。やめて!」
>ヒトナリは声が聞こえる方へ振り返った。
ゼレーニン
「やめて!あなたたちは…悪魔だったの!?そんな、信じていたのに…やめなさい!」
>ゼレーニンの様子がおかしい…。
+ | 声をかける |
+ | 様子を見る |
>ゼレーニンは一声澄みやかに叫んだ…!
>ゼレーニンの体から何かの気配が逃げていった…。
>ゼレーニンは落ち着きを取り戻したようだ…。
ゼレーニン
「…ごめんなさい、ヒトナリ。びっくりさせてしまったようね。どうもわたしは…この空間を支配するマーヤーによる精神への攻撃を受けていたようです。私の家族や…友が…悪魔に姿を変えて襲い掛かってきました。かつてのわたしをなじり、汚す言葉を吐きながら…。……。そんな幻覚に心を乱してしまいました。危ないところでした。ヒトナリも、お気をつけください。そういえば、任務の方はどうです?上手くいきそうですか?」
>ヒトナリはこれまでの経緯を話した。
ゼレーニン
「悪魔め、なんという態度でしょう。救いを受けておきながらさらに取引などとは…。ヒトナリ、騙されないで。悪魔との共存なんて向こうの都合。悪魔がシュバルツバースから出てしまえば、多くの人間たちがその餌食になってしまいます。弱い者は駆逐され、切り捨てられる世界…。それが悪魔の考える人間との共存。そのような悲しい未来…神の求める世界ではありません!………。ですが、ご心配には及びません。わたしの歌は、悪魔にも影響を及ぼすとマンセマットが申しておりました。歌の出力をあげれば簡単です。悪魔は無害な生物と化すでしょう。例の悪魔も弱めれば、封印された道も開けずはず。
どうですか、この提案は?」
>ゼレーニンの体から何かの気配が逃げていった…。
>ゼレーニンは落ち着きを取り戻したようだ…。
ゼレーニン
「…ごめんなさい、ヒトナリ。びっくりさせてしまったようね。どうもわたしは…この空間を支配するマーヤーによる精神への攻撃を受けていたようです。私の家族や…友が…悪魔に姿を変えて襲い掛かってきました。かつてのわたしをなじり、汚す言葉を吐きながら…。……。そんな幻覚に心を乱してしまいました。危ないところでした。ヒトナリも、お気をつけください。そういえば、任務の方はどうです?上手くいきそうですか?」
>ヒトナリはこれまでの経緯を話した。
ゼレーニン
「悪魔め、なんという態度でしょう。救いを受けておきながらさらに取引などとは…。ヒトナリ、騙されないで。悪魔との共存なんて向こうの都合。悪魔がシュバルツバースから出てしまえば、多くの人間たちがその餌食になってしまいます。弱い者は駆逐され、切り捨てられる世界…。それが悪魔の考える人間との共存。そのような悲しい未来…神の求める世界ではありません!………。ですが、ご心配には及びません。わたしの歌は、悪魔にも影響を及ぼすとマンセマットが申しておりました。歌の出力をあげれば簡単です。悪魔は無害な生物と化すでしょう。例の悪魔も弱めれば、封印された道も開けずはず。
どうですか、この提案は?」
+ | ありがとう、ぜひ歌ってくれ |
+ | 悪いが、必要ない |
+ | 少し、考えさせてくれ |
「わたしの歌が必要なら、喜んであなたのために歌いましょう。少しの間、わたしはここで待ちます。必要あらばまた、声をおかけください。」
【レッドスプライト号】
(作戦司令室)
アーサー
「…タダノ隊員の報告から現在の状況を整理しましょう。セクター・グルースのエキゾチック物質を入手するためには選択と決断が必要なようです。悪魔軍の取引に応じるか、天使の歌唱の力を借りるか。デリケートな判断です。クルーを集めて検討を行う必要があります。それと、タダノ隊員。ヒメネス、ゼレーニン両隊員の動きが、読めなくなってきています。タダノ隊員には今のところ協力的ではありますが…。両隊員が任務から離脱する可能性すら低くないと予想しています。その点にも留意して、彼らの様子も見ておいてください。では、クルーを召集し今後の方針を検討しましょう。」
資材班クルー
「正気かよ。同じ人間を手にかけろだなんてよ。悪魔にゃ多少慣れたと思ってたけど、やっぱり悪魔なんだな。悪魔の誘惑…って臭いがプンプンするぜ。」
ムッチーノ
「でもさ、ゼレーニンには悪いけど、天使も少しばかり胡散臭いんだよな。親切なフリをして、いつか利用してやろうと狙ってるみたいな。無償の善意なんてあるもんじゃないぜ。」
機動班クルー
「僕は、ジャック部隊を始末しておくことには賛成だね。あの歌が洗脳効果なら、いつ切れるともわからんし。今だって、奴らは天使たちの手の内にあるわけで、僕たちの監視かとは少し違ってる。この先、どうなるかわかんないよ。二度も裏切ったやつらだし危険を捨て置く余裕はないよね。今の僕たちにはさ。」
動力班クルー
「私たちは、悪魔と戦うことを前提に任務を遂行してきたのだろう?ならば、歌を利用するでも、悪魔を倒して強行突破するでもいい。悪魔の口車に乗るなんて、私は御免だ。」
アーサー
「クルー間で完全な意見統一を図ることは難しいようですね。ですが、調査隊としての総意は取らなくてはなりません。タダノ隊員。状況を最もよく知る、あなたの意見をお聞かせください。あなたたちには、セクター・グルースの悪魔たちと手を組むという方法があります。ただしこれには、ジャック部隊を対価として差し出すことが条件となりますが。
グルースの悪魔たちと取引すべきだと考えますか?」
(作戦司令室)
アーサー
「…タダノ隊員の報告から現在の状況を整理しましょう。セクター・グルースのエキゾチック物質を入手するためには選択と決断が必要なようです。悪魔軍の取引に応じるか、天使の歌唱の力を借りるか。デリケートな判断です。クルーを集めて検討を行う必要があります。それと、タダノ隊員。ヒメネス、ゼレーニン両隊員の動きが、読めなくなってきています。タダノ隊員には今のところ協力的ではありますが…。両隊員が任務から離脱する可能性すら低くないと予想しています。その点にも留意して、彼らの様子も見ておいてください。では、クルーを召集し今後の方針を検討しましょう。」
資材班クルー
「正気かよ。同じ人間を手にかけろだなんてよ。悪魔にゃ多少慣れたと思ってたけど、やっぱり悪魔なんだな。悪魔の誘惑…って臭いがプンプンするぜ。」
ムッチーノ
「でもさ、ゼレーニンには悪いけど、天使も少しばかり胡散臭いんだよな。親切なフリをして、いつか利用してやろうと狙ってるみたいな。無償の善意なんてあるもんじゃないぜ。」
機動班クルー
「僕は、ジャック部隊を始末しておくことには賛成だね。あの歌が洗脳効果なら、いつ切れるともわからんし。今だって、奴らは天使たちの手の内にあるわけで、僕たちの監視かとは少し違ってる。この先、どうなるかわかんないよ。二度も裏切ったやつらだし危険を捨て置く余裕はないよね。今の僕たちにはさ。」
動力班クルー
「私たちは、悪魔と戦うことを前提に任務を遂行してきたのだろう?ならば、歌を利用するでも、悪魔を倒して強行突破するでもいい。悪魔の口車に乗るなんて、私は御免だ。」
アーサー
「クルー間で完全な意見統一を図ることは難しいようですね。ですが、調査隊としての総意は取らなくてはなりません。タダノ隊員。状況を最もよく知る、あなたの意見をお聞かせください。あなたたちには、セクター・グルースの悪魔たちと手を組むという方法があります。ただしこれには、ジャック部隊を対価として差し出すことが条件となりますが。
グルースの悪魔たちと取引すべきだと考えますか?」
+ | 彼らと取引するのがいい |
+ | それはやめるべきだ |
「問題をめぐる状況は刻々と変化しています。その点も考慮し、ミッションの実行に当たる機動班には、臨機応変な対応を許容します。問題解決のため、先ほどのクルーの会議で得た方法と異なる行動を取らざるを得ないとしてもその判断を認めるということです。難しい条件判断などがあるかもしれませんが、必ず問題解決するようしてください。機動班は、タダノ隊員を中心に任務を遂行してください。では、あなたたちの良い報告を期待します。」